―晩
鈴木「さて、電話するかな」
―トゥルルルル
鈴木「……出ないな……なんかデジャヴ……でもまだ19時だしさすがに寝てるはずはないと思うが……」
―トゥルルルル
鈴木「うーん……」
―ガチャ
鈴木「もしもし?すまん、寝てたか?」
かがみ「いや、寝てないわよ。というか私なのね……」
鈴木「ん。都合悪かったか?」
かがみ「いや、そうじゃないわよ。ただ言いにくいんだけどね……」
鈴木「あぁ……距離足りてない感じか?」
かがみ「うん。ちょっと時間無くてね……」
鈴木「今、何キロ歩いたんだ?」
かがみ「3,6……」
鈴木「あぁ……お疲れ様」
かがみ「何よソレ。……って悪いのは私か。分かったわよ!明日、鈴木くんにチェックするまでに5キロ歩ききってみせるわ!」
鈴木「お、言ったな~」
かがみ「私だってやるときにはやるわよ!」
鈴木「よし、よく言った。で、いつ歩くんだ?」
かがみ「あ、明日の朝よ!朝6時から目標達成まで歩くわよ!」
鈴木「了解。朝6時だな。俺も行く」
かがみ「え?なんで?」
鈴木「気になるから。じゃあ明日の朝6時な」
かがみ「え?あ、うん……」
―明朝6時・神社
鈴木「おはよう」
かがみ「おはよう。本当に来たのね」
鈴木「あぁ。言ったからにはくるさ。」
かがみ「なんで来たのよ?」
鈴木「せっかくミスコン出るなら優勝してほしいという俺のワガママだ。さ、3キロ行くぞ!早くしないと時間無くなるぞ!」
かがみ「え?ちょっ!?なんで3キロ?というか何よそのワガママって!?」
鈴木「一昨日足りてない分含めて適当に切り上げて3キロだ」
かがみ「3キロはそういうことね……でワガママってのは?」
鈴木「ん?ミスコン出るなら優勝してほしいだけだ。」
かがみ「それはみゆきや黒井先生も出るじゃない?なんで私なのよ?」
鈴木「まぁそれは……なんとなくだな。うん、かがみが俺的には優勝してほしいから応援したり朝から来たりしてるだけだ」
かがみ「『なんとなく』って……」
鈴木「だから俺のワガママだって言ったろ?」
かがみ「言われてみれば……分かったわ。早く3キロ歩いて帰りましょ」
鈴木「だな。」
―40分後
鈴木「意外と大したこと無かったな」
かがみ「うーん、1人だと長く感じるんだけど話しながらだとそこまで大変じゃないわね。」
鈴木「まぁそれはあるな。」
かがみ「それよりごめんね?朝早くから来てもらって」
鈴木「それは構わないよ。俺のワガママもあって勝手に来てるだけだから気にするな」
かがみ「それでも何かお礼とか……朝食べていく?」
鈴木「誘いは嬉しいんだけど今、思いつきで言ったろ?」
かがみ「…うん……」
鈴木「いきなり行ったら迷惑だろうし学校の用意は家だからなぁ……気持ちは嬉しいけど今日は遠慮しとくよ。」
かがみ「……それもそうね。」
鈴木「えらい残念そうだな」
かがみ「そっ、そんなこと無いわよ!今日はありがとう!はいまた学校で!」
鈴木「ん。じゃあまた学校で。シーユー」
かがみ「はい、またね!……これで良かった……のよね……?」
―駅
鈴木「電車来るまでもうちょいあるな……。帰って飯食って準備して……まぁ間に合うか」
??「あら?おはようございます」
鈴木「え?おはようございます……保健室の天原先生?」
天原「えぇ。朝から楽しそうでしたね?」
鈴木「え!?見てたんですか!?というかいつの間に?ちょっと謎すぎて何から聞いたらいいか分からないんですが?」
天原「たまたま通りかかっただけですよ。それより柊さんのダイエットのお手伝いですか?」
鈴木「えぇ……そんなところで……」
天原「正直、そんなに太ってるわけでもありませんしミスコンに出るからと言ってダイエットの必要は無いと思いませんか?」
鈴木「まぁそうですね。でもせっかく本人がミスコン出る気になってるんだし悔いの無いようにしたいんでね。あえて止めたりはしなかったんですけども……」
天原「そうだったんですか。本当は保健医として必要のないダイエットはしてほしくなかったのですがそこまで熱い思いを聞くとやめろとは言えませんね」
鈴木「熱い思いってなんっすか」
天原「十分熱いですよ。ということで何か困ったことや相談したいことがあれば保健室まで来てください。お手伝いしますので。」
鈴木「あ、そりゃどうも……」
放送「まもなく浅草行き区間急行が参ります」
鈴木「あ、電車来たみたいなんでいったん失礼します……ってアレ?天原先生いない?いつ出てきたか分からん上にいつ消えたか分からん……なんだったんだ今のは……。夢か?」
放送「只今、到着の電車は―」
鈴木「まぁ……もし困ったら保健室に行くだけ行くのは悪くないかもしれんが……」
―職員室・放課後
鈴木「では成果を聞かせてもらいましょうか」
みゆき「はい、なんとか5,4キロです」
鈴木「お疲れ様です。その調子でよろしくお願いします」
かがみ「私は6,4キロよ」
鈴木「ん、知ってる。朝早くからお疲れ様でした。で、先生は?」
黒井「なんでウチを最後に持ってくるんや!答えにくいやん!」
鈴木「なんで答えにくいんですか?」
黒井「うっ……それはやな……」
