ありふれた職業の世界最強と歩む機凱少女   作:エルナ

19 / 23
またもや1ヶ月以上も間を空けてしまいすみませんでしたm(_ _)m

そして、今回ハジメに『進入禁止(カイン・エンターク)』等の武装を再現させようと思ったのですがハジメの道具って素材の鉱石の力か鉱石に魔法を付与しているだけなんですよね。だからハジメにエルナの武装を再現させるのはやめておきます。


第17話

エルナとユエの喧嘩でお風呂が使用不能になってから2ヶ月が経過した。

 

 

あれから、3人は施設をフル活用しながら、新しい装備を作ったり、特訓をしたりして過ごしていた。

 

 

なお、エルナとユエの関係は相変わらずである。

 

 

ハジメが新しい装備をとして、義手や“宝物庫”、“魔力駆動二輪と四輪”を手に入れたり、作った。その一環でエルナの武装を義手に埋め込もうとしたことがあった。

 

 

しかし、エルナの武装を魔力で稼働出来るようにしたまでは良かったが、ハジメの膨大な魔力量でも稼働させるエネルギーが足りなかった。

 

 

しょうがないので、出力を落として、必要エネルギーを減らして、埋め込んだ。

 

 

埋め込んだ武装は『進入禁止(カイン・エンターク)』、『通行規制(アイン・ヴィーク)』、『偽典・天移(シュラポクリフェン)』である。

 

 

しかし、前者2つはともかく、『偽典・天移(シュラポクリフェン)』はハジメが使えるレベルまで出力を落とすと、ハジメから半径10m程しか転移出来なかった。それでもこの世界基準ではすごいが……。

 

 

それから、神結晶が蓄えた魔力を枯渇させた為、新たな神水が出てこなくなった。しかし、ハジメはこの神結晶に愛着があったことに加えて、魔力を蓄えることが出来るのでユエにアクセサリーにして送った。

 

 

その時、勝ち誇るユエと殺気を迸らせるエルナの姿があったそうな……。

 

 

そして、遂に3人は地上へ出る。

 

 

三階の魔法陣を起動させながら、ハジメは2人に静かな声で告げる。

 

 

「ユエ、エルナ……俺の武器や俺達の力は、地上では異端だ。聖教教会や各国が黙っているということはないだろう」

 

 

「ん……」

 

 

「【同意】」

 

 

「兵器類やアーティファクトを要求されたり、戦争参加を強制される可能性も極めて大きい」

 

 

「ん……」

 

 

「【同意】」

 

 

「教会や国だけならまだしも、バックの神を自称する狂人共も敵対するかもしれん」

 

 

「ん……」

 

 

「【同意】」

 

 

「世界を敵にまわすかもしれないヤバイ旅だ。命がいくつあっても足りないぐらいな」

 

 

「今更……」

 

 

「【否定】当機が守る。例え神であろうとハジメは殺させない」

 

 

2人の言葉に思わず苦笑いするハジメ。2人の頭を優しく撫でる。気持ちよさそうに目を細めるユエに、ハジメは一呼吸を置くと、2人を見回し、望みと覚悟を言葉にして魂に刻み込む。

 

 

「俺達は最強だ。全部なぎ倒して、世界を越えよう」

 

 

ハジメの言葉を、ユエは無表情を崩し花が咲くような笑みを浮かべ、エルナも穏やかな微笑を浮かべて、返事をした。

 

 

「んっ!」

 

 

「【肯定】がんばろう」

 

 




今回は短いですがここまでです。

次回こそは残念兎が出てきます。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。