ヘドロヴィランを吹き飛ばした後出久は家に向かって歩いていた。すると近くから爆発音が聞こえてきた。
何かあったのか?少し見に行ってみるか。そう思い出久は爆発音のした所に向かって歩いていった。
出久が現場に着くと大量の人だかりができていた。現場の方を見てみるとさっき吹き飛ばしたヘドロヴィランが暴れていた。なんだ?またあいつか懲りないやつだ。だがどうしてヒーローは動かないんだ?そう考えていると野次馬から聞こえてきた。
「ヒーローなんで棒立ちィ?」「中学生が捕まってるんだって。」
なるほど中学生が捕まっているのか一体どんな奴だ?気になり中学生の顔を見て驚いた!
あいつは幼馴染の爆豪勝己じゃないか。助ける義理はないが今回は俺のせいでもあるから助けてやるか。
あまり目立ちたくないんだがな。そんな事を考えながら爆豪勝己の下に歩いて行く。するとヒーロー達が叫ぶ声が聞こえてきた。
「馬鹿野郎ー!!止まれ!!」「無駄死にだ!!」「自殺志願者かよ!!」
失礼な奴らだ。お前たちが助けないからわざわざ俺が代わりに助けてやるというのに、ヘドロヴィランの前まで行くと俺は奴に話しかけた。
「おい!さっき俺に吹き飛ばされたばかりなのにもう暴れているのか、全く懲りない奴だな。」
そういうとヘドロヴィランはどうやら俺に気づいたようだ
「お前!!さっきはよくもやってくれたな!!!」
どうやら爆豪勝己も俺に気づいて驚いているようだ。
(こいつ!?もしかしてデクなのか!!)
「すまないな、いまお前が捕まえている奴は一応幼馴染なんだ・・だからお前にはもう一度俺に倒されてもらう。」
「今の俺はオマエなどにやられはしない!!」
そう言いながら爆豪勝己の爆破を使い俺に攻撃してきた。俺はその攻撃をバリアで防いだ煙で俺の姿が隠れるとヘドロヴィランは俺を倒したと思ったのか。大笑いしている。
「ハハハハハ!!今度こそ奴を倒したぞ!それでは奴の体を貰うとするか!」
そしてヘドロヴィランは爆豪勝己を放し俺に向かてくるがバリアがそれを阻む。
「な!?どういうことだ!?」
「お前馬鹿だろ・・バリアがあること忘れてたのか?」
この光景を見たヒーローたちが騒いでいる声が聞こえてきた。
「なんだあのバリアあの子の個性か!?」「あの攻撃で壊れないなんて凄い硬度だな!」
「周りがうるさいなさっさと終わらせるか。」
俺は手にさっきより巨大なエネルギー弾を作り出しヘドロヴィランに向けた。するとヘドロヴィランは命乞いをしてきた。
「待ってくれ!も、もうこんなことはしない!信じてくれ、だから命だけは!!」
「大丈夫だ・・・殺しはしない。」
俺はそう言うとヘドロヴィランを掴み空に投げ飛ばし巨大なエネルギー弾をヘドロに向かって放った。
「それじゃあな!」
「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!」
エネルギー弾はヘドロヴィランをバラバラにして雲を吹き飛ばした。バラバラになったヘドロヴィランと雲を吹き飛ばしたせいか雨が降ってきた。少しやりすぎたようだな、
もう少し手加減するべきだったな。野次馬やヒーロー達が俺の戦いを見て先程よりも騒いでいる。
「どういうことだ!?彼の個性はバリアじゃないのか?」「バリアもすごいが何なんだあのビーム天候が変わったぞ!?」
それから数分後散ったヘドロヴィランはヒーローに回収され警察に引き取られた。爆豪勝己は何故か?ヒーロー達に称賛されていた。そして俺は警察とヒーローに怒られ質問されていた。
「君は個性を使うことが犯罪だということを知っているよね。」
警察とヒーローにそう聞かれる。知っているに決まっている。
「勿論知っているがそれがどうした?」
俺がそう聞くと警察とヒーローは困った顔をして言ってきた。
「聞いているよ君さっき個性を使ったでしょ!だから君を捕まえないといけない!」
そう言い警察は俺に手錠をかけようとしてくる。そうか俺が個性を使ったと思っているのか。止めてやらないとこいつは誤認逮捕をしてしまうな。
「何を勘違いしているか知らないが俺は個性なんて使っていないというか使えない、俺は無個性だからな。」
俺がそう言うと警察とヒーローは怒った顔をして問いただしてきた。
「何を言っているんだ!!君はバリアやビームの個性を使ってたじゃないか!苦しまぎれにそんなこと言っても調べればすぐにわかるんだ!正直に本当のことを言いたまえ!」
信じてもらえないか、まったくこっちはヒーロー達の代わりに爆豪勝己を助けてやったというのに失礼な奴だな。
「全くそれならそこにいる彼爆豪勝己にこう聞いてくるといい緑谷出久は無個性かとね。」
そう言うと警察は渋々爆豪勝己に聞きに行った。
「すまない少しいいかい?」
「大丈夫ですけどなんすか?」
「いや少し聞きたいことがあるんだ、緑谷出久は無個性かい?」
「はあ!?なんでそんなこと?」
「いいから答えてくれ!」
「無個性だけどそれがなんなんだよ!」
「いやありがとう。」
警察はこちらに戻って来た。
「確かに無個性だと言っていたが、本当かどうか分からないからとりあえず警察署まで来てくれないか?そんなに時間はかからないから。そこで個性を消せるヒーローを呼んでもらうからいいかい?」
しょうがない着いていくかここから逃げてヒーローや警察に追われるのは面倒だしな。
「分かった・・・ついていこう。」
そして俺は警察署に向かって歩き出した。
今日は厄介日だな、全くいつになったら家に帰れるんだ?