鈴木・黒井「万歩計家に忘れた」
鈴木「とかベタな言い訳すると後が面倒ですよ?」
黒井「うっ……誰だってうっかりすることはあるんや!」
鈴木「まぁ『うっかり』なら仕方ないですよねぇ。明日、昨日今日合算で10キロにして忘れず持ってきてくださいね」
黒井「くっ……分かって言ってるやろ?」
鈴木「なんのことやらさっぱりわかりません。先生、明日楽しみにしてますよ?」
黒井「鈴木……覚えときや……」
鈴木「それ、どちらかと言えば俺のセリフですよ」
―同時刻・教室
水原「それでさー、ラージハピネスとオレンジマルノマーマだよ?よく思いついたなって感じっしょ?」
こなた「確かにその喫茶店の店長すごいねー。斜め上だけどね」
つかさ「こなちゃん、斜め上って何?」
こなた「うーん……まぁ変な方向にすごいことかな」
つかさ「なるほど~確かに大福をラージハピネスはすごいよね~」
こなた「にしても最近、かがみもみゆきさんも鈴木くんも忙しそうだよね~」
水原「まぁあのメンツに限って斜め上なことはしないだろうし大丈夫でしょう!」
こなた「みずりん怪しい……つかさ、何か知ってる?」
つかさ「え!?うーん……お姉ちゃんダイエット頑張ってるくらいかな~?」
こなた「ほぅほぅダイエット……ってそれはいつものことじゃん」
水原(つかさんすばらです)
―ガラッ
ゆたか「お姉ちゃ~ん!あ、つかささんと水原さんもいたんだ」
つかさ「ゆたかちゃんいらっしゃ~い」
水原「まいど」
こなた「どうしたの、ゆーちゃん?」
水原「トラブった?」
ゆたか「はい……持ち込んだパソコンの様子がおかしくて……」
水原「誰のんがかな?」
ゆたか「それが……ほとんどなんです」
水原「ありゃ」
こなた「それは大変だね。ちょっと様子見ようか?」
ゆたか「うん!お姉ちゃん、お願いしていい?」
こなた「もちろんだよ~まかせたまへ~」
水原「一応、私も見に行きます。いいかな?」
ゆたか「あ、はい!お願いします!」
つかさ「私も行っていい?何かできることがあったら手伝うし」
ゆたか「え!良いんですか?お願いします!」
水原「ほな、とりあえず行こか」
―数分後
かがみ「おーす……まぁもう帰ってるわよね」
鈴木「だな」
みゆき「ですよね」
鈴木「俺らも帰るか」
かがみ「そうね」
―帰りの電車
鈴木「一駅手前から歩いたらいい感じなんじゃないか?」
かがみ「んー……」
車掌「ご乗車ありがとうございました。まもなく久喜、久喜。終点です」
鈴木「ちょうど乗り換えだしここから歩いたら?」
かがみ「そうね~……」
鈴木「なんだったら一緒について行くし」
かがみ「え?」
鈴木「夕方とはいえ物騒な世の中だしな。何かあるといけないから久喜から歩くなら一緒に行くよ」
かがみ「じゃあ……今日は試しにここで降りて歩こうかな……」
―1時間半後・神社
鈴木「意外と距離あったなぁ……」
かがみ「なんか途中で迷ったのもあるけどね……」
鈴木「すまん……」
かがみ「まぁおかげで5キロのノルマはクリア出来たわ。ありがとう」
鈴木「どういたしまして」
かがみ「でも次は……夕方と早朝に分けたいわね。」
鈴木「俺も早起きして朝から運動した方が気持ちいいとは思うな……提案しといてなんだが……」
かがみ「じゃあさ……もし夜電話してきたときに朝、歩くって言ったら来てくれる?」
鈴木「もちろん!」
かがみ「なんでそこまでするの?」
鈴木「ダイエット指導引き受けた責任と……どうせミスコン出るなら悔いなく出てほしいってとこだな」
かがみ「あとは優勝してほしいだっけ?」
鈴木「そ。だからまぁまぁ頑張ってるつもりだ。」
かがみ「ふーん……ありがと」
鈴木「そう素直に礼を言われると照れるな……」
かがみ「何言ってるのよバカ!」
鈴木「あぁ……ごめんなさい……」
かがみ「じゃあまた明日ね!」
鈴木「あぁまた明日な。」
らっきー☆ちゃんねる
あきら「おはらっきー!!らっきー☆ちゃんねるナビゲーターの小神あきらです」
白石「アシスタントの白石みのるです」
あきら「さぁラブコメ編ですねぇ~ワクワクしますね~」
白石「優勝してほしいって一番はかがみさんだって言ってるようなもんですもんね~」
あきら「意外に鈍感なのかそれらの発言をオールスルー!いやぁこれは道のりも長そうですね~」
白石「まぁいよいよ最終章みたいなものですからね~先は長いでしょう」
あきら「そういえばさーPS2のゲームではネトゲの世界に入ってどうこうってあったじゃん」
白石「あ~ラッキースターユニバースでしたっけ?」
あきら「あれもパソコン修理ってことで微妙にフラグ立ってる気がするけどどうなの?」
白石「今回、鈴木くんは帰ってしまったので…」
あきら「無し?」
白石「本編終了後に気が向いたら番外編としてやります!とのことでした。」
あきら「わぁお!」
白石「まぁそれは『見たいっ』って声があればですけどね」
あきら「あきらへの応援メッセージと共に来ると思いますよ♪」
白石(それって来ないって意味なんじゃ…)
あきら「さて、今日はこのあたりでおしまい。次回もまた見てね」
あきら・白石「ばいにー!」