やはり俺の社畜物語は間違っている。   作:雪楓❄️

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このコラボに関しては、僕のリアルでの事情もあり全て本城淳さんに執筆して頂いております。

またこちらの視点と、本城さん側の視点で書かれているので本城さんの方でも読んでみて下さい!!


番外編:2

side忍田 真史

 

私の前にいる1つの集団に私は内心冷や汗をかきまくっていた。

一見すると比企谷隊の隊長、比企谷八幡の妹の小町さんだ。だが、目の前の彼女は明らかに別人だとわかる。あの子の持つ愛らしさ、人懐こさがまったく感じられない。あるのは鋭利な日本刀を思わせる冷たい視線。

この子はただ者ではない。私の勘が正しければいくつもの修羅場を駆け巡り、息をするように人を殺すことが日常の人間がする目だ。

他にも知っている者もいる。

技術開発部にいる材木座義輝君…。彼にしては大分痩せているからすぐに別人だとわかった。

次に川崎大志君。彼は確か先日の入隊試験を受けていたはずだ。だが、彼の瞳も実戦を経験したことのある戦士のような目だ。甘さがない。

後は……職場見学の時にトラブルを起こした雪ノ下家のご息女で比企谷隊のアタッカー、雪ノ下陽乃君の妹、雪ノ下雪乃さんの友人、由比ヶ浜さん…だったかな?彼女は他の知っている人物に比べればまだこちら側だ。だが、やはり纏う雰囲気は何らかの実戦をこなしたことがある雰囲気だ。動きにも訓練された者の形跡がある。

後は……何故かこんな集団の中にいるのかわからない幼女と隼、それに初老のおじいさんだ。

おじいさん…確かジョセフ・ジョースターさんと言ったか…。ジョセフさんもヤバい雰囲気を纏っている。態度もおどけて隙を見せているように見えるが私は誤魔化されない。

一見好好爺に見えるその目付きは比企谷小町君のそれと同質の鋭利な物。いや、それ以上だ。隙なく周囲に目線を張り巡らせ、僅かな隙も逃さない。その頭の中ではどんな策が思い付いているのだろう。

そのヤバさは隣に座る城戸司令も気付いている。立場上たじろぐ訳にはいかないが…。

 

城戸「とんでもないことを仕出かしてくれたな…ボーダーの隊員の実質半数近くが君達にやられた。もしベイルアウトシステムで本部まで転送されるシステムを実装していなければ多数の怪我人が出ていただろう」

 

普通なら誰もがそのヤクザ顔負けの雰囲気に飲まれてビクビクするであろう城戸司令の態度も、比企谷小町君はふざけ半分で答える。

 

リサリサ「まぁ、あなた達みたいに小町達は甘くないからね。きっかり気絶するまでは相手を攻撃するのを小町達はやめないから」

 

熟練の戦士の考え方だ。どこまでの経験を積めばそんな容赦のない考え方ができる。そして、実行に移せる…。

うちの隊員達では敵わないはずだ。潜ってきた修羅場が違い過ぎる。

 

城戸「自分が何をしたのかわかっているのか!」

 

リサリサ「わかってるよ?あなた達は違うけど、大半の人達はベイルアウトが出来る関係からみんな本気で死の危機感が足りない。精鋭と呼ばれる人達も、自分が死ぬことを考えていない。だから身を守る事が疎かになるし、心のどこかで隙ができる。そこがボーダーの弱点。大体良いの?小町達をここに入れて。ボーダーのシステムが集中している場所でしょ?破壊されたら終わりじゃあないの?」

 

比企谷小町君の雰囲気から殺気が漏れだす。こ、これは……この私ですら飲まれる殺気…。

 

ジョセフ「やめんか!」

 

ゴン!

