①ジョジョの奇妙な冒険第六部
六部ボスプッチ神父のスタンド<C-MOON>
能力:本体である神父を中心に3kmにわたり重力が逆転する能力。神父の周囲は本体が上になるように重力の向きが変化するようになる。神父から距離が離れるにつれて地面に対して水平に重力の向きが変わり、3km先で重力変化は無くなり正常通り地面に向けて重力が加わる。
また、このスタンドに直接触れられた物は表裏が反転してしまう。
物体が裏返しになるため破壊力はすさまじいが、これは能力である重力逆転を利用したものである。
このスタンド自体に力は全くない。
※ピクシブ推奨
黄薔薇:クレオ・ヘル・トリスメギストス
鋼の錬金術師の能力。
今のところ出て来た能力:スカーのあらゆるものを破壊させる「破壊の右腕」。合成獣(キメラ)。左手に填められた赤石の指輪。
だけかな?
ラグナ&アストコンビと薔薇直属魔術師戦闘部隊一隊の攻防は屋敷内を崩壊させ瓦礫の山を作り上げていた。ジャガー型の自動人形による連携は完璧で、互いをカバーし合う息の合った迷いの無い戦術で攻めきれずにいた。
屋敷は石材と金属で木材が少ないとはいえ平然とジャガー型自動人形で熱線を放てくる直属部隊の攻撃により障害物である家具やオブジェや壁が焼き払れている。
外壁と違い壁が再構築がされない。それともただ単にここ等だけ再構築する魔術—————錬金術を切っているのか。
熱線がまた放たれるがどれも命中はしない。命中しないよう動き回っているがここまで外すものか?何かがおかしい……まるで俺を誘導……いや、行動の制限を——————ッ!!
右わき腹、左足首、首を挟む形で熱線を放ってきた。先程までと違い機動力、急所を的確に狙った熱線。C-MOONでは熱線は防げない。およそ600~1000度の熱線、当たれば火傷程度ではすまない。だが、コレは無理をしてでも避ける!
タイミングをずらして眉間を狙った本命の熱線が放たれる。無理をして避けたせいか体勢が崩れ無傷で避けるのは難しい絶妙なタイミング。しかし、その為に刀(これ)がある。
踏み込みが足りない抜刀。しかし、念動をより刃に集中させる事により足りない威力を補い熱線を防ぐ事に成功する。
「アスト!」
俺の考えを読んでいたアストは俺が刀で防ぐ前に行動を起こしていた。流石の相手も自動人形の高密度熱線を念動と刀だけで防がれるとは思ってもみず動きがほんの一瞬硬直した瞬間、死角から接近したアストがセトの攻性即呪法<恩賜の腐毒簡易版>を発動。最も近くにいた直属部隊に命中するも他四人は瘴気の範囲外に離脱。その際にアストを囲むように三人がジャガーの口をアストに向ける。もう一人は此方に対応しようとするが。
「C-MOON!」
高密度熱線を打たせる前に刀で斬撃を飛ばし左腕を切り落し、C-MOONの拳がジャガーの頭部、胴体に炸裂する。
『くっ!!?』
斬られた腕を押さえながら後退する。俺が弱った敵を逃すわけがない。そのまま胸を心臓ごと貫いた。
『がっ……、ぬあああああああああぁぁああああああ!』
「心臓を貫かれながら強制支配とは、流石薔薇を守護する精鋭部隊。称賛するよ」
逃がさぬよう柄ごと腕を掴まれ、何の装飾も施されていない白い仮面ごしに血走った眼球が俺を睨みつける。
「だがな、C-MOONの一撃は掠っただけで致命傷だ。<
強制支配で喉に噛み付こうとするジャガー型自動人形。C-MOONに殴られた頭部の表裏が反転し、胴体からはイブの心臓が摘出される。いくら自動人形といえど頭を破壊さイブの心臓も失えば機能できない。如何やらやっと死んだらしい、胸から刀を引き抜き血を拭き鞘に収める。
「……すまないアスト。四人も任せてしまった」
「大丈夫、簡易でも密室なら四人程度対処できる」
「そう言ってくれれば助かる」
「二人仕留めそこなったけど、瘴気を浴びたあの体ではもう戦闘続行は不可能。なら———」
「黄薔薇クレオが来る……」
☦ ☦ ☦ ☦ ☦
「薔薇を守護する精鋭部隊がこうも簡単に戦闘不能になるとは……同じ薔薇同士そうでなくては」
正攻法で薔薇に勝てるのは薔薇直属魔術師戦闘部隊隊長<シュプリッター>と副隊長<ネッビア>ぐらいか。この二人の戦うところは視た所は無いが醸し出す雰囲気が只者ではない事が分かるし、何より三人の魔女が実力を認めている。
自動人形は流通しているとはいえ、禁忌人形などの高級品を所有できるのは限られた者のみ。薔薇直属魔術師戦闘部隊一隊でも禁忌人形を所持しているのは隊長と副隊長だけ。後は戦闘用に強化されたジャガー型自動人形のみ。
自動人形とはいえ結社の魔術部隊や灰十字の玩具(ガラクタ)とはレベルが違う。其れをこうも簡単に……。
そうよ……正攻法で勝てないなら勝てるようにすればいい!
