らき☆べる【Lucky★Bell】   作:あずきシティ

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[第7話]家に帰るまでが遠足です

 

―遠足当日の朝

 

 

黒井「全員揃っとるなー?」

 

 

水原以外全員「はーい」

 

 

黒井「ほな、もうバスが来るから預ける荷物を用意しとけー。貴重品とかは身につけとけよー」

 

 

―バス到着 ドア開

 

 

水原「先生、おはようございます。」

 

 

黒井「おはようさん。下に積み込む荷物はあっちやで」

 

 

水原「了解です。」

 

 

---

 

バス出発

 

 

水原「えー、おはようございます。代役ガイドのみずりんこと水原でーす。これからウン時間かけて自然公園的な場所に向かって参りまーす。お手洗いなどにいきたい場合はお早めにお知らせくださーい。」

 

 

こなた「なんか似合ってるけど所詮、男じゃ萌えないね。」

 

 

水原「とりあえずビンゴカードは用意してますので、ビンゴ大会をしましょうか。速く揃った方には景品がございまーす☆」

 

 

こうしてバス車内ではビンゴ大会が行われることになりました。

 

 

しばらくして

 

 

水原「はい、29番!」

 

 

白石「よし!来た!ビンゴ!」

 

 

つかさ「白石くんが1番ってくさいよねー」

 

 

こなた「そだね。先生の横に座ってるあたり、イカサマの臭いが……」

 

 

鈴木「失礼だろ。って言いたいが確かに怪しい早さだ。」

 

 

水原「1番でビンゴの白石くんはなんと!ハイ○イン320個が進呈されます!」

 

 

白石「えっ?」

 

 

こなた「ハ○ハインって赤ちゃん用のおせんべいだよね」

 

 

つかさ「320個ってどんだけー」

 

 

鈴木「あれは羨ましくないな」

 

 

水原「さて、次の番号行きますよ~!」

 

 

―しばらくして

 

 

こなた「やっと私もビンゴだよ~」

 

 

鈴木「ほぅ、景品はハイハ○ンじゃなくて良かったな。」

 

 

こなた「まぁ黄金糖1個じゃ大して変わらないけどね。」

 

 

鈴木「最初の方が景品は悲惨だったなぁ。俺はハ○ハイン1個だぜ?赤ちゃん用だからだろうけど味がほとんど無いし……」ポリポリ

 

 

みゆき「私は赤ちゃん用のかっぱ○びせんでしたよ。とてもヘルシーでした。」

 

 

こなた「みゆきさんにも容赦ないね~」

 

 

つかさ「3人とも良いなぁ~。私なんてまだビンゴすら揃ってないよ~」

 

 

こなた「そうなの~?うわっ穴は開きまくってるのにリーチだけでビンゴが揃ってない……」

 

 

水原「まもなく一発目のSAに着きますので~、ビンゴは次が最後になります!77番!」

 

 

つかさ「あっ、ビンゴだ~」

 

 

水原「はい、柊ちゃん!他の方いませんか?……いませんね!では景品はラストワン賞ということでこちら!」

 

 

こなた「うわっ……ラストワン賞とは言えこれは凄いね……」

 

 

鈴木「なんというか……。」

 

 

つかさ「黄金糖、沢山だよ~。後で皆で分けようね~。お姉ちゃんの分も残しとかなきゃ。」

 

 

みゆき「さすが黄金糖1kgはすごい量ですね。」

 

 

鈴木「普通、ありがた迷惑だよなぁ……。」

 

 

こなた「というか景品はどれも微妙なのが多かったね。」

 

 

水原「ということでSAでございまーす。出発は9時45分、バスのナンバーは351です。間違えずに帰ってきてくださいね~」

 

---

 

 

水原「はい、時間予定通りの到着でございます。私の仕事は一旦、ここまでなので黒井先生、あとよろしくお願い。」

 

 

黒井「よっしゃ、ほなバス降りたらウチに着いてきてな~。着いたらさっさと準備せな食べる時間無いから急ぐんやで~。」

 

 

―ドア開

 

 

黒井「こっちや~」

 

 

水原「ふぅ、疲れた疲れた」

 

 

こなた「ねぇみずりん、あのビンゴ景品ってどうなってるの?」

 

 

水原「ん?景品?あれは……私の案と黒井先生の案を混ぜてるんですよ。ハイハイ○は黒井先生の案です。」

 

 

こなた「ふーん。でもう一つ、あのビンゴカード何か怪しいんだけど?」

 

 

水原「はぁー、こなたんには敵わないなぁ。そうですよ。あれは私のオリジナルビンゴカードですよ。まぁ安心してください。余興のために白石くんがトップになるようにしただけで他は細工してません。一応、オフレコで」

 

 

こなた「ホントに余興だけかなぁ~?」

 

 

黒井「おっしゃ、着いたで~」

 

 

水原「では、この話はここまでで。」

 

 

こなた「むぅ、はぐらかしたか……。」

 

 

 

―BBQ会場

 

 

こなた「じゃ男子は火をつけといて~私たちは野菜切ったりしてるから」

 

 

水原「ういっす」

 

 

白石「了解です」

 

 

鈴木「じゃ、俺はチャッカマン借りてくるわー」

 

 

水原(話すこと無いっすな……)

 

 

白石(話すことが無い!)

