―体育館
鈴木「まだ人もまばらだなー」
こなた「おーい!鈴木くーん!!こっちこっちー!」
鈴木「なんだか遠くで俺を呼ぶ声が……って最前列にいるなぁーったく……」
こなた「はやくはやくー!」
鈴木「まぁしゃーねーからいくか」
鈴木「おはよう」
つかさ「おはよ~」
こなた「おは~。最前列取っといたよ~」
鈴木「ご苦労なことだなぁ」
こなた「まぁかがみの勇姿を見るためならねぇ~」
鈴木「って知ってたのかよ」
こなた「まぁね~。お父さんにビデオカメラで撮影も頼んだよ~」
鈴木「マジか。本人が聞いたら多分怒るぞ」
こなた「鈴木くんがチクらなかったら大丈夫だよ~」
鈴木「いやいや俺は」
こなた「あとでDVDに焼いてあげるからさ~。それともUSBでデータ渡したらいい?」
鈴木「いや、そういう問題じゃなくて」
こなた「要らないの?」
鈴木「あ、いや……多分生徒会の連中は忙しくて記録に残せないはずだから俺から生徒会にデータを渡すよ。USBでよろしく」
こなた「はいはい。素直に欲しいって言えばいいのに……」
つかさ「こなちゃん、あれ……」
こなた「つかさ?どうしたの?」
そうじろう「違う!私は怪しい者ではない!」
石橋「ハイハイ、とりあえず話は生徒指導室か職員室で聞きますので」
そうじろう「だから私は父兄で部外者ではない」
教師A「いやいや部外者も入っていいんですが」
そうじろう「だったらなおさら良いじゃないか!」
教師A「やっぱり部外者なんですね?」
そうじろう「あっいやちがっ」
石橋「とりあえず話聞きたいだけやから」
そうじろう「私が何をしたと言うのだ!」
教師A「端的に言って怪しいので」
そうじろう「なにぃ!?」
石橋「先生、そういう言い方は」
教師A「すいません」
石橋「本校の職員が申し訳ないです。」
そうじろう「いや?まぁいいんだが……」
石橋「とりあえずお詫びも含めてお話したいので生徒指導室に」
そうじろう「いやいや、ちょっ……」
石橋「ハイハイ行きましょう行きましょう」ガシッ
そうじろう「はなせ~!!!」
鈴木「なんか連行されていったな」
こなた「……そだね」
鈴木「良いのか?止めなくて」
こなた「まぁ……あんなTV局もびっくりのビデオカメラ持ってニヤニヤしてるんだから怪しいのは事実だしねー。止めなくても良いんじゃない?」
鈴木「薄情だなー。というかおじさんと石橋先生ってお互い面識あるだろ。多分」
こなた「まぁ忘れてるんじゃないー?石橋先生は面白がって忘れたフリしてるだけかもしれないけど」
鈴木「なるほど……あり得る。というか結局、ミスコンは誰が撮るんだ?」
こなた「あっ……仕方ない!画質は犠牲になるけどケータイで頑張るよ!」
鈴木「たくましいな」
こなた「半分は君のためなんだよ?」
鈴木「はいはいそういうことにしてやるよ」
水原「心配はご無用!」
こなた「何ー!?」
鈴木「誰だ貴様!!……ってみずりんか」
水原「なんか扱いおかしくない?」
こなた「いやいやだってみずりんだよ?」
水原「『だって』??」
こなた「あっ……」(なんかうまくごまかしてよ!)
