色々とご指摘等ありがとうございました。
では、駄文ですがお付き合いください。
月読と暁が戦っていたネフィリム戦に立花、風鳴先輩、雪音が合流する。
月読も暁も見るからに限界っぽかったから助かった。
どうやら暴走眼鏡の方は司令と緒川さんが追った模様。
憐れ暴走眼鏡。
よりによって勝ち目ゼロの方に追われるとはな…
ソロモンの杖も雪音が回収したみたいだし、あっちは詰みだろう。
問題はネフィリムだけか…
何か月読達にやられる度にどんどん大きくなってね?
それに無作為だった攻撃が指向性のある攻撃に変わってる気がする。
最初は暴れるだけだったのに、先ほどの火球は明らかに雪音を狙っての物だった。
もしかして、アレ暴走眼鏡が操ってるのか?
しかし、何やっても再生する相手、どうすりゃいいのかね?
正直、戦闘は素人なので、いい案が思い付かん。
幸い動きはさほど速くないので、横にいる小日向の神獣鏡なら何とかなるように思うが、今ここに無い物に期待しても仕方ない。
稼働可能なシンフォギア装者全員でかかって攻めあぐねているのだ。
なら、
「司令に繋いでください」
『どうした?』
「暴走眼…ウェル博士の追跡は俺が引き継ぎます。司令はネフィリムを何とか出来ませんか?」
『君を戦わせるつもりは無い!大人しく神獣鏡の修復までそこにいろ!』
「しかし!」
『本来な、こんな争いに子供が命を掛ける必要なんて無いんだ。間違っているとわかってて黙認するしかない俺が言えた事ではないがな、だが君の出撃は大人として許可できん』
クソっ、こんな時に何も出来ないのかよ!?
~Seilien coffin airget-lamh tron~
聖詠?だが、初めて聞くぞ?誰のだ?
モニターを見ると、白銀のアウフヴァッヘン波形を放つマリア・カデンツァヴナ・イヴの姿があった。
てか、また全裸かよ…
ほんと、目のやり場に困る人だな…
*** 八幡out マリアin
調がいる、切歌がいる。
マムもセレナもついている。
みんながいるなら…このくらいの奇跡…
「安いもの!!」
『装着時のエネルギーをバリアフィールドにぃ!?だが、そんな芸当いつまでも続く物ではぬぁい!!』
ネフィリムが火球を放つ。
まずい!あの男の言うとおり、このフィールドもいつまでもはもたない。
あの子…立花響が前に出る。
「セット!ハーモニクス!フォニックゲインを力に変えてぇぇ!!」
そう言って、火球をただの拳で掻き消す。
嘘!?今どうやったの!?
さっき奇跡って言ったばかりだけど、あの子の存在自体が奇跡に近いんじゃないかしら…
『絶唱6人分…たかだか6人ぽっちですっかりその気かぁぁ!!』
ネフィリムが妨害の光線を放つ。
皆のギアが解除されていく、これは!?
ネフィリムの特性…聖遺物に侵食しているの!?
「6人じゃない…」
またこの子!?
私、正直そろそろこの子のトンデモについていけないんだけど!?
調と切歌は大丈夫なの!?
「私が束ねるこの歌は…」
いけないわ、私がしっかりフィーネとして、リーダーシップを取らないと!
ちょっと!?急に出力上げないでくれるかしら!?
簡単に見えるかもしれないけど、エネルギー操作って結構大変なのよ!?
「70億の絶唱っ!!!」
ダメだ…この子の手綱を握るなんて私には無理よ!
さっきから初めてやるエネルギー操作に必死で全然ついていけてないもの!
何!?このノリと勢いが奇跡を生んじゃうみたいな感じ…
マム、セレナ、助けて!!
私の想いとは裏腹に、私達のギアはあの子の出力向上と共にエクスドライブモードに換装される。
こんな事なら、昨日もうちょっとまともな晩ごはん食べておけば良かったわ…
それに…セレナのギア、やっぱり私には少し小さいわね…
ガングニール以上にボディラインが出てて少し恥ずかしいわ…
これもだけどさっきの全裸中継も八幡がどこかで見てるのよね?
