対深海棲艦兵がブラック鎮守府に着任しました 作:トラバース伍長
ご冥福をお祈りいたします
蹴り破った扉の先は鉄格子の牢屋が一つだけの小さな部屋だった。
永井「前任の奴は誰を監禁していたんだ?」
永井が近づいて牢屋の中を見るとそこには傷だらけで衰弱した少女たちの姿があった。
大和「ひどい・・・」
永井「っ!?」カチャ!
バンッ!バンッ!
すぐさま拳銃で鍵を壊し中にいる艦娘を介抱する永井と大和。
永井「衰弱しているがまだ息はある、大和この艦娘たちはだれかわかるか?」
大和「・・・この子たちは三ヶ月前から行方不明になっていた駆逐艦の曙、霞、満潮と前任の初期艦だった叢雲です」
永井「叢雲、曙、霞、満潮か、とりあえず四人を入渠ドックに入れるぞ!」
永井と大和の二人は四人を急いで担ぎ牢屋を後にした。
執務室隠し階段前
大淀「あっ!大和さんに提督ご無事で・・・その子たちは!?」
永井「監禁されていたのを助けだしたんだ、大淀はこの子たちを頼む」
永井は担いでいた2人の駆逐艦を大淀に預け、大淀は大和と共に急ぎ執務室を後にした。
永井「とりあえず元帥に報告しないとな」ガチャッ
ピッポッパッピップッ
プルルルル!プルルルル!プルルルル!
大高元帥『大高だ』
永井「大高元帥、永井です」
大高元帥『おお、君かどうかしたか?』
永井「前任の残した機密書類を発見及び監禁されていた艦娘を救助しました」
大高元帥『そうか、それで機密書類の内容は?』
永井「ほとんどが横流しについてですが陸軍とはかなりの癒着がありました」
永井「それとC国と何度かコンタクトをとっていたようです」
大高元帥『C国か・・・厄介だな』
永井「これは日本の国防に関わる問題です」
大高元帥『この間C国によってフィリピンが占領された、だが今は佐世保と舞鶴の鎮守府が睨みを利かせているためまだ日本には来ないだろう』
大高元帥『今朝入った情報にはインドに向けて侵攻を開始したらしい』
永井「その後中東、欧州いずれは日本ですか?」
大高元帥『そう考えるのが妥当だろう』
大高元帥『とりあえず見つけた書類は部下を派遣して取りに行かせる、また何かあったら連絡してくれ』
永井「分かりました」
永井が大高元帥との電話を終えると同時に大淀が執務室に入ってきた、入渠ドックに入れた四人の報告のために来たのだろう。
永井「四人の容体はどうだ?」
大淀「かなり衰弱していましたが命に別条はありません」
永井「そうかなら良かった」ホッ
永井「しかしなぜ四人は監禁されていたんだ?」
大淀「四人は艦娘の中でもかなり気が強いので事あるごとに前任と対立していましたからそれが原因かと・・・」
永井「それで監禁さr『ヴオォォォォォォ!!!』・・・うなり声の主がお目覚めのようだな」
突如、隠し階段の奥から何者かの咆哮が聞こえてきた。
ドカーン!!
永井「扉をぶち破って来やがったな」カチャ
大淀「・・・」艤装展開
永井は拳銃を構え大淀は無言で艤装を展開し身構える。
身構えてから30秒ほどしてうなり声の主が姿を現し二人は思わず鼻を覆いたくなる激臭に見舞われた。
そいつは体の一部が腐敗し傷だらけの大型犬だった。
腐敗した犬「グルルルル!」
犬は二人を発見すると襲いかかってきた。
だがその犬の目は深い絶望が感じられた。
大淀は恐怖で動けなかったが永井は拳銃を犬の眉間に発砲し息の根を止めた。
永井「すまない、ちゃんと供養してやる」
※後日襲いかかってきた犬は手厚く供養された。
犬の亡骸運び出し後
永井「大淀、警戒配備を解除、あとヒトヨンマルマルに艦娘たちを食堂に集めてくれ全員と顔見せしないと」
大淀「了解しました」
永井「(下手したら砲撃してくるかもしれないから防弾チョッキ着とこ、あっお金も用意しないと)」
ヒトヨンマル 食堂
ザワザワ ザワザワ
「傾注ーーーー!」
全艦娘「・・・」敬礼
永井「ご苦労楽にしてくれ」敬礼
永井「本日よりこの宿毛泊地に着任した永井だ」
永井「私は前任みたいな非人道的行為はしないそれは約束する」
永井「今後の方針だがまず一週間の休暇を与える出撃や遠征、演習は禁止だ各員英気を十分養うように」
全艦娘「!?」ザワザワ
永井「それと食事についてだが間宮!」
間宮「はっ、はい!」
永井は分厚い茶封筒を間宮に渡し、
永井「このお金で買えるだけの食料を買ってきて、みんなに料理をふるまってやれ」
全艦娘「・・・」ポカーン
永井「質問がなければ以上、解散!」
驚きでフリーズしている艦娘たちを尻目に永井は話を終わらせ食堂を後にする。
永井「あっ、あと夜枷も禁止ね」
永井が食堂を去って数秒後立ち直った艦娘たちは喜んだりうれし泣きをして阿鼻叫喚だった。
KV-2めいつもワンパンしてきやがって(半ギレ)
ドイツ戦車研究してTiger Iで復讐してやるからな~
見とけよ見とけよ~