スケートと恋の物語 作:パワプロ大好き男
スピードスケートにも慣れ、色んな大会で優勝することが出来ました。
そして、中学3年生になったある日、私の元に1つの手紙が来た。
『拝啓、高木真帆様、この度バンクーバー五輪が開催されることに伴いまして貴方を日本代表として招集致しますことをここにご報告させていただきます………』
私は思わず、お姉ちゃんの元へ行った。
真帆「お姉ちゃん、見てみて。」
麻那「何?どうしたの?」
真帆「私、バンクーバー五輪の日本代表に選ばれたの。」
麻那「本当に!?良かったじゃん、おめでとう!!」
真帆「やったー、嬉しい~!!」
麻那「色んな大会で優勝してスカウトもたくさん来てたからね、羨ましいな。」
真帆「そういえば、お姉ちゃんもスカウトたくさん来てたけど…。」
麻那「私、選ばれなかったんだ…。」
真帆「そうなの、なんかごめん…。」
麻那「ううん、気にしないで、真帆はとにかく五輪に向けて練習あるのみよ。」
真帆「うん、私、お姉ちゃんの為にも頑張るわ。」
麻那「頑張って、私、応援するからね。」
こうして私はバンクーバー五輪に出場することになった。
お姉ちゃんの為にも。
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スピードスケートにも慣れ、色んな大会で優勝しまくり、少しずつではあるが、輝きを放ちつつあるのであった。
中学を卒業し、スピードスケートと勉強を両立することが出来る強豪校に推薦で合格し、高校生活をスタートしようとしたその時だった。
貴司「あんだこれ?」
アンパンくわえながら1つの手紙を見た。
『拝啓、土屋貴司様、………』
そこにはバンクーバー五輪の招待状が書かれていた。
そこへ風呂から上がった兄貴がやって来た。
浩紀「貴司、やったじゃん、色んな大会で優勝し、スカウトにも評価されたじゃん。」
貴司「うん、でも、やっと高校生活が始まるというのに五輪に出るのは親父とお袋に迷惑かかるんじゃないかと思うんだ……」
浩紀「何言ってるんだよ、4年に1度しかないんだよ、俺達のことは気にするな、お金のことは俺達で何とかするから行ってこい!!」
貴司「でも、俺んちの家計は裕福じゃないことくらい兄貴も分かるだろう、兄貴と俺だけでもかなりお金かかってるし、私立高校は学費がクソ高いんだよ。」
浩紀「そりゃ、そうかもしれないけど……」
貴司「それに、まだ俺は日本代表に相応しい選手って訳じゃないし、勉強だって成績落としたくないんだ、実際、成績悪すぎて卒業も危なかったし、だからこれ以上、迷惑かけたくないんだ。」
浩紀「けど、これを逃したら4年後に先伸ばしになるんだぞ、それでもいいのか?」
貴司「だって……」
そこへ親父がやって来た。
親父「貴司、俺達のことは気にするな。」
貴司「親父、でも……」
親父「お前のためなら、いくらでも工面してやる、スピードスケートを通じて自分の実力を試してこい!!」
浩紀「そうだよ、日本代表に選ばれるなんて名誉あることなんだ、貴司はそれに相応しい選手なんだよ、だから行ってこい、俺も応援するから。」
貴司「親父、兄貴……」
こうして俺は日本代表としてバンクーバーに旅立つことを決意したのであった。