対深海棲艦兵がブラック鎮守府に着任しました 作:トラバース伍長
※艦娘たちはリーパーと永井が同一人物だとは知りません。
宿毛泊地鎮守府正門前
永井「数日ぶりか」
リーパー改め永井佳正は着任する宿毛泊地の前に立っていた。彼がこの鎮守府に着任することは元帥を通じて艦娘たちに伝えられた。
永井「艦娘たちは俺を提督として認めてくれるかな?」
そう言いながら永井は執務室に向かっていった。
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執務室
永井「はぁ・・・」
彼は執務室の部屋に入るなり溜息をついていた。
永井「やはり嫌われるか」
正門から執務室までの道中何人かの艦娘と出会ったが皆永井の姿を見るとおびえたり憎悪の満ちた視線を向けてきたのだ。
永井「(憎まれるのも仕方が無い。だが、彼女たちは前任者のアイツからかなりの暴力を振るわれて心身ともに傷ついている。少しずつでも彼女たちの心を癒してやらないとな)」
そう決心する永井であった。
宿毛泊地埠頭
大和「・・・」
大和は数日前に起きた出来事を思い出していた。
私たち艦娘を兵器として扱う中将に嫌気が差し他の鎮守府に助けを求めるために脱走した。
だが、追撃部隊やはぐれ深海棲艦と遭遇しなんとか退けるも大破にまで追い込まれて轟沈するのも時間の問題だった。
そんな私を助けてくれたのは大きなライフル銃を持ちフードを被りガスマスクを付けた対深兵。
彼に事情を説明すると彼は怒り鎮守府に案内しろと言ってきた。
案内すると私に斬りかかろうとした憲兵を倒し執務室に押し入り中将を問い詰めた。
中将は自分の私兵を使い彼を始末しようとしたが逆に私兵と一緒に殺害された。
彼は中将殺害を元帥に報告するため大本営に行き、後に現場調査に来た元帥直属の憲兵隊が彼が亡霊の七英雄の一人だと教えてくれた。
そして今日後任の提督がこの宿毛泊地に着任する。
だが、大和の心には一抹の不安があった、もし、新しい提督が前任と同じ人間だったら・・・
???「大和さん、ここにいたんですね」
振り返ると黒髪長髪の眼鏡をかけた女性が立っていた。
大和「どうかされたのですか?大淀さん」
彼女は提督たちの間では『任務娘』と呼ばれている軽巡の大淀。
大淀「後任の提督がお着きになられたと重巡の青葉さんが報告してくれたので大和さんにも教えようかと」
大和「・・・」
大淀「やはり不安なんですか?」
大和「ええ、後任の提督が殺された中将と同じような人間でなければいいですが・・・」
大淀「大本営は今回の一件で世間から厳しい批判を受けたので大丈夫かと」
大和「そうですか」
大淀「とりあえず新しい提督に会いに行きましょう」
二人は後任の提督永井が待つ執務室に歩いていった。
飛龍は何処~~
早く二航戦をそろえたい(血涙)