―数日後・職員室
鈴木「失礼しまーす」
黒井「おーよく来てくれたな~」
鈴木「えーと……」
黒井「まぁ職員室ってのも何やしちょっとこっち来いやー」
鈴木「は、はぁ」
―廊下
黒井「文化祭でミスコン言うのがあるんは知ってるな?」
鈴木「えぇ……まぁ」
黒井「協力してほしいんやけど?」
鈴木「えっと……何をでしょうか?」
黒井「ウチらな、そのミスコンに出ることにしてん。」
鈴木「は、はぁ……先生がミスコンに……まぁ色々キツいッスね……」
黒井「何言ってるねん!ウチ、水原が推しとる福原香織より若いねんで!?」
鈴木「そう意味不明なことを言われましても……」
黒井「でな、協力せぇ言うわけや」
鈴木「いや、何を協力したらいいか分かりませんしだいたいそういうのは委員の仕事じゃありませんか?」
黒井「委員の数にも限界があるしな。それに協力してほしいんは運営だけやない。むしろ運営とは関係ない部分なんや」
鈴木「は、はぁ……意味が分からん……」
黒井「もー……鈍いなぁ自分」
鈴木「悪かったですね」
黒井「ミスコン言うたら制服とかで出るか?」
鈴木「……まぁ無いっすね。」
黒井「せやろ?せやろ?」
鈴木「で、俺に衣装の買い出しやまさか衣装を作れと言うつもりだったりするのですか?」
黒井「自分、裁縫とか得意なんか?」
鈴木「いや、まったく……というか作る方向なんですね」
黒井「せやで。せっかくやからドレス着てな、文化祭来てるええ男を釣ろう思ってな~」
鈴木(何言ってるんだこの人……)
黒井「そーゆー訳やからな。ドレス作ってもらおう思ったら何せなアカン?」
鈴木「いや……さっぱり分からないです。」
黒井「採寸や~。サイズ分からなドレス作られへんやろ?」
鈴木「は、はぁ……」
黒井「ちゅーわけでコレ、4階の漂流教室のカギや。採寸の準備出来たらウチも行くから先に行って片付けといて、ほなな」タッタッタッ
鈴木「………なるほど、雑用か……。」
―漂流教室
鈴木「ここか?ん?……おーす」
みゆき「あ、こんにちは」
かがみ「え?鈴木くんどうしたの?」
鈴木「黒井先生にここの教室の片付けを頼まれて来たんだが……2人はなんでここに?」
かがみ「えっ!えーと……私たちも黒井先生に呼び出されてその……」
鈴木「ん?ということは2人もミスコンに?」
みゆき「え、えぇ……お恥ずかしながら……。参加者が少なく委員会から何人か出ることになりまして……」
かがみ「わっ、私はみゆきが困ってそうだったから参加するだけよ!ミスコンなんて似合わないのは分かってるわよ!笑いたければ笑えば良いじゃない!」
鈴木「俺、なんも言ってないけどな。似合ってないとは思わないぞ。とりあえずここの教室の片付けを先にするわー」(黒井先生の『ウチ"ら"』ってのはこういう意味か)
かがみ「あ、うん……」
―数分後
鈴木「とりあえずこんなもんだな」
みゆき「ありがとうございます」
黒井「おー待たせたなー。片付け終わったかー?」
鈴木「ええ、たった今。」
黒井「そうかそうか。ほな鈴木はちょっと外で待っといてなー」
鈴木「はいはい」
かがみ「鈴木くん、分かってるとは思うけど……」
鈴木「ん?」
かがみ「絶対に覗いちゃダメよ?」
鈴木「ん。」
黒井「覗いたら……退学では済まんと思いや?」
鈴木「分かってますよ。」
黒井「やけに素直やな……まさか既に隠しカメラでも仕掛けとるんか?」
みゆき「あの……悪乗りはこの辺りにして早くしませんか?あまり時間もありませんし」
黒井「せやせや、すまんかった。ほな、また後で」
―ガラッ
