【死んだと思ったら】ブラックに来てしまった【刀剣男士?!】 作:午後ティー好き
チラ裏クオリティです。
暇つぶしにどうぞ。
疲れてその辺で寝てしまった話
ゆき、おい。
そんな所で寝るな。
せめて風呂に入れ。
控えめに揺らされながら長谷部さんの声がする。
起きたいのはやまやまなのだけど、どうにも意識が保てそうにない。
やっとで目を開けたはずなのに何も情報は入ってこないし起き上がるにも力が入らなくてそのうちにまた意識が遠くなってしまう。
駄目なのは分かっているのだけれど、このまま転がして置いてはくれないかな、なんて。
ぐぐと力を入れるも踏ん張りがきかずにごちんと音を立てて床と仲良くなること数回、痛みでも意識はクリアになってくれない。
分かった分かった。俺が運んでやるからもう動くな。
ひとしきり格闘して力尽きた僕に長谷部さんはそういって傷の一つもないものの、夜戦帰りで返り血やら埃やらですす汚れた僕を抱き上げてくれたようだった。
あぁ、申し訳ないな。なんて思っても後の祭り。
後でお礼しないと……
冷えきった僕の身体に染み込む人の身の温もりと歩く度に伝わってくる揺れ。
刀であった身のせいかその二つがとても心地よくていけないとは分かっていても僕は完全に眠りについた。
聞こえてくる水音。
あたたかい何かに包まれてああ、湯船に浸からせてもらったのだ、と朧気に理解した。
湯の温かさでじんと血の巡りが良くなるのが心地いい。
なんとなしに撫でてくれる優しい手が気持ち良くて擦り寄れば吐息が笑った。
どうやら長谷部さんが膝の上に乗せてくれているらしい。
ぼんやりと目を開けると大浴場ではなく幾つかある個室風呂のようだった。
起きていたくて存外たくましい胸板にグリグリと懐くもまた波がやってきてすうと落ちた。
ぶおお、となにやら音がする。あードライヤーかな?そうかも。聞き覚えのある音だし。
雪守さんがこんなに良く眠っておられるところをあの頃以外で初めて見たかもしれません。
そうだな。近づくどころか声をかけてもなかなか起きないから、俺も少し驚いた。
気配にも音にもとても聡い刀(かた)ですからね。
ああ、何度うっかり起こしてしまったかわからん。
長谷部さんもそうでしたか。
そうだな。やっとこいつも気が休まるようになったということだろうか。
そうであって欲しいと僕も思います。
ああ……それにしてもどらいやーの音でも起きないとは。
御髪が長いのでやむを得ないと使ってみましたが。起きられませんね。
まあここまで来たら好都合かもしれん。最後まで乾かしてしまおう。
はい。こちらが雪守さんの流さないとりーとめんとです。ある程度まで乾いたらつけましょう。
ありがとう、平野。俺はその辺りとことん疎くてな。
補佐はお任せ下さい。お世話をするのも誉のひとつです。
ああ、助かる。
ん?平野君かなあ。長谷部さんに続いてお世話をしてもらってるみたい。
丁寧にふれてくれる小さな手。
大きくて優しい手。
しあわせだなあとまた沈んだ。
ふ、と何かが引っかかったような気がして目が覚めた。
ぐうと伸びてふあと欠伸をひとつ。
す、と意識を集中させれば本丸の中が手に取るようにわかる。
ああ、なるほどね。ゲートから誰か来るのか。危険ではなさそうだけど見に行こうかな。
唐突に目を覚ました僕に目をぱちくりさせている長谷部さんと平野君にちょっと見てくるね、と声をかけてから、ゲートに向かう。
縁側に出てサンダルをつっかけてはきたものの、本体はしっかり手元に呼び出しでいる。
まあ、保険というやつだね。
ゲートを見ると今まさに本丸の担当さんが出てきたところだった。お菓子らしい紙袋片手に。
あー今日はお茶の日だったか。今、朝の十時くらいだもんね。あ、前田君がこっちに来てる気がする。お出迎えだ。
そっかそっか、本体しまお。
疑問は解決されたので軽く会釈をして(担当さんからだいぶ遠いけど) Uターン、追いかけてきてくれていたらしい長谷部さんたちにお茶の日だったみたいと告げてから、長谷部さんに寄りかかるとなんだコイツみたいな顔をしつつも抱き上げてくれた。
わーい楽ちんとばかりに藤の香りに包まれてまた寝た。
なあ実は狸寝入りじゃないかと思いたいんだが。
