らき☆べる【Lucky★Bell】   作:あずきシティ

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[第92話]アンジャッシュ

―翌朝 教室

 

かがみ「おはよう」

 

鈴木「あぁおはよう」

 

かがみ(なんか私不自然なところなかったかしら。つかさが変なこと言うから妙に気になっちゃって)そわそわ

 

鈴木「ん?そわそわしてどうした?」

 

かがみ「い、いやっ……何でもないわよ!?」

 

鈴木「そうか……」(何でもないか……そうは見えないのは俺の気にしすぎか?いや違う……まさかみずりんに何か吹き込まれた?)

 

かがみ「鈴木くんこそ顔赤くない?風邪?」

 

鈴木「はい!?多分、気のせいだうん」

 

かがみ(つかさが言ってるように私が気になってるからとか?って自惚れるのはよそう……)

 

鈴木(俺は昨日のみずりんのせいで変になっちゃったのかな……)

 

―キーンコーンカーンコーンスープ

 

かがみ「じゃあまた後でね」

 

鈴木「あぁうん」

 

 

 

―授業中

 

教師「要はーこのあたりの温暖な気候がー」

 

鈴木(やべぇ……考えないように考えないようにするほど考えてしまう。授業が頭に入らねぇ)

 

教師「要は生暖かいからこそのー」

 

かがみ(生暖かいか……鈴木くん本当はダイエットしても無駄なのにとか思いながら生暖かい目線だったりするのかしら……)

 

教師「安い労働力を使うけどーまぁ現地の人は仕方なくやってるだけでー」

 

鈴木(俺とも話すから仕方なく話してやってるだけだったりするのかな……)

 

教師「まぁ嫌々だが拒否権は無いからそうするしかないと」

 

かがみ・鈴木(嫌々だけど仕方ないみたいなことなのかな……)

 

かがみ(ただ鈴木くんに嫌われる要素って……無いわよね?)

 

鈴木(もし嫌われるなら嫌われてもいい……はずなのに何故)

 

かがみ(鈴木くんに私のことどう思ってるか聞けたら逆に吹っ切れるのになー……つかさが言うように素直にはやっぱりなれないわ……)

 

鈴木(とりあえず今は考えずかがみがダイエットうまくいってミスコンで優勝することを考えよう。……みずりんに言わせればミスコンに優勝してほしいと考えたりそのために協力しているのは俺がかがみを好きだから……か。確かに否定は出来なかった……)

 

教師「結局はー持って生まれた財(モノ)で決まるということだ」

 

みさお(なんかこの教師うぜぇなー)

 

 

―放課後 職員室

 

鈴木「失礼しますー」

 

石橋「おぉ、ええとこに来たな」

 

鈴木(ゲッ……)

 

石橋「黒井先生に用事やろ?」

 

鈴木「は、はい……」

 

石橋「黒井先生から伝言。『鈴木、今に見とけ!ウチはあの薬で見返したるからな!』」

 

鈴木「あ、はい」

 

石橋「これだけ言い残して黒井先生ソッコーで帰ったで」

 

鈴木「マジっすか」

 

―職員室前

 

鈴木「ということで黒井先生がいないんでダイエットなどの話し合いが職員室の中でできないみたいです」

 

かがみ「へー」

 

みゆき「そうなんですか……」

 

鈴木「まぁ言ってももうアレしろコレしろって言うことも無いかとは思うんで……今日は解散でいいか?」

 

みゆき「はい、あの……本番が近づくにつれて委員会の準備が間に合わない焦りがありまして……まさに猫の手も借りたい状況なんです」

 

かがみ「大変ね……手伝おうか?」

 

みゆき「え!?良いんですか?」

 

かがみ「もちろんよ。」

 

みゆき「ありがとうございます!では、体育館にお越しください。」

 

鈴木「俺も帰っても暇だし手伝うよ。」

 

みゆき「ありがとうございます。では鈴木さんも体育館へお願いします」

 

鈴木「うぃっす」

 

―体育館

 

みゆき「すいません、体育館まで来ていただいて恐縮ですがお二人は印刷室に行っていただけませんか?」

 

かがみ「良いわよ」

 

鈴木「印刷室で何をするんだ?」

 

みゆき「金券やチラシなどを印刷して裁断などして用意していただきたいのです」

 

鈴木「なるほどな」

 

みゆき「必要な部数などは印刷室に資料がありますので印刷と適切なサイズに切っていただくところまでしていただけるとありがたいのですが……」

 

かがみ「分かったわ。終わったらみゆきに言えばいい?」

 

みゆき「はい。それでお願いします」

 

―印刷室・数十分後

 

鈴木「まさか印刷はすぐできても……」

 

かがみ「紙を切るのに時間がかかるとは思わなかったわね……」

 

鈴木「俺、てっきりアレあるもんだと思ってたんだが……」

 

かがみ「アレ?」

 

鈴木「ほら、先生が使ってるアレ。あのシュパッと切る感じの」

 

かがみ「あぁ~アレね。名前分からないけど……確かにアレはあると思ってたわ」

 

鈴木「まさか1枚1枚ハサミで切らなきゃいけないとはなぁ……」

 

かがみ「あのさ……」

 

鈴木「ん?」

 

かがみ「いや、なんでも……」(あれ?2人の時っていつもどんな話題で話してたっけ?)

