本編終わりましたので…恒例の奴いきます(笑)
*** 響と393G ***
昼休み、いつも通りベストプレイスへと向かう。
目ざとく雪音が後についてくるが、まぁ割といつも通りだ。
ん?今日は先客がいるのか…
あれは…立花と小日向か?
二人で隣り合わせで座っている。
というか心なしか、小日向の方は立花に寄りかかっているように見える。
「響?」
「なあに?未来?」
「呼んでみただけ」
………何?あのバカップルみたいなやり取り…
「響?」
「なあに?未来?」
「なんでもない」
「もぉ、そんな事言う未来にはこちょこちょだよ!!」
「きゃあっ、だめよ響…こんな所で」
…うん、俺は何も見なかった。
「…なぁ…八幡?」
雪音が声を掛けてくる。
今全力で見なかった事にしてるんだから何も言うな、雪音。
「あいつらって、親友…?なんだよな?」
親しい友と書いて親友…うん、言葉的には間違ってないな。
どちらかというとレ…いや、何でもない。
そもそも俺には友達すらいないので、どこからどこまでが親友という扱いなのかがわからん。
「そうらしい…とだけ言っておく」
「…そうか…わかった…」
「響、続きは帰ってから…ね?」
帰ってからナニするつもりなんですかね?
ガチユリって怖い。
改めてそう思った。
*** マリアさんの休日 ***
今日は久しぶりの休日…
フィーネって忙しすぎじゃないかしら!?
フロンティア事変の後だから仕方ないとは言ってたけど、何で記者会見だけで1週間も拘束されるのよ…
おまけに何よ、あの記者!
「フィーネといえば、カストディアンに恋していたはずなワケですが?」
「心変わりでしょうか?」
「やぁん、意外と尻軽?」
「アバズレだねぇ、終焉の巫女」
とか失礼な事ばっかり聞いてきて!
一体どこの記者よ!
ん?何でフィーネの想い人がカストディアンとか記者連中が知ってるのかしら?
まぁ、よくわからないけど失礼な事だけは確かね!
でも、こんな忙しい上に、アーティスト活動も継続なんて…
緒川さんは鬼かしら…
ともあれ、今日はやっと取れた休み、早速八幡を誘ってどこか遊びに行きたいわ!!
ってちょっと待って…
あの後、彼からまったく連絡無いんだけど…
え?キスまでしたんだし、さすがに私の好意には気付いてるわよね?
※気付いてません
なのに、なんで八幡から何のアクションも無いのよ!?
これは真相を問い詰める必要があるわね…
早速彼に電話よ!
『なんすか?』
開口一番が「なんすか?」って何よ!?
もっとこう色々あるでしょ!?
「ああああの、き今日なんだけど私休みなのよ」
ちょっとカミカミじゃないの私…
どうしちゃったのかしら…
『良かったっすね、そんだけっすか?』
そんだけなワケないでしょ!?
普通ここまで来たらデートのお誘いくらい気が付くでしょ!?
「せ、せっかくの休みだし、どこか遊びに行かない?」
『あー、今日はアレがアレなんで無理っすね』
「そ、そう…それじゃ仕方ないわね…」
電話を切る。
アレがアレじゃ仕方ないわね…
…ん?アレがアレって何かしら?
もう一度聞いてみよう。
『まだ何かあるんすか?』
「アレがアレって何かしら?全然具体性が無いわ」
『チッ』
え?今舌打ちした?
『あー、アレです、アレ。俺寝るのに忙しいんで』
「あ、そうなのね?…って寝るのに忙しいって何よ!?暇って事じゃない!」
『いや、本当にそう言い切れるんですか?例えば、昨日俺が徹夜してて今から寝るところかも知れないじゃないですか?』
だんだんこの子の扱いがわかってきたわ…
「でもそれは例えばの話でしょ?実際は?」
『…家でゴロゴロしたいだけっす…』
やっぱりそうじゃない…
「じゃあ、今から迎えに行くから準備しておきなさい。小町ちゃんにも連絡しておくから」
『ぐっ、いつの間に小町と連絡を…』
「いいわね!?絶対に準備しておくのよ!?」
これくらい釘を刺しておけば大丈夫よね?
そうと決まれば、こっちも準備しないと…
い、一応下着も勝負用にしておこうかしら…
一応よ一応…
…私、誰に弁解してるのかしら…
その後、彼を迎えに行って、そのままドライブをしたのだけど、ほぼ私がしゃべっているだけで彼からの話題提供はまったく無かった。
これって脈無しなのかしら…
いいえ、諦めてはダメよ、マリア!
きっと彼はシャイなだけよ、そうよね?