「帰ってきたわね」
『も……申し訳ありません……クレオ様』
「謝罪は後で幾らでも聞いてやる。報告しろ」
『はッ!』
『01は蒼薔薇様に心臓を貫かれ死亡。02、05は金薔薇様の瘴気により内蔵の主要器官が腐蝕し死亡。03は肺がやられ存命残り五分。わたくし04は左半身をやられ存命残り一分です』
「もうすぐ死ぬというのに冷静だな04」
『薔薇を守護すると忠誠を誓った日からわたくしの全ては薔薇の物……クレオ様……お願いがあります』
「なに?」
『我々03、04を
「成功率20%命の保障も成功しても理性があるかもわからない。それでもやる?」
『只このまま死ぬなら薔薇の為に……クレオ様に体を捧げます』
「03、あんたも?」
『(コクッ)』
「そう……いいだろう。やってやろうやってやろうやってやろう!あんた等を最高級のキメラにしてやろう!」
そうと決まれば即実行。どんな生物がいいか?あ、その前にDNA調べて相性確認しないと只でさえ低い成功確率が一割以下になってしまう。けど三十分したらこの部屋に辿り着くな……殺せないけど時間稼ぎだけなら自動操作で十分か。一週間あれば四割増しだが——————
「二時間だ。二時間であんた等を人知を超えた存在にしてやる」
黒薔薇様の御蔭で完成にはまだ至らないが錬成に成功したこの指輪の<石>。まだ実験段階だが此れを使えば二時間で済む。
喜べよあんた等……成功したらキメラ製造の目途が。失敗しても<石>の実験が出来る。どっちに転ぼうがあんた等は薔薇の師団に貢献できるんだ。
☦ ☦ ☦ ☦ ☦
土塊の人形——————ゴーレムがひしめく様は統一がとれていない民衆が武装した軍隊に木屑で反抗する愚行を思わせる——————要するに
斬っても斬っても出てくる出てくるゴーレムの大群。一体一体のろまで力も大した事はないが数が多い。俺より広範囲に効果があるアストに任せた方が簡単に殲滅できるが、アストは先の戦闘で瘴気を消費し過ぎたため材料(死体)を使い瘴気を作っている最中だ。
此処は俺がやるしかないのだが、C-MOONはこの手の敵が苦手だ。<重力逆転>は物体があるモノのは一撃必殺だが何分未完成。能力発動にタイムラグがあってはゴーレムに囲まれてC-MOONが袋叩きされるのがオチだ。
早めに改善しないとな、うん。
「三人分瘴気に作り変える作業終了したわ」
「早かったな。こう少しかかると思ったんだが」
「抵抗するならまだしも動かない死体を瘴気にするのは余所見をしながらでも出来るわ。どうする?此処は一気に私の———」
「まだだ。此のゴーレム共は時間を稼いでいるに過ぎない。攻撃パターンに統一性が無い事からそれは窺える。おそらく自動操作、ゴーレムとこの屋敷に装飾された大量の金が襲いかかってきたのはタイミングを考えるに俺等にかまける事が出来ないナニカをしている」
より強力に抜刀された一振りで五十体のゴーレムを薙ぎ倒す。
「急ぐぞ、唯でさえ不利なこの状況が時間を掛ければ絶望的になりかねん」
足を踏み出した瞬間、それに反応するかのように金が針となり体を串刺しにしようとする。
斬る。
ただそれだけで金は勢いを無くし地に落ちる。襲いかかって来ない事から切り離された金は制御を失い唯の金に戻るようだ。
