―5月20日・1年教室
水原「皆さんおはよーございまーす。申し訳ないんですけどちょっとうるさくします。気になる方は耳栓か何かしといてくださーいな」
―キーンコーンカーンコーン
水原「おっと、予鈴ですね。そろそろかな……。前においで~」
ひより「は……はいッス」
パティ「いよいよDEATHネ!」
こなた「前に呼び出すなら私たち、1年の席に隠れる意味あったかな?」
白石「それは言わないお約束ですよ」
―ガラッ
石橋「おはよーっす。ん?」
水原「あ、先生。おはようございます。先生に誕生日プレゼントがありまして……。」
石橋「ん?」
水原「踊ってみます!ということで先生は後ろに行ってください」
石橋「……お、おぅ」
つかさ(今だよね?)
水原(はい、今です)
つかさ(ゆきちゃんにワン切りっと……)
―♪チャッチャラッチャ~チャラッチャ~
石橋(この曲ってハルヒの……)
ゆたか(え!?お姉ちゃんも踊るの!?)
みなみ(ユニーク)
―♪ナゾナゾみたいに
―中略―
―♪チャッチャラチャチャラチャチャチャン
(パチパチ……パチパチ)
こなた(さすがにバイト先と違って拍手もまばらか……)
石橋「……ふぅーん。ずっとコレやろうと考えてたんか?」
水原「え?えぇ」
石橋「あのな水原、お前だけワンテンポズレてた。お前1人でもう一度」
水原「ファ!?」
こなた(それは!?)
パティ(イクラなんでも)
ひより(鬼畜すぎるッス)
白石(良かった。僕は大丈夫だったんだ)
石橋「ウソウソ。よくやった。お疲れさん。早よ自分の教室戻り」
水原「は、はいです!では戻ります!それと先生」
石橋「なんや?」
水原・こなた・パティ・ひより・白石「誕生日おめでとうございます」
石橋「分かったから早よ戻れって」
水原「はい、では失礼します」
―ガラッ
石橋「まったく何やってるんだか……」
ゆたか(そうは言いつつも先生嬉しそうだな。あ!そうだ忘れるとこだった)「先生~」
石橋「どうした?」
ゆたか「はい、誕生日プレゼントです。」
石橋「お、サンキュー。ちなみに何?」
ゆたか「ネクタイです!地球の模様が入ってます!誕生日おめでとうございます」
石橋「お、おぅ。ありがとう」(目が純粋過ぎてツッコめねぇ!)
―5月20日 昼休み
鈴木「結局、何の案も無くこの時を迎えてしまった……」
かがみ「大丈夫?顔色悪いわよ?気分でも悪いの?保健室行く?」
鈴木「保健室?はっ!」(保健室に逃げるか!)
かがみ「どうしたのよ?あ、顔色悪いのってもしかして次の時間?」
鈴木「よく分かったな……」
かがみ「やっぱり、いっそ保健室にこもったら?」
鈴木(そうだな、そうするよ)「そんなカッコ悪いこと出来ねぇよ」
かがみ「!?」
鈴木「!?」(俺今、思ったことと言おうとしたことが逆転した!?)
かがみ「そ、そう?じゃあ無理しないでね。応援してるから」
鈴木「あ、あぁサンキュー。」(引くに引けなくなっちまった!)
―キーンコーンカーンコーン
鈴木「ついに来てしまった……この時が!」
かがみ(思いっ切り心の声が聞こえてるし。本当に大丈夫なのかしら……)
―ガラッ
石橋「うっす。」
鈴木(まぁ授業は来るよな。)
石橋「じゃあ今日は自習~」
鈴木(なっ!?)
かがみ(なんだって!?)
石橋「この時間、いつでも良いから楽しみにしてるで」
鈴木(まさか、俺を狙い撃ち!?)
石橋「さ、仕事仕事っと……」
鈴木(何っ!職員室には戻らずノートパソコン広げて後ろの空き席で仕事!?)
かがみ(どう考えてもこれって鈴木くんが逃げれないようにするためだけの)
鈴木(時間割変更かよ……滅茶苦茶じゃねーか……理不尽ってレベルを越えてやがる)
石橋(まぁ何もしないなら何もしないでええけどな。この無茶ぶりに応えた奴なんて……あ、一人だけおったか……)
―10分後
鈴木(くっ……ダメだ。考えても泥沼化しかしねぇ……)
―30分後
石橋「いつ歌って踊ってくれるんかなー」
鈴木(さっきからちょいちょいプレッシャーかけてきやがるなぁ……)
―45分後
鈴木(さぁ……どうする。歌って踊る?いや踊るのは無理だろ普通……いや、求められてる条件が既に普通じゃないしなぁ……)
―キーンコーンスープコーン
鈴木(くっ……何も出来ないまま終わったか!?)