ジョセフさんが小町君に拳骨を落とす。雰囲気が一瞬だけ漫才を思わせる状態になる。だが、小町君…いや、エリザベス・ジョースターと名乗ったかな?エリザベス君の言っていることは脅しでも何でもないのがわかる。

奈良坂君達が一瞬で倒されたあの攻撃…。1キロはあった距離にある途中の遮蔽物は全て溶かされ、二人を射ぬいていた。あんなことはブラックトリガーでも中々お目にかかる事はない。本気を出せばボーダーは壊滅される。エリザベス君の目は本気だ。

 

城戸「下手なネイバーより質が悪いぞ!忍田くん。君ならば何とかなるかね?」

 

忍田「…………無理ですね。戦闘記録を見ましたが、三輪隊を含めてなす術なく完敗しています…。本当に比企谷小町かと疑いたくなる…」

 

無茶を言ってくれる。生身でオリオン体をあっさり破壊する人間にどう立ち向かえというのだ。超能力のように三輪君を持ち上げた力だってわからない。スタンド…とか言っていたが、あれはまずい。何をされたのかわからないのが一番まずい。私ではなす術なくやられる。

 

城戸「く……聞けば君達は比企谷隊長に取り付いているパラレルワールドの比企谷八幡の魂を回収しに来たらしいが」

 

その話も信じられないな。だが、比企谷隊長も謎の気絶をしている。妹がこれなんだ。その比企谷八幡もただ者ではないだろう。

 

リサリサ「取り憑いたとかお兄ちゃんを悪霊みたいに言うのは止めてくれないかな。始末するよ?そもそもこの事態だって三輪さんを始めとしてそっちから仕掛けてきたからおもしろはんぶ………楽し………………仕方なく返り討ちにしただけじゃんか。何で小町達が悪者扱いされなきゃなんないか教えて貰いたいんだけど?」

 

今、面白半分とか楽しくとか言いかけなかったか?この娘は。

 

シーザー(大志)「師匠……本音が出てますよ?あの人達ボコるとき凄い生き生きとしてましたもんね…」

 

スージー(京華)「リサリサ様、楽しそうだったー♪」

 

シュトロハイム(材木座。以下SH)「ドSなのは相変わらずだな…」

 

この集団は……

 

城戸「く……」

 

エリザベス君が指を城戸司令に向ける。記録映像にあった謎の攻撃でもそれをやっていた。トリオン体にならなくても出来る攻撃……まるで銃口を突きつけられた気分であろう城戸司令の額にも脂汗が浮かんでいる。

 

忍田「その件についてはこちらの落ち度だったことは認める。だが、被害が甚大すぎる…君の攻撃に対して何故か隊員達が負傷しているのだ」

 

これがわからない…ベイルアウトして緊急脱出した者達が何故肉体にも負傷が出ていたのか…。

 

リサリサ「スタンドの特性が出たんだね。スタンドが受けたダメージは本体にもダメージが行くから。そうできないようにすることも出来るけど、ちょっと頭に来たからね。教訓を与える事も兼ねて本体に死なない程度にダメージが行くように攻撃した。話も聞かないで襲ってくるから容赦する気は無いからね」

 

トリオン体のダメージが肉体にも現れる。ボーダー殺しもいい加減にしてほしい。それに、何の教訓だ?

 

忍田「それは何故かな?」

 

リサリサ「安全性優先のベイルアウトシステムは素晴らしいと思うよ?だけど、だからと言って戦闘で致命傷を負ってもベイルアウトするだけだから大丈夫……。そんな考えがどこかでちらついているから米屋さんや三輪さんみたいなミスを起こすんだよ。戦う姿勢が気に入らないんだよね」

 

ジョセフ「覚悟か……。戦いに身を置くならば、敵を倒すというのであれば、逆に自分も始末される覚悟を常に持って戦いに望むべし…ベイルアウトとか言う安全がある程度保証されているのであれば覚悟は養われない。小町はそう言いたいのじゃな?」

 

バカな…ボーダー隊員は四年前の大規模侵攻を知っている。だから命懸けでネイバーのトリオン兵と戦っているのだ。それをまるでごっこ遊びのように…。

 

忍田「そうでないと信じたいところですが…」

 

私は沸き上がる怒りを飲み込み、努めて冷静に言った。

 

リサリサ「だったら小町達に姿を現した段階で臨戦体勢を取るべきだったんだよ。対応が取れていたのは奈良坂さんと小寺さんだけ。それについてはどう思いますか?忍田さん」

 

忍田「……まさか生身でトリオン体を撃破出来るものがいるとは考えないだろう?」

 

言ってから気が付いた。そこに慢心があったのでは無いのかと…。

 

