―城の中のどこか
こなた「いやー捕まっちゃった時にはどうなるかと思ったよー」
水原「マジでな。」
三和「ただまぁ不自然なほどドジですよね。牢屋の鍵開けっ放しって……」
こなた「そもそも使ってる日本語が怪しいじゃん」
ゆたか「確かになんかずっと『R』って言ってたね」
みなみ「それより……この後、どうするんですか?」
魔王「せやせや、こっちに来てくれるか」
―隠し通路入口
魔王「ここは隠し通路の入口や。この扉の先は入ったら出口からしか出られへんダンジョンになってる。出口はアイツ等がおったホールのすぐ近くや」
こなた「え!?そんな隠し通路があるなんて初耳なんだけど!?」
魔王「まぁ知らんのも無理ないわ。途中で開発が凍結されてお蔵入りになっとったからな。ウチだけの特権やで。」
こなた「ほぅほぅ~」
三和「問題は入ったら出口からしか出れないところですね。」
水原「確かに迷子になると割と死ねる……」
つかさ「それは私がいるから大丈夫じゃないかな~」
水原「お?マジっすか」
つかさ「助けてくれた人が教えてくれたんだけど私、神官なんだって~。占う能力があるんだよ~」
こなた「あぁ~神官が持ってる『オラクル』ってスキルだね。正しい意味は神託とかなんだけど、まぁ占いに近いね~」
ゆたか「それで、どうやって占うんですか?」
つかさ「えっとね、美水式って言ってコップに水を入れて葉を浮かべてその変化で占うんだって~」
みなみ「意外と本格的ですね」
三和「どっかで見たことありますけどね」
水原「とりあえずこの先どうなるか占って見てくださいな」
つかさ「えーと……」
こなた「無理だよ」
水原「あら?じゃあこのダンジョンで何があるかは?」
つかさ「うーんと……」
こなた「それも無理。」
つかさ「こなちゃん、何なら占えるの?」
こなた「相手がパラメーター的にどんな仕事に向いてるか、かな」
三和「やっぱりどこかで見たことあるやつですね」
こなた「みずりん、転職の相談でもしてみたら?」
水原「そうだね。じゃあ試しに占ってください!」
つかさ「えーと、うーん……ちょっと待ってね」
―数十秒後
水原「うわっ!コップの中からあずきバーが大量に出てきた!」
三和「なかなかシュールな光景ですね」
つかさ「えっと……こなちゃん、コレはどういう意味?」
こなた「具現化系だね。何かを具現化するのが得意なタイプだよ」
つかさ「へぇ~……みずりちゃん具現化系だって~」
水原「なるぺそ。とりあえずこのあずきバーはせっかくなのでいただきますね」もしゃもしゃ
こなた「なんかすごい数あるし私ももらおーっと」
水原「人数分引いてもかなり余るんでこれはたまたま持ってた保冷バックに入れときますねー」
ゆたか(なんで保冷バック持ってるんだろう……)
―数分後
水原「さてあずきバー食べたところで行きましょうか」
こなた「なんかHP回復した気がするね。さすがつかさ印!」
つかさ「えへへ~」
魔王「ほな追っ手が来ないうちに行こか」
こなた「あ、その前に……そこの2人」
シャドウ「え?」
サニー「何でしょうか?」
こなた「」ごにょごにょごにょ
サニー「えぇ!?」
こなた「頼めるよね?」
魔王「あーアレな」
サニー「それは無理ですよぉ」
シャドウ「それしたら私たちだって……」
こなた「もししてくれたら……」ごにょごにょごにょ
魔王「まぁこの状況何とかするんはアレしかないもんなぁ……」
ゆたか「アレ?」
水原「アレって何か知らないけど……」
こなた「……してあげてもいいけど?」
サニー「うっ……それは……嬉しいご提案ですけど……」
シャドウ「でもその前に」
こなた「そこは何とかするからサ。頼んだよ?」
水原「何の相談か知りませんけど行けますか?」
こなた「あ、うんゴメンゴメン。じゃ行くか!」
―ダンジョン出口付近
水原「多分、盛大にカットされてるだろうけど2時間経ってようやく怪しい扉にたどり着きました。ここが恐らく出口かな」
つかさ「何で分かるの?」
水原「入口じゃないし」
こなた「まぁそうだけど」
みなみ「トラップの扉とかじゃないですか?」
魔王「開発が途中で凍結されてるさかい変な仕掛けとかは無いはずやで」
水原「それに引き下がってもこのダンジョンからは出られない」
ゆたか「出るしかないってことですね?」
水原「そゆこと。ほな行きましょうか」