 

 

鈴木「チャッカマン借りてきたぞ。」

 

 

水原「よし!着火材を燃やせwww燃やせww燃やせwwwww」

 

 

鈴木「ん?みずりんが壊れた……。」

 

 

白石「あれ?うまく火がつきませんね?」

 

 

こなた「こっちはだいたい出来たけどそっちはどうー?」

 

 

水原「隊長、火がつかないであります!」

 

 

こなた「その話し方だとみずりんの方が隊長だよね。」

 

 

つかさ「隊長ってケ□ロ?」

 

 

水原「そうであります!」

 

 

みゆき「酸素が足りないのかもしれませんね。」

 

 

鈴木「それだ!」

 

 

水原「あっ、それなら……」

 

 

こなた(軍曹から普通に戻ったな……)

 

 

水原「うちわ、よろしくです!」

 

 

みゆき「え?私ですか?」

 

 

水原「うん。言い出しっぺということで。パタパタっとよろしく。」

 

 

みゆき「は、はい!」

 

 

---

 

しばらくして

 

 

白石「こういうところで普段のしがらみから解放されて食べるのは美味しいなぁ……」

 

 

水原「白石くんも苦労してるんだね~。全っ然、興味ないけど」

 

 

鈴木「そういえば焼きそばは誰が作るんだ?なんか調理は女の子に任せっぱなしの気がして悪いんだが……」

 

 

こなた「まぁ一理あるかもしれないけどそんなに気にしてないよ~」

 

 

つかさ「私はお料理大好きだから気にしてないよ?」

 

 

鈴木「そう言ってくれるとありがたいが……俺やるわ。だいたい出来そうな気がするし。」

 

 

水原「じゃあこれを頭にまいてこれ装備して」

 

 

鈴木「ん?タオルを頭にまいて黒縁の伊達メガネか?」

 

 

水原「そう。これで誰でもビッグ〇ディにそっくりに!」

 

 

みゆき「ププッ……」

 

 

つかさ「確かに~」

 

 

こなた「やばい、似てる~」

 

 

鈴木「おまっ!俺は認めん!そんなこと認めないからな!」

 

 

水原「冗談だよ~。冗談!さぁそば焼いておいで~」

 

 

鈴木「ぜってー冗談じゃないな……。アイツの分だけ秘密に持ち込んだタバスコを大量に入れてやるフッフッフッ」

 

 

こなた「ん~何か企んでるね~」

 

 

鈴木「ん?あっいや……そんなことは無いんだからねっ」

 

 

こなた「なんか、語尾が気持ち悪いよ……。」

 

 

鈴木「ちっ……誤魔化せないか……。」

 

 

こなた「で、何しようとしてたの~?協力してあげるよ?」

 

 

鈴木「いや……あれだ。アイツの焼きそばにこれを混入させようかと……。」

 

 

こなた「ほぅ~?鈴木屋、お主も悪よのぅ~」

 

 

鈴木「お代官様程では~って何を言わせるんだ!?」

 

 

こなた「何言ってるんだ……。ほらほら、いい感じに焼けてきたよ~。毒を盛るなら今のうち~。」

 

 

鈴木「おっ、そうだな。人をビッグダディと呼んだ罰を思う存分……」

 

 

黒井「おっ、ウマそうな焼きそばやな~。ちょっとその皿によそったヤツ、貰ってええか~?」

 

 

鈴木・こなた「あっ……」

 

---

 

みゆき「その後、泉さんと鈴木さんは黒井先生にたっぷり絞られたそうで、後片付けの時には姿を見せませんでした。」

 

 

つかさ「ゆきちゃん、誰に話してるの~?」

 

 

みゆき「さぁ?誰にでしょう?」

 

 

水原「しかし現役飲食店バイトがいて助かった。黒井先生に戦力2人奪われたのになんとかなっちゃうからなぁ~」

 

 

白石「恐縮っす」

 

 

こなた「ふひ~」

 

 

鈴木「やっと解放された……」

 

 

水原「お疲れ様。こっちは白石くんのお陰でだいたい片付いたよ。」

 