次会った時、どんな顔して会えばいいのよ…
って、あの子また勝手に突撃して!
みんなも当たり前みたいについていくし…
何なのよ!?もう!
「響き合うみんなの歌声がくれた、シンフォギアでぇぇぇぇぇ!!!」
あーもう!やればいいんでしょ!?やれば!
もうヤケクソよ!!
私達の突撃とそのエネルギーの余波でネフィリムは跡形も無く砕け散った。
ゼェ…ゼェ…わ、わりと何とかなったわね…
今日のごはんはいい物食べないと割に合わないわ…
マム…セレナ…これで良かったのよね?
私、世界を守れたのかしら…
*** マリアout 八幡in
立花達のトンデモパワーでネフィリムが爆発四散する。
サヨナラ!!
後は動力を止めれば一段落か?
しかし、さっきマリアさんから入った通信では月はナスターシャさんに任せるしかないとの事だ。
いつもいつも引っ掻き回すだけで、肝心な時に何も出来ねぇな…俺…
「フン、オレが出るまでも無かったな」
ん?何だ、このちみっ子…
さっきまでこんなちっこいのいたか?
「ん?オレか?あの女狐に呼び出された可哀想な錬金術師だ」
女狐?アラサーの事か?
ていうか、錬金術師って…等価交換のアレ?
手を合わせると色んな物錬成できたりしちゃうの?
「まったくあの女狐…オレをタクシーか何かだと勘違いしてないか?」
ちみっ子がブツブツ文句を言う。
どうやら割と酷い扱いを受けているっぽい。
「フロンティア動力部から高出力のエネルギー反応!」
藤…藤…藤なんとかさんが叫ぶ。
「な…何だありゃ…」
「ネフィリムだな、どうやらフロンティアの動力を喰ったらしい」
ちみっ子が言う。
は?アレがネフィリム?
「あのままではいずれ臨界に達して、世界を焦土に変えるだろうよ、あの若造…やってくれる」
ちみっ子が忌々そうに呟く。
いや、どう見ても若造はお前だろ…
「仕方ない。見てるだけのつもりだったが、アレはシンフォギアでは手に余る。オレが…」
「それには、及ばないわ?キャロル」
声の方を向くとアラサーが立っている。
「お待たせ、神獣鏡、直ったわよ」
アラサーが小日向に神獣鏡のペンダントを渡す。
「じゃあ早速八幡を…」
「いや、どう考えてもあっちが先だろ…」
「でも!」
「俺の事は後回しでいいっての、行ってやれよ。心配なんだろ?」
それでさっきの全裸中継の件はチャラにしてくれない?ダメ?
「…わかった!絶対戻って来るから、待ってて!」
そう言って、小日向が出撃する。
初っぱなからエクスドライブって何なの?
やっぱあいつがラノベ主人公なんじゃねぇの?
「神獣鏡…魔を払う鏡が隠し玉とはな…これもお前の計画か?女狐?」
ちみっ子が忌々しそうにアラサーを問い詰める。
え?そのアラサーまた何か悪巧みしてんの?
ただの猫好きにジョブチェンジしたんじゃなかったのかよ?
「計画なんて何も無いわよ?ただ、今ある世界は今を生きるあの子達で何とかするべきだと思っただけよ?」
「どこかの場所、いつかの時代にきっと人は分かりあえるなんて…亡霊の語る言葉では無いわ」
その言葉…
「お前!それはオレに対する皮肉か!?」
ちみっ子が激怒する。
意外に沸点低いのな…そういやここ来てからほとんど怒ってんな、こいつ。
幼児特有の癇癪か?
「そう思うのなら、あなたにもわかってるって事なんじゃない?」
アラサーがあやすように言う。
まぁ、これくらいの子どもがいてもおかしくない歳だしな?