……またすっかり寝入られてしまったようですね。
釈然としないが部屋に運んでやるか。
はい。僕は履物を戻してきますね。
頼む。
後日、僕の寝顔だとか寝姿写真が本丸のグループラインにめちゃくちゃ投稿&共有されてびっくりした。
ええー。僕だって青江派だから綺麗系儚げイケメンだけど美刃もかっこいいのもかわいいのもなんでもござれでいっぱいいるじゃないここ。へんなの。
どうせならかっこいいところを撮って欲しいのになあと、手慰みに好きな曲流しながら剣舞をしてみたら長谷部さんと主の一眼レフが火を吹いたのでめちゃくちゃ楽しかった。
いつの間にかムービーも撮ってたらしく主が編集してさにさに動画に上げたらバズったらしいのでちょっと嬉しい。てかいつの間に。
後から見たら編集がめちゃくちゃ本格的なものでここまでガチとは思わなかったからびっくりしたよね。いやおっけーしたの僕なんだけどさ。
誰このかっこいい刀剣男士?ってなったもん。
カメラワークと編集ってすごい。
まさかそのしばらく後に庭に舞台だとか高価そうな衣装ひと揃いを用意されてたり、次郎さん&乱君プロデュースのヘアメイク&化粧までされての撮影会になるとは予想だにしなかった。
流す曲もかっこよくも雅なやつだったし、みんな凄かった……
この時ほど日々の自主鍛錬に剣舞を取り入れてて良かったと思ったよね。
まあ脳内スレッドで何振りかの同位体にめちゃくちゃ文句言われたけどね。
僕こんなん踊れねーよ!!!主たちからの期待の視線が痛い!!!って。
まあ僕って個体差大きいから……
新しい現代ダンスだけ、古くからの剣扇舞のみ、両方何でもござれ、僕みたいに自己流オンリー、そもそも踊れない勢とかブレまくってるから。雪守次家(ぼく)ってば。
やばい個体だと能までいけるらしいから。
僕はきっちり振り付けとかは苦手だから多分無理かなあ。アドリブ入れちゃう。
設定
青江派の濃紺の詰襟(裾はお尻くらいまででバックとサイドにスリットあり。7分丈ズボンベルトあり)に外は詰襟と同じ濃紺、裏地が白地で青だったり水色だったりの雪の結晶が派手に散らばるフード付きケープ(長めでだいたい七分丈。膝あたり)。(前開きで走っても脱げないよう首元に留め具付き)走ったりするとなびいて綺麗。フードはかぶらない。
中のシャツは白で短め。
インナーは黒でピッタリしたタイプ。タートルネックで7部袖。エアリズム的素材のものとヒートテック的な素材のものがある。
黒手袋(青江よりやや長めで手首まである。雪の止め具。革製?)。
真剣必殺時は手の甲に火傷跡らしきものがみえる。
足元はややヒールのある黒のショートブーツ(加州より低め?)。ブーツinはしない(靴下見せ)。
黒のハイソックス(タイツではなく真剣必殺で裾が裂けた時にソックスガーターが見える)。
髪飾り(カチッと止まるタイプ。元結でまとめてから付ける。雪花の意匠)で膝位まである白銀の髪(毛先十五センチくらいで白銀→水色→濃い青のグラデーション)を首の後ろでひとつに括っている。前髪はややパッツン気味で横髪は耳の下あたりのラインで切りそろえている。
揺れるタイプの六つ水車のピアス(土井家の家紋から)。
防具の類は左前腕に防具のみ。
その他詰襟の上から上半身をぐるぐるっとするタイプの剣帯(大包平のやつに似ている)。
その上に上記のケープ。
紋は六つ水車をベースに真ん中に雪の結晶が重なったようなもので羽織りの留め具。
下がり気味の眉に穏やかそうなタレ目のせいでいつもやや微笑しているようにみえる。
目の色は青→金の二色グラデ(真剣必殺時は金色)。
あまり表情筋が仕事をしないが声と目で語る。
本体は36cm(刃渡り)黒漆拵え。柄頭と鍔に雪花の意匠。
身長は157cm(細身だけど必要な筋肉はある感じ)
内番服は青江派ジャージ(普通袖、前は閉めない)。インナーは白の半袖Tシャツ(さり気なく雪花モチーフ付)。靴下は白のクルー丈。黒のスニーカー。
髪はお団子で装備は軍手(白)。
(実装は2015〜2016あたり)
雪守次家(CᏙ優しめの声希望)
古青江の元太刀の脇差。次家の作と言われている(にっかりよりは少しだけ古い。数珠丸と同じか少しあとで1200年代の刀。一応2205時では1000歳クラス。数珠丸とは刀匠が兄弟の間柄)。