リサリサ「ですが、現に生身の小町がトリオン体を完膚なきまでに叩きのめしましたよね?そこなんですよ。覚悟が足りないと思うところは。もしかしたら何か自分達の常識を覆す手段があるかもしれない。トリオン体だからといってベ必ずイルアウトする保証はあるんですか?この本部が破壊されたら?ベイルアウトシステムに異常が発生していたら?もしかしたらそんな異常を起こしているかもしれない。なのに、何故小町達に無防備のままでいられたのかが不思議です」

 

私はそこで黙ってしまう。確かにその通りだ。この娘が本気なら、ベイルアウトシステムを簡単に破壊できてもおかしくない。訳のわからない存在が現れたのなら、ノコノコと姿を簡単に見せるべきじゃなかった。

ましてや冷静さを失って連携も何もなく一方的に蹂躙される…戦闘集団にあるまじき行為…。

 

リサリサ「相手が勝ち誇ったとき、既にその人は敗北している。大人数で小町達を取り囲んで、武器を持っていた安心感から三輪さんを始めとして小町にやられた人達は油断して負けた。自分達がやられるなんて露にも思っていなかった。覚悟がなかった。違いますか?」

 

確かにだ…。そして、この娘はそんな戦いを何度も経験している。うちの隊員では絶対に束でかかっても正攻法では勝てない。

 

忍田「君の言い分はわかった。ボーダーの方に非がなかったわけでも無いのは認める。だが…このままではボーダーは壊滅だ。隊員の半数近くが肉体、トリオン体共にボロボロでしばらくは防衛任務には出られない。聞けば君達の目的は比企谷隊長の中に眠る君達の世界の比企谷隊長を回収すること…どうだろうか?君達、ボーダーに臨時隊員として入隊する気は無いか?君達は比企谷隊長の側で魂の回収方法を試せるし、その間の身分やこの本部や三門市限定ではあるが、ある程度の行動の自由は許可しよう。その代わり、毎日防衛任務に入ってもらい、我々は欠けた戦力を取り戻す合間の防衛力を補える。

今回は話を聞かずに我々は君達に攻撃しようとした。対して君は過剰防衛の結果によってこちらに甚大な被害をもたらした。互いの落としどころはこんなところにしたいが、どうかな?」

 

城戸「忍田くん!」

 

私の提案に城戸司令は激昂する。しかし、これが実戦なら負けていた。いや、もう既にボーダーが負けている。ならば円満に落とし所を決めなければ我々に明日はない。幸い彼らはネイバーのトリオン兵ではない。話は通じる。交渉の余地はある。

 

忍田「城戸さん。彼らは生身でトリオン体を破壊できる程の力を持った人間。ならば、正規隊員が治療を終えるまでの間だけでも穴埋めをし、目的を果たして帰って貰えば良いとは思いませんか?元々彼等はこの世界とは無関係の人間です。互いが妥協点を出さなければ、どちらにとっても最悪な結果になるでしょう。防衛任務の失敗がボーダーにとっては一番最悪な結果、ネイバーとは違う異世界の客人にとってはそちらの比企谷隊長の魂の回収を失敗することが最悪な結果。落としどころはここだと思いますが?」

 

私の話で向こう側のエリザベス君を見る視線が冷ややかだ。良かった…。相手が良心の残っている集団で。

もしそうでなければ今日がボーダーの命日だっただろう。この集団の強さは強さや技ではない。戦う事への覚悟が違い過ぎる。

ネイバーではないが、ネイバーに近しいスタンド使い。

ニアー・ネイバー・スタンドユーザー…略してニネス。

私は彼らをそう仮称することにした。

 

 

side比企谷八幡

 

比企谷隊隊室

 

エリザベスと名乗る集団を捕獲した俺達比企谷隊は、自分の隊室に戻って待機をしていた。だが、あれはわざと捕まった…。三輪達を含めていくつもの隊を完膚なまでに全滅させたあいつらが、そんなに甘いものじゃないのはわかっている。俺は上着を脱いで凝った肩を解しながら、自分の状況を隊の皆に話した。

遥は現在は広報の方で駆り出されている。奴らのやらかした事に関することでバタバタだろう。くそっ!せっかく今日は遥が晩飯を作ってくれることになっていたのに!

