本編については、僕の発想力が無いだけですので本当に申し訳ないです
side比企谷八幡
ジョジョの妄想
八幡「こいつはメチャ許せんよなぁ!この悪霊!」
ジョジョ「おかしい……ラバーソールは前回のコラボで雪ノ下が倒したはずだしこの世界にはいないはずだ…やめろ!俺にアルゼンチン・バックブリーカーをするな!」
モキッ!モキッ!
ジョジョ「うげあぁぁぁぁぁ!」
遥「いや、やられて当然でしょ………好き放題やりすぎ…」
妄想の中で俺がジョジョにアルゼンチンバックブリーカーをしている。やらねぇよ!やりたいけど!
あと勝手に妄想に遥を出すな!
好き放題している自覚はあったんだな。少し意外だった。
あと、前回のコラボって何だよ。別の世界に行ったお前の魂の記憶でも入ってきてるのか?そのラバーソールってのはお前の世界の四年前じゃ陽乃さんがペテンにはめて倒しただろうが。
あ、妄想の世界から帰って来た。
八幡『おい』
ビクゥ!
ジョジョ『な、何だ?アルゼンチン・バックブリーカーはやめてくれ?』
まだ妄想と現実の区別が付いてないのか?せっかくだからホントにアルゼンチンバックブリーカーをしてやろうかな。こいつはメチャ許せんしなぁ!
まぁ、それは置いといて…俺達の世界だと一色に引っ張られて帰ってしまった奉仕部の初依頼はこいつらは任務達成したらしい。その時にこいつらの世界だと平塚先生のポジションに収まった空条先生が怒りのあまりにガハマにアルゼンチンバックブリーカーをしたらしく、ガハマはあの世に行きかけたらしいが。
だからこそ腑に落ちん。
八幡『そう、その空条先生って人がアルゼンチン・バックブリーカーをやったそのエピソード。あれが何で由比ヶ浜から恨まれる原因なんだ?むしろアルゼンチン・バックブリーカーをやったそっちがガハマに恨まれてないのが不思議だぞ?俺は何もしてないからな?一色に連れ出されて帰ったんだから』
マジで何で?
ジョジョ『いや、確信が持てないから断言出来ないんだけどな?あれがガハマと俺達の関係性を変えるきっかけになったことも確かなんだよ。まぁ、それに…言っただろ?逆恨みされてるって。結局はそっちの由比ヶ浜が悪いと思うしな』
この違いのどこが由比ヶ浜に逆恨みされる要因があるんだ?検討違いだったらマジでこいつをメチャ許さんよなぁ!
ジョジョ『なぁ八幡。この世界の由比ヶ浜と雪ノ下はあの事故を謝って無いって言ったよな?』
謝ってくるどころかケンカを売られた以外の記憶がないまである。
八幡『ああ、全く。完全に知らんぷりしているな。嵐山さん達の調べで全部バレてるとも知らないで』
基本世界の比企谷八幡は知るよしも無かったようだが、生憎とこっちは有志が調べてくれた。特に木虎が。
ジョジョ「放課後、奉仕部に行くぞ。何となくだが見えてきた。由比ヶ浜…もしかしたら見たくなかったお前の辿るかも知れなかった過去を見るかも知れん。俺が知る基本世界よりももっと酷い…。だが、これだけは言うぞ。何を見てもその由比ヶ浜はお前じゃあない。赤の他人だ。そして、お前は大切な仲間だ…。それだけは忘れないでくれ」
ジョジョが更に確信を得たようだ。何か俺の記憶の何かからヒントがあったらしい。そして、ジョジョにはその過去の出来事からガハマには相容れない何かが見えたのだろう。
ガハマ「う、うん…。ありがとう…ヒッキー」
SH「ユイ嬢!辛くなったら自分を頼ってくれ!愚痴を聞くことくらいしか出来ぬが」
シュトロハイムはガハマに気があり、ガハマも満更ではないっと…。材木座が複雑な表情をしている。
ボーダーでの奉仕部の評価は最悪だからな…。
遥「ジョジョ…。上手くいくの?」
ジョジョ「それはわからん。だが、由比ヶ浜は乗り越えてくれると信じている」
遥「立ち直ると良いね…由比ヶ浜さん」
遥…こっちの由比ヶ浜のことは好きじゃないのに優しいな。さすがは俺の嫁。
ジョジョ『良い嫁だな。綾辻』
八幡『やらないぞ。悪霊』
手を出したら殺す。
ジョジョは無意識に綾辻の頭を撫でる。
ちょっと待てやコラ(# ゜Д゜)
遥「ちょっ!ジョジョ!?」
八幡『テメェ!ジョジョ!』
心の中で謝ってくるが、許すか(# ゜Д゜)
いろは「動画は撮影しておきました。後でボーダーに拡散しておきます。もちろん、ジョセフさんにも」
ナイスだ一色!