鈴木「……俺、そこまで信用されてないのかな?」
―数分後
かがみ(室内から)「キャァァァァァァァ!」
鈴木「悲鳴!?大丈夫か!………っと……教室に飛び込みたいところだがここで飛び込めば覗き魔確定になるな。だいたいこういう場面はGが出たとかが相場だろうし、落ち着いてノックっと……」
―コンコン
鈴木「悲鳴が聞こえたがどうかしたかー?」
かがみ(室内)「あっ、いや、その……」
みゆき(室内)「事情は後で説明しますので」
黒井(室内)「今、入ってきたら絶対にアカンで!」
鈴木「はい分かりましたー……っと、やっぱり突入したら消されてたオチになりそうだったな。」
―さらに数分後
黒井「もう入って大丈夫やでー」
鈴木「はーい、失礼しまーす。」
―ガラッ
黒井「いやー危なかったなー」
鈴木「何がですか?」
黒井「あの時、部屋に入ってきとったら停学じゃすまんかったかもしれへんで」
鈴木「あぁー。」
黒井「てっきり悲鳴で混乱に乗じて入ってくると思ってんけどなー」
鈴木「それはゲームのし過ぎですよ。だいたいこういう悲鳴は単にGが出ただけとかそういう些細なことだったりするのが相場じゃないですか」
黒井「まぁそんなとこやわなー」
鈴木「で、実際は何の悲鳴だったんですか?」
かがみ・みゆき・黒井「……。」
鈴木「ん?なにこの空気……。何か聞いちゃいけないこと聞きました?」
黒井「自分……空気と新聞は読んだ方がええで」
鈴木「あっ……あー……そっちですか……」
かがみ「そっちってどっちよ?」
黒井「まさか今のだけで分かったんか?分かってまうほどなんか!?」
鈴木「分かれって言ったり分かるなって言ったりどっちなんですか……結局、答えはなんなんですか?」
みゆき「えーと……」
かがみ「それは……その……」
黒井「どない言うたらええんかなぁ……」
鈴木「この歯切れ悪い感じ……良くない数字が出た感じか?」
かがみ「な!?」
みゆき「!!」
黒井「ななななんでそんなズバリ当てれるんや!?!?!?」
みゆき「私たちってそんなに……?」
かがみ「男子から見ても一発で分かるくらい太ってるわけ………?」
鈴木「……いや、まったく。ただ雰囲気がそう言いたそうだから」
黒井「じゃ、じゃあ……ウチらは大丈夫なんか!?」
鈴木「ええ、とっても」
かがみ・みゆき・黒井「ふぅ……」
かがみ「ちなみにどの辺が大丈夫なの?」
鈴木「え?」
黒井「せやからどう大丈夫なんかなぁと思ってな」
鈴木「どう……と言われましても……」
みゆき「具体的にはどのように大丈夫なのでしょうか?」
鈴木「え?何?俺が責められてる感じ?」
かがみ「そういうワケじゃないのよ?」
黒井「ただな、どこがどうなってどうやから大丈夫なんか聞いてるだけやで?」
鈴木「どこがどうと言われましても……」
かがみ・みゆき・黒井「言われましても?」
鈴木「なんと言っていいのやら……ただ問題無しなのは確実でしょ」
黒井「そうか……そういうことか……」
鈴木「ちょっと?何一人で納得してるんですか?」
黒井「あのな、鈴木はそりゃ普段のウチらしか見てないやろ?」
鈴木「?」
かがみ「私たちはね、ミスコンでドレスを着るのよ?」
鈴木「おぉ、楽しみだなー」
かがみ「あのね、そうじゃなくて」
みゆき「ドレスのような体の線が分かる服を着るのは今のままだと……」
鈴木「何か問題あるの?」
かがみ「ありまくりよ!」
黒井「そりゃ制服を見慣れてる鈴木には分からんやろうけどな」
みゆき「数字には確実に現れているのです!」
鈴木「は、はぁ……で?」
かがみ「ダイエットするしかないわね」