鈴木(いきなり俺に振るなよ)「えーと……ラジオ関係で忙しいから来れないと思ってたんでな」
水原「あ~。ハイハイ忙しいですよー」
こなた「だから来れないはずのみずりんがなんでいるのかな~?って思ってね!」
水原「まぁラジオ内でもミスコンネタ扱うだろうし、ちゃんと見ておかないと ということですわー」
こなた「ふーん」
鈴木「なるほどな。」
水原「なんかそんなに関心なさそうだね」
つかさ「それよりさっきの『心配ご無用』って?」
水原「あーハイハイ実はね、会場の4箇所にビデオカメラを設置して万全の録画体制を整えております」
鈴木「ほぅ」
こなた「マジで?」
水原「えぇ。学校が記録用に残すべくやっているマジのマジのマジオフィシャルです」
つかさ「すごいね!」
水原「でしょ~?」
こなた「まぁみずりんがすごいワケじゃないけどね」
水原「うっ……まぁそういうことで録画した映像は編集の上保管。ミスコン参加者には無料、他の希望者には有料で配布するんです」
鈴木「有料って……いきなり守銭奴っぽくなったな」
水原「若干、予算オーバーしたのでそこを回収しないと……」
こなた「急に現実的だね。あ、でもアレだよね。そのDVDは初回特典で生着替え隠し撮りノーカット版が」
水原「つきません。んなことしたら退学なるわい。つーか社会的に死刑になるわ。そもそも撮っとらん」
鈴木「まぁ普通にミスコン部分は撮れてるってことだな」
水原「そゆこと~。そろそろオープニングが始まりますな」
こなた「オープニングって何?」
水原「セレモニー的な?豪華アーティストのライブと打ち上げ花火で場をあたためてからミスコンにうつるよ」
こなた・つかさ・鈴木「へー」
こなた「っていうかみずりんは豪華アーティストって誰か知ってるんだよね?」
水原「まぁ」
鈴木「じゃあなんでわざわざ隠すんだよ……」
水原「もうすぐ分かるしせっかくだから隠しとこうかと」
こなた「そんなに豪華なの?へー」
―ヒュードドドドドン!!
つかさ「わっ!何かすごい音がしたよ?」
水原「これが今回、特別に用意した打ち上げ花火……その名も『ノドソ』『テポドソ』『イプツロソ』だ!」
こなた「それはやばいよ!いろんな意味で!」
鈴木「で豪華アーティストは?」
白石(司会)「はーい!いよいよ文化祭2日目、開催だ!!!オープニングセレモニーは今、アキバで話題沸騰中の『まにあーず』だ!!!」
こなた「!……まさか……」
水原「そう。豪華アーティストとは今、アキバで話題沸騰の地下アイドル、PVの再生数が3桁達した『まにあーず』だよ!」
こなた「おぉ!!!なんと!………アキバでバイトしてる私でも知らない!」
水原「え?……これにかなり予算を使ったのに……?」
こなた「いやぁ知らないよ?会場もシラケてるし……」
水原「……」
白石(司会)「それでは『まにあーず』で『サンキトウセン!』」
-♪
らっきー☆ちゃんねる
あきら「おはらっきー!!!さぁ始まりましたらっきー☆ちゃんねる!今日のアシスタントはー?」
ナレーター「こんにちはー」
あきら「いやーナレーターがアシスタントだと女同士、結構気楽なんだよねー」
ナレーター「まぁ私はあんまりそういう意識はないですけどね」
あきら「さて、いよいよ開幕ですねー!!文化祭!!」
ナレーター「だいたいの方はわかると思いますが水原さんが用意した花火はPS2(PSP)のゲーム 桜藤祭 のパロディになっています。」
あきら「まぁゲーム版みたいに時間が遡ってループしたり」
ナレーター「時をかけてみたり」
あきら「そーんなことはありませんけどね♪」
ナレーター「まぁそれも私の匙加減ですが」
あきら「え!?」
ナレーター「私が冒頭に『そして夜が明け、文化祭数日前に戻っていた』というだけで」
あきら「えー!?!?!?うっそ、時間がループしてるー!?!?……ってマジ?」
ナレーター「マジです。」
あきら「陰謀論者の出番ですよ!!!」
ナレーター「まぁそんなことはしませんけどね」
あきら「ホ……」
ナレーター「二度と取り戻せない時間だからこそ青春やその一瞬は輝くんですよ」
あきら「なんか……深いこと言いますね!ちょっといいですか!?」
ナレーター「はい?」
あきら「これ、そういう番組じゃないから!!!!!」
ナレーター「あーはい、そうですねw 失礼しました。」
あきら「ってことで、今日はここまででーす!」
ナレーター「はーい。では」
あきら・ナレーター「ばいにー!!!」