やはり俺の社畜物語は間違っている。   作:雪楓❄️

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今回のコラボ、殆ど本城さんが書いてくれているのですが戦闘描写がとてつもなく上手いですよね…。

僕もいただいたのを読んでから載せるのですが、読む度に自分の下手くそさがよく分かります……





番外編:6

side綾辻遥

 

ジョセフさんが訓練室に入り、代わりに撃破された三人がトボトボと出てきた。小町ちゃん…ええっと、リサリサちゃんは三人を一瞥する。

 

リサリサ「シュトロハイムさんは頑張りました。あの八幡さんのサイドエフェクトと相性が悪かったゆえですので仕方ありません。ただ、あまりガンズ・アンド・ローゼズを過信しないことです」

 

SH「ぬう…世界は違えど八幡は八幡なのだな。強さとかよりも瞬時にあんな作戦…しかも十分に使いこなせていないスタンド能力で自分等をああも容易くやられてしまうとは…」

 

リサリサ「無敵の能力なんて存在しない。今後は気をつけて下さい。それよりも…」

 

リサリサちゃんは由比ヶ浜さんと川崎大志くん…特に川崎大志くんを強く睨む。

 

リサリサ「結衣さんはまだ仕方ありません。戦術とかは勉強中なんですから。それよりもシーザー。あなたの体たらくは何?」

 

小町ちゃんのジト目を受けて大志くんが後ずさる。

 

シーザー「し、師匠…いえ、これはですね…お兄さんが強すぎたのであって…」

 

リサリサ「八十年前と違うんだから、少しは戦術を勉強しなさいって言ったよね?あと、何度も言うけど小町には彼氏も弟もいないからね?あと、あの八幡さんは確かにお兄ちゃんの魂を宿してるけど、お兄ちゃんじゃあないからね?強いのは認めるけど。今後はジョセフや材木座さんに戦術を教わること!それまではシーザーは霊長類ヒト科のアカノタニン!いいね!」

 

知り合いですらなくなってる。こっちの小町ちゃんもたまに容赦ないけど、リサリサちゃんはもっと容赦がないなぁ…。

でも、この戦い程じゃ無いにしても、戦いって工夫とかなんだなって本当に思うな。チームランク戦とか本当に作戦と作戦の応酬だもの。特に比企谷隊とかは連携とか上手いものね。八幡くんの作戦の立て方とかも上手いし。今回はあっちがオペレーターなしだからめぐり会長がオペレーターをしなかったけど、オペレーターが揃った時の比企谷隊はもっと強い。

 

リサリサ「綾辻さん。八幡さんはまだ何かを隠していますよね?」

 

驚いたことに小町ちゃんは八幡くんが切り札を隠している事に気がついた。何でわかったの!?

 

遥「わかるんだね?小町ちゃん……じゃなくてリサリサちゃん。ビックリするよ?八幡くんの切り札は」

 

私はゴーグル越しにモニターを見る。これがないとスタンド?って見えないもの。

あっちの八幡くんが持っているあの黄色いスタンド…あれも凄い。材木座君の腕を白刃取りしたと思ったら、次の瞬間にはぶっ飛ばしていた。あれが時間を止める能力なんだ。それに、水の上に立てるって……。

 

遥「凄いのはそっちの八幡くんのスタンドと……トリオンに似た力の波紋も凄いね…」

 

リサリサ「ザ・ワールドと波紋を初めて使ってあそこまで使いこなせる八幡さんの才能も……ですよ。普通なら振り回されますね」

 

そうだね。私だったら使いこなせる自信がない。

 

リサリサ「でも、ジョセフ相手は一筋縄じゃあいかないよ」

 

遥「そんなに能力が強いの?ジョセフさんは」

 

あのスタンド能力はあまり強そうには見えないんだけどなぁ。

 

 

side一色いろは

 

いろは「ジョセフ・ジョースターさん…でしたよね?あなたのあのツタのスタンドは念写以外にも何か能力はあるんですか?」

 

ジョセフ「ないぞ?いろはよ。ワシのスタンドは先の三人に比べても弱い。まぁ、簡単には負けるつもりはないがな。ハッピー、ウレピー、ヨロピクねー♪じゃ」

 

ふざけてるんですか?ふざけてますよね?なんか指を上に上げて踊るようなポーズ…スタンドが対して驚異じゃないのはあの由比ヶ浜先輩とかでわかりました。なのにこの余裕…。段々頭にきました。この人たちは本当に気分が悪いです。

そう思っていた瞬間…。ジョセフさんの目付きが一変する。

 

ズンッ!