大まかには小田原北条→由良(兄)→徳川(本当に一瞬)→古河の土井家。
持ち主に危機が迫ると夢で知らせると言われる。
歴代の主の何人かを病か毒で(知らせるくらいしか出来なかった&もう手遅れで苦しみながら死んでいくのを見ていることしか出来なかった)亡くしたのをめちゃくちゃ気にしている。
そのため、実は隠れ主厨の一振。密かに健康にうるさいマン。
直接はあまり言ってこないけど他の主厨とかにさりげなく伝えまくることにより主の健康と身辺の安全を整える。
ふんわりセリフ集
読み込み時
「んん?刀剣乱舞?はじめるのかい?」
ログイン
「刀剣乱舞、はじめようか」
スタート
「君達といるこの日々に感謝を」
本丸
「僕は守る方が得意だけれど戦えないわけじゃないんだよ?」
「伯仲の二人、か……うぅん、僕も小田原にいたんだよね……あぁ、懐かしいな」
「うーん、厄やら穢れは払えるし良くないものも斬ってしまえるけど病は切れないし、毒も知らせるくらいしか出来ないんだ……だから心身を大事にしてね?」
つつきすぎボイス
「はいはいどうしたの?僕でよければ話してほしいな」
負傷
「……いま寝たら起きられなくなりそうだね……」
負傷放置「ぅ………火がっ……ぅぁぁ゛………おねがい………っにげて…………」
負傷突きすぎ
「ぅぐ……大丈夫、起きてるよ」
入手
「僕は雪守次家。よろしくね。僕は有名ではないけれど、守りの刀。あなたを守りきってみせるから折れるまで使ってほしいな」
刀帳
「僕は雪守次家。鎌倉時代に打たれた刀で元は太刀だったんだけれど今は脇差。
土井利勝公をはじめとした土井家に守り刀として大事にされてきたから今は守る方が得意かな。
ちなみに鈴鳴直次とは本科と写しの関係だよ……諸説あるけどね」
放置
「主?……寝てる?かけるものどこにあったかな……君は僕が守るからね」
馬当番
「わ、わー!おっきいね」
「うーん、遊ばれた気がする……」
畑当番
「主のためにも頑張らないと」
「これでよし。健康は食事からだよ」
対山姥切
「畑の方は君を嫌ったりしてないと思うなあ……たぶん」
手合わせ
「お手柔らかにお願いします」
「手合わせありがとうございました」
対鈴鳴
「ねえ、すず。君の力を見せてよ」
「強くなったね。嬉しいな……」
結成
「サポートするね」
隊長
「拝命したよ」
装備
「綺麗だね」
「ありがとう、頑張るね」
「……大切に使うよ」
演練
「訓練だけど気を抜かずに行こう」
出陣 マップ選択
「出撃だね。準備は万端だよ」
索敵
「索敵をお願い……うん、想定内だね……よし」
開戦
「さぁ!作戦通りに行くよ!」
資源発見
「ん?主へのお土産かな?」
ボス到達
「強い穢れを感じるね……全て斬ってしまえば事もなし、だ」
攻撃
「せい!」
「そーれ!」
会心の一撃
「敵を知り己を知れば百戦危うからず!」
「あははっ!でっかい蛇みたいに斬ってあげようか!」
軽傷
「いて」
「この程度かな?」
中傷、重傷
「負けない戦いも得意だよ」
「ぅっ!……まだ大丈夫」
真剣必殺
「……攻撃は最大の防御ってねぇっ!!」
一騎討ち
「ははは、おいでよ。僕の意地をみせてやる」
二刀開眼
「せやっ!」
誉
「よしよし。活躍できたかな」
ランクアップ
「うん。これでまた少し強くなれた」
手入れ
軽傷「ちょっと禊をしてくるね」
中傷「さすがに休養がいるね…………僕は、いつまで主を守っていられるのかな……」
鍛刀
「おや、新入りさん?」
刀装
「はい。これでいいかな?」
「うん。よくできました」
失敗
「あっ……」
「やってしまった……」
「……ごめん」
「……うう、あの子ならうまく行くんだろうな」
「……今日はだめな日かも」
遠征
「……引き継ぎはこれでよし。行ってきます!」
遠征帰還
「ただいま、主。お土産があるよ」
連結
「んふふ、あったかいね」
万屋
「お供なら任せて」
戦績
「主の日々の成果だね」
任務
「主?任務が終わったみたいだよ」
破壊
「置いていかれるのは辛いけど…。置いて逝くのも、嫌なものだね………」
鈴鳴直次。太刀として打たれてそのままの姿を保つ。