 

陽乃「へぇ…ちょっと信じられないかな?八幡君の中に別の八幡君がいるって…。でも呼び出された材木座君が確かに二人いたし、小町ちゃんがあんなに強いわけがないし…別人と考えたほうが自然なのか」

 

ジョジョの奴が陽乃さんの事を評価している。こいつの話を信じるならば、こいつは何度も別の平行世界の俺達と会っているらしい。中にはこの世界に似た世界もあり、大抵の場合は陽乃さんは味方のようだ。大抵の場合は…ということは敵の場合もあるということか。

 

いろは「ふぅん……でも、何か気持ち悪いですね?自分ではない自分がいきなり現れるって」

 

一色の言うとおりだ。実際気味が悪い。こいつは俺であって俺じゃない…。だが、こいつはボーダーのある世界の中では俺の事を気に入っていると言っている。ある一点だけ……相容れない部分…多分だが、人殺しの部分だろう。こいつは人殺しをしてきている。しかも、わりかし日常的に…。

人間関係にも興味があるようだ。特に何故か一色には思い入れがあるように感じる。かわいいのは認めるけど、一色に?俺が?ないない。

こいつの独り言を聞いていると一色の場合は味方か赤の他人の場合が殆んどらしい。特にこのボーダーの世界の場合は。

中には二人とも敵対関係の場合もあるとか。信じられんな。

 

めぐり「比企谷君は体に異変とかはないの?」

 

八幡「いえ、特に異常とかはないですね。たまに性格の悪い声が聞こえるだけで」

 

ジョジョ『性格が悪いとか…誉めるな…照れるぞ』

 

性格が悪いとか言われて喜んでやがる!

 

八幡『誉めてねぇよ!』

 

ジョジョ『うん。知ってる』

 

まじでムカつく奴だな!

 

ジョジョ『なぁ、ちょっと良いか?』

 

八幡『あ?何だよ。テメェの妹のせいで帰れなくなったから虫の居所が悪いんだが?』

 

ジョジョ『それは小町…リサリサに言ってくれ。まぁ、そう喧嘩腰になんなって。それならこうしないか』

 

八幡『葉山かテメーは』

 

ジョジョ『ブラボー!オー!ブラボー!』

 

カチン!

 

八幡「てめぇ!ホントに舐めてんだろ!」

 

いろは「ひゃっ!せんぱーい!急に大声出さないでくださいよ!ビックリするじゃないですか」

 

本当に声を上げてしまい、一色を驚かせてしまった。

こいつ…マジで気に入らねぇ。だが……とんでもなく強い…それだけはわかる。肉体的な強さとかそう言うのではない…。精神的なヤツだ…。こいつでも三輪隊はあっさりやられていた…殺気が半端じゃない。

 

ジョジョ『悪かった。本気で聞きたいことがあったんだ。この世界の事だ。この世界の情報が何一つとしてわからん。出来れば教えて欲しい。』

 

今度は本気の問いかけだ。

 

八幡『ち……何を聞きたい』

 

ムカつく奴だが、聞かれるからには答えてやろう。

俺は色々と聞かれ、この世界の事を教えてると同時に、逆にこいつの環境も掴めて来た。

こいつが言うには他にもいくつもの世界があるが、その中でも基準となる基本世界というのがあるらしい。その世界と俺達でも大分違うようだ。

 

ジョジョの世界=基本世界=俺達の世界

 

ジョースター家?とそれなまつわる歴史やSPW財団?

ある=あるが関わりなし=なし

ジョースター家はともかく、そんな世界トップの財団があるならばボーダーが掴んでいないわけがない。

 

スタンドや波紋の存在

ある=あるが関わりなし=なし

そうか…エリザベスとかという偽物小町が使ったのはその力か…。しかし、その能力の異質さはなんだ…。1つ1つがブラックトリガークラスじゃないか!時を止めたり触った物を爆弾に変えたり…。

 

ヴァレンタイン大統領

在任中=大統領は別人(存在はしている)=別人(多分いない)

このアメリカ大統領が偽物小町を連れてきたのか。早くこいつを連れ帰れよ。

 

ボーダーの組織とネイバー

なし=なし=ある

ネイバーの侵攻はないのか…。だが、1つ1つがブラックトリガー並の能力が当たり前の世界とどっちが良いかと聞かれれば…悩むな…。

 

三門市

なし=なし=千葉にある

三門市がない……だと?