みゆき「今のままではとても恥ずかしくてミスコンに出ることが出来ません!」
鈴木「そうですか……では頑張ってください。俺はコレで」
黒井「ちょい待ち。ここまで話聞いといてそれは無いやろ」
かがみ「聞いたわよ?黒井先生にミスコンの手伝い頼まれて鼻の下のばして了承したそうじゃない?」
鈴木「鼻の下のばした覚えはない。まぁ……雑用少しくらいならってつもりで了承したかもしれんが……」
黒井「誰も雑用なんて言ってへんで」
鈴木「って……ま、まさか……ダイエットに協力しろって意味だったんですか!?」
黒井「やっと分かったか。」
かがみ「よろしく頼むわね」
鈴木「いや、ちょっちょっちょっ……え?何?何コレ?」
黒井「秘密を聞いた以上は逃がさんで」
かがみ「それと、このことはこなたとかには内緒ね」
鈴木「え?俺、協力するなんて一言も」
みゆき「お二人とも、無理強いは良くないと思います。」
鈴木「おっ!さすが!」
みゆき「協力していただけますよね?」ゴゴゴ
鈴木「へ?……なんか笑顔が恐いんですけど……」
みゆき「協力していただけますよね?」ゴゴゴゴゴゴ
鈴木「いや、あの」
みゆき「協力していただけますよね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
鈴木「……はい……」
みゆき「ありがとうございます!快諾いただけて嬉しいです!」
鈴木(小便チビリかけたぞ……)
黒井「ほな、明日までにいいダイエット法調べといてな!」
かがみ「出来れば簡単で効果があって長続きするのをお願いね」
みゆき「それでは私は委員会の仕事がありますので失礼しますね。よろしくお願いします」
黒井「ほな、ウチも職員室帰るわなー」
鈴木「………どうすっかなー……」
かがみ「私がいる前であからさまに悩まないでよ」
鈴木「あ、すまん……」
かがみ「……どうしても嫌なら無理に引き受けなくても良いわよ?先生とみゆきには私から言っとくし」
鈴木「いや、まぁ引き受けたからには責任もってやるよ。それになんだかんだ言っても楽しみではあるしな。」
かがみ「そ、そう?」
鈴木「あぁ。じゃとりあえず今日は帰るか。俺は帰ってからダイエット法調べるし。」
かがみ「そう。じゃあ私もやることないし帰ろうかな。ダイエット法よろしくね?」
鈴木「おお、任せとけ」
らっきー☆ちゃんねる
あきら「おはらっきー!!らっきー☆ちゃんねる!ナビゲーターの小神あきらです!」
白石「あしs」
あきら「フラグ回収早すぎ!?もうミスコン参加が決まりましたね!」
白石「そうですね~。というか僕の自己紹介は?」
あきら「それにしても今回はゲーム盤に近いような展開でドキドキしました♪」
白石「何にですか?」
あきら「このコーナーよ」
白石「え?」
あきら「ゲーム盤に近い展開ってことはゲームの則ったらこのコーナーじゃなくて『あんらき☆しすた』だったかもしれないでしょ」
白石「あぁー……」
あきら「でもちゃんとこのコーナーを用意してくれてあきらマンモスうれぴー☆」
白石「それは古すぎるんじゃ」
あきら「あぁん!?」
白石「ひぃ!」
あきら「さぁて~ミスコンは誰が優勝するんでしょうね~」
白石「ゲーム盤ではみゆきさん、かがみさん、黒井先生で好感度が一番高いキャラになるんでしたっけ」
あきら「そうなのです!でも、これはゲーム盤とはまた違う世界線なのでどうなるかはわかりましぇ~ん」
白石「そうですね~」
あきら「ということで今日はここまでお相手は小神あきらと」
白石「しらいs」
あきら「ばいにーー!!!
」