らき☆べる【Lucky★Bell】   作:あずきシティ

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[第15話]いよいよ文化祭編突入!

-中間テスト返却

 

 

水原「体育祭終わったらすぐテスト突入だもんなぁ~ズタボロでしたぜ」

 

 

こなた「と言いながらみずりんは平均をしっかりキープしてる件」

 

 

鈴木「まぁ俺はいつも通りだったでな。」

 

 

かがみ「私はちょっと調子落としたわ……」

 

 

つかさ「私はいつもより良かったよ~」

 

 

かがみ「にしてもあの現代文のテストよ。『Kと同じ立場で相談した親友に恋人を取られたらあなたはどう思いますか?』とか『あなたが先生の立場ならKに譲りますか。それとも先生のように先取りしますか。理由も含めて書きなさい』とか謎過ぎる問題が多かったわ……」

 

 

こなた「あぁ、今回のテスト作ったのは水野ティーチャーだからね」

 

 

かがみ「それで変わった問題が多かったのね。変わった先生は変わった問題を出してくるわけだ」

 

 

水野「柊さん(姉)、-500ポイント」

 

 

かがみ「ゲッ!」

 

 

水野「壁に耳あり障子に目あり。陰口は聞こえないようにするのがマナーだよ。」

 

 

みゆき「でも、先生。どうしてあのような字数制限無しの記述問題を多数出題されたのですか?」

 

 

水野「ん?そんな生徒の作文作成能力を上げようとかじゃないよ。」

 

 

かがみ(違うんかい!)

 

 

水野「勉強勉強って言っても面白くないしね。それにこの学校の生徒はだいたいが真面目だからわざわざ言わなくても勉強してくれるしね。」

 

 

かがみ「まぁ例外もいるけどね。」

 

 

こなた「なんで私の方を見るのかなー?」

 

 

水野「ただねぇ、実際に考えてほしかったんだ。先手必勝は本当なのか。でも後手後手で勝てるのかどうか。自分だけの解答を見つけてほしかったんだよ。人生は一度きり。悩んでる暇なんて無いんだぞってね。前進あるのみ。ぶつかったらその時はその時さ☆」

 

 

こなた「先生、運転士のバイトでもそんな感じで前進あるのみ、ぶつけてもその時はその時なんですか?」

 

 

水野「いや、まったく。だってぶつけたら請求ヤバいし。」

 

 

かがみ(この教師、説得力ねぇな!)

 

 

水野「まぁあんな変なテスト、受験生には出せないしね。今だから出来ることかなと思って出してみたんだよ。」

 

 

鈴木「へぇー。」

 

 

水野「まぁなんだ。今しか出来ないことを見つけてやることだね。青春は待ってくれないんだよっ!」

 

 

こなた「先生が言っても説得力無いですケドねー」

 

 

水野「まぁそうだね。さて、テスト終わったわけだし。次は文化祭だっ!がんばりたまえ!」

 

 

水原「今しか出来ないことですか……」

 

 

水野「そう!今しか出来ないことを自分で見つけろ!……おっと!バイトがあるんで失礼!ではっ」

 

 

かがみ「バイト隠す気無いよね……」

 

 

こなた「まぁ『壁に耳あり障子に目あり』って言ってたしバレても怖くないんじゃない?」

 

 

かがみ「よー分からんわ。」

 

 

鈴木「にしても次は文化祭か……。ここの文化祭はどんなんなんだ?」

 

 

かがみ「2日間開催よ。結構大きなイベントね。」

 

 

こなた「それなりに楽しいしねー。そういえばクラスで何するかもう決まった。」

 

 

かがみ「えっ……?まだ決まってないの?」

 

 

鈴木「まだ期間もあるし普通じゃないのか?」

 

 

かがみ「まぁ……うちのクラスが早くに決まっただけかな?」

 

 

つかさ「お姉ちゃんのクラスは何するの?」

 