あ、ジョジョのトラウマがフラッシュバックしてくる。
広瀬由花子…旧姓山岸由花子さんという人には一色以外の奴に何かラブトラブルがあると監禁されるのか…。
誰だか知らないけどやっちまえ♪
いろは「拡散完了♪」
俺は元の体に戻ってもジョジョは死ぬ運命が待っているらしい。
ジョジョ『岬から潮風♪トンネル抜け鉄塔へ♪導かれ小道に迷い込む♪』
現実逃避で歌い始めた。中々良いメロディーだな。great daysか…こっちの世界にあるかな?
ジョジョ『八幡、末永く頼むぞ』
監禁から逃げるためだけに永住しようとするんじゃねぇ!
八幡『ざけんな。とっとと出てけよ悪霊』
悪霊退散悪霊退散、すぐに呼びましょ陰○師♪レッツゴー!
放課後…。
特別棟4階、奉仕部部室前。
ジョジョとガハマ、シュトロハイム、遥、一色、材木座が集まっていた。
ジョジョ「行くぞ…由比ヶ浜」
ガハマ「う、うん……」
ジョジョが扉をノックする。平塚先生だってやらないのに律儀な。
コンコン。
でもノック2回はトイレのノックだ。わざとだな?
雪乃「どうぞ」
ガラガラ…
雪乃「あら、来たのね。逃げ谷くん」
いつもの事だから何も思わんが、いきなりかよ。
ガハマも絶句してる。
結衣「ヒッキー…来たん……え?あたし?」
ガハマ「……」
由比ヶ浜が驚いてる。まぁ、自分が目の前にいたら怖いだろうな。俺もこの悪霊には驚いたし。
ガハマはガハマで顔をしかめている。ああ、ヒッキー呼びか。ガハマは俺が止めろと言ったら素直に従ったものな。ガハマにとってヒッキーというあだ名は強い意味があるらしい。
平塚「材木座も二人いる……どうなっているんだ?説明しろ比企谷」
ジョジョ『あ?』
八幡『ゴミ箱ダンクはやめろ?』
こいつの平塚先生嫌いは筋金入りだな。わからなくも無いけど。あっちの平塚先生は酷かった…。
ジョジョ「俺はジョナサン・ジョースター。訳あってこの比企谷八幡の体を借りている別の世界の比企谷八幡だ。ネイバーだと思えば良い」
ガハマ「あたしは由比ヶ浜結衣。あなたと区別を付けるためにこの世界ではガハマって名乗ってる。ジョナサンを助けにこの世界に来ました」
SH「自分は材木座義輝。ジョナサンとガハマと同様、そこの材木座義輝と区別を付ける為にシュトロハイムと名乗っておる。別によろしくしてくれなくても良い。多分、二度とお前達には関わらん」
ジョジョ達はズカズカと奉仕部の部室に入り込む。
こいつ、敵に対しては特に傍若無人だな。
結衣「ネイバーってわけわかんないし!ヒッキー、キモイ!」
ギロッ!
おお…めっちゃガン飛ばしている。マーダーホルダーのガン飛ばしはマジで怖い。昨日のジョセフさんで良く解った。
結衣「ひうっ!」
だろうな…。俺らですら怖いと思うし。
ガハマ「そっちのあたし。ジョジョにヒッキー呼びしないで。そう呼んで良いのはジョジョに認めてもらえる人間だけだから」
過去の記憶でも言っていたか。許可した者以外からのあだ名呼びは最大の侮辱…だったか?
