どんどん原作からかけ離れていきます。
まぁ、今さらですが(笑)
牢屋の中。
特に出来る事も無く、アラサーと二人隣り合わせで座っている…
向かい合うと色々と視覚的にまずいのだ。
とりあえず、上は俺の着ていた服を羽織って貰っているが、その大きい双丘は全く隠しきれていない。
「小町ちゃんが心配ねぇ」
「あぁ…」
「あ、でも安心して?ここに来る前に打てる手は打っておいたから」
このあたりは、流石元祖黒幕と言えよう。
しかし、一体何をして来たんだ?
「ちょっと…ね?」
うん?歯切れが悪いな。
どうしたんだ?
「いや、この状況だと、あなたが確実にまずいかなーって」
だから何なんだよ?
「私の服に発信器を仕掛けておいたの。多分ここは位相差空間だと思うけど、藤尭君なら位置特定出来るはず。…だから、多分もうすぐあの子達が来るわ」
マジで?すげぇな藤なんとかさん。
でも何でそれがまずいんだ?
「私達の状況、特に服」
サーっと血の気が引く。
こんな状況をあいつらに見られたら、確実に厄介だ。
特に立花や雪音に見られたらかなりヤバイ。
またハイライトさんが職務放棄するだろう。
何とかなりそうなのは小日向のみ、次点でマリアさんくらいだろう。
しかし、マリアさんは今ロンドンなので、つまるところ俺の生還率は悲しい事に5分の1という事になる…
「はーい☆お一人様ごあんなーい☆3人でお楽しみでもしといてねー☆」
そんな自分の命の心配をしているとガリィが誰かを連れてやってくる。
ガリィが連れて来たのは…何故かまたしても全裸の雪音クリスであった。
***
「雪音!?だ、大丈夫か?」
「チクショウ、油断した…って、八幡!?」
雪音が自分の格好を思い出し、顔を真っ赤にする。
「クリス、何があったの?」
アラサーが雪音を問い詰める。
「あ、あぁ…八幡がまた誘拐されたって聞いて、助けに来たんだが…奴らが出したノイズっぽい奴にやられちまったんだよ…ギアが反応しやがらねぇ」
「これは…コアが傷つけられているわ…多分強化型ノイズね。まさか、あの子ノイズまで研究していたなんて」
冷静に真面目な話してる所悪いんだが、半裸、半裸、全裸と圧倒的に衣類が足りていない。
雪音にも何か羽織って貰わんと、目のやり場に困るんだけど…
「つーか、あたしが言えた立場じゃねぇけど、お前らも何て格好してやがんだよ…」
俺に関しては全裸で拐われたし、アラサーは服を奪われている。
雪音はギアが壊れるとこうなるらしい。
何故奴らはこうも服を奪っていくのか…
何?服に恨みでもあんの?
今んとこ、世界の破壊というより、衣服の破壊しかしてないよ?
「他のメンバーは?」
「あのバカは別任務だ。未来と
つまり、万策尽きたという事である。
全裸の雪音が加わり、状況が更にまずくなっているので、たとえすぐに立花が助けに来ても俺の命は終了だろう。
というか、ちみっ子やガリィ達ならまだしも、強化型か何か知らんが、ノイズに雪音がやられているのだ。
ここは何か対策を考えて慎重に行くべきだ。
「くしゅん」
雪音がくしゃみをする。
何も着てないし、何か知らんが、ここは結構寒い。
下を渡すべきだろうか?
これ渡すと今度は俺が全裸になるんだけど…
はぁ…仕方ねぇな…
「無いよりはマシだから、これ履いとけ」
雪音にズボンを渡す。
「そ、それだと八幡が全裸に…」
「あら、優しいのね?それとも、ここで始めちゃうつもりかしら?」
あんた…俺にそんな根性無いってわかってて言ってんだろ?
ニヤニヤしてやがるし…
「っ!そ、それじゃあ、八幡はあたしが暖めてやるよ!」
雪音が何かを思い立ったように、手をワキワキしながら近付いてくる。
アラサーといい、こいつといい、少しは隠してくんない?
ヤバイ、あんな格好の雪音に近付かれると確実にマイサンが反応する。
「待て!?落ち着け!それ以上近付くな、雪音!」
「あらあら、八幡君はもう融合症例じゃないけど、今さら私が出した命令が有効になったのかしら?」
頼むから助けてくんない?
何この状況を楽しんでんの?
