らき☆べる【Lucky★Bell】   作:あずきシティ

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先に言っておきますと、喫茶店はほぼとある漫画で出てきた喫茶店のパクリです


[第80話]水原と、人気のスイーツ

―翌日・職員室

 

鈴木「では万歩計を見せてください」

 

みゆき「……はい」

 

鈴木「うーん……4,7キロ……あとちょっとじゃん。今日からもう少し頑張ろう……」

 

みゆき「……はい……分かりました」

 

鈴木「かがみは?」

 

かがみ「……はい、コレよ」

 

鈴木「3,9キロ……もうちょっと頑張れなかったか?」

 

かがみ「明日……いや今日からは頑張る」

 

鈴木「ん。じゃあ明日の結果発表楽しみにしてるんで。」

 

かがみ「分かった……」

 

鈴木「で最後、黒井先生は?」

 

黒井「……これや」

 

鈴木「1,9キロ……何か事情があったんですか?」

 

黒井「し……仕事が忙しくてな。ウォーキングする暇がなかってん」

 

鈴木「へー……昨日の晩、がっつりネトゲーしてたらしいですね。何時間も」

 

黒井「なっ……なんでそれを知ってるんや!?昨日は泉もおらんかったはずやで!?」

 

鈴木「……俺、黒井先生のことなんて一言も言ってない気がするんですけどね」

 

 

黒井「あっ」

 

鈴木「改めて質問します。なぜ昨日、ウォーキングしなかったんですか?」

 

黒井「……ネトゲしてたからや……」

 

鈴木「ということで三日坊主どころか1日目からこんな状態ですが……」

 

かがみ「うっ……」

 

黒井「それは……鈴木にも責任あるんちゃう?」

 

鈴木「は?」

 

黒井「だってな、投げっぱなしで後のフォローとかなんも無しやろ?」

 

鈴木「いや、こうして今日、確認してますけど?」

 

黒井「そやなくてな、抜き打ちで調べるくらいスパルタなコトしたらええねん。」(そこまでしろ言うたらこの作戦も諦めてもっと楽にしてくれるやろ)

 

鈴木「……」

 

黒井「まぁ無理にせぇとは言わへんけど」

 

鈴木「分かりました。」

 

黒井「え?」

 

鈴木「今日から毎晩、チェックします。……どうしたら良いですか?」

 

黒井「……せやなぁ。電話でもしたらええんちゃうか?」(断れ断れ断れ)

 

鈴木「分かりました。晩、万歩計の結果確認で電話します。何時くらいに」

 

黒井(こりゃ逃げられへんな……)「何時とか決めてたら緊張感無くなるしそれこそ抜き打ちでええやろ。なんやったら柊と高良、口説きたい方にばっかり電話したらええねん。せっかく男子と連んどるんやしな~」

 

鈴木「おぉ……そっちにもっていくんですか」

 

黒井「あ!ウチはアカンで!生徒と教師の間柄やからな!」

 

鈴木「まぁ間違っても黒井先生とそんな関係にはなりませんよ」

 

かがみ「鈴木くん、言っとくけどみゆきに手を出したら承知しないわよ?」

 

みゆき「え?あ、あの私は」

 

かがみ「大丈夫よ、そんなことさせないから」

 

鈴木「何?じゃあかがみなら良いんだ?」

 

かがみ「んな訳ないでしょバカ!……でも電話で確認してくれるのはありがたいかも。サボってたら注意してもらえるわけだし」

 

黒井「じゃあそれで決まりやな。よろしく頼むで」

 

鈴木「こちらこそ。今日から頑張ってくださいな」

 

 

 

―1年教室

 

ゆたか「ショコラ、マカロン、チーズケーキ、大福、みかん……」

 

水原「メニュー自体は良いけども……大福、みかんって……横文字に統一してみたいよねぇ。」

 

パティ「みかんは英訳したらorangeデスが……」

 

ひより「オレンジとみかんじゃニュアンス変わっちゃうッスね」

 

