じぇねれーしょんせくしゃるぎゃっぷ   作:sugarstar

2 / 10
20180321 改訂


第二話 初日①

 春の陽気だ。ぽかぽかしていて、暖かい朝だ。

 とはいえ、やることも何もない。食事を摂れば、瞑想をし、時間を潰す。

 そんなつまらない日々の生活サイクルを繰り返している。

 まるで生き地獄のようであるとは思うのだが、同じような生活を昨日も、一昨日も、一週間前も変わることなく繰り返していたのだ。

 だから今日もまた同じような生活を繰り返す……はずだった。

 

 起きてから、やたらと体が小さい気がする。服がぶかぶかだったのだ。

 何が起こったのか、全くわからなかった。

 まさか、若返ったとか? いや、違う。腕は華奢になっていた、というのは若返ったと思った理由としてわかるのだが……。

 腕が色白になっていたのだ。若返ったとしても、こんな白い腕をしていたとは思えない。多分、若返ったとは思えない。

 だが、他に感じる違和感があった。

 頭、それも後頭部が重くなっていることに気付いたのだ。

 もれなく後頭部を触ってみた。そうしたら、男にしては長かったはずの髪がより長くなっていた。それと、さらさらになっていたのも確認した。

 髪の毛がさらさらになったこと、そして長くなったこと。

 ここで、気付いた。

 先程の一連の考えた事等を纏めて要約すると、体が小さくて、腕は華奢で、髪の毛がさらさらで長くなっていた、ということだ。

 つまり、ここから予想できることとは……。

 

 女の子になってしまった、ということだった。

 

 そう考えた瞬間、他にも違和感のある場所がはっきりしてきたと思う。

 まず、股間に違和感を覚えた。その違和感とは妙なスッキリ感である。

 多分、女の子になって、男性器が無くなったことが関係しているのだと思う。

 へたれな俺は、ずぼんの上から少しポンポンと手を置いてみたのだ。

 そこにあるはずの男性器はなくなっていて、真っ平らであった。

 つまりこれは女の子になってしまったという最たる証拠だ。

 他にも、微妙ではあるのだが、胸にも違和感を感じることがあった。

 少し、先の方が擦れるというか、そのせいで少し痛みというかくすぐったさというものを感じたのであった。

 下を見ても阻害するものは特に無かった。つまり、小さい、ということである。

 少し胸を触ってみると、ふにふにとしていた。

 まあ、主に議題に挙げるとすればこの程度であるのだが、それでも女の子に変わってしまったということで間違いは無かった。

 それでは、この女の子の外見はどんなもんだろうと思い始めた。

 行動は早かった。

 急いで鏡を取り出しに行った。

 少しくすんでいるが、何年前かに引き出しに仕舞ってから一度も取り出していなかった物があった。

 くすんでいるせいか少し見にくくはなってしまうが、それ以上に早く見たいという気持ちに駆られ、逸る気持ちを抑え、服の袖で鏡の表面を少し拭いて、その鏡を覗いた。

 そこに映る者とは……。

 




 あ、そういえば、旧人街に住む人はマジで隔離されてんなーって感じです。
 2030年代後半から作られたサイトには、旧人街からアクセスできないものが増えてきたくらいです(今作った設定)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。