4月9日(月)
今日は気分が乗っていたので、この鎮守府に来てはじめてクッキーを焼いたりしてみました。家事全般ができるのは提督も知ってますよね? なかでも料理をつくるのが大好きなんです。よく昼食のお弁当作って持っていきましたよね……。
そうだ、これからは自分でも遠征のお弁当作ったりとか、鎮守府のお仕事を手伝うようにしてみます。やってもいいかどうか新しい提督に確認してからですけど。
4月10日(火)
さっき突然思い立って、お部屋の掃除をしました。
興が乗って一生懸命やっちゃったから汗かいちゃいました。提督、私ってなにかやりだすと、すぐそれしか見えなくなっちゃうんですよね。でも凄く綺麗になったんですよ。
せっかく綺麗になったから、今度はカーテンとクッションを新しくしたいです。今度のお休みにでも手芸屋さんにいって生地を買ってこようと思います。可愛いのがあると良いんですけど。
4月11日(水)
提督、私、自分の好きなように絵を描いてる時が、一番幸せです。いやなことや思い出したくない事とかを忘れて、ずっと集中しながら絵を描いてるときが。
なんで急にこんなこと思っちゃったのかなぁ……。
提督のこととか、新しい鎮守府に拾われたことや「しゅう」のこと、ほかにもいろんなイヤな出来事がいっぱいあって、つい最近までは死んでしまいたいくらいナーバスになってたのに……。
人間もそうですけど、私たち艦娘もちょっとしたことで気分転換できるのかもしれませんね。
4月12日(木)
新しい提督が私が描いている絵を褒めてくれました。そしてこの街の絵画コンクールへ秋雲ちゃんと一緒に応募してほしいって言われちゃいました。テーマは自由らしいんですけど、これはっていうのが見つからないんです……。提督、どんな絵にすればいいと思いますか?
提督は私に自分の描きたいものを描けば良いって言ってくれました。でも、私、今何が書きたいのかわかりません。ずーっと海と岬の絵ばかり描いてきたから、心機一転して何か新しい題材で描こうって思っているんですけど……。
4月13日(金)
応募用の題材が浮かびません。今日は演習から帰ってゴロゴロしちゃいました。こんな日があっても良いですよね、提督。
4月14日(土)
鎮守府がある街の娘達はお洒落に気を使っているらしいんです。私達の制服を見て、ダサいとか言っています。
でも街の娘はお洒落には気をつかってる風で、実は靴が汚い娘が多いような気がします。
民間人とは違うのでしょうが、昔は軍靴を官給品として支給されて命の次に大切に扱うよう厳しく教え込まれていました。 国民の血税で購入した軍装品を粗末に扱うべからずということと、靴を常にメンテナンスすることで重要な移動手段である足を保護するという二重の意味があるって艦時代の下士官の人が新兵さんに話していたのを覚えています。私達の靴は艤装の一部なので汚れは目立ちませんが、皆で毎日1度は必ず靴を磨くようにしています。でも、街の娘はそうじゃないみたいです……。どうしてなんでしょうか? 持っている鞄とかもだらしなく肩にひっかけてる娘が多いです。そういうのは少しもお洒落じゃないと思うんですけど……。私の考え方が古いのかもしれません。提督、どう思いますか? 今度、海風や村雨姉にも聞いてみようと思います。
4月15日(日)
提督、今日、遠征から帰って街に出かけた帰りに「しゅう」にそっくりな小犬を抱いてる人がいて、少し羨ましかったです。「しゅう」元気にしてるんでしょうか……。
私も生き物が飼えたらいいのにって思うこともあります。でも、それはこの戦いが終わるまでは無理ですね。もし私が沈んで生き物の面倒みなくちゃいけなくなったら鎮守府にも迷惑かけるから。
提督、早くこの戦いが終わって欲しいです。そうすれば私の様に悲しむ人も居なくなるし、自分の好きなことがなんの遠慮もなくできるようになりますから。
この文体だと山風が大人び過ぎているような気が……。
もう少し子供っぽい書き方の方が良いのだろうか?