らき☆べる【Lucky★Bell】   作:あずきシティ

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[第34話]誰かがあなたを待っている

―終礼

 

 

黒井「ほな水原、そこのプリント配って~」

 

水原「はいです」

 

 

鈴木「いてっ」

 

こなた「どうしたの?」

 

鈴木「ちょっとプリントで切った」

 

つかさ「大丈夫?絆創膏いる?」

 

鈴木「あ、ありがとう、もらっていいか?」

 

つかさ「うん!……あれ……あ、ごめん……今日に限ってなかったよ……」

 

 

鈴木「あ……いや、気にしなくていいよ。ちょっと保健室行ってもらってくる。」

 

黒井「今日はここまで~」

 

鈴木「じゃあ保健室行ってくるわ。俺のことは気にしなくて良いから。じゃっ」

 

つかさ「うん……」

 

こなた「ばいにー」

 

黒井「水原ー、もうすぐコピー用紙が届くんやけど運ぶん手伝ってんかー?」

 

水原「あ、はい……校門ですか?」

 

 

黒井「せや。業者さん持ってきはるから頼むでー」

 

 

水原「了解です!行ってきます!」

 

かがみ「おーすこなたー。はい、これ」

 

こなた「かがみが!?私に!?チョコ!?」

 

かがみ「つかさが作ってたからついでよ!要らないの?」

 

こなた「………。」

 

かがみ「………?」

 

こなた「一見、万能そうに見えて不得手をさらすことによって影ですごい努力してるのを連想させるかがみ萌え♪」

 

かがみ「うっさい!早くしまえ!……そう言えば鈴木くんは?もう帰ったの?」

 

こなた「ん~?鈴木くんにチョコ渡したいのかな~?」

 

かがみ「べ別に特別渡したい訳じゃないわよ!余ってるしいつもお世話になってるから義理チョコくらいあげてもいいかなって思っただけよ!」

 

 

 

こなた「素直になればー?」

 

かがみ「だから!そんなんじゃないって!………多分」

 

 

こなた「そんな鈴木くんにどーしても義理チョコを渡したいかがみにお知らせです。鈴木くんは保健室に絆創膏をもらいに行きました。だから校内にまだいるでしょう。」

 

かがみ「ふーん……まぁこの場にいないなら渡さなくても良いか」

 

 

こなた「ふふーん。素直になった方が良いんじゃない?」

 

かがみ「だからそんなんじゃ」

 

こなた「じゃあ私はつかさと安売りされてる素材用チョコ買うから、じゃあね~」

 

つかさ「え?素材用チョコ買うの?」

 

 

こなた「うん。つかさも一緒に来て!」グイグイ

 

 

つかさ「あ、うん。じゃあお姉ちゃん、また後でね~」

 

 

かがみ「ちょっと……行っちゃった……。………素直に……ねぇ……。まぁどうせ義理だし今日は帰っても予定無いし、ちょっとくらい待ってみるかな……。」

 

 

―校門

 

水原「はいオーライ!オーライ!オーライ!ストップです!お疲れ様です~。こっちのダンボール4こですね?」

 

業者「はい。毎度あり~」

 

 

こなた「うわぁハードそうだねぇ」

 

つかさ「そだねー」

 

 

こなた「おっとバス来たよ!急がなきゃ」

 

つかさ「あっこなちゃん待ってー」

 

 

―保健室

 

 

鈴木「失礼しまーす」

 

 

天原「はい、どうされました?」

 

 

鈴木「あの……、プリントで指を切っちゃって……絆創膏もらえませんか?」

 

 

天原「あらあらそれは大変ですね。はい、どうぞ。良かったら市販品ですがチョコレートどうですか?」

 

鈴木「絆創膏ありがとうございます。……へ?チョコレート?」

 

天原「はい、実家から沢山、送られてきて余っているんです。」

 

鈴木「な……なるほど……。」(実家から沢山送られる?)

 

 

天原「今、お茶煎れますね~」

 

 

桜庭「なるほど、うまく考えたな」

 

 

鈴木「うわっ!桜庭先生いたんですか……。うまく考えた?」

 

 

桜庭「中に生徒がいたら外の連中……先生方もキョドったことは出来んだろう。」

 

 

天原「ははぁ、よくそういうことに頭が回りますね。その発想はありませんでした」

 

 

鈴木「あぁ……なるほど。確かに外に男性教師がやたらいるとは思いましたが……。今も耳を澄ましたら……」

 

 

―保健室外から

 

男性教諭A「ゲホッゲホッ、風邪かなー」棒読み

 

男性教諭B「えーとこの辺りに~落とし物が~」

 

---

 

鈴木「……。確かに鬱陶しい……。というかこれ美味しいですね。」もしゃもしゃ

 

天原「それより鈴木くんは良いんですか?」

 

鈴木「何がです?というか俺、自己紹介しましたっけ?」

 

天原「養護教諭ですから、なんでも知ってますよ。」

 

鈴木「理由になってないような……」

 

天原「それで、どうなんです?女の子からチョコもらったりしましたか?」

 

鈴木「ま、まぁ。義理ですが……。」

 

天原「放課後に呼び出されてたりとかはしないんですか?」

 

鈴木「あはは……ありませんよ」

 

天原「誰かがどこかで、鈴木くんのことを待っているとは思わないんですか?」

 

鈴木「……。ちょっと待ってください。どっかで聞いたことあるような発言ですが…」

 

 

天原「あら?バレましたか……。そうですよ。あなたのクラス劇のセリフを言っただけです。」

 

 

鈴木「先生、心臓に悪いこと言わないでくださいよ。」

 

天原「ビックリしましたか?でももしかしたら本当にあるかもしれませんよ?」

 

 

鈴木「まぁ、あったらいいですねー。あ、そろそろ良い時間ですしお暇させてもらいますね」

 

天原「そうですか?まだゆっくりしてても大丈夫ですよ?」

 

鈴木「いや、悪いですよ。誰かが待ってるかもしれませんしね~なんちゃって。では失礼しました。」(まぁあるわけないけど)

 

 

天原「はい、では気をつけてくださいね?」

 

 

―教室

 

 

かがみ「私、何してるんだろ?……別に渡さなくても良かったのに……。というかつかさがあんなすごいのを渡してて私がこんな形も不揃いなの渡すなんて変よね……。アホくさ……。帰ろ……。」

 

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