ありふれた職業の世界最強と歩む機凱少女   作:エルナ

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今回短めです。


第16話

さて、エルナが深海にて全身冷却をしている間にハジメとユエも魔法陣の上に立ち、生成魔法を習得した。その後邪魔という理由でオスカーの亡骸を嵌めていた指輪を盗って畑の隅に埋葬した後、書斎、工房を見に行った。

 

 

書斎ではこの空間の設計図を発見し、地上へ戻る転移魔法陣の場所が書いてあった。更に、オスカーの手記もあり、それによると他の“解放者”の迷宮を攻略してもそれぞれが持つ神代魔法を習得出来るようだった。元の世界へ戻る魔法もあるかもしれないと思い2人は迷宮を攻略することを決めた。

 

 

工房では様々な鉱石や見たこともない作業道具、理論書などが所狭しと保管されてあった。それを見たハジメはここで可能な限りの鍛錬と装備の充実を図ることにした。

 

 

その日の夜。

 

 

「はふぅ~、最高だぁ~」

 

 

ハジメはお風呂に入っていた。全身を弛緩させ、ボーとしながら呟く。

 

 

「しっかし、エルナはいつになったら帰ってくるんだ?もしかして、いやだったのかな〜」

 

 

そう、未だにエルナは帰ってきていなかった。故にハジメはエルナに嫌われたのかと気落ちしていると、突如、ヒタヒタと足音が聞こえ始めた。完全に油断していたハジメは戦慄する。一人で入るって言ったのに!

 

 

タプンと音を立てて湯船に入ってきたのはもちろん、

 

 

「んっ……気持ちいい……」

 

 

一糸まとわぬ姿でハジメのすぐ隣に腰を下ろすユエである。

 

 

「……ユエさんや、一人で入るって言ったよな?」

 

 

「……だが断る」

 

 

「ちょっと待て! 何でそのネタ知ってる!」

 

 

「……」

 

 

「……せめて前を隠せ。タオル沢山あったろ」

 

 

「むしろ見て」

 

 

「……」

 

 

「……えい」

 

 

「……あ、当たってるんだが?」

 

 

「当ててんのよ」

 

 

「だから何でそのネタを知ってんだ! ええい、俺は上がるからな!」

 

 

「逃がさない!」

 

 

「ちょ、まて、あっ、アッーーーーー!!!」

 

 

と、うらやまけしからんことをしている風呂に扉を開け——訂正扉を蹴り飛ばし、乱入した者がいた。

 

 

蹴り飛ばされた扉が壁に突き刺さるる音を聞きながら入口へ目を向けた2人の視線の先には背中に銃火器で完全武装した般若を幻視させる程の殺気を放っているエルナが居た。

 

 

「——【典開(レーゼン)】——ッ」

 

 

訂正今まさに無数の兵器を典開したエルナが立っていた。

 

 

「エ、エクス、ど、どこ行って——」

 

 

「【訂正】エルナ」

 

 

とりあえず話を逸らそうとしたハジメの言葉をエルナが遮る。

 

 

ハジメはエルナが名前を気に入らなかったのかもしれないと思い、前の名前で呼んだのだがどうやら気に入ってもらえていたようだ。

 

 

そのことに喜んだハジメだったが、ユエから迸った殺気と魔力にそんな場合じゃないと己を叱咤する。

 

 

ユエは立ち上がり、エルナを見据える。

 

 

しばらく見つめ合っていた2人だったがエルナが唐突に視線を逸らし、ユエの胸を一瞥した後、体を少し揺らした。それにより、ワンピースの上からでも分かる豊満なモノがたゆんと揺れた。

 

 

一層殺気と魔力を迸らせるユエにエルナは一言。

 

 

「【嘲笑】フッ」

 

 

ブチッ!!!

 

 

という音を確かにハジメはユエから聞いた。

 

 

「“蒼天”ッ」

 

 

「【典開(レーゼン)】——『偽典・蒼天(ブランメポクリフェン)』——ッ」

 

 

「ち、ちょま——ッ!」

 

 

その後お風呂がしばらく使えなかったのは言うまでもない……。

 

 




ハッハッハッ!童貞卒業などさせるものかッ!
俺の目が黒い内はエルナにだって——てぇ!お三方⁉︎なんでこちらを睨んで——

エルナ「【典開(レーゼン)】——『偽典・天撃(ヒーメアポクリフェン)』——ッ」
ハジメ「死ね」ドパンッ
ユエ「“蒼天”」

ギャアアァァァァァァァッ‼︎

エハユ「「「次回もお楽しみに」」」
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