作者がクリスちゃん欠乏症だからというのもありますが、元からです(笑)
では、駄文ですがお付き合いください。
え?何?こいつ今何言ったの?
泊まって行く?誰が?俺?
そんな訳ねぇだろ?
混乱する俺を余所に雪音はなおも続ける。
「そ、そのよ?は、八幡さえ良けりゃ
そうか…○鷹さんは、あの時こういう気持ちだったのか…
今ようやく理解出来たわ…
「え?何だっ…」
「聞こえてただろ?その…あたしの本当の旦那になってくれよ?」
ほんと何?こいつに何があったの?
「…知ってるだろ?ソロモンの杖を起動したのはあたしだ…ノイズを生み出すアレを…あたしが背負わなきゃならない十字架を研究の為とはいえ、他人に渡すんだ…不安なんだよ…」
そう言って、雪音が抱き付いてくる。
「…雪音、そんな理由で俺に寄りかかるのはやめろ。そんな物は欺瞞だ」
「八…幡…?」
「俺はそんな偽物は認めない。
そう言って雪音を引き剥がしその場を後にする。
チッ、何でこんなにイライラしてんだよ、俺らしくもねぇ…
***
帰宅後もちみっ子達が何かデスデス言ってた気がするが、何も頭に入らず、部屋に籠る事にした。
「お兄ちゃん?ちょっといい?」
しばらく部屋に籠っていると、小町に声を掛けられる。
「………なんだ?」
「クリスお義姉ちゃんと何かあったでしょ?」
…お前はほんと、よく出来た妹だな…
「ああ…」
「お兄ちゃんの目の腐り具合から見て…お義姉ちゃんの依存がひどくなってるってとこかな?」
「…何でわかったんだよ?」
「小町はお兄ちゃんの事なら何でもわかるのです」
「そりゃすげえな…参った、降参だ」
観念して小町に事情を話す。
「ほんとめんどくさいお兄ちゃんだなぁ…あんなキレイな女の子を振っちゃうんだもんなぁ」
「…別に振ったとかそういうんじゃねぇだろ?あいつの問題を指摘しただけだ」
そう、雪音クリスが解決しなくてはならない問題を指摘しただけだ。
「それ、女の子にとっては振られたのと一緒だよ?」
何だよそれ…わかるかよ…
「お兄ちゃん、このままでいいの?小町は嫌だな。クリスお義姉ちゃんともっともーっと仲良くしたいのになー、なんて?」
「…小町の為なら仕方ねぇな…」
ありがとな、小町。
ひとまず、雪音の家に行くしかねぇか…
***
雪音の家のインターホンを押すも反応が無い。
…仕方ねぇ、鍵使うか…
鍵を開け、雪音の家に入る。
雪音の家の中は真っ暗だった。
留守か?
「…誰だ?今日は誰にも会いたくねぇ」
雪音は電気も付けずベッドの上でうつ伏せになっていた。
「…雪音、俺だ」
「八…幡…?…っ何しに来たんだよ?ハッ、今さらこんな惨めな女が抱きたくなったか?」
雪音が自嘲気味に言う。
何かムカつくな、こいつ。
「んな訳ねぇだろ…話に来ただけだ」
「…あたしにはしてぇ話なんて無いね、出てってくれ!」
「…おう、そんじゃな」
そう言って部屋を後にする。
………そろそろか…
「待て待て待て!ほんと何しに来たんだよ!?」
雪音が慌てて追いかけてくる。
構ってちゃんめ、お見通しだっつうの。
「話に来たのに出てけって言うから出てったんじゃねぇか…」
「だからってほんとに出てく奴があるかよ!?あーもう!女心のわからねえ奴だな!」
んなもんわかるならぼっちやってねぇよ。
「で?何だよ?」
「お前の問題の話だ」
「…わかってんだよ、こんなのは逃げだって事は…でも…あたしのせいで関係の無い奴らが死んでんだ…立たせてもらってでも立ってないと潰れちまいそうなんだよ」
「…そこだよ」
「…え?」
「立てねぇのに他人に寄りかかった時点で既に潰れてんだよ。潰れてんのに他人を巻き込んで立とうとするから余計に質が悪い」
「っなら!どうすりゃいいんだよ!?」
「倒れちまえばいいんじゃねぇの?」
「…は?」
「倒れたら、後は立ち上がるだけだ。誰の助けも必要ねぇよ」
「っそんな事!」
「出来る」
俺はそういう奴を知っている。
ずっとそうしてきた奴を知っている。
そいつは何度倒れようと、どんな事があろうと、何度だってまっすぐ立ち上がってきた。
「何でそんな事が…」
「お前も知ってる筈だ」
そう、雪音クリスが知らない訳がない。
あのまっすぐな少女の事を知らない訳がないのだ。
「借り物の想い、借り物の歌で立ってるふりをするのはおしまい。君の想い、君の歌で立ち上がって見せてよ、だそうだ。俺も言われた側だがな」
「…そっか…敵わねぇなぁ…」
そう言う雪音はどこか清々しい顔をしていた。
もう大丈夫そうだな…
***
「その…悪かったな、八幡」
「別に…お前関連の厄介事は慣れてるから今さらだ」
ほんと嫌な慣れだな…
少しは自重してくれない?