 

こなた「さすがセバスチャン」

 

 

鈴木「この後は公園で自由時間が1時間くらいあってからバスで帰るそうだ。」

 

 

水原「じゃっ、一旦解散だね。またバスで会おうぞ~」

 

 

 

 

 

 

―バス車内

 

 

水原「ということでお疲れさまでした。バスはただいまから学校に向けて帰りますが……一応、カラオケ設備はありますけどやります?」

 

 

こなた「はいはーい!」

 

 

水原「はい、カタログ」

 

 

鈴木「えらい積極的だな。」

 

 

こなた「こういう時は歌わないとね~……!!」

 

 

鈴木「どうかしたか?」

 

 

こなた「思った以上に曲数が……」

 

 

鈴木「確かにカタログがペラペラだもんな……歌える曲が無いオチか?」

 

 

こなた「いや、あるにはあるんだけど……」

 

 

鈴木「じゃあなんだ?マニアック過ぎて誰も知らないから怖いとかか?あんまそういうのを気にするとも思えないが」

 

 

こなた「超有名だよ。ただ大人の事情的にマズいような気がして」

 

 

鈴木「そこは気にしなくていいんじゃないか?」

 

 

こなた「そだね。えい送信!」

 

 

―God knows...

 

※演奏中は諸事情によりカット

 

 

こなた「ふぃ~」

 

 

鈴木「声がいつもと違う……というか歌うまいな……なんというか別次元というか……本人のような気が」

 

 

こなた「はい、それ以上危ない発言はストップ。」

 

 

みゆき「でもとてもお上手でしたよ。」

 

 

つかさ「さすがこなちゃんだよね。」

 

 

水原「後の人がプレッシャー過多で歌えなくなりそうですな。他、歌いたい人はいますか~」

 

 

―シーン……

 

 

水原「ここは黒井先生、歌っときましょか?」

 

 

黒井「くかーくかー」zzz

 

 

水原「教師が寝るってありかよ……じゃあ雑用の白石!」

 

 

白石「え!?僕ですか?」

 

 

水原「だって誰も歌う気配無いし……。」

 

 

白石「分かりました……。ではっ」

 

 

こなた「ふふっ面白いことになってきたね!」

 

 

―白石みのる、熱唱。

 

 

鈴木「やべぇ……イメージに合わず歌うめぇ……」

 

 

こなた「セバスチャンめ……まさかこんなに……」

 

 

水原「はい、空気読まず白石がハードル上げまくったのでカラオケ大会は終了でーす」

 

 

白石「え?僕のせいですか?」

 

 

こなた「確かにハードル上げたのは否めないねぇ~」

 

 

水原「これからは日も傾きつつありますので多分、寝たい方が多いでしょうから一旦、静かにします。学校到着前にまた案内しますのでゆっくりしてください。」

 

 

こなた「だってさー」

 

 

鈴木「zzz……」

 

 

こなた「おぅふ、こっちも寝てるか……。仕方ない、寝るかなー」

 

 

 

水原「みんな気を抜いてるみたいだが…家に帰るまでが遠足でっせフフフ…」

 

 

 

つかさ「zzz...」

 

 

 

水原「まぁ悪だくみはやめとこかな…」

 

---

 

数日後

 

 

黒井「明日からゴールデンウイークやけど遊んでばっかりやなしにちゃんと宿題せぇよー。それと真ん中にある平日は学校あるからなー。『休む予定』は認めんでー。ほな今日はここまで。」

 

 

鈴木「なんか、白石っていつもバイトしてる気がするなぁ。終礼終わったらすぐ帰るし。」

 

 

こなた「なんか大変らしいよー。」

 

 

鈴木「ふーん。」

 

 

こなた「そういえば、鈴木くんって勉強得意?」

 

 

鈴木「中の上くらいじゃないか?それがどうした?」

 

 

こなた「いやぁ別に~。そうだ、連絡先交換しようよ。」

 

 

鈴木「それは構わんが……どうしてだ?」

 

 

こなた「やだなぁ。親睦を深めようと言うだけだよ~。宿題写させてもらおうとか考えてないよ~」

 

 

鈴木「ストレートに言ったなぁ~……まぁ良いけど。ほれ」

 

 

こなた「かがみに頼むとうるさいからね~」

 

 

鈴木「そりゃ自分のためにならんからだろ。」

 

 

こなた「かがみと似たようなこと言って……お似合いなんじゃない?」

 

 

鈴木「はぁ?何言ってるんだか……」

 

 

こなた「おっと、今日はバイトがあるんだった。ばいにー」

 

 

鈴木「はいよ、またな。…ゴールデンウィークか…」

 

 

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