文章力が色々足りてない拙文を沢山の人に読んで頂けて感謝です。
では、駄文ですがお付き合いください。
「響き合うみんなの歌声がくれた、シンフォギアでぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
結論から言うと今しがた、戦いが終わった。
フィーネさんがノイズを大量に放ったり、色々したんだが、エクスドライブという名の奇跡を纏う立花達のトンデモパワーで悉く打ちのめした。
最終決戦っぽいし、巨大化したり、ビーム出したりするかと思ったんだが、そんな事も無かった。
あの目のやり場に困る鎧も完全聖遺物らしいのだが、相手が悪かったとしか言い様が無い。
ああなった立花達に太刀打ちできるのは、たぶん横にいる人外くらいだろう。
ほんと、腹に穴空いてんのに対ノイズ用の分厚いシェルターの壁を素手で易々と破壊するとか何なの?この人…
本当に人にカテゴリしていいんだよね?
人って理解の範囲を超える事が起きると立ち尽くすしか出来ねぇんだな…
改めてそう思った。
***
立花がフィーネさんに肩を貸して戻ってくる。
「このスクリューボールが」
雪音が呆れた口調で呟く。
雪音さん?この場面でそんな発言するあなたも人の事言えないと思うよ?
俺に言われたく無い?ごもっとも!
「みんなに言われます。想い人にはアホの娘認定されてますし…」
ふと、立花が視線をこちらに向ける。
思わず、目を逸らしてしまう。
恥ずかしい事言うんじゃねぇよ…
「立花…自分の強さに胸を張れ」
風鳴先輩?この子すぐ調子乗っちゃうんであんまり甘やかさないでくださいね?
「もう終わりにしましょう?了子さん?」
「…私はフィーネだ…」
…口を出すとしたら、ここだな。
「確かにあんたはフィーネだ」
「ハチ君?」
「だが…櫻井了子の話が聞けてない。いるんだろ?あんたは何を想ってフィーネさんに協力してたんだ?」
最初は違和感でしか無かった。
だが、今は確証がある。
それに、ここで違いますって言われても、俺の黒歴史が少し更新されるだけだ。
…問題無い。無いったら無い。
「…いつから気付いていたの?」
フィーネさんの目の色が変わる。いや、櫻井さんか。
良かった…的外れな追及じゃ無かったみてぇだな…
「"協力"なんて単語をフィーネさんが使ってたあたりっすかね?」
「そう…彼女がそんな事を…ね」
やはり彼女の体には別人格が同居しているという事なのだろう。
「私は彼女の恋を応援するって決めたの…だって、恋する乙女が想いを伝える事も出来ないなんて、悲しすぎるじゃない?」
…いや、精神年齢数千歳って、乙女にカウントしていいのか?
「…何よ、その目は?女は何歳になっても、乙女なのよ?」
「…俺のこの目はデフォっすよ…」
…さすがはアラサー、鋭いな…
「でも…彼女の…いいえ、私の敗因は、自分の想いを優先して、他の乙女の恋心を敵に回してしまった事みたいね」
そう言って、立花に目を向ける櫻井さんは憑き物が落ちたかのように優しい顔をしていた。
「…だけどね?」
?何だ?
「
そう言って、天に向かって鞭を伸ばす。
同時に立花が櫻井さんに拳を向ける。
「私の勝ちだ!」
櫻井さんの目の色がまたフィーネさんに変わる。
「月の欠片を落とす!」
このアラサー(アラウンドサウザンドオーバー)…まだ諦めて無かったのかよ!?