「その…それでよ…八幡!!」
「あん?」
雪音に呼ばれ、振り向き様に唇に柔らかい物が当たる。
!!!!!!!!!!!!?
「へへっ、隙ありだ!これはあたしの誓いだ。今度は八幡の方からしてもらえるように努力するからよ、見ててくれよな?」
そう言って、雪音は顔を真っ赤にしながら、舌を出す。
俺はただその場でフリーズするしかなかった。
その後、どうやって帰ったかも覚えてないが、気付けば自分の部屋のベッドの上だった。
…ほんと、ぼっちに不意討ちばっかしてくる奴だな…
明日からどんな顔して会えばいいんだよ…
あ、明日はいねえのか…
…それでも同じクラスだし確実に会う機会はある訳でどうしていいかさっぱりわからん。
そんな事を考えながら悶絶してのたうち回っているとアラサーからカマクラが起きちゃうから静かにしろと言われた。
どこまで猫優先の生活送ってんだよ…
***
翌日、結局一睡も出来なかったが、今日はQUEENS of MUSIC当日、風鳴先輩から招待を受けているし、あいつらの計画の事もある。
家で寝てたいんだが、行かない訳にもいかねえよなぁ…
会場に着くと既に小日向とそのクラスメイト3人がスタンバっていた。
こいつらは…うるさそうなのが板場、お嬢様っぽいのが寺嶋、活発そうなのが安藤だったか?
「あ、八幡と小町ちゃん…て八幡どうしたの?目がいつも以上にひどいよ?」
「うわぁ…アニメのゾンビみたいな目だね…」
「そんな悪い目付きも、ナイスです!」
「ガヤハチ先輩目付き悪すぎ」
君ら言いたい放題だね?
板場は直接的な表現すぎない?一応生きてるよ?
で、寺嶋は褒めてるの?貶してるの?
後、安藤…ガヤハチ先輩って何?
今までヒキガエルだの比企谷菌だの色んな呼ばれ方してきたけど、そんな呼ばれ方したの初めてだよ?
…ろくな呼ばれ方してねぇな、俺…
「クリスお義姉ちゃんの家に行ってからなーんか怪しいんですけど話してくれないんですよ」
小町ちゃん?何でこんな厄介な奴に話しちゃうの?
「八幡それって…そういう事なんだね?今日はお赤飯だね?」
小日向…てめえ…
絶対許さないからな?
絶対の絶対の絶対だからな?
「?うーん…何だ違うのね、残念」
「え?未来さん今のでわかったんですか?」
「だいたいね?イベントはあったみたいだけど既成事実の方じゃない感じかな?」
お前怖えよ…今のやり取りだけで何でそこまで言い当てんだよ…
そんな話をしていると、会場が暗転しステージに風鳴先輩とマリアさんが現れ、会場は一気に熱に覆われる。
一言で言うと圧巻だった。
風鳴先輩は当然だが、マリアさんのパフォーマンスにも目を奪われるばかりだった。
あの涙目の人と同一人物とは思えねぇよ…
そして、歌が終わり、挨拶の時間。
「ありがとう!みんな!」
「私は、いつもみんなから沢山の勇気を分けてもらっている!だから、今日は私の歌を聞いてくれる人達に、少しでも勇気を分けてあげれたらと思っている!」
会場の歓声と共に風鳴先輩の挨拶が終わり、マリアさんの番。
「私の歌を全部世界中にくれてあげる!振り返らない!全力疾走だ!ついてこれる奴だけついてこい!」
この挑発的なパフォーマンスも彼女の売りとの事で許可したが、言動が危なっかしいんだよなぁ…
そんな事を考えてる間にステージの上で風鳴先輩とマリアさんが握手を交わす。
頼むからここで暴走しないでくれよ…
しかし、そんな俺の祈りも虚しく、会場中に突如、異形の群れ、ノイズが現れるのであった…
ようやく、原作1話に追い付きそうです。
Gになってからいまだビッキーが一行しか登場してないとかこのお話大丈夫ですかね?
作者も早く登場させたいとは思ってるんですけどね?
さて、八幡の計画を無視して暴走したのは一体どこの杉田君なんでしょうね?
これからもどんどんカオスになると思います。
作者にきっちり書ききれるだけの文章力があればいいのですが…
P.S
このお話を書く為にG1話を数回視聴した為、フォニックゲインがヤバいです(笑)
作者個人としては、楽曲はGが一番好きだったりします。
きりしらのユニゾン最高です