 

場の空気が一気に重くなる。

なにっ!?この空気!急にジョセフさんが怖くなった!

 

陽乃「こ、これは……ハーミット・パープルは念写の力が能力じゃなかったの?」

 

八幡「違う……スタンドの力でも波紋の力でも何でもない……異様なまでの殺気が場を支配している!これはヤバい!経験している修羅場が段違いだ!散るぞ!」

 

言われなくても散りますよ!こんな人とまともに正面からぶつかってたら命がいくつあっても足りません!

わたしは逃げるように散会する。体が重く感じる…。これが本物の人を殺したことのある人間が持つ殺気…。

ネイバーなんて目じゃないっ!

 

ジョセフ「ハウンドじゃったかの?そうれ!もっと動き回るのじゃ!」

 

なにこれ!素人がハウンド!?それもかなり正確に!?この人の弾道を変え方が巧すぎる!普段から慣れてるみたいに!

 

陽乃「初めてトリガーを使うくせにハウンドを使いこなしてる!ただのじじいじゃないわ!」

 

それに……着弾の威力が普通じゃない!なんてトリオン量!

 

いろは「その歳でなんてトリオン量!こんな老人は見たことないですよー!」

 

違う……この人は戦い慣れている!さっきの3人なんてこの人にくらべたら前座にもなってない!

 

八幡「場に呑まれるな!このジジイはタダ者じゃない!何をしてくるかわからん!動き回れ!」

 

隙がない…どうやって戦うの!?

濃厚な殺気が今度は見えているのに全く人がいないように感じるくらい気配が消えた!

この人が弱い!?絶対に嘘ですよ!

 

陽乃「消えた!見えるのにまるで気配がない!見失ったら厄介よ!」

 

気配を消される…。地味だけど厄介です!

バックワームをリアルで使われている気分ですよ!

でもジョセフさんの狙いはハルさんだ。その隙をつけば良いんです!

 

八幡『一色!気を付けろ!ジョセフさんの狙いは陽乃さんに見せかけてお前だ!何かを投げたぞ!』

 

言われて気付きました!狙いはわたし!?

 

いろは「え?キャア!なになにっ!?何ですか!?クラッカー!?」

 

アメリカンクラッカーみたいな物がとっさにしゃがんだわたしの頭上を通り抜けて行きました!

いつの間にこんなものを取り出したんですか!それに、クラッカーはバチバチ音をたててスパークしている。

偽物小町ちゃんが三輪先輩達を倒した波紋って奴ですか?これに当たったらベイルアウトしちゃうのが一目でわかりました。ヤバいですヤバいですホントにヤバいですよ!わたしのトリオンじゃ押さえられないです!でも何とか避けられ…。

 

八幡『動きがおかしい!投げた物から目をそらすな!』

 

えっ?よく見るとクラッカーの鉄の球は4つ…二つのクラッカーを同時に投げたんですか!

そしてバチぃ!という音と共に片方がまたわたしの方に飛んで来ました!何ですか?このクラッカーは!

 

いろは「何で鎖と鉄球のクラッカーがブーメランみたいに戻って来るんですかぁ!訳がわかりませんよぉ!」

 

先輩が警告してくれたお陰で何とかジャンプして回避します!危なかった…。教えてくれてなければあれで終わってました…。

と、思って安心していたのが間違いでした。ジョセフさんから目をそらすべきじゃ無かったんです。

 

ドスッドスッドスッ!

 

ジョセフさんは私がジャンプして避けることまで計算して、しかも真下から確実に当たるように弾道を計算するまで念入りに…。やられた…。

 

いろは「うそっ!?那須さんだってこんな芸当なんて…キャアアアアアア!」

 

強い……詰め将棋のように追い込まれてやられた。先輩……ごめんなさい。

 

一色いろは…ベイルアウト(リタイア)

 

 

side雪ノ下陽乃

 

いろはちゃんがやられた…。それも、アメリカンクラッカーとノーマルトリガーだけで…。射手ナンバー2のいろはちゃんが!?何も出来ないで!?

 

八幡「最初から避けられる事を考えて射撃していた…だと?スタンドを使わずに一色がベイルアウトさせられた…まじで化け物だな……ジョセフ・ジョースター!だけどな!」

 

八幡君がアステロイドでジョセフさんを射撃。だけど、ジョセフさんはコップを横に向けて弾丸を跳ね返した。

弾丸は八幡くんの肩を貫く!

何をしたの!?というか、何で水がこぼれないの!?波紋ってホントなにっ!?

それに殺気だけで八幡くんの狙う場所がわかるなんて…化け物よ!ホントに化け物よ!このおじいさん!並の達人じゃないわ!