 

次に俺を取り巻く環境。

 

総武高校

全てあり

まぁこれには驚かん。

 

奉仕部

副部長…というかジョースター家や財団が半ば私物化=部員=半幽霊部員

はぁ?あんな部活の副部長?俺なら死んでもごめんだがな。

 

幼なじみ

いろは、静・ジョースター、小町、仗助、同列扱いで陽乃さん=小町=綾辻、小町、同列扱いで一色、陽乃さん、城廻先輩、ボーダー数名

遥がいない……だと?………うけねぇ。俺に死ねと言ってるのか?その世界は。静・ジョースター…か。どうせこいつと似たようなもんだろ?(正解)

 

葉山グループとの関係

三浦と海老名は仲間で他は半ば敵対で今後次第=微妙な関係だがほぼ他人=敵対

はぁ?三浦が仲間?冗談だろ?こいつの環境にはマジで訳がわからねぇ。

 

平塚静との関係

敵対=顧問=顧問

おいおい……。三浦が仲間なのに平塚先生が敵とか…。一応は話はわかる人だと思うんだけどな。

 

戸塚、川崎兄弟、材木座先輩との関係

仲間=友人関係=仲間、または仲間候補

これは同意だ。材木座や川崎はともかく、戸塚は天使。誰が何と言おうと戸塚は天使…。はぁ?前世はロンドンのチンピラだった?ふざけてるのか?

 

静・ジョースターの存在

幼なじみで相棒=いるが他人=不明(多分いない)

相棒……ねぇ。やっぱり録なものじゃなさそうだ。

 

比企谷八幡の彼女

一色いろは=なし=綾辻遥

はぁ?遥がいないってだけでも狂いそうなのに、その上一色が彼女…というか婚約者?マジで?

 

裏の顔

SPW財団関東支部支部長=なし=ボーダー比企谷隊隊長

既に大学を卒業しているとか…チートか!それに世界的財団の関東支社の社長!?雪ノ下建設を吸収して下部支社の傘下に収めてる!?財団だけ寄越せ!もっと寄付をしろよ!

 

そして、ここが重要。こいつらは雪ノ下と由比ヶ浜も仲間として扱ってる…だと?あのくそどもを?

自分が全て正しいと思っている勘違い女と、自分の思い通りにならなければすぐにキモいとか言い出すアホな女を?マジで?

あれ?確かこいつを助けに来た集団の中に由比ヶ浜がいたよな?マジかよ…。一人だけでも胸くそ悪いのに、よりにもよってあいつが来たのか…。置いて来いよ。

あー…胃が痛い。

 

綾辻「八幡いる?」

 

八幡「遥か…どうした?」

 

綾辻「あれ?八幡…首の裏にこんな星形の痣なんてあったっけ?それに耳にある3つ並んだほくろも…」

 

はぁ?そんなものがあるならとっくの昔に気付いているぞ!?

 

八幡「何だって!?俺にはそんなもの無かったぞ!?ジョジョ!お前の仕業か!」

 

ジョジョ『あー、俺の体の特徴が出ちまってるな。ジョースター家の特徴とディオの特徴だ…それ』

 

八幡「………野郎、ジョジョ……」

 

無駄な物を人に付けやがって…。

 

綾辻「それよりも大変!あの変な人たちが臨時の隊員になっちゃったの!」

 

遥の背後から、あの集団がボーダーの制服を着て入ってきた。なんでボーダーの制服を着てるの?

 

リサリサ「ど、どうも~…今日から皆さんが復帰するまでの間、臨時でA級部隊になった『アーシス戦闘潮流エリザベス・ジョースター隊』の比企谷小町…じゃあなかった、エリザベス・ジョースターで~す…」

 

気まずそうな顔をしたエリザベスが入ってきた。ジョジョがヤレヤレだぜ…とか言っているが、こっちがヤレヤレだぜだよ!ふざけるな!

 

←To be continued


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