 

鈴木(なんとなく気まずいな……)

 

かがみ(どうしよう……話が続かないわ)

 

鈴木「ん?……このチラシ……」

 

かがみ「何?………お悩み相談?」

 

鈴木「文化祭1日目限定……2日目はクラスの手伝いをしてるので無理……か」

 

かがみ「なんかすごいざっくりしてるわね」

 

鈴木「かがみどうだ?なんか最近、悩み?かなんか分からんが思い詰めたりしてないか?」

 

かがみ「えぇ!?いや……そんなことは……多分無いわよ?」

 

鈴木「多分かよ」

 

かがみ「そういう鈴木くんは?」

 

鈴木「俺は……うーん……無いかな」

 

かがみ「変な間があったわよ?」

 

鈴木「……お互いに悩み相談に行くだけ行っても良いかもしれないな」

 

かがみ「……ちなみに場所は?」

 

鈴木「ん~と……校内のどこか……?」

 

かがみ「適当ね」

 

鈴木「適当だな」

 

かがみ「……。」

 

鈴木「まぁとりあえずチラシ作りを今はするか」

 

かがみ「そうね」

 

 

 

―数十分後

 

かがみ「なんとか切り終わったわね」

 

鈴木「だな。しかしまぁこうしてチラシばっかり見ると面白そうなイベントが多いもんだな」

 

かがみ「まぁチラシの時点で面白くなさそうだったらそれはそれでマズいと思うけど」

 

鈴木「まぁそうだが……コレに関してはなかなかやばそうだと思うけどな」

 

かがみ「え?あー……悩み相談ね……。」

 

鈴木「逆に気になると言えば気になるが……それが狙いなのか?」

 

かがみ「うーん……私には何も考えてないように見えるわよ?」

 

鈴木「奇遇だな。俺もそっちの可能性が高いと思うぜ。まぁある意味面白そうだから俺は行ってみようかな、とは思っているが」

 

かがみ「ん?なんか悩みでもあるの?」

 

鈴木「悩み……というほどじゃ無いけどな。変な奴に変なこと言われてな」

 

かがみ「大丈夫?私で良かったら聞くわよ?」

 

鈴木「いや、いいよ」(というか本人に言えるか!)

 

かがみ「そう?」(私じゃやっぱりダメなんだ……)

 

鈴木(いや、いっそのこと本人に言った方がいいのか?……ってそれはさすがに中途半端だし)「いずれ答えが出たら……」

 

かがみ「そう?」

 

鈴木「へ?あ、うん」(ってアレ!?俺、どっから口に出してたんだ!?)

 

―コンコン

 

かがみ「ん?誰か来たわよ?」

 

鈴木「だな。どうぞー」

 

―ガチャ

 

水原「お疲れさまー」

 

鈴木(ゲッ……噂をすれば……)

 

かがみ「お疲れ。どうしたの?」

 

水原「いや、そろそろ作業終わる頃だろうから出来上がったチラシをもらってくるようにと実行委から頼まれて……」

 

鈴木「なるほど……確かに今、ちょうど終わったところだな」(にしても心臓に悪いタイミングだよまったく……)

 

水原「で、お二人に実行委から伝言です。」

 

かがみ「なんて?」

 

水原「『お疲れ様です。作業協力ありがとうございました。今日はお帰りくださって結構ですが、もしご協力していただけるのであれば体育館にお越しください』とのこと。要は帰っていいけど手伝ってほしいってことやね」

 

かがみ「よっぽど切羽詰まってるのね……」

 

鈴木「先生も残らなきゃならんのに大変だな……」

 

こなた「いやぁー先生は残業代目当てだったりするのかもよ~?」

 

水原「いや、それは無いね。サービス残業サービス残業!だって五時半前になったら先生方はタイムカード押しに行ってるし」

 

かがみ「それってどうなのよ……社会的に」

 

鈴木「というかいつの間にこなたはいるんだよ!?」

 

水原「ほんまや!いつの間に……?」

 

こなた「え?ついさっきだよ~。」

 

かがみ「あんたも随分、神出鬼没ね」

 

こなた「別にそんなことないよ~」

 

かがみ(発言には気をつけなきゃ……)

 

鈴木(というかみずりんがなんだかんだ言うのはこなたの差し金か……?)