 

ジョセフ「トリオンが弾ならこういう反射のさせ方があるのじゃ」

 

まるで過去にもそういう戦いをしたことがあるような物言い…。(あります。ジョジョ第二部、ストレイツォ戦を参照)

 

八幡『ぐっ!銃手の攻撃すら跳ね返す能力があるのかよ!なんだこのジジイはっ!戦い方がトリッキー過ぎる!』

 

だけど、あの射撃は囮よジョセフさん。本命は私の攻撃なのよ!

八幡君は退却する。さぁ、八幡君を追いかけようとしなさい、ジョセフさん!背中ががら空きよ。

私ががら空きの背中を襲おうと足場にしていた屋根から飛び降りて弧月を降り下ろす。

 

ジョセフ「引き際が見事じゃのう。さて…不意討ちならもう少し上手くやるもんじゃよ。陽乃」

 

読まれていた!しまった!あの小町ちゃんは1キロ先の奈良坂君達を感知していた!この人も気配を読むことが出来るんだ!背中を向けていたのはわざと!?やられたわ。

 

ジョセフ「八幡に意識を集中させて不意討ちをするのは見事じゃ。やはりお前さん達は良い連携をしておるのう。じゃが、連携が得意というのが解っておれば対処のしようもあるというものじゃ」

 

バリバリバリバリ!

 

ジョセフさんは一歩下がって弧月の刃を避け、私の手にぶつかった。そして、私はそこで謎の感電に襲われる。

よく見るとジョセフさんの服の下にはスタンドのいばらが巻き付けられている。それに波紋を流したんだ!なんて抜け目のない…。自分の体にトラップを仕掛けるなんて!

 

陽乃『スタンドのいばらを体に…!高圧電流に自ら当たりに行ったようなものっ!』

 

波紋はトリオンのようなもの…。肉弾戦でダメージを貰う非常識さ…。甘かったわ。パワーのないスタンドだからといって舐めてた…。こんな使い方をしてくるなんて想像もしてなかった…。

 

ジョセフ「どんなに強い能力も戦い方次第で負ける。逆を言えばどんなに弱い能力でも工夫次第でいかようにも出来るものじゃ。捕まえたぞ陽乃よ」

 

ジョセフさんは手から波紋を流し込んでくる!コレが…生身でトリオン体にダメージを与える小町ちゃんの技の秘訣……。しかも、反撃しようにも投げ技でとことん叩きつけれる!嘘でしょ…。波紋を流されてグロッキーになってるとはいえ、合気道を修めてる私がこうも簡単に投げられるなんて…。これは……古式柔術!?イギリス出身アメリカ人のジョセフさんが!?

くっ!?投げでアスファルトに叩きつけられるダメージはないけれど、投げられては何度も引き起こされてまた叩きつけれる…体をコントロールされているから反撃出来ないし、その間も波紋を流されてるからダメージを受け続けてる…私からトリオンがみるみる減っている…。

勝てない…この妖怪ジジイの強さは普通じゃない…。力とかじゃなく、戦い方が…。見事に踊らされている。

ジョセフさんは右手から出る数本のいばらで私を縛り上げる。詰んだわ。さっきの高圧電流を今度は攻撃用に使ってくる……。逃げられない。

 

ジョセフ「とどめじゃ!紫水晶の波紋疾走(アメジスト・パープルオーバードライブ)!」

 

ああ…電子レンジで焼かれるってこういう感覚なのね。知りたく無かったわ……。私のトリオン体は既にボロボロ…。ベイルアウトね。

 

陽乃「強い……これが戦いの達人、ジョセフ・ジョースター…」

 

戦いは戦力の強弱じゃない。私もいろはちゃんも波紋という力は使われたけど、トリガーで考えたらごく普通の力に負けた…。使い方次第……覚えたわ。

 

アヌビス神(陽乃)『その力…覚えたわ』

 

なにっ!?今の映像!異世界の私が見えたんだけど!

 

雪ノ下陽乃…ベイルアウト(リタイア)

 

 

side比企谷八幡

 

八幡「能力が強いんじゃない…戦い方が上手すぎる」

 

とりわけ強い力を使われたわけじゃない。なのに、陽乃さんも一色も何も出来ずにやられた…。

とんでもないな、このジジイ。

 

ジョセフ「お前さんはちと骨が折れそうじゃのう。逃げさせて貰うぞ」

 

ジョセフさんはノーモーションで屋根に飛び上がる。なんてジャンプ力だよ!膝のバネを使わないであのジャンプ力だって!?トリオン体といったって普通は出来ないぞ!しかも次の行動にはある意味で度肝を抜かれた。

 

クルッ♪シュゴォォォォ

 

ジョセフ「逃げるんじゃよォォォ!」

 

八幡「な、なんなんだこのジジイはっ!」

 

いきなり背中を向けて屋根から屋根へ飛んで逃げ出しやがった!やべぇ!これだけの事をやってきたジジイだ!何をしてくるかわからん!絶対にサイドエフェクトすら上手く利用される未来しか見えん!やべぇ!迅さんの未来を見る能力に目覚めそう!

