―夜・男子部屋
鈴木「おっ、こなたからメールだ。わざわざ何だろうかな」
―
今日はお疲れ~。今から怖い話しに行くから危ないものは片付けといて~。それとみずりんの件は本人が何も言わないから今の間はそっとしておいてあげてね~。
―
―バタンッ
こなた「やふ~。夏と言えば怪談!ということで来たよ!」
鈴木「メールと同時にやってくるのか……。にしても全員勢揃いだな。」
水原「いらっしゃーい。」
水野「ギョッギョッ」
こなた「全員じゃないとおもしろくないしね~」
つかさ「私は遠慮したんだけど……ね」
かがみ「つかさは怖い話とか苦手だからね。」
こなた「さて……。」
―パチン!(電気切る音)
こなた「これは実際にあった話らしいんだけど、ある映像ソフト卸会社の人が仕事を終えて帰ろうとしていつものように夜遅くバスに乗ったのね。」
つかさ・みゆき「」ガクブル
こなた「その人の家は路線の終わりの方にあったんだって。で、途中他のお客さんがだんだん降りていって、ついには乗客はその人1人だけになったんだけど……」
かがみ・水原・黒井・ゆい「」汗
こなた「運転手さんはもう誰も乗ってないって勘違いしたらしくて……」
鈴木(なかなか話術あるな。俺はオチ知ってるけど)
こなた「なんと……」
かがみ「……」冷や汗
つかさ「」ゴクッ
こなた「大声で『断然2人は○○キュア』を歌い出したんだよ!」
水野「い゛や゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
黒井「うるさっ!」
こなた「なんで先生がそんな反応なのさ?」
水野「だって……だって!生徒に黒歴史晒されたらそうなるでしょ」
かがみ「えっ?」
水野「それ……実話というか犯人は私です。歌ったのはプリ○ュアではなく『かえして!ニー○ックス』だけど」
つかさ「どんだけー」
こなた「なんか一気に興ざめだね。」
鈴木「じゃあまだ時間も遅くないし肝試しでもするか?」
こなた「おっ!いいね!」
水野「じゃあゴールはここの駐車場にしようか。近くもなく遠くもないちょうど良い距離だし」
黒井「うちらもやるんか?」
ゆい「いや私達は……スタートに黒井さん、中間地点に私、ゴールに運転士の先生でいいんじゃない?」
水野「了解。じゃあゴール地点で待ってるよ。」
ゆい「じゃあ私は中間地点行くね~」
黒井「ほなうちは旅館出たところで待ってるからどうやって肝試しするか考えとき~」
鈴木「どうやって肝試しか……」
こなた「まぁくじ引きだよねー。ほい」
かがみ「アンタ、変なところで用意がいいな。」
こなた「同じ番号がペアってことで。二人一組だよーん」
鈴木「了解」
―旅館・入口
黒井「ほな地図は渡しとくで。まず一組目は?」
こなた「はいはーい!」
水原「それと私です。」
黒井「二組目は?」
鈴木「俺と」
みゆき「私です。」
黒井「残った柊姉妹が」
かがみ「はい。最後に出発です。」
黒井「途中に成実さん立ってるからちゃんと挨拶しぃや~。それとなんやトラブったらすぐ連絡するんやで」
全員「はーい」
黒井「ほな1組目、行ってき」
こなた「ふぃー」
水原「了解です」
―こなた・水原ペア
こなた「みずりんは肝試しとか怖くないのー?」
水原「別に~。だってただの公道だし。むしろアンタの発言の方が怖いよ。いろんな意味で。」
こなた「ふーん。じゃあもっと怖い発言してあげようか?」
水原「いやぁ……まぁ……いいや。どうぞ?」
こなた「みずりんってさー……つかさのこと好きだよね?」
水原「……えぇ。おぅ…えぇ…?誰かに言ったかなー?どっから聞いたのさ?」
こなた「聞かなくても見てりゃ分かるよ。鈴木くんも感づいたみたいだし。まぁ幸か不幸かつかさとかがみは気付いてないみたいだけど。」
水原「ふーん……。」
こなた「まぁ鈴木くんには口止めしてるし大丈夫だよ。なんだったら協力してあげようかー?」
水原「うーん……協力は要らないかな。未来は自分で切り開いてナンボでしょ。」
こなた「なるほどね~。でもなんか死亡フラグみたいなのが見えるよ……。」
水原「その時は……仕方ない。無理にくっつけようとしたところで無理なものは無理だしね~」
こなた「鮮やかすぎる考えだね。ギャルゲーにはいないタイプのキャラだよ……」
水原「そりゃギャルゲーの主人公は補正かかりまくってるしね。それに私は脇役なんでしょ?」
こなた「そだね~。脇役は当たって砕けてオーマイガーッが基本だしね~」
水原「脇役云々は嘘でも否定してくれや。」
こなた「自覚あるんだし良いじゃん♪」
水原「まぁいいか。言うとおりなんだし」
―みゆき・鈴木ペア
みゆき「よろしくお願いします。」
鈴木「よろしく。」
みゆき「こうして鈴木さんとお話するのも珍しいですね」
鈴木「言われてみればそうだな。にしても見かけによらず話しかけやすくて助かったよ」
みゆき「え?話しかけにくそうに見えますか?」
鈴木「ほら、美人だし、委員長だし、頭いいし、高嶺の花って感じがね」
みゆき「そうなんですか?」
鈴木「いや、まぁ勝手なイメージで悪いんだけどね。にしても怖くないの?」
みゆき「少し怖いですが大丈夫ですよ?」
鈴木「まぁ……ただの道だしな」
みゆき「……そうですね」
―つかさ・かがみペア
かがみ「ほら!行くわよ!」
つかさ「お姉ちゃん怖くないの?」
かがみ「何言ってるの?ただの道よ?」
つかさ「そ、そうだよね。」
かがみ「そうよ!ちゃっちゃと終わらせちゃいましょ!」
つかさ(お姉ちゃんもちょっと怖いんじゃ……)
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こうして夏の夜は更けていきました。この後?特に何もありませんでしたよ。