―体育館
みゆき「分かりました。ではお二人も体育館のステージ建設をお願いします。」
かがみ「分かったわ」
鈴木「おー任せとけ」
つかさ「おねーちゃん!鈴木くーん!」
鈴木「ん?」
つかさ「こっち!こっちー!」
かがみ「つかさ?どうしたのよ?」
つかさ「え?私も手伝ってってゆきちゃんから頼まれちゃった~」
みゆき「はい、お願いしました。つかささんもよろしくお願いします」
つかさ「うん!」
かがみ「へ~まさかつかさまで駆り出されてるとは……」
鈴木(こなたがみずりんに言ってたイイことってこれか……)
かがみ「ん?鈴木くん?どうしたの?」
鈴木「いや、悪いことしたかなー……って思って」
かがみ「何が?どうして?」
鈴木「ん?あっ……いや、なんでも……」
かがみ「ふーん……で、つかさ、私たちは何をしたらいいの?」
つかさ「あ、お姉ちゃんと鈴木くんもペンキ塗るのを手伝ってくれない?」
鈴木「ペンキ?」
つかさ「うん。ステージの足が目立つのが嫌だから黒く塗るんだって」
鈴木「へ~」
かがみ「なんかそこにこだわる意味あるのかしら……」
鈴木「どうだろな……」
つかさ「とりあえず塗ろうよ~。ステージの足以外にもペンキ塗るところがいっぱいなんだけどさっきまで私一人だったから全然進まなくて……」
かがみ「分かったわ。それじゃさっさとやりましょ。」
鈴木「多分、塗る意味考えても分からなそうだしな」
―数十分後
かがみ「つかさー、そっちはどう?」
つかさ「足は塗り終わったよー」
鈴木「次はどうするんだ?」
つかさ「えーと……ペンキはもう使わないかな。あとは倉庫から階段とかマイク持ってきたりして設置するくらいかな」
鈴木「なんか結構、重労働だな……」
かがみ「仕方ないわね。ちゃっちゃと終わらせましょ」
つかさ「うん!……そういえばお姉ちゃんたちは二人で来たけど何かあったの?」
かがみ(ゲッ……)
鈴木「ん?俺たちも頼まれて別の作業してたんだけどな。そっちが終わってこっちを手伝いに来たんだよ」
つかさ「そうだったんだ~。」
かがみ「とにかく!早く終わらせて帰りましょ!」
つかさ「あ、うん!そうだね」
鈴木「だな」
―1時間後
かがみ「やっと終わったわね……」
つかさ「うん」
鈴木「もう6時半か……結構やったもんだな」
かがみ「そろそろ帰っても大丈夫かしら?」
黒部「大丈夫です」
かがみ「わっ!びっくりしたわね……えーと……」
黒部「実行委員会の黒部と申します。」
つかさ「あ、黒部さんだ~」
黒部「柊さんもお二人もお手伝いありがとうございました。用事もあるかと思いますので今日はお帰りくださって結構です。本当にありがとうございました」
鈴木「いやいやどういたしまして」
つかさ「じゃあお言葉に甘えて帰ろうよ~」
かがみ「そうね」
黒部「お疲れ様でした」
―バス車内
鈴木「やっと今日も終わったなー」
かがみ「そうね~」
つかさ「明日はリハーサルだっけ?」
鈴木「だなー。俺は特に……あ、そういえばかがみはミスコンのリハーサルあるんだっけ?」
かがみ「へ?うん一応……」
つかさ「明日は着るんだっけ?」
かがみ「え?……あっ」
つかさ「スゴいんだよ~?お姉ちゃんのドr……モゴモゴモゴ」
かがみ「つかさ!余計なこと言わなくていいから!」
つかさ「え~……」
かがみ「それにリハーサルは制服!」
つかさ「あ、そうなんだね」
かがみ「だから鈴木くんも今のつかさの発言は気にしちゃダメよ」
鈴木「ん?んん……」
つかさ(お姉ちゃん、なんで隠すんだろう……)
かがみ(ダイエットの結果次第では着ないかもしれないのに……!言えるわけ無いわよ!)
