らき☆べる【Lucky★Bell】   作:あずきシティ

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[第11話]夏だ!海だ!線香花火だ! part1

こなた「夏だ!海だ!……ということで姉さんも先生も引率よろしく。」

 

 

黒井「運転は誰に頼んだんや?」

 

 

鈴木「水野先生が"快く"引き受けてくれました。」

 

 

かがみ「でも私達で9人よ?1台でいけるのかしら?」

 

 

鈴木「先生はいけるって言ってたけど」

 

 

白石「でも、その肝心の水野先生が見えませんね……」

 

 

こなた「まぁちょっとの遅刻くらいは大目に見てあげよーよ。」

 

 

こなた「ゆい姉さん、運転ヤバいけど水野先生ならプロのドライバーだし安心だからね」ひそひそ

 

 

鈴木「教師でプロのドライバーが副業なのはどうかとは思うがな」ひそひそ

 

 

―ブロロロロ

 

 

つかさ「あれ?バスが来たよ?」

 

 

水原「どう見てもバスですね」

 

 

こなた「どっからどう見てもただのバスだね。」

 

 

―プシュー

 

 

水野「おはようございます。とりあえず乗って乗って~」

 

 

鈴木「先生?マイカーじゃないんですか?」

 

 

水野「いや、マイカー持ってないから会社から借りてきた。」

 

 

かがみ(それってアリなのか運転士!?)

 

 

水野「とりあえず乗って適当に座って~。それと申し訳ないけど一応、誰か道案内とかのお手伝いさんとして一番前の席に座ってください」

 

 

ゆい「じゃあ私が座るよ~。交通安全課だし交通ルールはまかせたまへ~」

 

 

---

 

走行中

 

 

ゆい「あっ追い越し……」

 

 

こなた「ゆい姉さん、スイッチ入ったみたいだね。ハンドル持たせなくて正解だよ」

 

 

―ブロロロン!ガァァァン!

 

 

こなた「……え?」

 

 

かがみ「こなた……もしかして……」

 

 

鈴木「先生もハンドル握ると変わるタイプ……か?」

 

 

水野「逃げきれると思うなよ……」

 

 

―ギュィィィィン!

 

 

白石「あっ、お茶が」

 

 

水原「おぅふ!お茶がペットボトルごと!?ヒデブッ!」ザバーン

 

 

---

 

山道

 

 

ゆい「仕掛けるポイントは……この先の5連続ヘアピンカーブ!」

 

 

水野「フフ……了解!」

 

 

―キュュュュー!

 

 

かがみ「何!?このチョメチョメDみたいな走りは!?」

 

 

つかさ「……。」←既に意識無い

 

 

水野「ぶっちぎったぜ!」

 

 

ゆい・水野「いぇい!」

 

 

---

 

夕方・海岸

 

 

水野「じゃあ、駐車場探してくるよー」

 

 

―プシュー。ブロロロロ……

 

 

白石「すまん……。」ウォェッ

 

 

水原「いや、悪いのはあんな運転した先生だよ……。」

 

 

鈴木「……風邪ひくなよ?」

 

 

こなた「みずりんなら大丈夫じゃなーい?……というか私が……酔った……。」

 

 

黒井「……さて……旅館でも探そか?」

 

 

 

 

―旅館の近く・夜

 

 

こなた「いやぁまさか鈴木くんが花火を持って来てくれたとはね~」

 

 

鈴木「浮いた交通費を回しただけだ」

 

 

こなた(どっかの誰かさんに似て意外と素直じゃないなぁ……)

 

 

―プルルルル プルルルル

 

 

水原「誰かケータイが鳴ってますよ?」

 

 

白石「あっ、僕だ……。ちょっと失礼……はい、はい……えっ?今からですか?はい……はい……失礼します」

 

 

こなた「どったの~?

 

 

白石「Pから呼び出されまして……」

 

 

つかさ「P?」

 

 

白石「あっ、いや……バイト先のえらい人に……今から来るようにと」

 

 

水原「マジか!?」

 

 

白石「マジです。」

 

 

水野「ヤッホー、やっとタ○ムズ見つかったよ~」

 

 

鈴木「先生、すいませんがかくかくしかじかで白石を送り届けてやってください。」

 

 

水野「えっ~!」

 

 

こなた「ゆい姉さん」

 

 

ゆい「へ?あっ!先生、私のお世話になりたくなかったら白石くんを送り届けてあげてね~」

 

 

水野「まさかの脅し!?」

 

 

ゆい「これで良かったの?」ひそひそ

 

 

こなた「姉さんGJ」ひそひそ

 

 

みゆき「こうして白石さんと水野先生は帰郷しました。水野先生はまた帰ってくるのですが。」

 

 

つかさ「ゆきちゃん、誰に説明してるの?」

 

 

みゆき「さぁ?誰にでしょうか……」

 

 

鈴木「そんなことより花火しようぜ」

 

 

かがみ「どれくらい買ってきたの?」

 

 

鈴木「ほれ」ドサッ

 

 

かがみ「たくさん買ったわね……」

 

 

こなた「よっしゃー!遠慮なく行くぜぇ!」ブシャァァァァ

 

 

鈴木「いっそ清々しい豪快さだな」

 

 

つかさ「線香花火ある?私、線香花火大好きなんだ~」

 

 

鈴木「それがセットには線香花火が入ってなかっからみずりんに頼んだんだ。」

 

 

水原「へ?」

 

 

鈴木「あれ?一昨日頼まなかったか?」

 

 

水原「頼んだのは線香花火?」

 

 

鈴木「あぁ。まさか忘れたのか?」

 

 

水原「いや……間違ってお線香買ってきた……。」

 

 

 

鈴木「なぜだ!?」

 

 

