ぼっちが人前で歌などハードルが高すぎる   作:祥和

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予告通り、絶唱しない2です。


幕間 絶唱しないシンフォギアGX2

*** 響と393GX ***

 

最近、ハチ君に露骨に避けられている気がする。

いつもお昼ご飯食べてる所にもいないし、クリスちゃんに聞いても話逸らされるし…

告白の返事もまだ聞けてないのに、このまま何にも無しで終わっちゃうのかなぁ…

 

あれ?未来?

キョロキョロしてどうしたんだろう?

何か尾行されてないか気にしてるみたいな…

 

………あやしい。

ちょっと追いかけてみようかな?

でも、未来ってば、私が半径100m以内に入るとすぐに気付くから気を付けないとね…

 

………これ、改めて考えるとおかしいよね?

未来って本当に人間?

師匠レベルに片足突っ込んでない?

 

未来に気付かれないギリギリで尾行しながら着いた先は…ハチ君の家!?

ま、まさか…未来とハチ君って…

 

そんな事って…

でも、キャロルちゃんの時、ドサクサに紛れてキスしてたし、やっぱり付き合ってるのかなぁ…

 

…ダメだ、悪い方向にばかり考えちゃう…

これは、直接本人達に確認した方がいいよね!

へいきへっちゃらへいきへっちゃらへいきへっちゃらへいきへっちゃらへいきへっちゃら…

 

ピンポーン

 

「はーい、およ?響さん?」

 

「小町ちゃん、未来が来たよね?お邪魔します!」

 

「あっ、ちょ…」

 

ハチ君の部屋に向かう。

もしかしたら、この先に残酷な現実が待ってるかも知れないけど、知るもんか!

中から話し声が聞こえる。

 

「八幡…じっとしてて…」

 

「いや、無理だろ」

 

えぇぇぇ!?

ナニしてるのかな!?

 

「パパ、私がするからじっとしてて!」

 

キャロルちゃん!?

子どもの前でナニやって…ていうか、これ子どもも参加してない!?

 

「未来!ハチ君!何してるのかなぁ!?」

 

慌ててハチ君の部屋に入る。

そこで待っていたものは…

 

「お前さ、もう少し力加減考えてくんない?ただでさえ出席日数ヤバいんだからさ…」

 

「本当にごめんなさい…」

 

ベッドに腰掛けるハチ君の左腕の包帯を取り替えてるキャロルちゃんと正座してる未来の姿だった。

………え?どういう状況?

 

「うぉっ!?なんだ?立花、どうした?」

 

「響?」

 

その後、詳しい説明を聞くと、あのキスの一件以来、未来はハチ君が近付くと、オートで投げ技が出るようになっちゃったらしい…

今回は、初めてだった上に打ち所が悪く、肩が脱臼しちゃったみたい…

 

え?て事は避けられてると思ってたのって…

 

「いや、昨日から学校行ってねぇけど…」

 

良かったぁ、てっきり嫌われちゃったのかと思ったよ…

あれ?じゃあ、クリスちゃんは何だったの?

 

「あぁ、あいつキャロルに嫌われてるからな…」

 

どうやら、昨日お見舞いに行ったのに、キャロルちゃんに門前払いされたらしい…

私も同じ目に合うと思って気を使ってくれたのかな?

ああ見えて優しいし…

 

「というか、響は何と勘違いしたのかな?」

 

あれ?未来、顔が怖いよ?

 

「いい?私が響をどれだけ好きか教えてあげるね?私は響の事ならどんな些細な事だって全部知りたいし、私の事を全部教えてあげたいの。私の体の隅々まで響のものだから、響の好きにしていいんだよ?それに…」

 

~1時間後~

 

「…だから、私は響を愛してるし、どんな響だって受け止めれるんだよ?」

 

「…いや、キャロルの教育に悪いから、もうお前ら帰ってくんない?」

 

「…パパ…あいつこわい…」

 

未来も最近隠さなくなったなぁ…

 

*** きりしら戦争 ***

 

ようやく、腕の包帯が取れたので、再び学校に通っているのだが、休みが続いてしまった為、まったく授業についていけなくなっていた…

ぼっち歴が長いため、聞ける相手など雪音くらいしかいないんだが、雪音も俺がいない間、気が気でなく、あまりついていけてないらしい…

 

ヤバい…S.O.N.G.に就職するにしても、進学するにしても、卒業できん事には全部パァだ…

これから卒業まで、絶対に厄介事に巻き込まれないようにしねぇと…

さすがに留年とかシャレにならん。

 

という訳で、自室に籠って勉強しようと思ったのだが…

 

「きのこ!」

 

「たけのこデスよ!」

 

これである…

これはもしかしてあれか?