やべっ、めっちゃ睨んでる…
「チッ、興が冷めた、オレは帰る」
「あら?最後まで見て行かないのかしら?」
「不要だ、アレが出た時点で結果など見えている」
そう言ってちみっ子が何か投げると、ちみっ子が地面に飲み込まれて消えていく。
「まったく、いくつになってもお子様ねぇ。精神が肉体年齢に引っ張られてるのかしら?」
アラサーがそう言ってため息を吐く。
ん?て事はあいつ、見た目通りの年齢じゃないって事か?
っと、そういや状況はどうなってるんだ?
『バビロニアフルオープンだぁー!!』
丁度雪音が叫び、ソロモンの杖をかざしていた。
あれは…
「ソロモンの杖を機能拡張してバビロニアの宝物庫を開いたみたいね。あの子にしては考えたわね」
アラサーが説明してくれる。
正直俺では理解が追い付かんので助かる。
「後は、あそこにネフィリムを格納出来るかだけど…」
ネフィリムの腕に雪音が弾かれる。
まずい、このままじゃネフィリムが落ちる前に閉じちまう。
マリアさんが杖をキャッチする。
『明日をー!!』
宝物庫がネフィリムが収まるサイズまで完全に開ききる。
が、ネフィリムの触手にマリアさんが捕まってしまう。
このままではマリアさんまで巻き込まれて…
『ネフィちゃん!おすわりっ!!』
小日向が叫ぶ。
…いや、お前おすわりって…
いくら元ペットだったからってあのサイズのネフィリムがそんなの聞く訳ねぇだろ…
…しかし、俺の予想は見事に外れ、ネフィリムはマリアさんを拘束していた触手を引っ込めて大人しく宝物庫に格納されていくのであった…
やがて、宝物庫が閉じ、辺りに静寂が訪れる。
…え?終わったの?マジで?
えぇ…
今、司令が月の欠片ぶん投げたのの次くらいにビックリしてるよ?
たぶん、みんな同じ気持ちだと思う。
やっぱり、統一言語なんて無くたって人は分かりあえるじゃねぇか…
「ははははは!これはいい!」
アラサーが笑い出す。
いや、笑うしかない気持ちはわかるけどね?
元ホームとはいえ、今はアウェーなんだからもうちょっと自重してくれない?
「世界を救った言葉が『おすわり』だぞ?まさに事実は小説より奇なりではないか!やっぱりあの子達は見ていて飽きないわ」
そうか…そうなるのか…
そいつはまた…あいつららしいっちゃらしいな…
***
ようやく仮設本部が陸地に着陸する。
ちなみに司令達は俺達がちみっ子に構ってるうちに暴走眼鏡を連れて戻って来てたらしい。
あいつらが戻ってくる。
「それじゃあ、八幡?早速だけど…」
「あぁ」
「ちょっと痛いかも知れないけど、我慢してね?」
小日向が笑顔でそんな事を言う。
ちょ!?お前…もしかして…全裸中継の件覚えて…
―暁光―
小日向のギアが放つ光が俺を包む…
「ちょ!?お前これちょっとどころじゃなくめちゃくちゃ痛いじゃねぇか!?」
「あれ?おかしいな?力加減間違えたかな?」
そんな事を平然と言ってくる。
こいつ…ほんといい根性してやがるな…
「あの…マリアさん、これ…」
一方、立花がマリアさんから強だ…拝借したガングニールのペンダントを渡そうとするが…
「ガングニールは君にこそ相応しい」
どうやら突き返されたようだ。
心なしか、マリアさんが疲れ果てているように見える。
「そして、もう一つ」
マリアさんがこちらに向かってくる。
ん?何か俺に用事でもあんのか?
そう思っていると、いきなり唇を奪われる。
!!!!!!!!???
「フフ、あの夜の事は二人だけの秘密にしておくわ?だから、あなたも中継の事は忘れてくれると助かるわ」
そう言って赤面しながら発令所の方に行ってしまう。
アイエエエ!?ナンデ?マリア=サンナンデ!?
