ぼっちが人前で歌などハードルが高すぎる   作:祥和

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第九話Gです。

自分の文章力の拙さが呪わしいです…

では、駄文ですがお付き合いください。


第九話G

「まずはそちらから話して欲しい」

 

風鳴先輩がそう言う。

 

俺は月が落下する事、フロンティアを起動させ、月の落下を阻止する手立てを見つける事が目的である事をアラサーの事を伏せながら話す。

 

「そのような理由に何故ソロモンの杖を?」

 

「あれはこっちのバカの暴走です…」

 

ほんとあいつ何なの?足引っ張るしかしてねぇんだけど…

そういや杖奪われたままだったな…

さっさと取り上げねぇとまた何するかわかったもんじゃねぇ。

 

「…では君自身が使おうと思った訳では無いのだな?」

 

「八幡はそんな事しない」

 

「私達が保証するデス!」

 

ちみっ子達が口を挟む。

 

「そうか…目的はわかったが…何故私達を頼らなかったんだ?叔父様にはソロモンの杖を使ってまで…」

 

ぐっ、やっぱりそこを突いてくるか…

 

「自分の為だからですよ…自分の事は自分でやる。当たり前じゃないですか」

 

「だからとてっ!人に危害を加えてまで…叔父様で無ければ人死が出ていたんだぞ!?」

 

「それについては反省してます…すんませんでした」

 

「…はぁ…不承不承ながら、了承しよう」

 

違和感は拭えんと思うが、こちらもアラサーの事を言う訳にはいかねぇからな…

追及して来ないならありがたい。

 

「ならばこちらの話だな…」

 

そこで、言葉が途切れる。

雪音も目を逸らしている。

 

「落ち着いて聞いてくれ、立花はこのままでは死ぬ」

 

………は?何を言ってんだ?

あんなに元気だったじゃねぇか…

 

「君と小日向がそちらに付いてから急激に聖遺物の侵食が加速した。二課の見立てでは後数回ガングニールを起動すれば立花は…」

 

風鳴先輩が堪えきれず、涙を流す。

その涙が彼女の言葉が真実である事を雄弁に語っていた。

 

その場に膝を折る。

何でだよ…何であいつがそんな目に遭わなきゃならねぇんだ…

 

「それで…あいつは?」

 

「ハチ君!」

 

いつもの呼び声…何度やめろと言ったかわからないその呼び声に振り向く。

 

「良かった…無事だったんだね?」

 

お前…何でそんなになってまで人の心配してんだよ…自分の心配してろよ…

 

「その顔は…聞いちゃったんだね…うん、私、死んじゃうみたい」

 

他人事じゃねぇんだぞ?

何でそんな平気そうな顔してんだよ…

 

「だからさ…急で申し訳ないんだけど私としても返事を聞かないまま死んじゃうってのは…」

 

急に立花がモジモジし出す。

返事?

まさか…お前………

 

「お前…そんな事聞く為についてきたんじゃねぇだろうな…」

 

「そんな事ってひどいよ!?乙女には大事な事なんだよ!?」

 

その瞬間…何かを察した風鳴先輩以外の連中から何故か殺気が溢れ出す。

 

「八幡、どういう事だ?」

 

「八幡、詳しく」

 

「説明するデスよ…」

 

いや、今お前らがしゃしゃり出てくる場面じゃねぇだろ…

何なの?ぼっちに何を求めてんの?

 

凄んでくる雪音達から逃げながら、何とか立花に呼び掛ける。

そうまでしてここまで来たのだ。

応えてやるのが礼儀だろう。

 

「立花!一回しか言わねぇからな?俺は…」

 

ガリッ

 

ん?

急に左腕が熱くなる。

 

振り向くと、そこには、()()()()ごとシンフォギアを食べるネフィリムの姿があった。

 

*** 八幡out 翼in

 

突然現れた化物に比企谷の左腕が食われた。

 

「貴様ぁぁっ!!!」

 

気付けば私は叫んで化物に斬りかかっていた。

他の者達も概ね私と同じだ。

敵になってしまったと悲しんだあいつはやはり優しく不器用なままのあいつだったのだ。

自分の為と言いながら人の為にしか動けないあいつを、支えてやらねばと誓ったばかりなのだ!

それを…絶対に斬る!

 

「雪音!比企谷を急いで治療室…に…」

 

異変は既に起きていた。

比企谷の体が真っ黒になっていたのだ。

あれは…あの時の立花と同じ…?

そうだ!?立花は!?

 

「ウワァァァッッ!!」

 

振り向いたそこには比企谷と同じく、体を漆黒に染める立花の姿があった…

 

「待て!立花!お前の体は…」

 

立花が猛スピードで化物に迫る。

化物が応戦するが、立花から繰り出される拳打に為す術が無い。

続けて、比企谷が化物の腕を()()()()伸びる槍で串刺しにする。

化物が堪らず逃げようとした所を二人掛かりで滅多打ちにする。

まるで()()()()()()()()()かのような連携だ。

先程見た比企谷の動きとは思えない異質さだ。

 

「や、やめろぉぉ!それは!ネフィリムは人類の、ボクが英雄になる為のぉぉ!」

 

いつの間にか現れた白衣の男が何か喚き散らしているが、今は構っている場合では無い。

立花を一刻も早く止めなくては…あの力は立花の命に深刻なダメージを与える。

 

「雪音!立花を止めるぞ!お前達も手伝ってくれ!」

 

「お…おぅ」

 

「デ、デース…」

 

「呆けない!死ぬわよ!」

 

「やめろぉぉ!」

 

白衣の男がソロモンの杖を起動する。

ノイズ!?くっ、こんな時に!?

