―教室
桜庭「いよいよ修学旅行だが……まぁ適当にやってくれ。京都で行きたいところは調べとけよー。困っても知らないからなー」
鈴木(相変わらず適当だな……)
桜庭「ちなみに全員で行くような場所は定番の場所だからつまらないぞー」
鈴木(それを教師が言うか!?)
―修学旅行1日目・京都駅
桜庭「ここからはバスだ。ついて来いー」
みさお「京都駅ってなんかすげぇなー。ロボットの秘密基地みたいだぜー」
鈴木「その例えはよく分からんな……」
かがみ「でも確かに古都の玄関にしてはやけに近代的よねー」
鈴木「なんか前にテレビで景観がどうのって言ってたが大丈夫なのか?」
かがみ「うーん……カラフルじゃないし大丈夫なのかしら……」
―奈良
かがみ「こっちよー」
こなた「やふ~お待たせー」
鈴木「久々にこのメンツで集まった気がするな」
水原「まぁ暗躍したりしてましたからねぇ」
かがみ「暗躍?」
つかさ「そだよーい」
みゆき「特に何もありませんよ。気にしないでください。それより大仏などを観に行きませんか?」
かがみ「そうね。のんびりしてると時間がもったいないわ。」
―大仏
こなた「あっちのデッカいのが本体で周りのちっこいのはオプションだね!」
かがみ「アンタ絶対、罰当たるわよ……」
水原「そうそう。オプションの方が大切なことも多いんだし」
鈴木「その言い方も罰当たりだろ……」
―奈良公園
つかさ「わー鹿さんだー」
鹿A「……」
鹿B「……」
つかさ「はい、鹿煎餅ー」
鹿A「」モシャモシャ
鹿B「」モシャモシャ
水原「……。」
こなた「どったのー?鹿にジェラシー?」
水原「いえいえ。普通に鹿が苦手なんですよ」
こなた「へー?そうなの?」
水原「えぇ。どうしてもあの味が嫌いなんですよ。」
こなた「ふーん。って、え!?食べる方!?」
水原「やだなぁ冗談ですよ。ただ鹿は苦手なんですよねぇ」
鹿C「」ドカッ
鹿D「」ドカッ
鹿E「」ドカッ
つかさ「わわわちょっと~」
鹿F「○△×◇~!」
つかさ「わ~ひゃぁぁぁぁ」
こなた「うわぁ~」
水原「ほらね。だから鹿は苦手なんだよ。仕方ないなぁ……消えろ鹿共!!ぬっ」
※奈良公園の鹿は天然記念物です。よい子も悪い子も真似しないでください。
鹿G「」ドスッ
鹿H「」ボコッ
鹿I「」ドカッ
鹿J「」グサッ
鹿K「」ズキューン
鈴木(見るに堪えない……)「俺、トイレ行ってくるよ」
こなた「はいよー」
水原「」←既に意識無い
こなた「本当に罰当たったね……」
―数分後
つかさ「ふぇぇぇベトベトするよ~臭いよ~臭くなっちゃったよ~」
かがみ「ただいま~ってどうしたのよこれ!?」
みゆき「鹿さんがつかささんの鹿煎餅を……」
かがみ「あーなるほどね……大丈夫?」
つかさ「うぅぅ……」
鈴木「とりあえずリヤカー借りてきたぜ。おい起きろ……ダメか。よいしょっと」
水原「」←意識不明
かがみ「大変そうね……」
鈴木「まぁなーだが俺に出来ることはこれくらいだしな」
こなた「というか生きてるよね?」
みゆき「多分、大丈夫かと……」
―ホテルの部屋
こなた「いやぁ~修学旅行イベントは外せないね!」
かがみ「誰に言ってるんだか……」
こなた「本人いないから聞いちゃうけど鈴木くんと何かフラグ立ったりした~?」
かがみ「なっ何言ってるのよいきなり!?」
こなた「転校してきた日の運命的な出会いからもう1年以上経つんだし何かあっても良いでしょー?」
かがみ「だからなんでそうなるんだ!?」
こなた「でもさー実際、意識してるでしょ?」
かがみ「してないわよ!ただちょーっとたまーーーーにカッコいいかなーーーって思うだけで」
こなた「十分、意識してんじゃん」
かがみ「はぁ!?」
こなた「だって相手のいいところって意識してなきゃ分からないでしょ。」
かがみ「知ったようなこと言うわね」
こなた「いやぁちょっと前にそんな話聞いたしね。例えばかがみん、みずりんをカッコいいと感じたことある?」
かがみ「無いわね。」
こなた「でしょー。私もないけど。でもそれは当人にカッコいいところが無いんじゃなくてみずりんを意識してないから見つけれないんだよ。」
かがみ「くっ……なんか妙に説得力あるわね」
こなた「だから鈴木くんをカッコいいと感じることがあれば意識してるのだよーかがみん♪」
かがみ「はいはい分かったから。もう私、自分の部屋に帰るわ。明日も早いんだから早く寝なさいね!」
つかさ「お姉ちゃんおやすみ~」
みゆき「おやすみなさい」
かがみ「はい、おやすみー」
―ガチャ
こなた「居づらくなって逃げたかー」
つかさ「お姉ちゃん顔赤かったような……」
こなた(なんだあともう一押しって感じじゃん。面白くなってきたけどここからが長そうだね~)
らっきー☆ちゃんねる
あきら「おはらっきー!らっきー☆ちゃんねるナビゲーターの小神あきらです!」
白石「アシスタントの白石みのるでーす。よろしくお願いしまーす。」
あきら「いよいよ修学旅行編ですね!」
白石「そうですね~」
あきら「ま、奈良と京都じゃド定番だしなんでこうもそろってありきたりなとこにいくもんかね」
白石「たしかに関西圏の学生でも遠足とかで奈良とか京都行きますもんねぇ」
あきら「まぁサブタイには『修学旅行って修学っていうけど勉強しないよね』って書いてるけど史跡名所を巡ったりってのは一応、勉強なのかね」
白石「なるほど。そういう考えもできますね。」
あきら「でこの修学旅行って次回はどこ行くのよ」
白石「えーと・・・北野天満宮と金閣寺から清水寺とかですね」
あきら「また定番……ま、仕方ねぇか。作者の脳みそとかの都合もあるだろうし」
白石「そこを言い出されると何とも言えませんね。」
あきら「おっと今日はここまで!」
白石「いやー時間が過ぎるのは早いですね。また次回お会いしましょう!」
あきら・白石「ばいにー!」