ゆい「あちゃー。まぁ線香花火が無くてもいいんじゃない?」

 

 

水原「買ってきます!」

 

 

つかさ「買ってこなくてもいいよ?大丈夫だよ~?」

 

 

水原「いや、買ってきます!ではっ」

 

 

 

―ダダダダッ

 

 

かがみ「止める間も無く行ったわね。つかさも線香花火が無いくらい気にしないのに……」

 

 

こなた「良いじゃん。行かせてあげなよ。人には各々、事情があるんだよー。」

 

 

鈴木「そんなもんか?」

 

 

こなた「そんなもん。察してあげなよー」

 

 

かがみ・つかさ「……?」

 

 

黒井「だいたい職場の男はロクなんがおらんねんなー」

 

 

ゆい「はははそーですねー」(なんで私絡まれてるのかなー)

 

 

こなた「ほら、先生たちだって楽しんでるんだし」

 

 

鈴木「楽しんでるのか……アレは?」

 

 

こなた「細かいことは言いっこ無しだよ。」

 

 

―数十分後

 

 

つかさ「水原くん、遅いよね。もう花火終わっちゃう……」

 

 

こなた「だねー。確かに遅いかも」

 

 

鈴木「ちょっと、電話かけてみるか」

 

 

みゆき「それが……水原さんの携帯ならそこに落ちてます。」

 

 

鈴木「ありゃ……仕方ない。これは俺が預かっておく。もしかしたら先に部屋にいるかもしれないしな」

 

 

こなた「そだね~。じゃあ一旦、旅館に戻ろうか~」

 

 

 

 

―男子部屋

 

 

鈴木「まぁ……広々してんなぁ……。先生いないし、白石帰ったし、みずりんも失踪したしこんなもんか……寝よ。」

 

 

 

―朝・男子部屋

 

 

鈴木「さて、起きたら部屋に2人ほど転がってるが起こすべきだろうか?……しかもわざわざ線香花火買ってきてるし……ん?レシートあるな……どこまで買いに行ってるんだか……しかも時間が2時17分……書き置きだけ残して寝かしといてやるか……」

 

 

―コンコン

 

 

鈴木「ん?どぞー」

 

 

みゆき「おはようございます。ご準備は整ってますか?」

 

 

鈴木「俺はな。この二人は……知らん間に帰ってきたようだがしばらく寝かしといてあげようかと」

 

 

みゆき「分かりました。では行きましょうか。」

 

 

こなた「ちなみに私はもう水着来てるよーん」

 

 

鈴木「……俺は突っ込まん。絶対に突っ込まんぞ。」

 

 

こなた「そういうニーズもあるんだよ。」

 

 

かがみ「そういうニーズの人は海なんか来ないんじゃ」

 

 

―海

 

 

黒井「何が楽しいて教え子と海来なアカンねやろなー」

 

 

ゆい「そ、そーですねー」

 

 

黒井「まぁあんなんみたいに妥協したん連れてるくらいやったら1人の方が気楽やでなー」

 

 

ゆい「そ、そうかもしれませんねー?」

 

 

黒井「まぁ今は晩婚化も進んどるんやし焦らんでもゆっーくり探したらええねん、なぁ?」

 

 

ゆい「んん……」(既婚者って言いにくいなぁ……)

 

 

鈴木「なんか、見てて切ないなあの2人。」

 

 

こなた「そだねー。」

 

 

鈴木「それはそうとその浮き輪は?こなたは泳げるんじゃないのか?」

 

 

こなた「スク水には浮き輪。これ鉄則だよ~?それに泳げるからってがっつり泳ぐ訳じゃないんだし。」

 

 

鈴木「なるほど。それもそうだな。言われてみれば俺も泳げるけどがっつり泳ぐつもりは無いしな。」

 

 

こなた「まぁ、ゲームとかだと海イベントは誰かが溺れて人工呼吸という名のキスフラグなんだけどねー」

 

 

かがみ「それはゲームの中だけでしょ?」

 

 

鈴木「だな。こなたは浮き輪あるし柊姉妹は浮き輪につかまってるし、それにそもそも足が着く深さだ。」

 

 

こなた「オマケに泳げないみゆきさんは砂浜にいるもんねー。」

 

 

水原「おはよーございまーすー!」

 

 

鈴木「おっ、やっと来たか。」

 

 

かがみ「遅かったわね~」

 

 

鈴木「そう言ってやるなよ。線香花火のレシートに2時17分って書いてたんだし」ひそひそ

 

 

かがみ「2時17分って……よくやるわ……」ひそひそ

 

 

鈴木「まったく、なんでそこまで……ん?」ひそひそ

 

 

かがみ「どうかしたの?」

 

 

鈴木「いや、何でもない。」(なるほど、そういうことか。)

 

 

つかさ「さっきからこそこそ話してどうしたのー?」

 

 

こなた「きっとなんでもないよ~」

 

 

こなた(黙っといてね)←アイコンタクト

 

 

鈴木(了解)←アイコンタクト

 

 

こなた「そういえば夏の海はナンパのメッカなのに私たちってそういうのは縁がないよね」

 

 

つかさ「私達じゃね~」

 

 

水原「そんなことは無いでしょ」

 

 

かがみ「まぁうっとおしくなくていいけどね、それにだいたいこんなのがいるから家族連れの姉妹と思われてるんじゃないのー?」

 

 

鈴木「というか俺たちがいるからじゃね?」

 

 

水原「男女比あってないけど、まぁ野郎がいたら話しかけにくいだろうねぇ」

 

 

かがみ「で、水原くんは来たばっかりだけどもうお昼ね。」

 

 

こなた「そだね~。お昼食べに海の家行こうか~」

 

 

鈴木「だな」

 

 

---海編は続きます

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