俗に言う、きのこたけのこ戦争とかいうやつ?

頼むから、そういうのは自分の家でやってくんない?

とりあえず、邪魔で仕方ないので、妥協案を出すか…

 

「どっちもいいところあるじゃダメなのかよ?」

 

「「そういう訳にはいかない(デス)!!」」

 

お前ら…何でこういうところハモれるのに、喧嘩してんの?

たかだかお菓子の話だろ?

 

「何故なら」

 

「これは」

 

「八幡の股関のサイズについてだから!」

「八幡さんのアソコのサイズについてデスよ!」

 

…………

…………

…………は?

お前ら、ほんと何やってんの?

ていうか、こんな下らない事にユニゾン使うんじゃねぇよ…

 

「切ちゃん、考えてみて?八幡のサイズがたけのこだと、私達が受け入れられるかわからない」

 

「調こそ考え直すデスよ!八幡さんのサイズがきのこなんて体格的に絶対無いデスよ!」

 

お前らキャロルの教育に悪すぎるから、頼むから帰ってくんない?

妄想すんのは自由だけど、本人の家でやる事じゃねぇだろ…

どんなレベルの高い変態だよ…

 

『中間くらいってところかなぁ?』

 

おい!ガリィ、うるせぇぞ!

 

「あれ?また何か思い出せそうな…」

 

キャロル!?お前、またピンポイントで変なところだけ切り取って思い出そうとしてない!?

パパ、世間体が悪くなる一方だから、頼むから自重してね?

 

「きのこ!」

 

「たけのこデス!」

 

お前らはもうカエレ!

 

キャロルの登場により、最近、こいつらが好意を隠さなくなった上に、こういう露骨なアピールをしてくるせいで、元ぼっちとしては、頭の痛い日々である…

俺…その内、胃に穴空くんじゃねぇかな…

 

*** マリア・カデンツァヴナ・イヴの華麗なる休日 ***

 

今日は久しぶりのオフね。

最近になってようやく、装者、アーティスト、フィーネの3足の草鞋にも慣れてきたわ…

慣れって怖いわね…

 

それはそうと、せっかくのオフだし、八幡をデートに誘おうかしら。

最近、まったく会えてないもの…

正確には10日と8時間20分くらい。

うん、今日くらい、彼を独占したって罰は当たらないわ!

そうと決まれば早速…

 

『…なんすか?』

 

…もうこの扱いにも慣れてしまったわね…

慣れって怖いわ…ほんとに…

 

「今日は私オフなのよ。だからデートに行きましょう?」

 

最近気付いたのだけど、彼を誘うのに緊張したらダメみたい。

堂々と、当たり前のように誘うのよ!

 

『遠慮しときます。それじゃあ』

 

………わんもあ。

 

「ダメな理由を教えてくれるかしら!?」

 

『しつけぇな…キャロルがアレでアレなんで』

 

ちょっと!?本音がダダ漏れじゃないの!?

しかもまた、アレで乗り切るつもりね?

 

「そう、じゃあ小町ちゃんに確認して…」

 

『あぁ、もうわかりましたよ…デートではなく、食事や買い物なら付き合います』

 

それってデートじゃない…

どうも彼には変なこだわりがあるらしく、デートという名目では確実に釣れない。

しかし、彼と恋人になりたい私は毎回デートに誘うため、いつもこんなやり取りをしている。

まぁ、実質デートなのだけど、気分の問題だ。

ただでさえライバルが多いので、負ける訳にいかないのだ。

それに今回は必勝の策を用意している。

今日こそ、私が決めさせてもらうわ!

 

「じゃあ、いつも通り車で迎えに行くわ」

 

彼を車で迎えに行く。

いつもなら、ここでドライブしつつ、レストランに行ったりするのだが、今日は…

 

「おい、何処に入るつもりだよ!?」

 

な!?まさかしれっとお城に入って既成事実作戦がバレるなんて!?

 

「………ご休憩?」

 

「驚く程発想が妹と一緒だな…休憩するなら1人でして下さい」

 

「…じゃあ、宿泊?」

 

「しつけぇ…しません」

 

チッ、いけると思ったのに…

しかし、またセレナと会話してたのね…

フロンティアの時以来、私には聞こえないから、何を話してるか気になるわ…

 

「これ以上強引に来るなら帰りますけど…」

 

「じょ、冗談よ?じゃあ、今日はショッピングに行きましょ?」

 

結局、12回目の正直と思っていた勝負下着は今回も彼の目に入る事は無かった…

 

「……何で柄だけ教えてくんだよ…気になっちゃうだろ…」

 

ん?今何か言ったかしら?




という訳でお待たせしてすみません。

少し更新ペースが不安定になりそうです。
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