 

かがみ「で、何しに来たのよ?」

 

こなた「ん~?私がおジャマ虫だから怒ってる~?」

 

かがみ「そんなことないわよ!」

 

鈴木(ないのか……うれしいような悲しいような……まぁうれしくはないが)

 

こなた「私はみずりんに用があってね~」

 

水原「え!私!?何珍しい……」

 

こなた「いやいや台車忘れてたじゃん。みずりん、そのチラシとかパンフとかどうやって運ぶのよさ?」

 

水原「ん?……あ~!すいません、ありがとうございます」

 

こなた「で、これはみゆきさんから」

 

水原「何コレ……タスクリスト?」

 

こなた「いやぁ本当は私が頼まれたんだけどね。私、バイトあるからさ~。みゆきさんに言ったら代わりにやってくれる方を探してくださいって」

 

水原「で、私か……」

 

こなた「うん!よろしくね~」

 

水原「いや、まだ引き受けるとは……」

 

こなた「台車持ってきてあげたじゃん~それにこの場で言われたら困ることあるんじゃないの~?」

 

かがみ(何か弱み握られてるのかしら?)

 

鈴木(あのことか……)

 

水原「……分かりました。引き受けます」

 

こなた「うむ、じゃよろしくね~。真面目にやってればイイことあるよ~」

 

水原「はいはい……」

 

こなた「あ、信じてないね~?まぁいいや!じゃっ!」

 

鈴木「……なんというか……色々大変だな」

 

水原「まぁね……じゃあ私はこのチラシ運ぶんでここは私に任せてお二人はどうぞご自由に~」

 

鈴木「ご自由にって……お前なぁ」

 

水原「私は『帰るか体育館行くかはご自由』って意味だったんですけども?」

 

鈴木「ぬっ!?」

 

水原「ではでは~………あっ」

 

かがみ「どうしたのよ」

 

水原「すいません。私が立ち去る流れですけど私はここで作業ですので……」

 

鈴木「なるほど。かがみ、みずりんは俺たちが邪魔だと言いたいらしい」

 

水原「私はそんなトゲのある言い方はしてませんけど?」

 

鈴木「そうか?まぁいいや。かがみ、俺たちはどうする?帰るか?まだ手伝うか?俺はこの後予定もないし、もうちょっと残っても良いかなとは思うけどな」

 

かがみ「じゃあ私も残ろうかしら……予定もないし」

 

鈴木「ん?『じゃあ』って別に無理に俺に合わせなくて良いぞ?」

 

かがみ「あっ!…別にそんなんじゃないわよ!?このままじゃみゆきが大変じゃない!?」

 

鈴木「あ、あぁそうだな。すまんすまん」

 

かがみ「あ、ごめん……なんか嫌な感じだったわよね?」

 

鈴木「ううん、そんなことはない。」

 

かがみ「そう?」

 

鈴木「大丈夫だ」

 

水原(目の前でイチャつかれると気分よくないなー……)

 

鈴木「あ、そうだ。みずりん、タスクリストってどれくらいあるんだ?」

 

水原「え?あーえっと……体育館のステージ建設と正門の受付テント準備とグランド整地と内線電話設置とそれから……」

 

鈴木「ってめちゃくちゃあるな……」

 

水原「どれも強制ではないけど人手が無いとかで……」

 

鈴木「仕方ないな。じゃあこれから体育館行くわけだし体育館のステージ建設は引き受けるよ」

 

かがみ「え?」

 

水原「えぇ!?」

 

鈴木「ってそんなに意外か?」

 

かがみ「いや、そうじゃないけど……」

 

水原「マジでいいんですか?」

 

鈴木「あぁ。というかコレから体育館行くってことは俺たちも多分ステージ建設だろうし」

 

かがみ「言われてみればそうかもね……」

 

鈴木「だからみずりんはより人がいなさそうなとこの応援行ってくれ」

 

水原「お、おう……」

 

鈴木「じゃかがみ、体育館行くか」

 

かがみ「あ、うん!」

 

水原「お達者でー………ってコレ、ぼっち作業ルートかな……」

 




らっきー☆ちゃんねる

あきら「おはらっきー!!ナビゲーターの小神あきらです!」

白石「アシスタントの白石みのるでーす」

あきら「さぁアンジャッシュ現象入りましたー!!」

白石「まぁそういうすれ違いあると思いました」

あきら「まぁマンネリというか予想できるというか。あっ!でも!!そこがまたいいんですよねー♪」

白石「え?どうしてんですかいきなり・・・あっ・・・そうですよね~!いいですよね~!おもしろいですもんね!!」

あきら「それにここから誤解が解けていくのも楽しいですしね♪」

白石「そうですね♪」

あきら・白石「あはっはっはっはははっははっは」

あきら「では、みなさん!」

あきら・白石「ばいにー!!」




あずきシティ「ワイが見てるの見た瞬間、急に態度変えよったな……」
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