対深海棲艦兵がブラック鎮守府に着任しました   作:トラバース伍長

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長いことお待たせしました。
スマブラやFGOやフォートナイトしてて忘れてました。(土下座)




第9話

  AM11:55 宿毛泊地正門前

 

 

 

永井「…」

 

 永井は今日配属される艦娘を出迎える為に正門で待機していた。

 

 無言で立っているが狙撃されるかもしれない為周囲をかなり警戒していた。 

 

永井「(狙撃か暗殺どちらからくる?)」

 

 そう考えている内に艦娘を乗せた護送車がやってきた。 

 

 護送車が停止すると助手席に乗っていた陸軍兵士が降り車体後部のドアを開けた。

 

 かすかに話し声が聞こえると二人の艦娘が護送車から降りてきた。

 

 永井はその艦娘たちに見覚えがあった、あきつ丸とまるゆだ。

 

 二人が降りると陸軍兵士は手早くドアを閉めこちらに敬礼をしてきた。

 

 こちらも敬礼するが永井は相手の兵士が気に食わない、敬礼しているがこちらを侮蔑する視線をしたからだ。

 

 敬礼し終えると兵士は助手席に乗り込むと護送車は元来た道を帰って行った。

 

永井「君達が今日配属される艦娘だな。私が宿毛泊地の提督、永井だ」

 

あきつ丸「揚陸艦のあきつ丸と…」 

 

まるゆ「…まるゆです」 

 

 力無く返答する二人、 

 

永井「早速だが宿毛泊地を案内する、ついて来てくれ(精神的にかなり疲労しているな、一先ず様子を見るか)」 

 

 二人の様子を見る為に鎮守府を案内しようと背中を向けたその時、

 

 

   カチャッ

 

 

永井「いきなりかよ!」

 

 素早く近くの物陰に飛び込んで身を隠した。

 

永井「…どうしたもんか」

 

 ホルスターから拳銃を抜いてそう愚痴る。

 

 二人がどうしているか物陰から様子を窺うとあきつ丸が拳銃をこちらに構えまるゆは俯せに倒れていた。

 

永井「なるほど、犯人はあきつ丸でまるゆは関係なしか。さてとさっさと制圧するか」

 

 拳銃を取り出すも相手があきつ丸一人と分かるとホルスターに戻し小型のスタンロッドを取り出す。

 

永井「しばらく眠ってもらおう」

 

 物陰から飛びだしあきつ丸にCQCを仕掛ける。

 

あきつ丸「ごめんなさい…ごめんなさい…」

 

 

 

 

  パンッ!!

 

 

 

 

 小さな声でごめんなさいと呟き焦点の定まらない目でこちらに拳銃を向け発砲するも永井に当たらず素早いCQCであきつ丸を無力化させる。

 

永井「すまない、しばらく眠っていてくれ」

 

 

 

 

  ギュウゥゥ…

 

  

 

 

あきつ丸「うっ……」

 

 

 

 

  ガシッ!!

 

 

 

 

永井「!?」

 

 あきつ丸を無力化していると突然腰の辺りに衝撃を受ける、見ると俯せに倒れていたはずのまるゆがしがみついていた。

 

永井「まるゆ、いったい何を…」

 

まるゆ「……」

 

 永井が話しかけるもまるゆは何も答えない。すると、

 

 

 

 

  ピンッ!

 

 

 

 

永井「なっ…手榴弾!?」

 

 俯せに倒れていたので分からなかったがまるゆの胸元には手榴弾が付けられておりそのピンを抜いたのだ。 

 

 そして永井は気づいた、あきつ丸が囮であることを。

 

永井「油断した…」

 

 

 

 

 

 

  ドカァァァァンッ!!! 

 

 

 

 

 

 

 

・ 

 

 

 

 

 

 

 同時刻 食堂

 

 

 

 

 

  ……ドカァァァァンッ!!!……

 

 

 

 

陸奥「えっ?爆発…?」

 

長門「何事だ!?」

 

夕立「敵襲っぽい!」

 

 突如聞こえてきた爆発音に昼食を取っていた艦娘たちは慌てふためいていた。

 

 

 

  『泊地正門にて爆発が発生、付近の艦娘は速やかに正門に向かって下さい!繰り返します…』 

 

 

 

 

吹雪「たしか正門には司令官がいたはずです!」

 

長門「あの男、昨日ここに艦娘が配属されると言っていた。まさか…」

 

陸奥「長門、とにかく行きましょう!」

 

長門「そうだな、陸奥」

 

長門「(まさか、本当に彼を殺す為の刺客だったのか…)」

 

 非常事態の放送を聞き食堂にいた艦娘達は急ぎ正門に向かうのであった。一部の艦娘は一抹の不安を感じながら。

 

 

 

 

 

 

  正門 

 

 

 

 

 

 

 

長門「提督無事かー!!」

 

永井「俺は無事だ、とりあえずそこの二人を…入渠施設に入れといてくれ。監視も付けてな…」

 

陸奥「分かったわ!吹雪、夕立手を貸して!」

 

吹雪「はい!」

 

夕立「了解っぽい!」

 

 長門達が駆けつけるとそこにはボロボロで息も絶え絶えの永井と手足を拘束され気絶したあきつ丸、まるゆの三人がいた。

 

長門「提督、何があったのだ?」

 

永井「まるゆの手榴弾で道連れされかけた…」

 

長門「本当に大丈夫か!?」

 

永井「着込んでいた対爆アーマーでなんとか無事だよ」

 

 そう言ってボロボロになった提督服をめくり対爆アーマーを見せる。

 

永井「対策しといて正解だ」

 

長門「向こうはお前を殺す為に手段を選ばないみたいだな…」

 

永井「よほど俺の事が気に入らないらしい、特に陸軍の連中は」

 

長門「これからどうするのだ?」

 

永井「とりあえずあきつ丸たちから情報を聞き出す、見張りは誰が?」

 

長門「陸奥と吹雪たちだ」

 

永井「なら護衛は十分か、行くぞ」

 

 情報を聞き出す為、永井と長門二人は入渠施設に向かうのだった。

 

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