その時だった。

 

~Rei shen shou jing rei zizzl~

 

初めて見る紫のシンフォギアを身に纏う少女が降り立ったのだった。

 

「…小日向?」

 

「響達は私が止めます!翼さん達はノイズを!」

 

「しかし!今の立花達は…」

 

「大丈夫です!へいき、へっちゃら…そうだよね?響?」

 

「グァァァァッッ!」

 

立花達が小日向に迫る。

くっ、やはり立花達の意識は…

 

「小日向未来は絶対に響を見捨てたりしない!八幡だって助ける!響達の闇を払ってみせる!」

 

***

 

ノイズ達を殲滅した私達だが、小日向達の戦いは続いていた。

まずい…このままでは立花の命が…

 

小日向が手に持つアームドギアから光を放つが暴走した立花達は難なく避ける。

あの機動力を何とかしない限り、素人の小日向が何をしても当たりはしない。

 

「今です!マリアさん!」

 

小日向が降りてきた飛行機から大量の機械が射出される。

あれは…反射鏡?

 

小日向が放った光の乱反射で光の結界が作られる。

 

「これなら!」

 

―流星―

 

小日向の放つ光の束が立花達に直撃する。

…が

 

「グァァァァッッ!」

 

比企谷が盾になり立花を庇う。

その隙に立花が小日向を蹴り飛ばす。

比企谷はそのまま海に落ちていくが…暴走状態は解除されたようだ。

あの装者達が回収に向かったようだな。

あちらは任せて良いだろう。

しかし…

 

「あぅ!」

 

「くっ、やはり全員で掛かるぞ!」

 

「ダメです!神獣鏡(シェンショウジン)の光は聖遺物の力を無効化するんです!翼さん達に当たれば無防備な状態で響に…」

 

くっ、指を咥えて見ているしか出来ないと言うのか!?

 

「こうなったら…1つしかありません…」

 

「まさか…その目…小日向!待て!」

 

~Gatrandis babel ziggurat edenal~

 

~Emustolronzen fine el baral zizzl~

 

~Gatrandis babel ziggurat edenal~

 

~Emustolronzen fine el zizzl~

 

私の制止もむなしく小日向が絶唱を口にする。

気付けば、何故か立花も絶唱を口にしていた…

そして二つの絶唱のエネルギーを立花が束ね天に放つ。

何だ…何が起きているのだ?

思考が追い付かない…

 

大量のフォニックゲインのエネルギーの波が収まり、天から現れたのは、奇跡を纏う小日向の姿だった。

 

「まさか…エクスドライブ!?」

 

バカな!?絶唱二人分のエネルギーだけで限定解除に至るなんて…聞いた事が無い。

 

「響、聞こえる?響の声を私に聞かせて?」

 

「ウルサイ…!ドウセワタシハ…コノママシヌンダ」

 

立花…強がってはいたが、やはりお前は…

 

「死なせたりしない!だから響の本当の声を私に聞かせて!」

 

「ダマレ!ワタシハ…グアアアアッ!」

 

再び立花が小日向に襲いかかるが、小日向はそれを難なく避ける。

 

「響の拳は握って誰かを傷付ける為の拳じゃない!響の拳は…人と手を繋ぐ為の拳なんだ!」

 

「チガウ!この手は…私の…タイセツナモノヲキズツケルモノヲ!」

 

「お願い響!聖遺物なんかに負けないで!生きるのを…諦めないで!!」

 

小日向のその言葉で立花が止まる。

あれは…奏の…

 

「ミク…私を助けて」

 

「響の声、やっと聞けた!うん、助ける!この手は二度と放さない!絶対の絶対にっ!!」

 

―暁光―

 

小日向の放つ力強い光が立花を包む。

そして、それと同時に海面が大きく揺れる。

海底自体が隆起しているかのようだ。

 

まさか、これが比企谷の言っていたフロンティアだというの!?




ダイナミック夫婦喧嘩は翳り裂く閃光チックになりました。

さすがグラビティ担当、ビッキーの為なら奇跡だって纏ってみせるのでしょう

リディアン生徒だけで三人だったり70億で六人だったりエクスドライブの発動条件は良くわかりませんが、シンフォギアには良くある事なので気にしたら負けだと思います(笑)

クライマックス直前で申し訳ないのですが、次の更新はシリアスの連続で作者の身が持たないので、幕間 絶唱しないシンフォギアG1を書くと思います。

XDフェス11連一回でXDたやマさんお迎えできました。
書けば出るという噂は本当だったんですね…
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