結衣「ジョ、ジョジョ?」
ジョジョ「お前にはジョジョと呼ばれるのもお断りだ。ジョジョもヒッキーもDIOも俺の大切な仲間に呼んで貰いたい名前。ジョースター家は欧米の中でも特にあだ名にこだわりがある一族。親しくもない奴らに呼ばれるほど安くない」
ジョースター家にとって、ジョジョという名前には特別な意味があるらしい。だとしたら、由比ヶ浜に呼ばれたくないのもわかる。逆を言えばボーダーの事は認めてるのか?こいつは。
結衣「な、何を言っているのかわからないし!マジでキモイ!死ねば!?」
ジョジョが本気でキレ始めてるのがわかる…だけど必死に押さえ込んでる…。
ガハマの為か…。普段なら蹴倒して頭をグリグリ踏みつけてるだろうな。いい笑顔で。
だけどわからん。俺が殺すと言っても飄々とした態度で『welcome』と楽しそうに言ってくるこいつが、何故由比ヶ浜の『死ね』には怒るんだ?
ガハマ「『死ねば』なんてよく軽々しく言えるね?覚悟のないそっちのあたし」
覚悟?意味を図りかねる。だが、ガハマにはジョジョが怒っている意味がわかるらしい。こいつらの感性は独特すぎてわからん。
ガハマ「あたしもかつてはその言葉を言って、ジョジョに凄く怒られた…。殺されるかと思ったくらいに…。だってその言葉は…人に死ねと言うからには逆に自分がその人から殺される覚悟を持って初めて言って良い言葉。その人を殺した時、その人生を背負う覚悟を持てて初めて言える言葉。その人を殺さなくてはならない理由が明確かで、自分に絶対の自信を持って初めてその覚悟を決めた人が言える言葉。由比ヶ浜結衣…あなたに『死ね』と言える覚悟はあるの?」
そこまでの意味がこいつらの『殺す』には込められていたのか…。
そうか…だから俺には怒らなかったのか…。むしろそのくらいの気概を持てと…。
放った言葉にも言葉にするだけの覚悟が込められている。コイツらにとっての言葉はただの言葉じゃない。そこに込められている意思に心の意味があるんだ。
そして、ガハマにはアーシスとしての誇りがある。
結衣「な、何を言ってるのか全然分からないし…キモイ。キモイよ…」
対してはコイツは…同じ由比ヶ浜結衣の気迫に気圧されている。覚悟がない…か。確かにな。
ガハマ「キモイ…しか言えないの?大体、誰の許可をもらって比企谷さんををヒッキーって呼んでるの?あたしはとてもじゃあ無いけど言えない。あたしがジョジョをジョジョやヒッキーと呼べてるのはジョジョに認めて貰えたから。あなたは比企谷さんをヒッキーって呼べるだけの事を何かしたの?」
してもらった記憶は皆無だ。
結衣「………やったよ。クッキーを作ったもん。でも、ヒッキーは認めてくれなかったもん…」
はっ?クッキー?いつだよ。
ジョジョ「下駄箱に入れたジョイフルの事か?」
八幡『な!あれは由比ヶ浜の仕業か!何の嫌がらせだ!』
思い出した!確かに由比ヶ浜が奉仕部を訪れた翌日に、下駄箱にどこのオガライトかと思った物体があった!
コイツの仕業だったのか!あんな物のどこがクッキーだよ!
アレがお礼?はっ?どういう神経してるの?認めるどころか逆に殺意が沸いたわ!
結衣「ジョイフルってなんだし!」
ガハマ「ジョジョ…まさか」
ジョジョ「そう、お前が徐倫からアルゼンチン・バックブリーカーをされた時に作った最初のクッキー。あれをこいつは贈り物にして下駄箱にぶちこんだわけだ」
その後の光景も酷かった…卵の殻は取り除かない、小麦粉はダマになっている、バターは固形のまま。手順がボロボロ過ぎて空条徐倫先生がとうとうぶちギレ、アルゼンチンバックブリーカーをやったんだっけ。更にその後もインスタントコーヒーと砂糖を山のように入れるわ桃を入れるわ焼き加減はメチャクチャ…。めでたく新製造法のオガライトが出来上がった…あの地獄のクッキー…それが俺の下駄箱に突っ込まれていた物だったわけだ。
俺って苛められてる?って何日か悩んだもんな…。
ガハマ「うわぁ……」
ジョジョ「因みにガハマ。お前はあの時に暴言を俺に言ったのを覚えてるよな?」
ガハマ「う、うん…あの時はごめん」
ジョジョ「それはもういい。俺達にとっては済んだ事だから。話を戻すと、こいつも同じ事をした。その結果、一緒にいた一色が怒って八幡は一緒に下校したらしい。俺達はお前と一緒にお料理教室をやった。俺達との違いはここなんだが、そこは大した問題じゃあない」
では何が問題なんだ?
