やはり俺の社畜物語は間違っている。   作:雪楓❄️

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最近更新が遅れて申し訳ありません。

少々リアルが忙しく出来るだけ投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

設定について強すぎるなど色々な感想を頂いたので設定をかなり変えました。ので、設定を見てもらえると助かります。



第4話

今日はたまたま防衛任務が無かったため、戸塚との約束を思い出して遥からコート使用許可をとりテニスコートへと向かったのだが……

由比ヶ浜が奉仕部に来て以来、俺と一色は1度も奉仕部には行っていなかったため、依頼などが来ていることなど知らず今に至る。

 

「…それでこれはどーいう状況なんだ?戸塚」

 

「えーと、奉仕部にーーーーーーーー。それで葉山君たちがーーーーーてことがあって。」

 

(詳しくは原作にてお願い致します)

 

「さんきゅーな、戸塚。とりあえず、そこでへばってる雪ノ下は下がれ。由比ヶ浜は雪ノ下に水でも持ってきてやれ」

 

「なっ!?私はまだ出来るわ」

 

いや、その格好でいわれても説得力ないぞ。

現に雪ノ下は今にも倒れそうな程フラフラしている。

 

「いや無理だ。大人しく下がって見とけ。……という訳だ葉山、俺が代わっても大丈夫だよな?」

 

「あぁ。優美子もそれでいいか?」

 

「あーしは別に構わないし」

 

今の点差は、お互いワンセットずつ取った上で40ー0。1点も取られるわけにはいかないか。

 

「そっちのサーブだろ?さっさとやろうぜ」

 

髪を下ろしていると視界が悪いので俺は下ろしてる前髪をピンでとめた。

 

「あぁ。そっちは1人で大丈夫なのかい?」

 

「別に構わない」

 

と素っ気なく返すと

 

『せっかく葉山君が心配してるのになんなのー、あの男子』

 

など流石はリア充の王様だな。と思わざるを得ない声が聞こえた。

 

『あの男子、カッコイイよね?どこのクラスだろ〜』

 

などとよく分からないことを口走る人もいた。

 

「…後悔するし!」

 

目の前の女王様はお怒りのようで、中々の速さでサーブを打ってきた。

俺はそれを軽く残念嵐山さんの足元に打ち返した。

 

「…40-15」

 

残念嵐山さんは何やら驚いた顔をしているがどーしたのだろうか

さっきまで『隼人、隼人』と大声でコールしていた観客も黙っているし。

 

「ハチくん、やりすぎだよぉ」

 

「ハチ、やっぱり馬鹿だな〜」

 

「八幡くん、凄いね」

 

「ハチくん、流石だね〜」

 

「ハチ先輩目立ち過ぎでしょ」

 

「比企谷さん、流石です」

 

「先輩〜、なんで誘ってくれなかったんですか〜」

 

なんで、総武のボーダー隊員全員いるんだよ!

ちなみに、上から、めぐりさん、出水、三上、宇佐美、菊地原、歌川、一色である。

奈良坂と三輪は何も言わなかったが…

 

「さて、葉山まだ続けるか?」

 

「…あぁ。もちろん続けるさ」

 

「ちょっ、隼人。無理だって、今の見たでしょ?」

 

「優美子、あと1点で勝てるんだ。あいつよりも勝てる可能性は高い。」

 

せっかくチャンスやったのに。

 

「…そーか。じゃあ続きをやろうか」

 

サーブは交代制らしいので次は俺の番。ボールを上げ思いっ切り振り抜いた。

 

ガシャン

 

コートにバウンドした跡があり、ボールは後ろの金網に当たった。

 

「…40ー30」

 

うむ。快調だな

 

あーしさんは何やら顔を真っ青にして戦意喪失しているし、周りもいつの間にか黙りこんでしまった。

 

え?俺が悪いの…

 

「…何をしてるんですか」

 

丁度騒ぎを聞きつけた、遥がやって来た。

 

「実はーーーーーという事だ」

 

俺は簡潔に説明をした。

 

「ありがとう、八幡。…葉山くんと三浦さんは付いてきてください。」

 

「くっ、なんでだい?」

 

「お2人は申請をしていないので。」

 

「それなら、ヒキタニくんもじゃないのか?」

 

「…"比企谷"くんはちゃんと申請をしています。なので二人だけです」

 

遥が比企谷の部分を強調して言ったが、多分葉山は気付いていないだろう。

遥に連れられるようにして、2人は校舎に入っていった。

 

「八幡、ありがとう!」

 

「いや、むしろなんか悪かったな。うちの部活の奴が」

 

「八幡も奉仕部なの?」

 

戸塚は首を傾げながら聞いた。

何この生き物。天使?天使なのか!?

