敵襲撃事件の翌日、俺は病院で目が覚めた。起きた時少し体が怠い気がしたがそれ以外は無事だった。へし折られた左足も支障はなく普通に歩くことが出来た。
そして医者にも許可を得て思っていたより早く学校に復帰することが出来たのだが、皆の反応が凄い。なんか幽霊に出会った人みたいな反応をされるのだ。
まぁ実際血を吐いて倒れたわけだから2日後に復帰した事を驚くことは分かるのだが、それにしても驚き方が過剰すぎじゃないか!?と思う者が何人かいて、麗日なんか
「おっすおはよう麗日」
「あ、おはよー・・・・・・大蜘蛛君!?生きてたんか!?」
「いや勝手に殺さないでね!」
なんて言われた。目の前で血を吐いて倒れたとはいえ、このは反応は少し傷ついた。
意外だったのが両足が重症と聞いていた緑谷君も学校に来ていたことだ。
病院で目が覚めたあと警察の人に俺が倒れたあとどうなったかを聞き、緑谷君の怪我以外は皆無事だったと知った時は本当に安堵した。まだ少しの間とはいえクラスメイトが死ぬのはツラい。
何はともあれ全員登校することが出来て良かったと思う。
そしてホームルームが始まり肌が見えない程包帯を巻いた相澤先生が入り、皆の驚きや心配をよそに「まだ戦いは終わらねぇ」と言い
「雄英体育祭が迫っている」
と普通に学校行事の発表を行った。2日前に襲撃事件があったとは思えない程学校っぽい連絡に全員が驚いていたが、敵襲撃ごときで中止できない程とても重要な催しであることと警備を強化するという2つの理由から開催するらしい。
実際テレビで放送される程に人気で、クラス全体が張り切っていた、その中でも特に張り切っていたのが
「頑張ろうね体育祭」
麗日である
「顔がアレだよ麗日さん!?」
「いや待てちょっと待て、ホントにどうした麗日!?」
「?、私がどうかした?」
「ちょっと鏡見てこい、いつものホワホワした感じが消えてただただ怖くなってんぞ」
「生「スパァン」」
なんてことがあった。約1名アホがいたが。しかしその日は普通に平和に授業が終わり放課後がおとずれたのだが
「な、なにごとだぁぁ!?」
なんと、他のクラスの生徒達がA組に集まっていた。
「出れねーじゃん、何しに来たんだよ」
「敵情視察じゃないかな、僕達ついこの間襲撃事件
あったからね」
「けどさ緑谷、体育祭の発表あった当日にこんなにくるか?」
「あ、大蜘蛛君、それだけ注目されてるんじゃないかな」
まぁ注目されているだけなので大丈夫と思った時
「意味ねぇからどけモブ共」
問題児が爆弾発言をしてしまった、そして思わずその
「何すんだゴラァ!」
「そりゃこっちのセリフだわこのバカ豪!」
「誰がバカ豪だぁ!」
「お前だよ!何いきなり煽りはじめてんの!?」
などがあり、他クラスからガッツリヘイトを集め無駄に敵を作り、その日は終わった。
雄英体育祭まであと2週間。そしてその2週間はあっという間に過ぎていった。
そして雄英体育祭当日、国立競技場ですか!ってぐらい大きな場所で俺たちは入場していたんだが、やはり敵襲撃にあったA組は注目を浴びていた。
そして入場が終わり選手宣誓が始まった。実は最初は俺がするはずだったんだが、辞退した。
だって無理!こんなに人から注目されてる中でできない!ということで他の人に譲ったのだが
「せんせー、俺が1位になる」
また
「ぜってーやると思った!」
「調子乗んなよA組!」
「せめて跳ねのいい踏み台になってくれ」
とこんな感じで爆豪がA組を巻き込みつつ雄英体育祭がスタートした。
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閑話
病院で
敵襲撃事件翌日、目が覚めた俺は今、いろいろあって正座させられている。しかも床に。そして目の前では何やら怖い顔した母と妹が
「いやなんで!?なんで俺正座させられてるの!?」
「わかんないの?」「わからないのか?」
うん2人とも無表情だ、結構怒ってらっしゃる
いや待って本当にわかんない。目が覚めて、警察の人に話聞いて、再検査して完治したことが分かって、腹減ったのであまり美味しくなかったが看護師の人にお願いして病院食を多めに持ってきてもらい、バクバク食ってた所になんか慌てた感じの家族が病室に入ってきて、2人が俺を見た時に無表情になって、今に至る。ちなみに父は後ろで苦笑いしている。
あれ?てことは俺合って1分もせずに正座させられてる!?
「あの、ホントに分からないんで教えて貰えますか?」
「「アンタ(貴様)が呑気に飯くってたからだ」」
「え!?そんな理由!?」
妹に足を踏まれ母に拳骨を貰った、そして2人はそのまま帰ってしまった。
まって!理不尽!俺が何したってのよ!
と打ちひしがれていると父が苦笑いしながら教えてくれた
「2人共心配してたんだよ」
「じゃあ尚更おかしくないこの状況?」
「心配してたのに病室に入ったら何事も無かったように食べてたのが癪に障ったんじゃないかな?」
「えぇぇ・・・」
「とりあえず家に帰ったら謝るといいんじゃないかい」
「りょーかいです」
その後家に帰ってから謝ったのだが2人共そっぽ向いて「フン」て言ってた。