「厄介なのはやはり金か……」
張り巡らされた金は音に反応して発動している。目に見える金は対処しやすいが壁や床の石を隔てての金は慎重にせざるをえない。
「今黄薔薇は何処に居るか分かるか?おおよそでいい」
「……多分あの部屋。あの部屋に居る……はず」
「最初にアストと黄薔薇がいた部屋か。あの部屋は何をする部屋なんだ?」
「私自身錬金術の知識に長けている訳でわないけど、あの部屋には錬成陣。金などの鉱物。実験器具。そして……生物が
「せいぶつ?生物だと?あの部屋には生物なんて……」
——————いた。あの部屋には確かに生物がいた痕跡があった。長方形のテーブルには爪痕とらしき引っ掻き痕。僅かに付着した血痕。
居たのだ。あの部屋に生物が、人か動物かは解らないが確かに居たのだ。
「この時間稼ぎにはその生物が関係している?」
「!! 流石ね、もうそこまで導いちゃうなんて」
「だが何故……いや、関係ないな」
「ええ、関係ない」
「「黄薔薇(クレオ)が時間稼ぎまでして何をしてこようが全て撃退するだけだ(まで)」
お互い数秒間見つめあうと同時に吹き出してしまった。笑う。ただそれだけで此れまで警戒で擦り減った精神の疲れが吹き飛んでしまった。
戦場で笑うのは初めてではないがこんな気分は初めてだ。
「行くかアスト」
「ええ、ええっと……」
「ラグナだ」
「え?」
「俺の名はラグナ・ブラットレイだ。ラグナと呼んでくれ」
「うん!行こうかラグナ!」
俺達は金のトラップが発動しない様にゆっくり、ゆったりと歩を進めていく。ゴーレムを最低限の魔力と瘴気で打ち払いつつ来るべき本番に向けて力を温存する。
時間稼ぎ?来るなら来い。何がこようとも俺とアストが其れを打ち砕いてやる。
C-MOONの<重力逆転>は問題なく使えるが、この屋敷内では何故か俺を核に半径三キロ上に重力の向きが変化する
何処から覗き見してたか知らないが公園での一度っきりの戦闘でC-MOONの<重力逆転>の副作用を解析され使えなくされたらしい。
一対多の戦闘において此れほど形成が逆転できる能力は早々ないが、集団戦においては邪魔でしかない。そういう意味ではこの屋敷内だけでも重力変異が起こらないのは正直助かっている。アストにも影響があるからな。
だが、それでもC-MOONの拳に当たれば一撃必殺。
俺には刀が。
アストには恩賜の腐毒簡易版がある。
勝てる。
確信を持って断言できる。
負けるはずがないと。
正確な時間は解らないが、ゴーレムを倒しながらたっぷりと二時間以上かけてあの部屋まで辿り着く。
其処には——————黄薔薇クレオ・ヘル・トリスメギストスが待ち構えていた。
「御大層に俺達が着くのを待っていたのか?」
「あんたを待つほど暇じゃないの。あんた等が時間をくれた御蔭で予定より上質がイイのが出来上がったんだ」
「なにを作ったのですか?」
「なにって……」
フードを被った四つん這いの生物が二体が壁を破壊し黄薔薇を護る様に現れる。
「キメラだよ」
オルタクロニクルズ04感動した!19日くらいで投稿しようと思いきやマブラヴあまりの面白さに遅れてしまいました。
ラスト・ダイバーズに涙。
人類に涙。
たけるちゃん強すぎw