 

「あ、あぁ。色々事情があってな。」

 

「そっかぁ。それなら八幡に依頼すれば良かったね」

 

戸塚はそう言うと「雪ノ下さんを見てくる」と言って保健室に行った。

 

「先輩?奉仕部の依頼なら、私も参加するべきでしたよね?」

 

俺の後ろには鬼がいました。

 

「そ、それはアレがアレでアレだったんだよ」

 

「……今回は許しますけど、次はないですよ!」

 

と口を膨らませながら言ったが、正直可愛すぎる」

 

「なっ!?またですか!」

 

一色は顔を真っ赤にしてさらに怒ってしまったのか動かなくなってしまった……解せぬ

 

「八幡〜。」

 

ん?ここにいるはずの無い人の声が……

きっと気の所為だろう。

 

「お姉さんを無視するなんて、許せませんな〜」

 

と言いながら俺におぶさってくる不審者が約1名。

 

「…何でここにいるんですか?…………陽乃さん」

 

「ん?いやぁねぇ、八幡たちから色々と雪乃ちゃんのことを聞いたから見に来たんだけどね〜。あれはもうダメそうだね」

 

いくらOGだからと言って、こんなに自由にさせていていいのかうちの学校よ。

 

「って陽さん、何してるんですか!」

 

いつの間にか回復した、一色が陽乃さんをようやく確認したようだ。

 

「見ての通り我らが隊長に甘えてるんだよ〜」

 

「ず、ずるいです」

 

一色は俺の腕に抱きついてきた。

ん、不味くないか?これ

たしか、さっきまで周りに出水たちがいたような……

 

カシャ

 

「これ綾辻に送るからな、ハチ」

 

「遥ちゃんに報告だな〜」

 

……最悪だ。

よりにも寄って、出水と宇佐美だけなんで残ってんだよ

 

ん?こっちにまた二人向かって来てる…これ片方遥だよな?うん、間違いない。俺のサイドエフェクトがそー言ってる。

 

ってカッコつける場合じゃない。この2人引き剥がさないと。

 

「ちょ、陽乃さん、一色離れてくれ。まじで、俺が死ぬーーー」

 

「八幡?何いちゃついてるの?」

 

遅かった。声がする方を見るとあーしさんと修羅がいらっしゃいました。

 

「は、遥。すみませんでした」

 

俺は奥義と言っても過言ではないほど綺麗な土下座を決めた。

 

「……はぁ。毎度毎度、色んな女の子にくっつかれてるのを見る私の気持ちも分かってほしいんだけどな」

 

別に俺だって好きでこーなってるんじゃない。と言いたいところだが、口に出した瞬間死ぬ未来が見えるのでやめておいた。あれ?俺2つめのサイドエフェクト発現した?

 

「俺が好きなのは遥だから」

 

と言って頭を撫でる。

 

「…じゃあ、今度のデートの時何か買ってね」

 

耳まで真っ赤にしていたがなんとか許してくれたようだ。

てか、いつの間に我隊のアホ2人は逃げてんだよ。

 

「それじゃあ、いろはちゃん、陽乃さんお話しましょうね」

 

ふっ、自業自得だ。

遥に連れられ2人とも行ってしまった。

 

「…それでなにか用か?三浦」

 

「さっきまで威厳の欠片も無かったのによく格好つけられるし。」

 

三浦さん、もう忘れたいんでほんと。辞めてください。

 

「さっきは悪かったし。迷惑かけて」

 

「…謝る相手なら俺じゃない。戸塚だ」

 

「わかってるし。一応言いに来ただけだし」

 

女王様は相変わらずなようで、それだけ言って校舎の方に戻っていった。

いやー、謝られるとは。なんだかんだ言っていい奴なんだろうな。

 

さて、俺もやることやりますかね。

 

「さて、出水。さっきの写真消すよな?」

 

コソコソ逃げようとしていた出水を捕まえた。

こいつら、俺のサイドエフェクト知ってるのに逃げられると思ったのか?

 

「わ、わかったって。」

 

そう言って写真は消させた。

 

ブー、ブー

 

ん?LINEか?

 

『比企谷、いちゃつきすぎー笑《頭撫でてる写真》』

 

通知OFFにしていたから気付かなかったが、ボーダー高校生のグループに写真が載っていた。

 

「出水…、あとでランク戦100本な」

 

「ゆ、許してくれー!」

 

 

 

この後、本部で出水とランク戦(笑)をした。

結果?もちろん91ー9で快勝したわ

我隊のアホ2人は、相変わらずだが………

少しはめぐりさんを見習ってほしいものだ

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、三浦と葉山は1週間の奉仕活動らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




えー、どーでしたでしょうか。

この場面だとどうしても三浦がアンチ傾向になってしまうので最後に謝罪という形を取らせていただきました。

陽乃さんを出すタイミングが中々なかったのでちょっと無理やりですが出してみました。

次回も読んでいただけると嬉しいです。


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