石橋(やっぱりその程度か)「ん、じゃあ挨拶」
かがみ「起立」
鈴木(こうなりゃ自爆覚悟でやるっきゃねぇ!かがみ、ちょっと待ってくれ!)
かがみ(!?鈴木くんから何か言われたような……)
石橋「ん?」
鈴木「♪ハッピーバースデートゥーユー♪バースデートゥーユー♪」
かがみ「ちょっ」
石橋「おい、分かった!もういいから」
鈴木(やめねぇよ。この微妙なプレッシャーを仕返ししてやる)「♪ハッピーバースデーディア石橋センセー♪ハッピーバースデートゥーユー♪」
かがみ(何だったの今の……って歌か)
石橋「分かった分かった!はい、ありがとう。」
鈴木「ふぅ。歌いきってやったぜ……」
石橋「はい、授業終わったから各自休憩な」
鈴木「少しは先生を驚かせれたかな」
かがみ「だいぶ痛々しかったけどね。」
鈴木「ぬっ……」
かがみ「だっていきなり歌い出すんだもん。すごかったわ……。私も一緒に歌ってあげた方が良かったかしら?」
鈴木「の方が助かったかな……いろんな意味で」
かがみ「あ……そう……ごめんね?」
鈴木「いやいや大丈夫だからそんな真に受けないでくれ……なんか疲れた……」
石橋「まぁ俺が驚いたんは過去にまったく同じ事したヤツがいたからやねんけどな」
かがみ・鈴木「え!?」
石橋「2年前やったかな。そいつはプレッシャーかけ続けてたら勝手に歌い出した。まぁさっきみたいに他のヤツはシーンとしててかわいそうやったから俺は止めようとしたんやけど1人だけ純粋に俺の誕生日であることを知って一緒に歌い出したヤツがおったんや」
水原「そこからかなー気になりだしたのは……」
こなた「なるほどねー。」
水原「だからある意味では石橋先生に感謝してるしある意味では恨んでる。まぁ逆恨みなんだけどねー」
こなた「逆恨み?」
水原「だって、その出会いが無ければ私は苦しむことも悩むこともなかった」
こなた「本当に逆恨みじゃんw」
水原「でもまぁ逆恨みが1なら感謝は100でも済まないくらいかなー。見てるだけで癒やしになるし話せるだけで頭がお花畑だからね」
こなた「ふーん……」
水原「あ、たまには暴露してやってるのに興味ねぇな!」
こなた「ありゃバレたかー」
水原「否定しろよ……」
石橋「結局、まぁその時はその2人に歌われて誕生日を祝われたわけやな」
かがみ「その、後から歌い出した人ってかなり天然なのかしらね」
鈴木(俺はそれが誰か心当たりがある……)
石橋「まぁお前等も同じ穴のムジナちゃうか。」
鈴木(同じ穴のムジナか……当たってるかもしれんな……)
石橋「じゃっ、俺は次も授業あるから。」
鈴木(なんとなく釈然としない気もするがな。)
らっきー☆ちゃんねる
あきら「らっきー☆ちゃんねる!おはらっきー!始まりましたらっきー☆ちゃんねる!ナビゲーターの小神あきらです!」
石橋「アシスタントの石橋です。」
あきら「今日の本編は石橋先生のお誕生日回ってことで……ってアレ!?」
石橋「なんや?」
あきら「あれ!?!?アシスタントが…え?」
石橋「ん?」
あきら「白石さんじゃない…」
石橋「まぁそんな日もあるやろ。で、今日は5月20日なわけやけどなんか言うことないんか?」
あきら「え!?あーえっとおめでとうございます?」
石橋「だけ?」
あきら「いやいや先生いきなり出てきておかしいですって!しかも初対面じゃないですか!」
石橋「ほーん・・・で?」
あきら「いやいや・・・・・・・チッ やりづれーたらねぇよ ったく…」
石橋「なんか言ったか?」
あきら「何でもないですよ^^ あっと今日はもうこんな時間!番組は終了のz」
石橋「まだまだあと19600字分くらいは尺あんで?」
あきら「先生は黙っててください!」
石橋「ふーん。そういうこと言うんや。初対面の大人に対して」
あきら「だっ!めんどくさい!!」
石橋「めんどくさいってww これでスーパーアイドル小神あきらのブランドが落ちるかもしれへんで」
あきら「落ちません!!!」
石橋「いやいやww」
あきら「だからあきらのブランドは落ちませんから!ばいにー!!!」
石橋「はいはい。ばいにー」