今回以外のお話はたぶん本編終わってから書くと思います。
では、駄文ですがお付き合いください。
*** クリスと防人(クリス視点) ***
今日は風鳴先輩とファミレスに来ている。
いまだこっ恥ずかしくて名前で呼べないのだが、未来がいない今、八幡の事で相談できるのがこの人しかいないのだ。
あのバカはライバルだし、今日は何か調子悪りぃみたいで精密検査を受けているみたいで相談なんてできねぇしな。
敵にわざわざ情報を送る必要もねぇだろ。
しかし、全く会話が弾まねぇな…
何か頼んで食べながら話すか…
あたしから相談するんだし、奢りの方がいいよな?
「何か頼めよ?奢るぞ?」
あたしがそう言うと何か考える素振りをしてから、少し間が空いて
「夜の9時以降は食事を控えている」
と返される。
ダイエットでもしてんのか?
いやいや、ただでさえ細いのにこれ以上痩せる必要ねぇだろ…
あたしなんてすぐ服のサイズ合わなくなるんだぞ?
何で体操服何回も買い直さなきゃなんねぇんだよ…
「お前、そんなだから…そんななんだよ…」
…あんまうまい言葉が思い付かなかったけど、まぁ伝わるだろ?
「用が無いなら帰るぞ!」
ん?何イライラしてんだ?
もしかして、さっきのあたしの言い方がまずかったか?
これ以上怒らせる前に本題に入るか…
「その…何だ?たまには腹を割って話をしてみたかったんだよ…」
初めてキスした時の感想とかよ?
他の人がどうかとか知りてぇしな…
ついでにこれから八幡とどう関係を詰めていきゃいいかとかも聞きてぇし…
あたし…嫁とか割とこっ恥ずかしい事言ってたしな…
「腹を割ってというなら…いい加減名前で呼んで貰いたい物だな?帰るぞ!」
あ…帰っちまった…
何だよ、チクショウ。
でも、いまだに名前で呼べねぇってのは何とかしねぇとな…
ままならねぇな…
八幡…早く帰って来いよ…
*** クリスと防人(防人視点) ***
比企谷達が姿を消して5日、何の音沙汰も無くただ日々が過ぎていた。
立花は訓練終わりに体に違和感があるという事で精密検査を受けているのだが、珍しく雪音に声を掛けられた為、こうしてふぁみれすに同席しているのだが…
こう、後輩とこのような所に来ると何だかワクワクするな!
クラスメイトがこういう所でドリンクバーを頼んでおしゃべりするのが女子高生としての嗜みだと言っていたしな!
「何か頼めよ?奢るぞ?」
何?ならばラーメンを…
ふぁみれすなる所で食べるラーメンにも興味があったのだ!
比企谷に聞くとチープな味のわりに値段が高いと不評だったのだが…一度はこういう所で食べてみたいのだ。
いや、いかんいかん。
ラーメンは比企谷と食べる物だし、先輩が後輩に奢られるというのも聞こえが悪い。
ましてや私は二課以外にも歌女としての収入もある身だ。
ここは雪音を傷つけないよう、やんわりと断ろう。
「夜の9時以降は食事を控えている」
ふふん、これが大人の遠慮の仕方と言う物だ!
いらないでは無く、あくまで私の信条を理由に断るのだ。
これならば角も立つまい。
「お前、そんなだから…そんななんだよ…」
おい!雪音!今何処を見て言った!!?
胸か!?胸なのか!?
くっ!確かにお前は大きい。それは認める。
だからとてっ!私に全く無いなんて事は無いのだ!
よく比企谷の視線がお前や立花の胸に行っているのに、私と話す時は全然視線が胸に行かないのなんて気にしてないからな!
本当に気にしてなんていない!
本当の本当だ!
「用が無いなら帰るぞ!」
おっと、いかんいかん。
先程の意味深な視線と発言でつい喧嘩腰になってしまった。
私は防人だからな!
このような些細な事で怒ったりしない!
私は剣私は剣私は剣…
振り抜けば風が鳴る剣だ
「その…何だ?たまには腹を割って話をしてみたかったんだよ…」
腹を割って?
ほう…つまり私の胸の薄さについて本音で語ろうと?
戦争か?戦争だな?よろしいならば戦争だ!
ハイクを詠め!
「腹を割ってというなら…いい加減名前で呼んで貰いたい物だな?帰るぞ!」
今日から豊胸マッサージとストレッチ、食生活もしばらくは豊胸を意識した物に切り替えましょう…防人からの提案だ!
