やはり俺の社畜物語は間違っている。   作:雪楓❄️

19 / 38




本編
第1話


 

俺は今職員室にいる。

 

「比企谷、これは一体なんだ?」

 

「《高校生活を振り返って》という題名の作文ですが?」

 

俺は先日、防衛任務後にこの作文の存在に気づき書いたまでは良かったんだが……まさか、呼び出されることになるとは

 

「それが何故、こんな犯行声明のような文になるのだ…」

 

やはり最後の一文のことだろう。

 

「君は容姿も別に悪くないし、友達も少なからずいる。ボーダーでも頑張っているじゃないか…」

 

「だからこそじゃないっすかね」

 

「と、とにかくこの作文は書き直しだ」

 

「は、はぁわかりました」

 

今更だが、目の前にいる先生は平塚静という名前で俺の現国の担任でもある。

ただ、結婚相手が見つからないことをよく嘆いている。原因はまぁーー

 

ブンッ

顔の横を拳が通り抜けた。

「比企谷何か失礼なことを考えていなかったか?」

 

「か、考えていませんよ…」

 

危ねぇ。なんでこの先生わかんの?

 

「とにかく、君には罰を与える。着いてきたまえ」

 

「罰?俺、なにかしましたっけ?」

 

「はぁ、自分の行動を振り返ってみたまえ…」

 

作文に関してか?いやけど、書き直せって言ってたしなぁ。わからん

 

そんなことを考えていたら、いつの間にか教室に着いたらしい。

 

「邪魔するぞ、雪ノ下」

 

「先生、入る時はノックをして下さいといつも言っているんですが?」

 

そこには、陽乃さんの妹の雪ノ下雪乃がいた。

 

「それで、そこの男は?」

 

「今日からこの部に入部する比企谷だ。ほら、自己紹介したまえ」

 

「あ、2年F組所属比企谷八幡です。えーと、ってかなんだよ入部って… 聞いてねぇぞ」

 

「これから君には私を傷つけた罰としてここで奉仕活動を命じる。異論、反論抗議口答えは一切認めん」

 

って、やっぱり勝手に思考読んで傷ついたのかよ

 

「お断りします。放課後は、ボーダーで忙しいので」

 

俺は少し強い口調で言った。

 

「あら?あなたみたいな人いなくたって別に困らないでしょう?どうせ大したことないんでしょうし」

 

「…あぁ?」

 

横から雪ノ下雪乃が入ってきた。

ムカついたので、少し口調が悪くなってしまったのだが何故か平塚先生たちは震えていた。

 

「とにかく、俺は忙しいので無理です」

 

俺はそう言って昇降口へ向かった。

 

 

〜昇降口〜

 

「先輩〜。一緒に行きましょうよ〜」

 

後ろにあざとい何かが存在している気がする。

 

「何無視してるんですかっ」

 

あざとい何かは、俺の背中に思いっきり突進してきた。……気のせいでは無かったようだ。

 

「…なんだ、一色」

 

このあざといやつは一色いろは。これでも、ボーダーNo.2の射手だ。

 

「先輩が無視するからですよ〜」

 

一色は口をプクッと膨らませている。

この通りとてつもなくあざとい。

 

「はぁ。それは悪かったがーーー」

 

「比企谷〜」

 

今度はなんだ

声のした方を見ると、独神平塚先生がいた。

 

「…今失礼なこと考えなかったか?」

 

やっぱり思考読んでるよ、この人。

 

「いえ。それで何ですか?部活なら入りませんよ?」

 

「異論、反論ーーー」

 

「先輩、ちゃんと説明してないんですか?」

 

いつもあざとい一色の目が笑っていない…

 

「それは言ったら目立つだろ…」

 

「せ・ん・ぱ・い」

 

「はい。喜んで説明させていただきます。」

 

一色に言われ、俺はある所に電話して平塚先生に電話を渡した。

 

「比企谷、すまなかった。お前があのボーダー最強だとは思わなかった。」

 

「いえ、言ってなかった俺が悪いんで。それで、部活の方はいいですよね?」

 

「それなんだがな……」

 

「…雪ノ下雪乃の更生ですか?」

 

「あぁ、彼女は正しいことしか知らない。だからこそ、彼女は世間が悪いと決めつけ変わろうとしない。比企谷、ボーダーの活動がない本当に暇な時だけでもいい、奉仕部に入ってくれないか?この通り頼む」

 

そう言い、平塚先生は頭を下げた。

この先生かっこよすぎだろ。なんで貰い手がいないんだ?

 

 

「先輩、入ってあげましょうよ。平塚先生、私も一緒に入ってもいいですかぁ?」

 

「あぁ、構わない」

 

「はぁ…わかりました。ただし、俺達が退部したいと思ったら退部させて下さい」

 

「わかった。約束しよう」

 

「それじゃあ、俺達は防衛任務があるのでこれで。」

 

俺と一色はこうして奉仕部に入ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





どうでしょうか?
自分ではこれが限界でした。

意見、異論、アドバイスなどある方はどんどんください。

八幡のヒロインも募集してます。

読んでいただきありがとうございました

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。