魔法少女リリカルなのは~カレイドの魔法…少年?~ 作:朱羽総長
後編は明日の8時頃投稿予定
八月の中旬。暑い昼の時間帯。僕はそんな中、走っていた。
「暑い…。さっさと帰って読もう」
腕の中には四冊の本を入れた紙袋。
先程駅の地下にある本屋で買ったものだ。
「まさかラノベ買いに行ったら本屋のくじ引きで図書カードあたるなんて」
小遣いが貯まったので買えなかったラノベ二冊を買いに行った本屋でやってたくじ引き。
それで当たった図書カードを使い欲しかったコミックを二冊買った。
「それにプリヤの新刊出てたとは。楽しみだ」
コミック二冊の内一冊は最近ハマった魔法少女もの。これの本編が好きだから試しに読んだらハマった。
タイトルは「fate/kaleid linerプリズマ☆イリヤ」
昔見た魔法少女の作品が当時の僕には重すぎてこういった魔法少女系の作品は避けていたが、これにはハマってしまった。
タイトルは何だったけ?り…りりかる?
駄目だ。前過ぎて思い出せない。
家帰ったら調べてみよう。まずは家に帰ろう。
「ん?」
不意に視界に黒い物体が映った。
視線の先の横断歩道。家に帰るのに通る道だ。
その中央に黒猫が居た。
「おぉ、久しぶりに見たかも黒猫」
そんなことを考えながら辺りを見回す。
今年の夏は暑い日が多かったので外に出ることはあまりなかった。
ここら辺に来るのもかなり久々だ。
久しぶりに見る物が他にないかな、と。
横断歩道の先のアパートのベランダの鉢植えがなんか揺れてたり、黒スーツのおっさんが職質受けてたり、トラックが爆走してきてたり…爆走?
「って、マズい!?」
トラックはこのままだと猫のいる横断歩道を通過する。止まる様子はない。
「一か八か!」
荷物を投げ捨て駆け出す。
自慢ではないが脚は速いほうだ。走って猫を拾う。
そのまま一気に駆け抜ける!
「ハァ、ハァ…なんとかなったー」
トラックに引かれそうになりながらも猫を連れて渡りきり、今は地べたに座り込んでる。
「お前大丈夫か?」
抱えていた猫に話し掛ける。怪我とかは無さそうだ。指を一舐めして離れていく。
「さて、戻りますか」
歩道の向こう側に置いてきた本を回収しようと立ち上がる。
「あ、危ない!」
「へ?」
声のしたほうを向くとすぐに頭に激痛が走る。
不意打ちだったのでそのまま倒れる。
赤く染まった視界にはさっきの黒スーツのおっさんと警官がこっちに走ってくるのが見えた。
周囲には土とレンガと思われる物の欠片が見える。
(まさか、さっきの植木鉢…)
そこで僕の意識は途絶えた。
「なんとか二人で収められましたか。二人で済んだのを喜ぶべきか、二人も殺してしまったと嘆くべきか。この先のことはあいつに任せましょう。自業自得です」
プロローグとあともう一話だけは完成してるので、12日までは毎日投稿予定。
感想、アドバイス頂けるとありがたいです。