鈴を振ったような音で持ち主に危機を知らせると言われるためそう呼ばれる(鈴は魔除け)。
この写しはほぼほぼ鏡写しの関係でこの時代ではかなり珍しい。中青江の頃(1300年あたり鎌倉幕府滅亡らへん)直次に打たれた刀で澄肌も優美な姿もきちんと再現されている。違いと言えば刃文が少し違うことと写しの方がほんの少しだけ重いくらいだった(現代では本科が磨り上げで脇差しになったり、焼けて残っていないため知られていない)。
こちらはきちんと逸話や資料が残っていて(秘匿されている写し関係以外)号も銘も健在。
逸話は村を襲った怪異を斬ったというもの。
その怪異が堕ちた元神であったことから破邪の刀や弑逆の刀とも(元々は本科である雪守の逸話。堕ちた元沼の主のでっかい蛇を実際に斬っている)
元沼の主のたたりを恐れた住民たちが鈴鳴(当時の雪守)を村の御神刀にと望んだが当時の主が手放したくなかったために、後に神主となる村長と話し合い、密かに打たせたのがこの写し。
そのときに逸話と号が写しのものになり、後に号が雪守に変わる。
鈴鳴も村を守護しながら怪異は斬りまくっているが元神のものを切った事はない。
現在は御神刀としてお仕事しつつ神社の宝物殿にいる。
国宝。本科と写しの関係は村長一族にのみ口伝で伝わっていたが、途中で途絶えてしまったために正史では写しではなく次直の真作説が有力視されていて密かに発狂しつつある。
実は歴史改変の影響のせいで刀剣男士になった刀。
主の何人かの運命が少し変わった為に号を早く得て逸話が伝わり銘を失わず、付喪神としての力が上がった。そして、焼身しなかった。
知名度&神格が上がった為に政府の候補に上がることになった。
人に寄り添い災厄を退ける刀として土井家の子孫に語り継がれ大事にされているのも大きい。改変後の2205年時は博物館に収蔵。所有者は土井家直系の子孫で管理委託している状態。
改変後の世界で多くの人に愛されて愛されて愛され尽くしたので人間を深く愛している。
同時に史実で忘れ去られたことを悲しみはすれど誰も恨むことはなくそれもまた運命と受け入れていて、ある意味狂気入ってそうな付喪神。
愛することにも愛されることにも慣れているが、愛されないことにも同じくらい慣れているのでそこに心を揺らさないだけ。
そして力のある改変後の自分とは大きく違う史実の自分に価値がないことを受け入れている。
史実では現存はするものの焼身。
空襲で焼けた。子孫達のことはなんとか守りきったが力を使い果たしたために本霊自身が消滅寸前であり、知名度も神格も足りないため到底刀剣男士にはなり得ないほど弱い付喪神で2205年には子孫の家の片隅で忘れ去られただ朽ちるのを待つばかりのはずだった。
銘を擦り上げで失った上に色々と焼けてしまったから。そして何よりも力を使いすぎた。
そして、戦いの末歴史改変が正されば力を失い、刀剣男士としては姿を保てずに消えてしまうことを知りながらも、力を貸すことを選び歴史を守ることを選んだ付喪神。
※政府はその事を知らない。
……ここまでが成り代わり?主人公が考えてた設定。
それがまさか他の時空では本当存在していて、なおかつ死後うっかり時空を越えてしまう。
しかも、本霊=主人公。刀が打たれた時に魂がinした。なので人そのものや人の暮らしにやたら詳しい付喪神になった。
一話のブラック本丸に降りたときに本霊から受け継ぐべき刀としての記憶がなかったのはお試し分霊を降ろそうとした時に色々手違いで記憶が中途半端にポーン!してしまったから。
その辺も書けたらよかったんですが、勢いで書いたあと、後付に後付を重ねたのでどうにもかけませんでした。
なので、刀時代の記憶は昏睡してたときに本霊からダウンロードしたものとしてください。
※青江派に次家という御番鍛冶を務められた刀工さんは存在しますが、『雪守次家』『鈴鳴直次』は完全捏造です。すみません。
以上、あとから付け足しまくった設定でした!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
なお、歴史についてはネットでちょっと調べた程度なのでおかしい所が多々あると思いますが笑ってスルーして頂けると嬉しいです。