 

かがみ「うーん。まぁそれは当日のお楽しみね。まぁ来なくて良いわよ?」

 

 

こなた「ん?かがみは何か隠してるなー?」

 

 

かがみ「なんでもないわよ。」

 

 

鈴木「結局、うちのクラスは何するんだろうな」

 

 

みゆき「次のホームルームで決めるそうですよ。一応、自分では『文化祭のルーツを調べて年代毎に特色などをまとめて展示する』というのを提案しようと思っているのですが」

 

 

こなた(やばいっ!それはつまらなそうだ!何か提案しないと!)

 

 

鈴木(ここの文化祭はそんなにお堅いのか……?ってこなたの顔をみる限りそんな訳ではないみたいだな……。)

 

 

水原(今しか出来ないこと……か)

 

 

水原「すいません。私、本屋に寄りますので。ではっ」

 

 

こなた「ばいにー」

 

 

鈴木「どうしたんだろな急に」

 

 

こなた「何か思いついた顔してたし文化祭アイデアでも閃いたんじゃない?」

 

 

鈴木「なるほどな。みずりんのセンスじゃ不安しか無いけどな。」

 

 

こなた「いやいやそんなこと無いよー。本気の時にはなかなかのセンスなんだし」

 

 

鈴木「本気の時って……あぁなるほど」

 

 

かがみ「なんか水原くんが本気って想像つかないわね。こなたほどじゃないけどいつも勢いばっかりな気がしない?」

 

 

こなた「まぁーまぁーかがみ、きっとみずりんは文化祭に本気なんだよー。脇役キャラなのに大変だね~」

 

 

鈴木「脇役キャラって……」

 

 

こなた「本人も認めてるよー」

 

 

かがみ「まぁあながち間違いじゃないかもね。」

 

 

鈴木「まぁ間違いじゃないからなぁ……コメントし辛いぜ」

 

 

 

―ホームルーム

 

白石「ということで文化祭の出し物について何か提案がある方は挙手してください。」

 

 

みゆき「はい。文化祭のルーツを調べて年代毎の特色などをまとめて展示するというのはいかがでしょう?」

 

白石「はい?はい、書きますね。他にはー?」

 

こなた(いかん……何も考えてなかったよ……)

 

 

鈴木(文化祭実行委員の白石でさえ若干ビビってるな。)

 

こなた(この状況じゃみゆきさんの案になってしまう……!)「はい!喫茶店!」

 

白石「はい、喫茶店ですね。」

 

こなた(しまった!つい言ってしまった……言い出しっぺは仕切りとかさせられそうでヤなんだよ……)

 

水原「はい、演劇。」

 

こなた(お!みずりんナイス!あとは演劇に決まれば私が面倒事を背負うことは無い!)

 

白石「他にはありませんか?……では多数決で決めましょうか……」

 

多数決の結果、喫茶店と演劇で接戦となり演劇に決まりました。

 

白石「さて、演目はどうしましょうか……?」

 

 

―シーン

 

黒井「水原は何かアイデア持ってるんちゃうん?」

 

こなた「そだよね~。餅は餅屋って言うし」

 

鈴木「餅は餅屋?」

 

こなた「劇やるならひとまず演劇部に任せてみようってことで」

 

 

鈴木「ふーん。ってみずりんが演劇部って初耳だぞ」

 

こなた「それより、みずりん。君が積極的に動くってことは何か案とかあるんじゃないのー?」

 

水原「まぁありますけど……そこまで私がでしゃばっていいのかなー」

 

黒井「ええんちゃう?このままやったらジリ貧なりそうやし。なんやったら前に出てええで」

 

水原「そうですか。では失礼して……。高校の演劇では比較的有名な作品なんですが……これなんてどうでしょうか?」

 

こなた(みずりん、やる気満々じゃん……)

 

 

