山風の日記   作:fire-cat

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6月4日~6月10日

6月4日(月)

 今日は六四天安門事件がお隣であった日です。天安門事件って私は初めて聞いたので、思い切って提督(パパ)に聞いてみました。

 提督(パパ)も、かなり昔の事でお兄さんから聞いたことらしいのですが、簡単に言うと政治改革に積極的だった元総書記の死去がきっかけの学生デモが清の首都だった北京で政治の民主化を求める運動になったので戒厳令が出たそうです。それでさらに抗議運動が高まったんですが、それを軍隊が鎮圧し故宮の天安門で3000人以上虐殺した事件だそうです。その時戒厳令に反対していた総書記は役職を解かれて死ぬまで軟禁されたそうです。

 その後の学校教育では、あれは暴徒が軍を襲ったための自衛行為。という教育をされていたそうです。それで上海が攻撃されたときに、深海棲艦は天安門事件で殺された被害者の怨念って囁かれていたそうです。

 当時の資料も図書室にありましたが、戦車の前で手を広げている人の写真が印象的でした。今も昔も、あまり変わらないのかもしれません。

 

 

6月5日(火)

 今日はミッドウェー海戦があった日です。鎮守府も皆で黙祷を捧げました。ここにいる加賀さんや赤城さんはあの時の航空母艦赤城や加賀ではないけど、どこか悲しい目をしているのが気になって、舞風ちゃん達と一緒に後ろから抱き着いちゃいました。

 

 

6月6日(水)

 今日は特になにもなかった一日でした。

 提督、最近の私って、ちょっと変わってきたと思いませんか? そうなんです。ようやくこの鎮守府にも馴染んできたし、提督(パパ)とも自然に話せるようになってきたんです。話してみると、やさしくて、いい人だなぁって、今さらだけど身にしみて解ってきました……。

 自分のことを心配してくれる誰かがいるって、本当に幸せなことなんですね。

 

 

6月7日(木)

 青葉さんが新聞で大賞を取った絵を取り上げてくれるらしくって、私のところに取材にやってきたんです。

 ちょっと緊張しちゃった。海のこと聞かれたから、「前の提督と一緒に見た海が好きだったので」って正直に答えました。

 提督、これくらいなら別にかまわないですよね? それにしても、なんだか照れます。こんなの初めて。

 

 

6月8日(金)

 今日、ようやく自画像が完成しました。早速額のデザインを決めて明石さんと夕張さんにお願いしに行きました。明日の朝には届けてくれるそうです。

 額装したら執務室に持って行こうと思います。

 でも、なんていってプレゼントしたら良いんでしょう。いきなりだと提督(パパ)も唐突すぎて困っちゃうだろうし……。

 でも、私が緊張したら向こうだって緊張しちゃうから普通にするつもりです。

 

 

6月9日(土)

 額装してお昼前に執務室に青葉さんと一緒に行きました。青葉さんと私を見て意外そうにしていましたが、私が自画像を渡すと提督(パパ)、凄い喜んでくれました。よかった……。青葉さんが写真を撮っているのを見て顔をしかめていましたが、秘書艦だった夕張さんが宥めていました。

 執務室とかに飾られたら恥ずかしいから、自分の部屋に置いといてもらうようにお願いしました。

 

 

6月10日(日)

 次に描く絵をどうしようかなぁって悩んでたら、白露姉が本を貸してくれました。それがおもしろそうだったので、その小説からテーマを探すことに決めました。遠征から帰った後は夕食まで図書室でずっと本を読む1日でした。

 

 

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