お陰様で私、窓に色々なものが見えるようになりました()
しかし、ここでお願いしたいことがあります。
感想欄における展開予想などは自由に書き込んでいただいて大丈夫です。クトゥルフはそういうのが醍醐味なテーマですからね。
ただ、ネタバレした時この程度か……って石を投げるのだけはご勘弁をっ!
因みに前回一部のサーヴァントがおかしくなったのは一時的に発狂したからとお考え下さい。
状態は以下の感じです。
クー・フーリン――――殺人癖・自殺癖。今回は後者。
ジークフリート――――幻覚・妄想。
アステリオス――――かなぎり声。
マシュ・キリエライト――――釘付けになるほどの恐怖。
えっ、これ無理じゃね?
戦ってみて一番最初に思った感想はこれである。多分、こういう存在って基本的に出てくる前に防ぐ系だと思う。いざ降臨したらもうどうしようもないパターンなんじゃないか。
今の所、強力な攻撃というものは来ない。でかい腕での振り下ろし攻撃が時々飛んでくるが、その攻撃はアルテミスの矢とドレイク(聖杯付)の銃弾が相殺する。しかし、その分攻撃はおろそかになってしまい、俺の魔術とエウリュアレの矢では効果が薄かった。
恐らくこの魚人、何かしらの理由で本来の力を出すことができないのだと思われる。逃げる際に見せた恐怖感よりは存在が薄れていることもあるからだ。……もしかしたら、こいつは倒されるのを前提とした紛い物なのかもしれない。それでも致死率は高いが。
「大砲、撃て!!」
フランシス・ドレイクの号令と共に砲弾が一斉に強大な魚人へと殺到する。爆風と爆音をまき散らしながら直撃する。だが、身じろぎをする程度でダメージが入っているようには見えなかった。砲弾でも無理、火力のあるサーヴァントは相殺に割り当ててるし、もっと言ってしまえばそれも何時まで続くかわからない。
「このままじゃ、ジリ貧じゃないか!?」
「おい、おっかない兄ちゃん!こっちはそろそろ厳しいぞ!」
「……………」
考えろ、考えろ、考えろ。
俺のクトゥルフフィルターを貫通するということは、言っては何だけれど、この場にいる誰よりも神格が上かもしくは、こちらの
気を取り直して(冷や汗)
神格が上ということに関して言えば、アルテミスも相当なものだと思う。現在はオリオンという器で現界してきた為、熊が肉に入っていて尚且つ輝くといういかにも愉快な風貌だが、実力は本物だ。お互いに全力でない状況が逆に均衡を齎していると見える。ただ、持続力の面はどうしようもないようだ。
対処法としては、こういった場合向こうの
これらを踏まえて、向こうの
「―――――! 不気味なの、逃げなさい!」
エウリュアレの悲鳴にも似た声が上がる。直に魚人へと視線を向けなおすと、そこには巨大な腕が俺に向かって振り下ろされていた。アルテミスとオリオンの方を見てみると、片腕をとどめているので精一杯のようだ。
「緊急回避……!」
本来であればサーヴァント用の魔術を自分に発動させ、少々無茶な動きで剛腕による被害を抑える。だが、甲板は抉れ、衝撃とその破片は回避できなかったらしい。そのまま後方に吹き飛ばされ、船の帆を支える柱に叩きつけられた。
「―――ッ!」
むせ返る様な吐き気を覚えるが、何とか一線持ちこたえる。幸い、背骨は折れていないようだけど、全身がとても痛い。意識が朦朧とする。けれど此処で倒れては恐らくあいつを倒せなくなると思う。
動きたくないと駄々をこねる身体に喝を入れて立ち上がろうとする、すると突然痛みが軽くなった感覚を覚えた。
「……大丈夫?」
「立香?」
「お待たせ。こっちは何とかなったから今から手伝うよ」
それだけ言って、彼は俺の方に触手(手だと思う)を回して立ち上がらせる。視線をずらせば、正気に戻ったらしいキリエライトさんとジークフリートがアルテミス同様、攻撃の相殺と、反撃に転じていた。
「待たせてしまってすみません!」
「………申し訳なかった。信用できないかもしれないが、今は任せてもらおう」
守りながらもそんなことを言う二人。
その後ろ姿はとても頼もしかった。……肉塊だけど。
「で、専門家って真琴は言ってたけど……策はないんだよね?」
「一応、有効そうな手段は思いついているけど、それを実行できるだけのものがない。俺の持ち物だって二回目の召喚で呼び出した麻婆豆腐の礼装があるくらいだし」
そう言いながら、自身の服をガサゴソと漁ってみる。一応無駄だと思っていても、やってしまう人の性である。
「……ん?」
今礼装が二つあったような感覚が……。
一先ず、引っかかった物を懐から取り出してみる。出てきたのはどうして召喚されたのかまるで理解できない麻婆豆腐ともう一つ。
「何であるんだ」
「え? 何が?」
「立香ストップ。これもあの化け物と同タイプのヤバイ奴だから」
「え? ……あっ。うん。……ジークフリート、瞬間強化!」
察しのいい系逸般人である彼は危機回避能力も高いと見える。流石二つの特異点を乗り越えて来た男。
「……ネクロノミコン」
一番最初の召喚の時に呼び出して以来、倉庫にぶち込まれていたはずの産物が何故か俺の懐に入っていた。更に、持っているだけでも内容が直接頭に刻まれていくという不可思議現象まで発動している(コロコロ、セーフ)
次々と刻まれていく異界―――いや、異次元の知識と言った方がいいだろう。だけど、それは
それを解き明かすためにもこの場を切り抜けなければならない。
意を決してネクロノミコンを開く。内容は今も尚思い出し続けている。それにしては目の前の存在に関する知識がまるでないのが気がかりだけど、置いておく。
――――まずは、この状況に決着を付けよう。
反 撃 開 始!
これは盛り上がって来たのではないでしょォオォォォかァ!!
きっとこれにて大団円!! いやー目出度いですね、嬉しいですね。
自分が何者かという爆弾を発見してしまいましたがね!
自称爆発物のプロであるワタクシとしては是非とも、是非とも! 爆発させたいですけどね。
残念無念! 今のワタクシにはどうすることもできません……。
自由に生きているようで、実は不自由なんですよ。ワタクシは。