「八幡の裸…八幡の裸…」
雪音の目が血走っている。
確実に正気じゃない。
今まさに貞操の危機という所で…
「き、聞こえますか?」
牢屋の外から何者かの呼び掛けがあったのだった。
***
アラサーとアイコンタクトを取る。
誰かは知らんが、交渉ならばアラサーに任せた方が良いだろう。
「八幡!八幡!」
そんな事をしていたら雪音に抱き付かれる。
こいつに抱き付かれるのは初めてじゃないが、素肌に当たる胸の生の感触ががが…
このままではまずいので、すかさずチョップで雪音の目を覚まさせる。
「いてっ、あれ?」
ようやく、正気を取り戻したようだ。
おれはしょうきにもどった。
これ、ダメな奴じゃねぇか…
アラサーがジト目でこっちを見ているが、俺のせいじゃねぇだろ…
「聞こえてるわ」
アラサーが外の声に応える。
「ボクはあなた達を解放しに来ました」
「そう、でも外に出た途端、ノイズに囲まれてるなんて事は無いのかしら?」
「それについては、信じてもらうしかありません」
「それに、あなたのメリットが不明だわ」
「ボクは、キャロルの計画を止めたいんです」
うーん…一応話の筋は通っている気がするが…
つうか、雪音さん?そろそろ離してくんない?
あなたのせいで、全神経が背中に行ってしまってて、全然話に集中できないよ?
「いいわ、解放して貰えるかしら?」
まぁ、助けに来た雪音が捕まっている時点で、こちらの手は万策尽きているので、話に乗る方がいいだろう。
相手戦力にノイズが居るなら、人類最強の出撃も難しいしな…
「では、術式を解きます。ボクの姿を見ても取り乱さないでください」
ん?どういう意味だ?
牢屋の術式が解かれ、声の主の姿が明らかになる。
そこに居たのは…
ちみっ子こと、キャロルに瓜二つの幼女であった。
***
「な!?キャロル!?」
「落ち着いてください。ボクはエルフナイン。キャロルの器の成り損ないです」
「?フィーネは何を驚いてんだ?」
ちみっ子と面識が無いらしい雪音だけが、話についていけてないが、今は放置だ。
「なるほど、ホムンクルスが魂を宿したみたいね」
困った時はアラえもんの出番である。
アラえもーん。話についていけないよー。聖遺物で助けてよー。
「はい。キャロルの次の次の器になる予定だった個体です」
「つまり、あの子の計画は…」
「はい。既に最終段階です」
「で?私達は何をすればいいのかしら?」
「ボクをS.O.N.G.本部まで連れて行ってください。キャロルに対抗する手段があるんです」
「手段?」
「ここで説明している時間はありません。もうすぐボクの行動に気付いた
エルフナインと名乗るちみっ子が結晶を出す。
おそらく、あの転移する奴だろう。
「話は帰ってから聞きましょうか?行きましょう」
アラサーの発言でちみっ子が結晶を投げるが…
「そう簡単に逃がすとでも思ったかよ!」
「はいざんねーん☆」
突如現れた元祖ちみっ子とガリィの二人がかりで俺だけ捕らえられる。
あいつらは…良かった、逃げ切れたみたいだな。
まぁ、俺1人いない所で問題無いだろう。
何故か、こいつら俺に危害を加えるつもり無いみたいだし、ゆっくり、慎重に助けてくれるか、何なら見捨ててくれても構わんから、今回みたいな心臓に悪い事は辞めて欲しい。
「チッ、女狐は逃がしたか…ガリィ、何でお前までこいつを優先した!?」
「マスターこそ!マスターはあの行き遅れを確保すると思って、ガリィちゃんはコイツを確保しようと思ったんですよ☆」
何故か、ちみっ子とガリィが喧嘩を始める。
「チッ、エルフナインとシンフォギア装者だけ逃がすつもりが…」
ん?あっちのちみっ子と雪音は良かったの?
あれ?もしかしてこれって、あのちみっ子の対抗手段ってのは、こいつらに筒抜けなんじゃ…
かなりヤバくね?
「それはそうとマスター?」
「…何だ?」
「あの行き遅れこそ、計画の一番の妨げですよね?マスター、何でコイツを優先したんですか?」
ガリィがニヤニヤしながらちみっ子を問い詰める。
「い、いや…その…それは…そう、あれだ!こいつがいればまた女狐を釣るのは容易いからな?オレに他意は無いぞ?」
ちみっ子がワタワタしながら答える。
「んー☆まぁ、そういう事にしといてあげますよ☆」
「何だその顔は!?というか、何でまたお前は裸なんだ!?」
服はあいつらに渡したからな…
あいつらが全裸のまんまで、俺だけ服着てたら、たぶん小町にどやされるしな。
「あれあれー?ほんとにお楽しみ中だった?」
ガリィがニヤニヤしながら余計な事を言う。
んな訳ねぇだろ…
俺が否定しようとすると…
「よし、あいつら殺そう」
何故か、ちみっ子のハイライトさんが職務放棄しておられる。
アイエエエ!?ナンデ!?ハイライト=サンナンデ!?
「あはは☆冗談ですよ☆牢屋の中はガリィちゃんがずっとモニターしてましたから☆」
「ガリィ、お前…」
ちみっ子がまたプルプルしている。
これ、今度こそ激おこじゃないの?
「見てたなら余計な事言うな!後、こいつにまた服を着せてやれ!その後、オレの所まで連れてこい!」
「はーい☆じゃあ行ってきまーす☆」
明らかにおこなちみっ子相手にこの態度である。
ほんと、いい性格してやがる…
という訳で、捕らえられたまんまです。
まじで桃姫ですね。