結衣「何で知ってるし!」
ジョジョ「体を共有している以上、互いの記憶が見れるんでな。俺の記憶と照らし合わせて大体読めた。で、雪ノ下と仲良くなってることからあのお料理教室は雪ノ下と二人でやり、その結果があのジョイフル…という結果だ。まぁ、努力と結果が伴わないのは仕方がない。だがそんな事よりも納得いかないことがある」
雪ノ下の教えを無駄にした。それも問題じゃないとジョジョは言う。だが、その通りだ。何故なら…
遥「私も分かった。ジョジョが激怒している訳が。ガハマさん。この事実を八幡くんは知らなかったんだよ。その意味がわかる?」
そう、そこ。そんなのでも俺だって謝る意思だけは汲み取るつもりだ。
だけど、言葉もメッセージカードもなく、ただ訳のわからない物を下駄箱に突っ込んだだけ。そんなもの、例え中身が一級品のクッキーでも許すつもりはない。
ガハマ「ただ下駄箱に入れただけでお礼をした気になって…それが伝わらなかったから逆恨み…酷い…こんなのないよ!」
ガハマ…これが由比ヶ浜だ。お前には見たくなかっただろうけれど。
ガハマ「ジョジョ。もしかしたらあたしが進むかもしれなかった過去ってこれだったんだね。醜いよ…とても醜くて耐えられない」
結衣「なにこいつ……ムカつく」
ガハマ「ムカつくのはこっちだし!まともに謝りも出来ない!お礼も出来ない!そんな覚悟も勇気もない人が比企谷さんをヒッキー呼ばわり!?」
なまじ同一人物だからこそ許せない…。ジョジョが言っていた。平行世界の自分同士は大抵場合は仲が悪いと。
ならばガハマから見る由比ヶ浜は、仲良くなるどころか憎悪の対象だ。
だから、ガハマはリバース・タウンを出現させる。
思わず、無意識に…。もし、リバース・タウンに自我がなければガハマはリバース・タウンをけしかけていただろうな。意志があるスタンドで良かった。
雪乃「そちらの由比ヶ浜さん、ガハマさんって言ったかしら?ジョースターくん。あなた、どんな洗脳を使ったのかは知らないけど、あなたらしい卑怯なやり方ね」
違うな。ガハマが由比ヶ浜みたいな奴だったら、視界に入れるのもジョジョは嫌だろう。だから、洗脳なんて事はせず、ガハマの心を徹底的に壊していたはすだ。
だが、ジョジョはそうせず、ガハマを身近に置いている。ジョジョという男を見誤るか雪ノ下…。
敵にしたらヤバイ人間を敵に回す才能はさすがだと言っておこう。
平塚「ジョジョ…言い過ぎではないか?」
ジョジョ「まだ言い足りないくらいだ。そして雪ノ下。いま、卑怯…と言ったよな?」
あ、不味い。
内心の黒い笑いが透けて見える。
雪乃「そうよ。この世界のあなたと同じ。職場見学の時のように。その卑怯な考えを改めなさい」
職場見学の時のように…ねぇ。
何も反省なんてしてなかったか。陽乃さんが見捨てるのもわかるわ。
ジョジョ「自惚れるな。自分を知れ。お前なんかに八幡が卑怯な事をする価値があるとでも思っているのか。何年も地道に修行してきたこいつとお前では天と地の差があるわ」
………意外だな。こいつが俺の事をそう思ってくれていただなんて…。
ああ。俺は努力したよ。親父や母さんに誇れるように、それこそ少しでも強くなる努力をしてきたさ!
