―昼休み
鈴木(そういえば天原先生が困ったら聞きに来いって言ってたな……)
―保健室
鈴木「失礼しまーす」
天原「はい、どうぞーあぁ、こんにちは」
鈴木「とりあえず来てみたんですけども……」
天原「あぁ~。では、どのようなことにお困りなんですか?」
鈴木「楽チンでしかもすぐに効果のあるダイエットがあれば教えて欲しいのですが……」
天原「えっ?……あぁそっちですか?」
鈴木「そっちって?」
天原「あ、いえ……そっちですか……ちょっと待ってくださいね」
鈴木「?」
天原「はい、これです」
鈴木「何ですかコレ錠剤?」
天原「はい、錠剤です。」
鈴木「ダメ、ゼッタイ」
天原「そんな法律に引っかかるようなモノではないですよ?」
鈴木「ホントですか?」
天原「えぇ。これはダイエットに効果のある安全なお薬なんですよ」
鈴木「なんかとてつもなく胡散臭い上に麻薬密売人がよく言う誘い文句にしか聞こえないんですけど……どういう成分でダイエット効果があるんですか?」
天原「まぁ細かいことは気にせずに……水なし1錠ですよ」
鈴木「水なし1錠ですね……じゃなくて、コイツこれまでの努力は何だってほどに夢の薬ですよ?疑いもありますけど純粋に不思議なんですけど……聞いたこともありませんし」
天原「聞いたこと無いのは無理もありませんね。これは認可されたばかりの新薬ですから。」
鈴木「はぁ……なるほど……」
天原「それに今までのダイエットが無駄になるわけではありません。これはあくまでダイエット効果を高めるだけで何もしなくても痩せられるというわけではありませんので」
鈴木「んんー。あくまで行動しないと効果は無いということですか?」
天原「えぇ。ですから三人にもそうお伝えください。」
鈴木「はい……」
天原「ところで鈴木くんはどうしてミスコンに参加するわけでもないのにダイエットのお手伝いをしているんですか?」
鈴木「それは……ただ成り行きで……」
天原「それにしては本気……というかやる気ですよね?」
鈴木「まぁ乗りかかった船ですしせっかくミスコン出るなら悔いの無いようにしてほしいな……と」
天原「……それって建前ではないですか?」
鈴木「はい?」
天原「あ、いえ……ちなみに鈴木くんは誰にミスコン優勝してほしいんですか?」
鈴木「うーん。強いて言うならかがみかなー。頑張ってるのも見てきたし転校してきたときから色々お世話にもなったし……」
天原「なるほど。それが答えですね。」
鈴木「はい?何の答えですか?」
天原「鈴木くんが他人のミスコンのために朝早くから出かけたり休み1日潰したりする答えですよ。」
鈴木「ちょっと意味分からないです。」
―ガラッ
ゆたか「すみません……ちょっと休ませてください……」
天原「あっはーい」
みなみ「ゆたか、大丈夫?」
ゆたか「うん、ごめんね。みなみちゃん」
みなみ「いい」
鈴木「では、俺はこれにて。」
天原「あっはい。では3人によろしくお伝えください」
鈴木(天原先生は何が言いたかったんだ……)
―放課後
鈴木「ということでこんなメチャクチャ怪しい薬をもらったのですが……一応、渡しときます」
みゆき「ありがとうございます」
かがみ「ありがとう!」
黒井「おおきになー。ほな……」
かがみ・みゆき・黒井「あむ」
鈴木「え?何の疑いもなく即っすか……」
かがみ「当たり前じゃない」
みゆき「えぇ、効果があるかは別として試さずに後悔したくはありません」
黒井「それに天原先生が渡してくれたんやろ?怪しいモンなわけ無いやろ。天原サンなら認可されたばかりの新薬持ってても不思議やないしな」
鈴木「それはそうかもしれませんが……」
黒井「これで辛かったダイエットもおしまいや!後は好き放題出来るで!!」
鈴木「あ、それなんですけど。あくまでもダイエット効果を高めるだけで何もしなければ何も無いそうです。だからとりあえずこれまで通りダイエットをして結果を見ることになりますね」
黒井「え!?飲むだけで痩せれるんちゃうんか?」
鈴木「さすがにそこまで甘くはないみたいです」
黒井「なんやそれ……」
みゆき「しかし効果を高めてくれるのであれば十分価値はあります」
かがみ「そうよ、これまでの努力が無駄にならないんだからこっちの方がいいわ!」
黒井「うっ、せやな……」←あまり努力してない人
鈴木「じゃあ……そういうことでこれからも本番までダイエット自体は続けるってことでいいか?」
みゆき「はい」
かがみ「うん!頑張る」
鈴木「じゃこれにて今日は解散!」
みゆき「はい」
かがみ「分かったわ。」
鈴木(本当にこの薬、効果があるんだろうか……いや、信じるしかないな。)
-らっきー☆ちゃんねる
あきら「おはらっきー!!始まりましたらっきー☆ちゃんねる!ナビゲーターの小神あきらです!」
白石「アシスタントの白石みのるでーす。」
水原「アシスタントその2 水原でーす!!」
あきら「なんでいるのよコイツ……」
水原「暇だったもんでついー」
白石「とその程度の理由らしいです。」
あきら「いやいやいやいや暇だからって理由で素人がしゃしゃり出てこられたら困るんだけどー」
白石「まぁまぁ」
水原「いや、そりゃ暗躍してますよ?でも最近本編が主役の二人ばっかりでしょー?」
あきら「まぁそれはねー付き合う付き合わないをひっぱってるおかげでどんどん話がそっちばかり」
水原「私ね、名脇役的なポジションですけど」
白石「どちらかというと迷脇役なんじゃ……」
あきら「つーかモブでしょ。下の名前すら出てないし。北斗の拳なら強ザコ?」
水原「ひ、ひでぇ……まぁそういうことで」
白石「もうちょっといい感じの働きやエピソードが欲しいと」
水原「そうなんです!」
あきら「去年の文化祭編の15~20話くらい?は主役に近かったじゃん」
水原「まぁ……」
あきら「ハーメルンではあんまり見ない気がする振られエンドとかなかなか様になってたよ」
水原「そう評価していただけているのは光栄ですが……」
白石「それに文化祭のラジオ放送とかで暗躍すればまたいい機会は来ますよ!」
水原「みんな……」
あきら「ってなんで素人の悩み相談なんか聞いてるんだか」
水原「ありがとうございます!」
白石「多分、次あたり鈴木善治が休みで水原パートに入ると思いますよ」
水原「おおお!!」
あきら「まっ与えられたポジションは変わんないだろうけどねー」
水原「うっ」
あきら「じゃっ、そろそろ終わるわー」
白石「せーの・・・」
あきら・白石「ばいにー!」