 

ジョジョ『出た!ジョースター家の伝統的戦法、戦略的撤退!逃げろ逃げろぉ♪』

 

何だよその妙な伝統は!イチイチ頭がおかしいぞ!

俺はジョセフさんを追いかけながら戦い方を考える。

 

ジョジョ『銃は使わんのか?』

 

八幡『殺気でバレる。射てば確実に対処される。そう思わせるのも作戦の1つというのはわかるが、俺ははまっちまった…。迂闊に射てばやり返されるあの怖さ…。あのペテン師ジジイのどこが弱いだ…。一色も陽乃さんもあんなに簡単にやられるような奴等じゃない』

 

マジで侮っていた。波紋法…あれの応用力は並みじゃない。ただの生身でトリオン体にダメージを与えるトリック?飛んでもない…。あれだけ巧く使われたらスタンド以上のチートじゃないか…。スタンドだけを警戒していた。だけど、波紋法とそれを組み合わせた戦術は舐めて良いものじゃなかった。

トリオン弾は跳ね返される、ただ触れられるだけでダメージを食らう、クラッカーをブーメランのように使う、さらには今のように途中でもぎ取った木の葉っぱを手裏剣のように投げてくる……やることがトリッキー過ぎて常識が通じない。

おまけに銃弾を跳ね返される恐怖を心理的に植え付けられたのは痛い。三輪が奈良坂の銃弾を利用されて敗れたように、狙撃ですら跳ね返されると思ってしまうからガンナー、シューター、スナイパーの攻撃は通用しないと思い込んでしまう。実際に跳ね返されるだろうしな。

もしかしたら使わざる得ないかもな…。

俺は手裏剣をスコーピオンではたき落としながらジョセフさんを追い掛ける。どこに誘い込まれるかわかったものじゃない…。

くそっ。チマチマ投げてくる葉っぱがうざい。そんなことをしたって追跡の速度は落とさんぞ?

ジョセフさんは川を飛び越えながらまた葉っぱを投げてくる。また下らん弾幕を…。

追跡の速度を落とすための弾幕程度に思っていたのが失敗だった。

叩き落とした葉っぱが水に落ちたとき…川の水が弾け、弾丸のように俺を襲ってきた。

 

八幡「なっ!」

 

既に誘い込まれてたのか!罠の本命は川の水!

しかもこれも波紋が込められている!

 

八幡「ザ・ワールド!」

 

ドババババッ!

時を止めてザ・ワールドで水の弾丸を弾く。

スタンドを使わざる得なかった…。こんな非常識な罠を張るなんて…。罠を張らなかったのが逆に罠かよ!

 

八幡『ジョジョ…てめぇ、これを読んでいたな?』

 

ジョジョ『ああ。あのペテン師が普通に通用しない攻撃を何度もやるわけがない。あのジジイがそれをやるということは何か意味がある。もしくはなんの意味がなくても意味があるように思わせる。で、ザ・ワールドで攻撃しないのか?』

 

八幡『ハッ!てめえまで俺をペテンにはめる気か?陽乃さんにやった高圧電流でカウンター食らうだけだろう。一見俺を味方しているようでお前はどちらの味方もしていない。ただ、俺を試しているだけだ。罠にはまってないか、判断違いをしていないか。舐めてるんじゃねえ』

 

悪霊が……。アドバイスしているようで実際はこれだ。

葉山とか辺りなら引っ掛かってるだろうが、そうはいくか。

こいつは試してやがる。しかも引っ掛かってもこいつは「こういう戦法もあるけど忘れたのか?と言う意味で言っただけだ。その戦法が有効だとは一言も言っていないぞ?嘘は言ってないからな?」としれっと言うだろう。

 

ジョジョ『グレート。その通りだ。だからジジイの狙いに気付いても教えない。これはお前とジジイの戦争だからな』

 

こいつはジジイ並みに油断出来ん。それだけはわかった。

それに、水の罠に引っ掛かりかけた俺は僅かに隙をみせてしまった。このチャンスをあのジジイが逃すとは思えない。案の定、ジョセフさんはマンションのような建物の壁を蹴って一気に俺に肉薄してきた。

考えてる余裕はない!自分も巻き込まれる覚悟でメテオラを放つ!