ブラックトリガーが無くても忍田さんのようにノーマルトリガーで最強と呼ばれるくらいになろうと今でも努力をしている!それはジョジョだって…
恩ある城戸さんや遥…綾辻夫妻を守れるように…。
雪乃「あら?どうしてそんな事が言えるのかしら?」
だが、雪ノ下は愚かにもそう言った。ジョジョがニヤリと笑う。この笑いは…本気でキレた人間の怒りを通り越した笑い…成仏しろよ、雪ノ下。
コイツの兄貴分、東方仗助はキレたら何をするかわからない。多分、コイツも…。
ズンッ!
ジョジョは殺気を部室に振り撒く。
雪乃「!!!!!」
これだけで動けなくなる雪ノ下。ちなみに、殺気のレベルはジョセフさんが模擬戦で俺達に掛けた圧力と同じくらいだ。
それだけで雪ノ下は動くことはおろか、喋ることも出来なくなり、震えるだけ。
由比ヶ浜は気絶。平塚先生も小刻みに震える。
やるな…そういうやり方できたか。
ジョジョ「コレが殺気だ。お前が今、何とか気絶しないで耐えてるレベルの殺気。八幡はこの殺気の中でも動けたし、戦い抜いた。下手をしたら殺される。そんな恐怖の中でな。お前は何だ?そのザマは。精神力の段階で圧倒的に八幡に負けている。それにな……」
何を言う気だ?
ジョジョ「卑怯、汚いは敗者の戯言だ。卑怯だなんだと抜かすなら、その種ばらしを先に言ってからにしてみろよ。喚くだけならその辺のバカ犬だって出来る。卑怯な方法を使われたのなら、その上で更にもっと卑怯な方法で相手を欺いて見せろ。ただ気違いのように卑怯だの抜かすだけってのはな、単純に自分が相手に知恵比べで負けた事を周囲にアピールするだけなんだよ。お前は自分の無能さをアピールしただけだ」
そういう発想か…。だが、戦術とはそういうものだ。
実戦で卑怯だと嘆いたところで仕切り直しはない。あるのは冷酷な死あるのみ。
遥「卑怯さをそこまで誇るのもどうかと思うわよ?ジョジョ…」
遥は呆れはするも、それだけだ。
いろは「でも、ランク戦で格上と戦う時ってそういうものですよ?ジョジョ達ってわたしたち以上にそういうのが当たり前みたいですから、そういう考え方になるのもわかる気がしますね」
チームランク戦もそうだ。
材木座「うむっ!昨日の記録を見れば、それがわかる!命を掛けたやり取りに卑怯も汚いもないわ!ボーダーだとて同じことよ!ボーダーの仕事は突き詰めれば戦争だ!ランク戦とてスポーツではない!一種の模擬戦闘訓練よ!」
そうだな…『ジョジョ』と呼ばれた者達は工夫に工夫を重ねて敵を撃破してきた。他者から見たら卑怯だと言われるかも知れない手段で敵を欺きながら。
遥「職場見学の時に誰かが言っていたわね。葉山くんならすぐにA級になれるって…ガハマさん、あなたから見てA級ってすぐになれるもの?」
それぞれが口に出して言い、最後に遥がガハマに聞く。
どう答える?ガハマ…返答次第で俺の評価が上がりも下がりもするぞ。
ガハマ「そんな事はとても言えないよ…あたしは昨日、手も足も出なくて無様にやられた…。リバースがいなければいろはちゃんの初撃で
ガハマはキッ!と気絶している由比ヶ浜やただ震えているだけの雪ノ下を見下ろす。
ガハマ「ジョジョの殺気で身動き出来ないだけなんて今のあたしでさえならない!これでA級になれるなんて口が裂けても言えない!このゆきのん達はゆきのんじゃあない!今のゆきのんはもっと強い!力や技なんかじゃあなく、心が!」
…感心したよガハマ。自分の足元が見えているんだな。
そして、お前の世界の雪ノ下も。
羨ましいよ。その奉仕部。そんな奉仕部なら、俺も幽霊部員にならなかったかもな。たらればなんて考えても仕方の無いことだが。
ガハマ「こんなゆきのんなんてスタンドが無くても負けない!技で負けたって!戦術で負けたって!覚悟ならあたしの方がある!暗闇の荒野の中で、進むべき道筋を切り開く覚悟が!」
吹っ切れたみたいだな。何か一皮剥けた顔をしている。
