さて、色々とあったトーナメントから二日くらいたった朝礼にて。
「皆さんに嬉しいお知らせです!」
教室に入ってくるや否や満面の笑みで全員に話してくる麻耶に
一同の頭に?マークが浮かび上がった。
「このクラスに転校生が来ます! しかも二人もです!」
それを言った瞬間、教室内が騒がしくなった。
IS学園に転入するというのはそうそうある事ではなく一人来るだけでも
大変珍しいのだが連続で、しかも二人も来るとは異例中の異例である。
「はいはい! 皆さんお静かに~では、入ってきてください!」
教室のドアが開き二人の転入生が入って来たのだが一人は背が低く銀色の髪色に
片目をウサギのロゴが入った眼帯で隠しており、もう一人の生徒はというと…
「お、男!?」
そのもう一人の生徒はIS学園の男子生徒の制服を着ており
金髪碧眼の美少年であった。
「はい! フランス代表候補生のシャルル・デュノアです。ここに
僕と同じ境遇の人がいると聞いてきました」
『きゃ』
「????」
真夏はその一瞬、聞こえた言葉にすぐさま反応し両手で耳をふさいだ。
『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
「男! しかも、二人目の男!」
「めちゃくちゃ美少年! 白馬の王子様!」
「この年に生まれてよかったーーー!」
様々な女子の反応に転校生は少したじろいでいたが
千冬の一括で一気に静かになった。
「まだもう一人の子が残っていますよ~」
「ボーデヴィッヒ、挨拶をしろ」
「はい、教官」
もう一人の転校生は感情を極限にまで押し殺したような
低い声音で千冬に返事を返した。
「私はもう教官ではない。ここでは先生だ」
「分かりました」
千冬といくつか話したもう一人の転校生は敬礼を
して自己紹介を始めた。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
『……』
「えっと、それだけですか?」
「それだけだ………貴様が!」
ラウラは真夏と目が合うとすぐに険しい表情に
なって彼のもとへ行くと彼の頬を叩こうと手を挙げたが
真夏に片手で止められてしまった。
「初対面の人に殴るのがドイツの挨拶なのかな?」
「くっ! 認めん! お前が教官の弟などと!」
真夏にそう言うとラウラは自分の座席へといった。
「え、えっと一時間目の授業は二組との合同実習ですので早く来て下さいね?」
「織斑、デュノアの面倒をみてやれ」
「分かりました」
「あ、君が織斑君? 僕は」
シャルルが自己紹介を始めようとすると真夏が手を取り
すぐに廊下を出るように言った。
「すぐに出ないと女子たちが着替え始めちゃうから」
「……あ! そ、そうだね!」
シャルルも納得したのかすぐさま用意を持って廊下に出たのだが
噂を嗅ぎつけた他のクラスんの女子たちが廊下で待ち伏せていた。
「あ! 織斑君とデュノアくん発見!」
「しかも手つないでる!」
「皆のもの! 出あえ出あえ!」
「ここは何時代なんだ!」
真夏は目の前からわらわらとあふれ出るように出てくる女子生徒を見ると
すぐさま別の道からアリーナに向かおうとするが
次々と別の道から台所に出てくる黒光りするあれみたいにわらわらと出てきて
一向に向かえなかった。
「仕方がない。シャルル!」
「え! きゃぁ!」
(ん? 今、きゃ! ってシャルルが言ったような…気のせいか)
真夏はシャルルを抱えると白式を足の部分だけ展開して
窓から飛び降りるとそのままアリーナに向かっていった。
その頃4組では……
「にしても朝の悲鳴何だったんでしょうね」
「たぶん一組に転校生が来たんだと思う。噂によると男の子」
「へ~3人目ですか」
「これも噂だけど一夏は忘れられて二人目になってる」
「は、ハハハハハハ……どうせ影が薄い私ですよ」
一夏は急にネガティブ思考に変えてどんよりとした雰囲気を醸し出し始めた。
実は昔からの悩みで軽く影が薄いというのが悩みで昔からいる人からすれば
そんなに影は薄くないと感じるのだが初対面の人からすれば影が薄く時々
存在を忘れられるという。
「でも、四組の皆は違うと思うよ。ねえ、ウェール」
「……え? 四組に男子っているの?」
「私は影が薄い……私は影が薄い」
「はははははは! 冗談よ神門君!」
ウェールと簪はあの日からすっかり仲が良くなり休み時間になると
大概この三人で駄弁っていた。
四組のクラスメイトとも徐々にうちとけていった。
さらに時間は経ちお昼休み、第三アリーナには二人の生徒がいた。
「あら、鈴さん。どうしたんですのこんなところで」
「ちょっと鍛錬しようと思ってね。あんたこそ」
「わたくしも同じですわ。もうすぐ大会も近いことですし」
「じゃあどっちが強いか決めようじゃないの」
「勿論ですわ!」
二人はお互いの専用機を展開し準備万端となった瞬間にどこからか
荷電粒子砲が二人めがけて放たれたが二人はどうにかして避けた。
「だ、誰ですの!?」
「ふん! 実物よりもデータで見る方が強そうだな」
「ラウラ・ボーデヴィッヒ!」
二人が視線を向けた先には漆黒のIS、第三世代機、シュヴァルツェア・レーゲン
を纏ったラウラが立っていた。
ラウラの二人を見ている目は完全に見下したようなものだった。
「所詮は古いのが取り柄と多いのが取り柄の国か」
「私の国を侮辱しますの!?」
「本当の事を言ったまでだ。かかって来い。格の差を見せてやろう」
「良いじゃない! 行くわよセシリア!」
「はい!」
その頃、一夏は散歩で第三アリーナ付近を歩いていると
大勢の野次馬がいる事に気づき自分もみてみるとそこには
ラウラが二人と闘っていた。
「あり?あれは確か転校生さんでしたね」
「ちょ! やばいよ! あんなの一方的すぎるよ!」
ラウラは二人を一方的に殴りつけており既に
ダメージレベルは装甲を見ただけでCを超えていると
分かるくらいにダメージを受けていた。
「神門君何とかしてあげてよ!」
「何故ですか?」
「だって君専用機持ってるんでしょ!?だったらあの二人を助けてよ!」
「…………は~分かりましたよ。助けます、めんどくさいですが」
一夏は黒刀をコールし一撃でアリーナの観客席を守っているバリアを
斬り裂くとラウラの元へと向かっていった。
こんにちわ