ふふん!見てろよ!
絶対に見返してやるからな!
こうして、私は雪音を見返す事を誓い、その場を後にしたのだった。
結果を聞きたいのであれば防人の生き様、覚悟を見せる事になるだろう。
*** 切ちゃんのてがみ ***
八幡の家でご飯を食べてからアジトに帰る。
小町のご飯は今日もおいしかった。
そういえば私達って何しに八幡の家に通ってるんだっけ?
楽しいし、まぁいっか。
思い出せないって事は大した事じゃないよね?
でも毎日通うのは、大変だなぁ…
そうだ!明日からお泊まりにすればいいね!
早速切ちゃんにも言ってみよう!
「切ちゃん!」
「ししし調!?ななな何デスか!?」
ん?何かすごい動揺してるね?
明らかに何か隠したし…
「じー」
「な、何デスか?」
あっ、そうだ。
まずは本題からだね。
「毎日通うのも大変だし、明日から八幡の家にお泊まりしない?」
「ななな何を言ってるデスか!?年頃の女の子が男の子の家にお泊まりなんて…」
?そんなに慌てる事かな?
顔も赤いし、どうしたんだろう?
「でもお風呂まで入ってるのに今さらじゃない?」
「うっ、それはそうデスけど…!っさすがに人の家にお泊まりするのは家の人にも悪いデスよ!」
「小町に聞いてみればいいんだね?」
「え?調?」
私は小町に電話する。
『およ?調ちゃん?どしたの?』
「小町。明日から私と切ちゃんお泊まりしてもいい?」
『調ちゃんと切歌ちゃんなら歓迎だよー!お兄ちゃんの部屋、鍵無いから入りたい放題だよ?』
?小町何言ってるんだろう?
でもこれで小町のオッケーは貰った。
八幡は…大丈夫でしょ
「小町のオッケー貰ったよ?」
「いつの間に小町ちゃんと連絡先交換してたデスか!?」
「?会ったその日に交換したけど…」
小町に聞かれて交換したけど、切ちゃんはしてないのかな?
「危機管理意識無さすぎデスよ!?当初の計画忘れたデスか!?」
「でも八幡が何とかするんでしょ?なら問題ない」
「既に信頼度MAXじゃないデスか…信用できないから尾行しようって言ったの調だったはずデスよ…」
切ちゃん?過去の事を掘り返してもいいことないよ?
私達は前を見て進まなきゃ。
話を逸らす意味でも、そろそろ聞いちゃおうな?
「ところで切ちゃん?何を隠したの?」
「ななな何の事デスか!?ちょっとわからないデスよ!?」
うん、見るからに動揺してるね?
「じー」
「こ、これはいくら調でも教える訳にいかないデスよ!」
「じー」
「うっ…笑わないデスか?」
「うん」
「八幡さんにお手紙を書いたデスよ。私達、普通の暮らしなんてして来なかったから…ありがとうのお手紙デス」
そっか…そうだね。
私達、普通の暮らしが何かなんて知らなかったもんね。
それをくれた八幡にはありがとうだね。
「じゃあ、明日お泊まりのお願いと一緒に渡そ?切ちゃん」
「お泊まりは確定なんデスね…」
翌日、八幡にお泊まりのお願いをした。
八幡は、「俺の邪魔すんなよ」とだけ言ってすんなり認めてくれた。
意外と女の子と同居するのに慣れてる?
何かムカッとしたから後で八幡にアイス買ってきてもらおう。
それで、切ちゃんが渡した手紙なんだけど…
「暁…字が汚すぎて読めねぇんだけど…お前はもうちょっと勉強だな」
「な、何デスとっ!!?べ、勉強なんて忙しい八幡さんの手を借りるまでも…」
「いいから」
「…はいデス…」
切ちゃん、御愁傷様。
「月読も他人事じゃねぇぞ!お前もどうせ似たようなもんだろ」
そんな!?ゲームは?マンガは?
こうして私と切ちゃんは教育ママ?お兄さん?と化した八幡にビシバシしごかれたのだった…
「…ところで八幡、国語ばっかりだけど数学はやらないの?」
「あんな科目必要ねぇ」
えぇ…勉強が必要とかどの口が言うの?
とりあえずシリアスが続いたので作者の体が持たず箸休め的なお話です。
フィーネさんは今回はお休みです。