「私の悲願を邪魔する禍根は、ここでまとめて叩いて砕く!」
「私は何度だって甦る!私は永遠の刹那に存在し続ける巫女、フィーネなのだぁぁぁぁっ!!!」
トンっと、軽い拳が彼女を貫く。
「うん、そうですよね」
「どこかの場所、いつかの時代、私の代わりに世界のみんなに伝えてください。世界を束ねるのに力なんて必要無いって事を!」
そうだ。つまるところ、彼女の誤算はただ一つでしかない。
「私には出来ないから…私の代わりに了子さんが伝えてください!」
立花響は、どんな時でも、どんな場所でも、誰が相手でも、まっすぐなのだ。
「…本当に、放っておけない子ね」
目が櫻井さんに戻る。
「胸の歌を信じなさい」
優しい微笑みを残して、彼女は塵になっていった…
***
月の欠片が墜ちてくる。
藤…藤…藤なんとかさんの話では、直撃は避けられないらしい。
こんな時でも、やはり胸に歌は響かない。
自分の無力が嘆かわしい。
こんな時こそ、価値の無いこの命の使い時だというのに…
「何とかする!」
立花が言う。
待てよ…お前…今度こそ…
「いや、それには及ばん!」
いきなり、人外が割り込む。
いや、いくらあんたでも、あの質量は無理だろ…
………無理だよね?
「所々破損しているが、まだ使えそうだな?了子君…2年来のネフシュタン、返して貰うぞ?」
そう言って、司令が例の鎧を纏う。
うん、見た目的に色々とギリギリだな…
「二度と使えなくなろうが構わん!世界の危機を子供ばかりに押し付けて、大人が何も出来ないなんて…カッコ悪くて仕方ないんだよ!!」
そう言って、鞭を最大限に伸ばして、月の欠片をぐるぐる巻きにして、豪快に投げ飛ばす。
月の欠片は地球の重力以上のパワーを受けて見事に外宇宙に向かって飛んで行った…
くどいと思うが、人って理解の範囲を超える事が起きると立ち尽くすしか出来ねぇんだな…
OTONAってすごい、改めてそう思った…
おそらく、その場に居た司令以外の全員が、俺と同じ気持ちだったと思う。
櫻井さん、フィーネさん、やっぱり、統一言語なんて無くたって人は分かり合えるじゃねぇか…
***
あれから3週間…
変わった事と言えば、ようやく、雪音の住居が手配された。
雪音と小日向は最後まで抗議していたが、ハイライトさんが仕事しない立花の前では無力だった。
小日向さん?ほんと、いい加減にしてね?
俺相手だと何やってもいい訳じゃないんだよ?
例の仏壇は、司令が軽々しく片手で担いで持って行った。
…やっぱあの人、同じ人類とは思えねぇわ。
金剛類とか、鬼の貌を背中に持つ一族とか言われた方が納得いくんだけど…
しかし、そうなると風鳴先輩も同じになるのか…
まぁ、これで、ようやく小町との二人暮らしに戻れるな。
雪音がいると、無防備過ぎて色々とまずいんだよ…
その…男子高校生の理性的にな…
わかるよね?
「あー…お兄ちゃん?」
小町が声を掛けてくる。
どうした?マイエンジェル?
「言いにくいんだけど…今日から住み込みのホームヘルパーさんを雇うように脅され…じゃ無かった、雇う事になったの…」
?確かに小町に掛かる家事の負担は馬鹿にならないし、両親からの仕送りと二課の給料で生活に余裕もあるから、人を雇うのは構わんのだが…何だ?
何か不穏な単語が聞こえたけど、気のせいだよね?
「ヘルパーさんの…櫻井さんです」
は?
「はぁい♪デキる女と噂の櫻井了子、34歳です♪よろしくね?」
あんた、死んだんじゃ無かったのかよ!?
確かに塵になって消えていったじゃねぇか!?
「何年生きてきたと思っている?死んだと欺く事など容易い事だ」
急に目の色が変わり、フィーネさんが出てくる。
ほんと、心臓に悪いからやめてくれ。
「奴らには、当然内緒にしてくれるな?」
そんな事を平気で言ってくるあたり、あまり懲りてないようである。
はぁ…特大級の厄介事じゃねぇか…
そんな事を思いはしたが、それでも、彼女が生きていた事自体を悪いなどとはどうしても思えなかったのである。
「あ、アレ見てたけど、弦十郎君とは絶対に敵対したく無くなったから、絶対の絶対に内緒にしてね?」
俺もだよ、チクショウ…
了
これにて無印完結です。
最後、早足な上にトンデモ展開でしたが、色々とシリアスの連続は作者の体が持ちませんでした…
そして、彼女が生存しているため、既にGのお話ほぼオリ展開化が確定しています…
初期のストーリープロットからこうなので、ここは仕方ないです