例え弱くても、こんな雪ノ下には負けないはるかに強い覚悟…か。
今のガハマには指どころか両足を失っても良い覚悟がある。痛みに負けない勇気がある。
このガハマは決してこの世界の雪ノ下や葉山なんかは相手にならないだろう。
ガハマ「
ガハマからリバース・タウンが出現する。
いや、さっきまでのリバースとは違う…
R・T「マスター!やりました!克服しましたね♪マスターは成長したのです!リバース・タウンact3。act2のやる気に左右される弱点が無くなりました!常にフルマックスの力を感じます!」
スタンドの強さは精神の強さ…か。いや、スタンドに限らないんだな。精神の強さはどの戦いでも重要だ。
ガハマ「うん!ありがとう、リバース!これからもよろしくね!」
R・T「勿論です!マスター!」
ガハマ「中2!心配かけてごめん!そして見守ってくれていてありがとう!もう大丈夫だよ!ありがとう!」
ガハマはシュトロハイムの腕を取り、まるで恋人のようにシュトロハイムの肩に頭を乗せて奉仕部の奴らには目をくれずに扉に向かう。良かったな。ガハマ。
ガハマ「綾辻さんもいろはちゃんも材木座くんも…それに比企谷さんもありがとう!あたしの為に力を貸してくれて!」
ガハマがみんなに屈託のない笑顔を向け、みんなにお礼を言う。
このガハマになら……。
八幡『ジョナサン。体を返してくれ』
気に入らないが認めてやるよ。ジョジョ…いや、ジョナサン・ジョースター。
ジョジョ『ああ』
ジョナサンは体を俺に返す。限界みたいだな。ジョナサンはそのまま眠りについた。
結構無理をしていたみたいだ。
……忘れかけてるが、ジョナサンの魂は砕けている。
そんなになってまでガハマを心配していたんだな。
認めざるを得ないだろ?ジョナサンも…その頑張りに応え、成長したガハマも。
八幡「ジョジョは眠ったか。なぁ、ガハマ」
ガハマ「なに?比企谷さん?」
そんなに身構えるな。俺もお前を認めたんだ。
八幡「ヒッキーで良い」
ガハマ「え?良いの?」
その証がヒッキーと呼びを認める事。ジョナサンの二番煎じだが、それが一番だと思える。仲間だと認めた者への気持ちだと思える。
八幡「見事な啖呵だった。ジョナサンがヒッキーと呼ばせている気持ちがわかる。お前になら、ヒッキーって呼ばれても不快にはならん」
おいおい。泣くほど嬉しいのか?
ヒッキー……か。やっぱりガハマにとってはこの呼び方に誇りがあったんだな。
ガハマ「うん……ありがとう。ヒッキー。大切に呼ばせて貰うね?そして、誓うよ。ジョジョが…あたしの世界のヒッキーが戻ったら、綾辻さんにもヒッキーにも見届けてほしい!『あたしのせいで犠牲にさせてごめんなさい』じゃあ無くて、精一杯の笑顔で『助けてくれてありがとう』って!だから、カーズを倒してジョジョの魂が戻ったら、一緒に見届けて!あたしの世界に!」
後悔に満ちた謝罪よりも、前を向いた感謝の気持ちのほうが嬉しい。そこに気付いたことは小さくない。
スタンド使いの由比ヶ浜結衣…面白い女だ。
それはそれとして、ジョナサンの復活を見届けるか…そうだな。悪くはない。何よりも…。
遥「そうだね。ジョナサンには言いたいこともあるし」
いろは「奇遇ですね?綾辻先輩。わたしもです」
八幡「俺は一発殴りたい」
認めはするが、コイツらは好き放題やりすぎだ!
何を考えているのかまったく読めん!だが、せめて一発くらいは殴らないと気が済まん!
だが、お前は勘弁してやる。スタンド使いの由比ヶ浜結衣。だからもっと強くなれ。そして、更なる成長を遂げて…全てが終わった時にまた来いよ。
そして…今度はもっと良い形でチームランク戦をやろう。
俺は必ず来るであろう遠くない未来に期待をし、総武高校から出ていくガハマやシュトロハイムの後に付いて行った。
で、何で両方から俺の腕を組んでメンチ切りあってんの?遥と一色?
←To be continued