じぇねれーしょんせくしゃるぎゃっぷ   作:sugarstar

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20180321 改訂


第七話 初日⑤

 これから何をしていこう……。

 

 そのような少しブルーな気持ちになった時に、電話が届いた。

 

「はい、もしもし……」

 

 そう応答する。

 

「もしもし志摩くん……? 住民票を改める上で区役所に来て欲しいんだけども……」

 

 熊野さんからだった。とはいえ、何を使っていけば言いというのか。今の靴のままじゃ、また歩きにくくて今度こそ転んでしまうかもしれない。

 

「まあ今日の4時半くらいまでに来てくれれば構わないよ。それではまた」

 

「あ、はい」

 

 ということなので、靴を買おうと思うのだが、その靴屋までの道のりも随分長いのだ。

 通販サイトで買うなら数時間程度で届くが、サイズが合うのかが確認できない。

 だが、サイズなんて少しくらい大きくても良いから買うべきであると思った。

 ということで、足のサイズを測ることにした。そこらへんに転がってた定規を手に取り、あれやこれやと調べてみたらだいたい22cmくらいだった。

 男の時の靴のサイズは26cmだったと思うので、たいぶサイズが違うものを履いていたことになる。

 通販サイトでは、23cmのスニーカーをカートに入れた。色は適当に選んだ。

 というのも、あの靴は26cmだが、実寸は25cmくらいだったのだ。だから、予め少し小さめの物を買っておいたほうが良いんじゃないかと思ったのだ。

 お金は何とか足りるので、購入し、届けられることを待つことにした。

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 今は、お届け予定時刻に表示されている時間の約15分程前のだいたい午後1時だ。

 とは言ったものの、15分待つのも少し長い。やはり、いつもはあっと言う間に過ぎる時間でも、それが待ち時間であるとすると、すごく長く感じる。

 いや、いつものように瞑想でもしていれば良いと思う人も居るだろうが、瞑想状態に一旦入ると2時間は抜け出せない。つまり、瞑想して待つことはできないのである。

 

 スマホの着信音が鳴った。

 通知を見てみると、どうやら靴が届いたようだった。

 それを知ると、玄関まで行った。箱が置いてあって、それが先程届いたものだと分かった。

 その箱から靴を取り出した。そして、履いた。

 良い感じにフィットする。これは良い。歩きやすいだろう。

 靴も届いたことだし、区役所まで行くことにした。

 ドアノブを手に取り、扉を開けた、ちょうど1時50分で、暑い時間帯だった。

 その役所の場所は何となく覚えていたのだが、他の町の景観はガラッと変わっているかもしれないし、その前に、区役所の位置が違ってたら全く意味が無い。ということで、スマホのマップを見ながら行くことにした。

 靴が変わっただけだが、だいぶ歩きやすくなった。このままいくらでも歩いていけそうだ。

 丁度桜が咲いている時期だった。淡いピンク色の花弁は、昔を思い出させた。

 馴染んだ家々が見える。ただ閑散としていて、都会の喧騒は無い。

 昔よりも随分静かに感じる。多分学校が移転したためだろう。

 今まで平日の昼は小学生の声か何かが聞こえていた。だが、今や学生の一人見つけられない。

 昔の事を思い出しながら、ここも変わってきたのかと感じる。

 そう、考えている内に、他の町に出ていた。




 R-15程度では中々言えないような…とか言ってますが、この程度は言えちゃうのかなぁ?
 ちなみに、今まで書いたことのある小説の中で、一番多い話数となりました←
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