「ハ・チ・君?」
「目の前で堂々と浮気たぁやってくれるじゃねぇか?」
「比企谷?白昼堂々接吻とは破廉恥極まるな?」
「八幡、今日という今日は許さない」
「お仕置きが必要デスね?」
困惑する俺の後ろから、そんな声が聞こえる。
皆さん?ハイライトさんが仕事してませんけどどうしたんですか?
今のちゃんと見てた?
どちらかというと被害者俺の方だよね?
てか何でこの面子に風鳴先輩まで混じってんの?
いつもは遠目でやれやれみたいな感じで見てたよね?
クソっ、小日向は全然助ける気無さそうだし、ガングニールが無くなった今、逃げようにもこいつらから逃げ切れると思えねぇ…
あの人、何て爆弾投下してくれてんだよ…
「はいはい、そこまでになさい?八幡君は今から精密検査よ?」
アラサーが助け船を出してくれる。
はぁ…助かっ…
「りりり了子さん!?もしかしてオバケ!?」
「はぁぁぁ!?何で今ごろ化けて出てきやがんだよ!?」
「くっ!我が剣で亡霊は斬れるのか!?」
二課の面子が混乱する。
あ、そういやこいつらに言ってなかったわ。
後風鳴先輩は物騒な事言うのやめてください。
ちなみに、精密検査に向かう途中の廊下でアラサーとすれ違ったと思われるマリアさんが立ったまま白目を剥いて気絶していた。
…あの人、幽霊とか苦手だったんだな…
***
後日、諸々の事件のせいで延期になっていたリディアン音楽院の学園祭当日。
月の落下はナスターシャさんが文字通り、命を掛けて止めてくれた。
今、世界を救った彼女を地球に還す為に国連調査団が月に向けてシャトルを打ち上げる方向で進んでいる。
あれから、マリアさんとちみっ子達は正式に二課所属となった。
マリアさんは、協力者であるアラサーを匿う目的もあり、蕎麦ばっか食ってる偉いおっさんの計らいでそのまま表向きフィーネとして活動してもらう事になった。
今後も世界規模でフィーネを演じる事になってしまったマリアさんだが…
「ちょっと調、切歌!さっきから炭水化物ばっかりじゃない、野菜も食べなさい!」
オカン全開で学祭を満喫してらっしゃる。
今の立ち位置は複雑だが、そもそもフィーネ本人が協力してくれている為、以前よりは精神的にずっと楽との事。
俺の方は、ガングニールが小日向のギアによって綺麗さっぱり無くなり、ようやく社畜生活からサヨナラできると思ったんだが、どうやら今回の事件で米国の介入など二課という組織では対応しきれない部分が出てきた為、新しく国際的な組織を立ち上げるらしく、事務要員として駆り出されている。
自分の社畜根性が憎い。
「あ、ハチ君、こんな所にいたんだ?もう始まっちゃうよ?」
「へいへい、今行きますよ…」
そう、そろそろ本日のメインイベントが始まる。
『それでは、次なる挑戦者の登場です!』
まぁ、板場達は残念だったな…
俺は電光刑事バン好きだけどな?
ほぼ女子校のこの学校ではいまいちウケは良くないだろう。
『私立リディアン音楽院2回生、雪音クリスさんです!』
~~♪
あぁ、ようやく帰ってきたんだな…
俺達の帰る場所に
了
過去最高に長くなってしまいました。
ラストだけ決まってて見切り発車するとこうなる訳ですね…
これにてGのお話は一旦終幕です。
数本幕間と番外書いて、少しの間充電期間貰うかもです。
何故なら、このお話は作者がGのエンディングを教室モノクロームにしたいが為に作ったお話だからです(笑)
GXまで続けるとは正直思ってなかったのです…
GXのラスボス既に登場しちゃってますが、気長にお待ち頂ければと思います。