水原「そして大福……大福って英語でなんて言うんや……」

 

パティ「シらないデス」

 

水原「おい留学生……まぁいいや。そしたらみかん(仮)と大福(仮)で一旦、取り扱いましょう。いよいよパソコン搬入日も近付いてるんで今日はこの辺りで解散します。お疲れ様でした」

 

ゆたか・みなみ・ひより・パティ「お疲れ様でした」

 

 

―駅前

 

水原「早くかえ~ろおうちにかえろでんでんでんぐりがえ……お?あそこに見えるは……」

 

 

 

鈴木「じゃあ、今日から頑張ってな」

 

みゆき「はい」

 

かがみ「分かったわ。じゃあまた明日……ちなみに今晩は誰に抜き打ち電話するの?」

 

鈴木「それ言ったら抜き打ちじゃねぇだろ……」

 

かがみ「あ……そうね」

 

水原「まいど、お疲れ様です」

 

鈴木「わっ!びっくりした!」

 

かがみ「どこから出てきたのよ!?」

 

水原「今日は分かりやすく出てきたつもりですが……」

 

みゆき「あの……どのあたりから聞いてらっしゃったのでしょうか?」

 

水原「『今日から頑張ってな』キリッ……の辺りから」

 

鈴木「キリッは余計だ」

 

水原「何か知らないですけど頑張ってください。あ、それはそうとそこんとこに新しい喫茶店が出来てるんですけどね。行きません?なんか開店記念プレゼントもあるそうですし」

 

かがみ「んーせっかくだしみんな行くなら」

 

鈴木「おーい」(かがみよ、ダイエット忘れとらんか?)

 

かがみ(あっ!そうだったわ)「ごめん、ちょっと都合悪いわ……」

 

みゆき「すいません、私も今日は都合が……」

 

水原「まぁそんなこともありますよねぇ」(実際、なんで来れないかはだいたい分かってるんだけどね)

 

鈴木「野郎2人で喫茶店もなんかアレだし俺もパス」

 

水原「了解。一人でいってきまっすわーじゃっ」

 

かがみ「……なんかひさびさに会ったと思ったらやっぱり神出鬼没だったわね」

 

みゆき「教室でもいらっしゃるのにいないような時があったりします」

 

鈴木「もしかしたら背中にスイッチでもあって存在感をオンオフしてたりしてな」

 

かがみ「さすがにそれは……あるかもしれないわね」

 

鈴木「まぁ……どうでもいいかー」

 

かがみ「そうねー」

 

鈴木「じゃあまた明日。もしかしたら今晩かもしれんが」

 

みゆき「あ、はい。では」

 

かがみ「また明日ねー」

 

 

 

 

―喫茶店前

 

水原「野郎2人で喫茶店キツいけど野郎1人で喫茶店も相当キツいって……でも開店記念も気にはなるし入ってみるかなー」

 

―カラン♪コロン♪

 

紳士店員「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」

 

水原(やべぇ。思った以上にオシャレ過ぎる。古野家の50円クーポンに喜んでるような私には似合わなすぎる!)

 

紳士店員「メニューでございます。ご注文が決まりましたらお呼びください」

 

水原「あ、どうもー……」(やべぇ落ち着かねぇ!ゲーセンに100円玉流し込む私が来るべき場所ではない!!……とりあえずメニュー見よう)

 

水原(アールグレイティー……アッサムティー……グリーンティー……どれも聞いたことあるけどよくわかんねぇなぁ……ん?これ安いな。ピーエムティー?聞いたこと無いし気になるし安いな……他は……コーヴティー?ハーブティーの亜種かな?)

