休んでいる間にUA2万、お気に入り300突破しましたので、感謝の番外編
本編とは関係ない話で短いです。
マリアさんフライング登場ですが、色々とひどいキャラ崩壊物です。
苦手な方はご注意ください。
※本編とは本当に関係ないのでご安心ください。
私、マリア・カデンツァヴナ・イヴは迷っている。
今、私は彼の家にいる。
今日は小町ちゃんに招かれ、彼の家にお邪魔している。
彼は、着替えてくると言って、席を外している。
そして、私の右手には彼の下着が握りしめられている。
くっ、うろたえるな!うろたえるな!!
ここから私が取れる手はさほど多くない。
そうだ、ここは冷静に、Coolに対応するだけだ。
①嗅ぐ
彼をこの身で直接感じられる。
一見、最善の手に思えるが、もしその光景を誰かに見られれば、変態の烙印を押され、人として終わる諸刃の剣だ。
魅力的ではあるが、保留。
②被る
嗅ぐ程の刺激は得られないが、帽子と間違えたという言い訳が効く。
…しかしこれは妥協案であるのは否めない。
③履く
己で上書きしてしまうため、使い捨てになってしまうが、その分、服で隠してしまえばバレる心配はほぼ無いと言っていい。
落ち着いて、情報を整理しよう。
…やはり、③が最善であるように思える。
セレナ、私に力を!!
――マリア姉さん
セレナ!?
――マリア姉さんのやりたい事は一体何?
セレナ!?でも、私は…
――マリア姉さん、生まれたままの感情を隠さないで
セレナ…そうだ!私はずっと己を偽っていた!
己を偽り続けてきた私だが…自分の気持ちに素直になれという事なの!!?
そうであるなら…私は…私は…嗅ぎたい!!
そうだ、たとえ人として終わろうと、終わりの名を持つ者を騙った私だ!
今さら何を臆する事があろうか!
振り返らない!全力疾走だ!!
ついてこれる奴だけついてこい!!
「いや、人の下着握りしめて何やってんだよ…」
「なっ!!?」
ただでさえ濁った目をしている彼だが、心なしか、二割増しくらい濁った目をしているように見える。
…しかし、いつの間に?
「ななななな何の事かしら!?」
うろたえるな!うろたえるな!!
昨日食べた吉○家の牛丼を思い出せ!
満たされないまま、人として終わるのだけは避けなければ!
「まずはその右手の物を離そうか?」
「みみみみ右手!?ちょっと何言ってるかわからないわ!見間違いじゃないかしら!?」
よし!これで押し通せる!
調がいる、切歌がいる、マムもセレナもついてる。
皆がいるなら、これくらいの奇跡…
安い物!!
「いや、何隠してんだよ…離せって!」
「この手!簡単には離さない!!」
「ちょ…力強えぇな!!?」
「何が起こっているの!?こんな事ってありえない!!」
「いや、それはこっちの台詞だっつぅの…」
***
「で?本当に何してたんだよ…?」
彼の前で正座させられている。
くっ、こんな屈辱的な体勢で濁った目で見下されてゾクゾクなどしていない。
断じて!していない!!
「その…下着がありましたので、洗濯をしようかと…」
いける!!これなら私の名誉は守られる!!
そうだ!万策尽きたとしても一万と一手目を探し出せ!!
「いや、洗濯機に入れてたよね?わざわざ取り出す意味がわからん」
駄目でした…
「ったく、雪音といい、あんたといい、何なの?」
雪音クリス…まさか同志だったとは…
しかし、何か反論しなければ私はこのまま変態扱いされてしまう!
なのに!その…濁った目を向けられると、反論する気が霧散してしまうのだ。
私は一体どうしてしまったのだ!?
私は、その程度の覚悟しかできてなかったというの!?
「変態」
「はう!」
彼の一言で、全身に電流が走る。
これは駄目だ、これはいけない。
私の中の理性が警戒警報を発している。
私は今、開けてはいけない扉を開けようとしている。
…なのに、止められない。
止めることが出来ない。
「ちょ!!?何喜んでんだよ!?マジもんの変態じゃねぇか!?」
「よ…喜んでなどいないわ…ハァ…ハァ…」
そうだ!らしくある事が強さであるというなら…
「い…いくら罵声を浴びせようと、む、無駄よ…ハァ…ハァ…」
「説得力が皆無なんだが…」
「私は、洗濯物を洗濯しようとした…この事実だけは信じて欲しい」
「えぇ……」
私は、弱いまま、この呪いに叛逆して見せる!!
入院のストレスでやった。後悔はしていない。
こんな話を感謝の番外編に選ぶ作者の頭はどうかしてますね…