スケートと恋の物語   作:パワプロ大好き男

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上手くいかない

ソチ五輪に出場した土屋貴司、土屋浩紀、高木麻那の3人は会場入りした。

 

貴司「絶対にバンクーバーの借りを返してやる。」

 

バンクーバー五輪ではメダルを取れなかった悔しさを胸にソチ五輪に挑むのであった。

 

浩紀「俺は初の五輪だからな、緊張するが精一杯頑張るぞ。」

 

貴司「けどアニキ、五輪直前に怪我してるんだからさ、無理すんなよ。」

 

浩紀「分かってるよ、俺は自分の持ってる実力を出しきるだけだから心配すんな。」

 

ソチ五輪直前に怪我をした兄・浩紀も気合いを入れ、ソチ五輪に挑むのであった。

 

麻那「真帆、応援してね、私頑張るから。」

 

ソチ五輪に出られなかった妹・高木真帆の分まで背負い、ソチ五輪に挑むのであった。

しかし、その思いもむなしく、3人ともメダルを逃し、ソチ五輪は呆気なく終わってしまった。

――――――――――――――――――――――

ソチ五輪が終わり、それぞれが帰路に着き、英気を養っていった。

そして、所属チームに戻ったあるとき、土屋貴司の前に兄・浩紀がいた。

 

浩紀「貴司、俺、引退するから。」

 

前々から聞いてはいたが、いざ目の前で引退する兄の姿を見ただけで貴司の目頭は真っ赤に染まっていた。

 

貴司「アニキ………」

 

浩紀「貴司、泣くなよ、俺まで泣いちまうだろ、俺はな、今までたくさんの人に支えられてここまでこれたんだ、悔いなんてないさ、あとは貴司がしっかりやればスピードスケート界は強くなれるさ、頑張れよ。」

 

こうして土屋浩紀は22歳という若さで引退したのであった。

――――――――――――――――――――――

ソチ五輪が終わり、それぞれの選手達は4年後の平昌五輪にむけて練習に励んでいたのであった。

そんな中、練習終了後に外でタバコを吸っていた男がいた。

 

貴司「アァ~ア、何やっても上手くいかねぇな、ストレスたまるぜ。」

 

そこへ高木真帆が来た。

 

真帆「土屋…くん…」

 

貴司「おう、真帆、練習終わったんだ。」

 

真帆「うん…土屋くんって…タバコ…吸ってたんだ。」

 

貴司「あぁ、つい最近な、俺20歳になったしな。」

 

真帆「そうなんだ…私…タバコ駄目なんだ…ゴメンね…」

 

貴司「マジか…ゴメン」

 

これを気に土屋貴司は禁煙を始め、タバコを吸わなくなったのであった。

同時にタバコの臭いを消すために口腔ケアを念入りに行ったのであった。

 

真帆「あれ、タバコは?」

 

貴司「あぁ、やめた、真帆のショックな反応見たらタバコ吸うの馬鹿馬鹿しくなった。」

 

真帆「そうなんだ。」

 

高木真帆に再び笑顔が戻ったのであった。

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