 

 

客A「このピーエムティーってどんなのですか?」

 

紳士店員「はい、そちらは『午後の紅茶』でございます。」

 

客A「じゃあその午後ティーをストレートで」

 

紳士店員「かしこまりました」

 

 

水原(午後ティー=ピーエムティーだと!?そうか……午後ティーをカップに注ぐだけだから安いのか!?……私も見栄とか無しに午後ティーにしとくかな)

 

紳士店員「こちら、ピーエムティーストレートでございます」

 

客A「あ、へー……あ、ありがとう…」シュコッ

 

水原(って缶飲料そのままかよ!?缶から出せよ!?自販機と変わらねぇじゃねぇか!?……とはいえ午後ティーだったらハズレは無いけどもこういう時は……アドリブがだいじWaiWaiWide!)

 

紳士店員「ご注文お決まりでしょうか?」

 

水原「コーヴティーで」

 

紳士店員「かしこまりました。ご一緒にスイーツはよろしいでしょうか?」

 

水原「あ、ちょっと待ってください」(スイーツ忘れてたぁぁぁぁ!せっかくだしここでマカロンとかチーズケーキとか無難なのは避けたい……)

 

紳士店員「お客様?」

 

水原(ん?……これは見たことがないな。これだ!)「このラージハピネスとオレンジ・マルノマーマで」

 

紳士店員「かしこまりました。ご注文を確認致します。コーヴティーとラージハピネス、オレンジ・マルノマーマでございますね?」

 

水原「ええ」

 

紳士店員「しばらくお待ちください。」

 

水原「さて何が来るかな……」

 

紳士店員「コーヴティーとラージハピネス、オレンジマルノマーマでございますよ?」

 

水原「あっ」(つい心の声が漏れてた……)

 

 

―数分後

 

紳士店員「お待たせいたしました。こちら、コーヴティーでございます」

 

水原「あ、ありがとう」(見た目普通のティーだな!……なんとなく……まぁ飲んでみるか……)

 

水原「!!!」(これコブ茶じゃねぇか!!コーヴティーってそういうの!?これは予想斜め上過ぎる!じゃあラージハピネスとオレンジ・マルノマーマは一体……?)

 

紳士店員「お待たせいたしました。ラージハピネスでございます」

 

水原(白くて丸い物体が運ばれてきた。……まぁ考えても仕方ないか)もっ

 

水原(あ、あぁ……ラージ=大、ハピネス=幸福でラージハピネス=大福か……なんだこりゃ)

 

紳士店員「お待たせいたしました。こちらはオレンジ・マルノマーマでございます。ご注文は以上でお揃いでしょうか?」

 

水原「え、えぇ……」(オレンジ・マルノマーマと呼ばれるものは明らかに皮も剥いてないみかんそのまんまだった……ん?オレンジ・マルノマーマって……みかん丸のままってことか!?やべぇ超やべぇ!手抜きだし名前やたらアレなのに実際届いているのはこたつの上の3点セット!)

 

紳士店員「お気に召しましたでしょうか?」

 

水原「え、えぇ……」(まぁ変な店だが出てるものはそれなりにいいし今度は誰かと来ても良いかもしれないな。一緒に来てくれる人はいないけどw)

 

紳士店員「こちら、開店記念プレゼントのアップル・マルノマーマでございます」

 

水原(変な店ではあるけどな!)

 

 

 




水原「ざけんじゃねぇよ!!なんで、私一人で喫茶店なんだよ!!普通、つかさとばったり会って二人で行くとかそういうのだろ!!なんでぼっちなんだよ!!」

-それはあなたに主人公補正が足りないからです。」

水原「はぁ!?主人公補正!?」

-そうですね。物語の主人公でもない限り、帰りに好きな女の子とたまたま会って二人でお茶したりはできません。

水原「はぃ!?っていうか……あんた誰よ!?」

-私ですか?私は天の声です。いわゆるナレーターですね。

水原「????」

-本編で毎回出ていますよ?なんなら水原さんより出ています。

水原「いや、ちょっと何言ってるかわからない」

-例えば今回でスト『―翌日・職員室』とか言っているのが私です。

水原「はい???」

-わからなければいいですよ。

水原「いやわからんわ」

-わからないからいつまでたってもその程度なんですよ?

水原「(´Д⊂グスン」

-はいはい。
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