いつか孫を連れて挨拶に行くから早く帰ってきてね?お母さん。
*** 防人とラーメンG ***
今日は先日の比企谷との約束通り、比企谷オススメのラーメンを食べに行く予定だ。
しかし、比企谷との接し方だが、変えなくても良いのだろうか?
ただでさえ出遅れている私だ。
マリアのように積極的に行くべきか?
(男なんて押し倒せばいいんだよ、翼)
いやいやいや、いきなりそういうのは無理よ、奏。
もっとこう段階を踏んで少しずつ恋人になっていくみたいな…
(甘い、甘過ぎるぞ?そんなんじゃ後輩に奪われるぞ?)
そ、それは困る!
でも、そういうのは私の心の準備が…
「…どうしたんすか?」
「!い、いや何でもないぞ!?私はいつも通り、防人の剣だ!」
「?んじゃ、行きますか?」
「そ、そうだな!楽しみで鞘走る思いだ!」
いかんいかん、ここは先輩らしく、威厳ある態度で接しなくては!
(…手遅れだと思うけどなぁ)
何て事言うのよ、奏!?
大丈夫!私は剣よ!こんな事で手折られる剣では無いわ!
「な○たけ?ここが比企谷の?」
「初心者は普通にしといた方がいいっす」
「比企谷は?」
「…俺はギタギタっすね」
「じゃあ私も一緒にする」
「…まぁ、天一こってりが大丈夫なら、たぶん大丈夫っすかね」
そもそも、ラーメンなら何でも大丈夫だ!
比企谷と二人、ラーメンを啜る。
うん、背脂のクセが若干強いがいけるな!
スープ自体はあっさりしてるし、もやしが入っているので味のバランスもいい。
麺は中くらいの太さで歯ごたえも楽しめるな。
替え玉しないならこれくらいの太さが私好みだ。
しかし、またカロリーが気になるな…
宿命とはいえ、これで太って、歌女の活動に支障が出ては本末転倒だ。
また走り込みを増やすか…
しかし、何故腹にばかり行って胸に行かないのだ…?
そういえば異性に触らせれば大きくなるという噂があるが比企谷に頼んでみるか?
(んな事より手っ取り早く押し倒せばいいんだよ)
奏にはこの苦労はわからないわよ!
私と立花との差は3センチ、たった3センチの差で視線も感じなくなるのよ!?
(お、おぅ…何かすまん)
「ごちそうさまでした」
「さすが比企谷オススメの店だ、おいしかったわ」
「そりゃ良かったっす。んじゃ帰りましょう」
「あ、ち、ちょっと待て」
「?なんすか?」
「そ、その…比企谷は胸の大きい女の子の方が好きか?」
比企谷が盛大に噴き出す。
「どどど、どういう意味っすかね?」
「言葉通りの意味だ。具体的に言うと私よりも雪音やマリアの方が好きか?」
「い、いや俺は風鳴先輩嫌いじゃないっすよ…」
「そ、そうか!そ、それじゃあまたな!」
「アッハイ」
比企谷が私の事を嫌いじゃないと!
つまり好きっていう事じゃないか!
これは告白されたと言ってもいいんじゃないか?
いや、そうに決まっている!
フフン、早々に決着がついてしまったな!
(…そうかなぁ…)
*** 比企谷さん家のフィーネさんG ***
今日もカマクラちゃんにごはんはあげたし、掃除、洗濯も終わったわね。
あの子、帰ってこないわね…
小町ちゃんが向こうの装者と連絡先交換してて無事とは聞いてるけど、さすがにこれだけ長い間帰ってこないと少し心配だわ。
あ、お煎餅切れてるわ…
昨日買い足しておけば良かったわね。
『続いてのニュースです。今日未明、日本海沖で巨大な建造物と見られる遺跡が急遽浮上し…』
…どうやら、計画はうまくいったのかしら?
『しかし、周辺ではノイズが出現したとの報告もあり…』
ソロモンの杖…あの子があんな物使う訳が無い…これは何かイレギュラーがあったと見るべきか…
ふぅ…ここ数ヶ月の生活だったけど、悪くは無かったわね。
カマクラちゃん、小町ちゃん…お別れね…
『何だ女狐、オレは忙しい』
「今からフロンティアまで送ってくれないかしら?」
『聞いてやる理由が無いな』
「そんな事言っちゃうのね?あなたの泣き顔ネット公開まで後1クリックなんだけど…」
『鬼かお前は!?チッ、わかったから今すぐやめろ!』
まったく、最初からそう言ってればこんなつまらない脅迫しないのに…
ほんと、素直じゃ無い子ばっかりで世話が焼けるわね。
とりあえず、絶唱しないです。
番外何にしようか考え中です。