 

八幡「くっ!メテオラ!炸裂しろ!」

 

ジョセフ「ぬおっ!」

 

ジジイのパンチの射程に入る前に俺はメテオラを炸裂させた。俺も巻き込まれたが、命中した!

だが、確かに間合いに入る前に迎撃したはずのジジイのパンチが俺の腹を捉え、貫かれた。

こふ……何でだ?何故パンチが伸びてきた…。

疑問に思っている事がまた隙となった。あのジジイは吹き飛びながらもハーミット・パープルを俺に巻き付けていた。

 

八幡「殴るついでにスタンドを巻き付けてきただと!?引っ張られる!」

 

俺はスコーピオンでハーミット・パープルを切断する。もうハーミット・パープルを侮らん。

直接的な攻撃力の有無なんてこのジジイには何の意味をなさない!あれに巻き付けられたら最後だ!

だが、引っ張られた勢いは落ちない!

俺はビルの二階に、ジョセフさんは4階の高さで壁に激突した。トリオン体じゃなければ大ダメージだ。

そのまま落ちる俺に対してジジイは片手で壁にへばりつく。あれも波紋か…。

ジジイの体からはところどころに傷が出来ており、緑色のトリオンが流出していた。

さすがにメテオラはノーダメージとはいかなかったようだな。やっとノーマルトリガーでダメージを与えたぜ。

あれをやる前にせめて一撃でもノーマルトリガーでダメージを与えたかった…。

けど、俺も波紋のパンチが効いており、殴られた腹からトリオンが流れ出ている。

 

ジョセフ「やるのう八幡よ。腹を抉られながらも反撃してくるか」

 

八幡「それはこっちのセリフだ。スパイダーマンかよ。どこまで応用力が高いんだ?波紋って奴は。その辺にある物を何でも武器にするわ防具にするわ。大体、なんださっきのパンチは。腕のリーチ以上に伸びて来たぞ」

 

ジョセフ「ズームパンチと言っての?肩や腕の関節を外して射程を伸ばしたのよ。生身でやる時は波紋で関節を外した痛みを相殺しておる」

 

八幡「ダルシムかよ。しかもまた波紋の技か。マジでお前のどこが弱いんだ?」

 

能力は弱いとは言ったが、ジジイ本人は強いと言ったじゃあないか。言ったよね?言わなかったっけ?

おいジョジョ…。またてめえのペテンか。

 

八幡「言ってねぇよ。くそ…このままじゃもうすぐベイルアウトだ…。自信を無くすぞ。お前らは」

 

ジョセフ「ワシも良いのをもらったわい。あんな至近距離で炸裂弾を使ってくるとは思いもしなかった。自爆覚悟でやって来るとはのう」

 

八幡「まともに食らっておいてベイルアウトしないなんて化け物か?……袖の白雪」

 

まともにやったんじゃこのジジイには勝ち目がない。使うしかねぇ。マジでジョセフ・ジョースターは化け物だ。

俺の隊服が白装束に変わる。

 

八幡「模擬戦でこれを使うつもりは無かったがな。あんた相手じゃノーマルトリガーでやっていたんじゃこっちが先に負ける」

 

ジョセフ「ぬっ!なんじゃそれは!」

 

袖の白雪……母さん、力を使うぜ。

母さんが命を懸けて俺に託したこの力を…。

 

八幡「卍解、白霞罸!」

 

ピッキーン!

 

見たかジョジョ。これが俺のブラックトリガーだ!

 

八幡「ジョセフ・ジョースター。あんたはとても強かった……。まさか戦術で負けそうになるなんていつ以来だ?袖の白雪の白霞罸まで引っ張り出されるなんて思わなかった。もし、サイドエフェクトがなければもっとあっさりやられていたと思うとゾッとする。だが……」

 

俺はグラスホッパーを使ってジジイが張り付いていた位置まで飛び上がる。

 

八幡「どんな手段を使おうが……」

 

白い刀を振り抜いてジョセフを粉々に砕く。

 

八幡「勝ちは勝ちだ。ジョセフ・ジョースター」

 

八幡は華麗に着地し、刀を納めた。

マジで強かった…サイドエフェクトが無ければ…絶対に罠を仕掛けられて負けていた。

参考にさせて貰うぞ…その老獪さをな。

 

ジョセフ・ジョースター(ハーミット・パープル)…ベイルアウト(リタイア)

 

←To be continued

 





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