らき☆べる【Lucky★Bell】   作:あずきシティ

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[第2話]実質的な転校初日

4月某日 陵桜学園

 

 

クラス発表

 

 

鈴木(ってもまぁ……転校生の俺は自分のクラスの場所以外、見るもんも無いけどな。友達もいないし。……あーそう言えば柊さんは同じクラスだったりするご都合展開は……)

 

 

鈴木「あぁあるんだ……まぁ向こうが覚えてるとも限らんしとりあえず教室行くか」

 

 

 

 

教室

 

 

鈴木「当たり前だが誰も知っている人がいない……」

 

 

鈴木善治はぼやっと自分の席に座っていました。すると前の席の男子生徒が話しかけてきました。

 

 

白石「えーと……終業式の日に転校してきた鈴木……だっけ?」

 

 

鈴木「お……おぅ。すまんが……どなた?」

 

 

白石「僕は白石みのるです。一応、前のクラスで同じだったんで、よろしく。」

 

 

鈴木「あ、どうも。改めて鈴木善治です。よろしく。」

 

 

白石「こっちに来て友達とか出来たか?」

 

 

鈴木「いや……多分、まだだな。しょうが湯の洗礼は受けたが……」

 

 

白石「うわっ……誰も言ってくれなかったのかよ……」

 

 

鈴木「いや、言ってくれた人はいたんだが……言われたときには遅かったというか……」

 

 

白石「なるほどな。その言ってくれた人とは何も無かったのか?」

 

 

鈴木「一応、自己紹介して『次、同じクラスならよろしく』とは言ったものの……」

 

 

と辺りを見回すとだいたいの生徒が登校していますが、柊かがみは見つかりません。クラス発表にあった柊は「かがみ」ではなく「つかさ」の方だったのですが、それを知らない彼には無理もありません。

 

 

鈴木「確かクラス発表の時にいたような書いてあった気がしたんだが……いないなぁ。苗字しか聞かなかったし同じ苗字の人がいただけか……?」

 

 

白石「ふーん。まぁ同じ学校ならクラス違ってても会う機会くらいあるだろうし、いいんじゃないか?」

 

 

鈴木「それもそうだがな」

 

 

―キーンコーンカーンコーン

 

 

鈴木「ところでこの学校はチャイムが鳴ったときに先生がいないのは普通なのか?」

 

 

白石「いや……そんなはずは無いんだが……」

 

 

―ガラッ!

 

 

黒井「よしみんな席つけー!」ゼェゼェ

 

 

鈴木(髪ボサボサだなぁ……何かあったのか?まぁ良いけど)

 

 

黒井「うちが担任の黒井やー2年になったし、ちょっとは気ぃ引き締めて頑張りや……」バタッ

 

 

鈴木(うわー説得力ねぇなー……)

 

 

しばらくして

 

 

黒井「ほな出席とるでー〇〇ー」

 

 

鈴木(さて、出欠確認か……まぁ普通に返事するけどな)

 

 

黒井「白石ー」

 

 

白石「はい」

 

 

黒井「鈴木ー」

 

 

鈴木「はい」

 

 

鈴木(そう言えば例の柊さんは返事した人を見れば真相が分かるな)

 

 

黒井「高井ー、高岡ー、高倉ー、高崎ー、高島ー、高野ー」

 

 

鈴木(今がタ行だしもうすぐか……)

 

 

黒井「男のほうの高橋ー、女のほうの高橋ー、高穂ー、高宮ー、高村ー、高谷ー、高安ー、高山ー、高良ー」

 

 

みゆき「はい」

 

※モブの返事はカットさせていただきました。

 

 

鈴木(ていうかうちのクラス「高」多いな!)

 

 

黒井「柊ー」

 

 

つかさ「はい」

 

 

鈴木(やっぱり別人だ。「柊」ってよくある苗字でもないのにまさか同じ学年に2人もいるとはなー)

 

 

黒井「ほな、出席確認もしたし」

 

 

鈴木(いよいよ自己紹介か?)

 

 

黒井「クラスもそないガラッと変わったわけちゃうから自己紹介もええやろ。プリント配ったら今日はお終いやー。みんな1年間、仲良くしぃやー。」

 

 

鈴木(うわっ……何、その転校生いじめ)

 

 

彼は結局、ホームルームが終わって白石と一言、挨拶する以外に何もありませんでした。

 

 

 

 

バス車内

 

 

こなた「そう言えば春休み前にかがみがフラグ立ててた人と運命の再会は出来たー?攻略出来そうー?」

 

 

かがみ「誰もフラグなんて立てとらん。でも、そうねー確かに見なかったわね」

 

 

こなた「誰とも同じクラスにならない不幸なかがみんなのであった。」

 

 

かがみ「変なナレーション入れんな!」

 

 

つかさ「ちなみにゆきちゃんは委員会でここにはいないよー」

 

 

こなた「つかさ、いきなり誰に説明してるのー?まぁいいや。そう言えばその転校生、何て名前の人なんだい?」

 

 

かがみ「え?確か鈴木くんだったかな」

 

 

こなた「うわーありきたりな苗字だね。」

 

 

かがみ「アンタそりゃ失礼だろ。」

 

 

こなた「下の名前はー?」

 

 

かがみ「聞いてないわね……」

 

 

こなた「えーつまんないよー。探し当てて運命の再会をするには手がかりが少なすぎるよー」

 

 

つかさ「でも鈴木くんって確かクラスにいたよね?」

 

 

こなた「え!?マジ?」

 

 

つかさ「うん、多分いたと思うよ。良かったね、お姉ちゃん。」

 

 

かがみ「つかさー、何が『良かったね』なのかしら?」

 

 

つかさ「え?なんとなくー」

 

 

こなた「実の妹からも応援されてるんだし攻略しちゃいなよー?」

 

 

かがみ「誰も攻略するなんて言っとらんわ!」

 

 

こなた「じゃあ私が攻略しちゃおうかなー」

 

 

かがみ「あのな……現実とゲームをごっちゃにしちゃいかんだろ。」

 

こなた「む……。」

 

かがみ「とにかく、迷惑かけたりしないようにしなよ!」

 

つかさ「駅着いたよー?」




ナレーター「ふぅ・・・ひとまず私の誘導はこの回で終わりですなー。」

作者「お疲れさまでしたー」

ナレーター「結局、あとでオリキャラ側で出るけどね」

作者「まぁ実は完結まで書き終わってるもんねw」
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