水原「ストーリーを簡単にご説明しますね。タイムトラベルが実用化された時代のお話です。でもタイムトラベルによる歴史改変が問題化していました。主人公のニュースキャスター柿本光介も過去を改変されます。そもそも柿本には恋人で教師のはるかがいたのですが、このリア充をよく思わない人はいるんですね。それがはるかの元同僚のサルマル。彼はタイムトラベルをして柿本とはるかの仲を引き裂こうとするんです。」

 

 

こなた(どこにでもいるんだねー困ったちゃんは)

 

 

 

水原「で翌日。さらに過去が改変されます。なんとはるかは1年前にサルマルと結婚していて柿本も同じくニュースキャスターのヨシノさんと婚約してるんですね。」

 

 

鈴木(ややこしいぞ?まとめると柿本とはるかが付き合ってたけどサルマルがはるかを横取りして柿本はヨシノさんっていう同じニュースキャスターと引っ付いた。ってことか?)

 

水原「柿本はTV局をやめ車を売りすべてを投げ出してはるかを取り戻すべくタイムトラベルをします。どうなるかは……お楽しみにって具合でしょうか」

 

白石「ありがとうございます。で、他に案がなければ決まりですが?」

 

 

―シーン

 

 

こなた「じゃあ私は賛成しとくよ~みずりんがいつになく本気だし」

 

みゆき「そうですね。面白そうですし。」

 

 

鈴木「仕方ない。俺も応援するぞ」

 

黒井「水原、今台本あるかー?」

 

水原「はい。ありますが」

 

黒井「ほな明日までにコピーして全員分は用意したるから後は頑張りや~。」

 

水原「ありがとうございます。」(あれ?もしかして私、仕事丸投げされてる?)

 

白石「では台本には目を通しておいてください。次のホームルームで配役や役割分担を決めますので。水原くんが後はすべてやってくださいね。提出資料の準備だけは僕がしますので」

 

 

水原「サンキュー。って仕切りとかまとめは私?」

 

黒井「適任やろ。」

 

 

水原「はぁ……。」

 

 

 

―翌日、台本配布後の放課後

 

かがみ「おーす、こなたー。帰ろー」

 

 

こなた「ごめーん、台本読んでるから先帰っていいよ~」

 

かがみ「そう?ていうか劇するんだ?」

 

 

こなた「そうそう。みずりんが珍しく超本気だったしね」

 

かがみ「ふーん。水原くんの超本気って想像がつかないわ……」

 

水原「失礼な言い方だなー」

 

かがみ「うわっふ!いたんだ……」

 

水原「まぁ……たまには本気にならないとね。」

 

鈴木「だいたい読み終えたがメインは4人か?」

 

こなた「主役は柿本とはるか、サブ主役がサルマルとヨシノ、あとは脇役かなぁ。話の展開的にこの4役が私たちになりそうな予感だね!」

 

みゆき「泉さん、メタ発言は控えてください。それに別のクラスのかがみさんを除くと私たちは泉さん、つかささん、鈴木さん、水原さん、私の5人ですよ?」

 

つかさ「あ……私は衣装とか道具係とか裏方が良いかな……」

 

鈴木「となるとピッタリ4人が男女比そのまま4役当てはまるんだな。」

 

こなた「と言ってもみずりんは脇役だからどうなるかわかんないけどねー」

 

水原「そだねぇ……まぁ何になっても私は良いけどね」

 

こなた「何が何でも裏方がいいとかないの?」

 

水原「ん?その辺はそない気にしてないよ。」

 

鈴木「そうかい。俺が裏方の方が良いけどな」

 

こなた「まぁそうはならいんだろうねー」

 

水原「ではとりあえず、また明日ってことでね」




演劇やろうぜ!と持ち出した台本はとある演劇集団さんの作品で高校の演劇部が演じていることも多々あるハートフルコメディ作品です。
ちなみに私は演じる側でこの作品にかかわったことはありませんがw
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