鈴木(多分、今隠したのってドレスの件だよな……あそこまで言ったらバレバレじゃん)
つかさ「あ、そういえばお姉ちゃん。今日、お父さんとお母さんは夜出かけるんだったよね?」
かがみ「そういえばそうだったわね」
つかさ「私、晩御飯の材料買って帰りたいんだけど……」
かがみ「ん?良いわよ?」
つかさ「あ、そうだ鈴木くん。せっかくだし、今日手伝ってくれたお礼もしたいから良かったら一緒に晩御飯どうかな?」
かがみ「!?」
鈴木「ん?」
つかさ「うちで食べていかない?予定があったらいいんだけど……」
鈴木「いや、予定はないな」
つかさ「じゃあせっかくだし……」
鈴木「本当にお邪魔していいのか?なんかここんとこよくご馳走になってる気がするが」
つかさ「いいよ~うぇるかむ~」
かがみ「え?ちょっ?え?え?」
鈴木「かがみ、嫌なら嫌って言ってくれよ?」
かがみ「え……嫌じゃないけど……無理してない?」
鈴木「別に」
かがみ「じゃ、じゃあ……来たら?」
鈴木「はい、お邪魔します」
つかさ(こなちゃん、これで良いんだよね!?)
―数時間前・体育館―
こなた「つかさごめん~私バイトあってさ~」
つかさ「ううんいいよ。頑張ってね!」
こなた「うぃ~。あっ、私の代わりはちゃんと手配するから~」
つかさ「ありがとう~。私も今日お母さんいないから晩御飯作ったりしないといけないしちょっと早く帰りたかったんだ~。でも私の手伝い頼むのも悪いかも……」
こなた「別に悪くないと思うけど……じゃあさ提案なんだけどさ~」
つかさ「どうしたの?」
こなた「もし良かったら手伝いのお礼代わりに私のピンチヒッターにも晩御飯作るくらいのお礼をしてあげたら?多分、かなり喜ぶと思うよ?」
つかさ「あ、それいいかも~。でもさすがに知らない人は……」
こなた「大丈夫だよ~つかさの知らない人を私が呼ぶわけ無いじゃん~」
つかさ「あっ、そっか~こなちゃんありがと~」
―19時・コンピューター室
水原「次はここか……ん?携帯に電話?……はい?」
こなた(電話)「やふ~みずりん何してる~私にちゃんと感謝してる~?」
水原「どっかの誰かに仕事押し付けられて今からコンピューター室の内線電話設置。あと15ヶ所残ってる」
こなた「え!?……優先順位は体育館のステージ建設だよね?」
水原「ん。鈴木くんが『じゃあこれは俺がやってやる』みたいな感じで柊かがみさん連れて体育館に行った。だから私は内線電話を設置する仕事してる。」
こなた「あちゃー……みずりん、ごめん」
水原「何が?」
こなた「いや、気にしないで。言ったらみずりん凹むから」
水原「……なんか釈然としないな……」
こなた「きっとみずりんには主人公補正が足りなかったんだよ……」
水原「またそれか……じゃあバイト頑張れよ」
こなた「うん」
-らっきー☆ちゃんねる
あきら「おはらっきー!!!ナビゲーターの小神あきらです!」
白石「アシスタントの白石みのるです。」
あきら「鈴木くん朝、お邪魔したから今度は夜お邪魔しに行くんですね!!」
白石「楽しそうですね!!!いいですね!!!青春ですね!!!!」
あきら「心をつかむには、まず胃袋からってことですね!!」
白石「そうですね!!!」
あきら「・・・ってさー、これはさすがに運命のいたずらにしてはキツイよね?」
白石「へ?」
あきら「いやさー、これ悪魔のような話だよ?気づいてないの?」
白石「何がです?今回も鈴木君がハッピーエンドに向かうってだけですよね??」
あきら「いやいやwwこれあれだよ、泉こなたが柊つかさを動かして仕組んだわけじゃん。」
白石「そうですね」
あきら「それは、鈴木をどうかするんじゃなくて仕事ばっかり押し付けられてる水原にご褒美ってつもりでしょ?」
白石「えぇ!?そういう解釈ですか!?」
あきら「だって泉こなたは『頑張ってたらイイことある』って前回言ってるし、これで水原が体育館に行くように仕向けたんでしょ?」
白石「言われてみれば……」
あきら「その水原にとって珍しく楽しそうなイベントを、わざととかではなく鈴木氏がかっさらっていってるんだよね」
白石「お、おぅ・・・・」
あきら「だからこなたは『主人公補正が足りない』って言ってるんだよね」
白石「なるほど・・・」
あきら「まぁこれはこれで水原が真相を知ったら、面白い関係に発展するね~」
白石「あ~男同士の熱い燃える戦い!!!」
あきら「どちらかというとギットギットの脂っこい戦いかもね」
白石「それは……ありそうで怖いですね」
あきら「まぁおもしろそうで良いじゃん」
白石「さぁて今日あこのあたりでお時間ですね」
あきら「お?もうそんな時間?じゃあせーの」
あきら・白石「ばいにー!!」