昨日に引き続き2話目です。
一応pixivに投稿しているところまでやります。
親に虐待されていた八幡。
この後のゆきのんと雪ノ下家はどうするのか?
ではどうぞー!
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『うぅ…いたいよ…』
『うるさい!しゃべるんじゃない!』
バンッ!
『や、やめてよ…、おにいちゃんしんぢゃうよ…』
『黙りなさい!あなたも生意気ね!切り刻んでやるわ!』
グサッ!
『や…やめてくれ、とうさん、かあさん…』
『父さんと呼ぶな!何がお前の父さんだ!お前らに父さんなんか呼ばれたくないわ!』
ドゴッ!
『まったくあなたたちなんか産まなければよかったわ!』
ザクッ
『やめてくれ…。やめろ…やめ…』
・・・・・・・・・
八幡「うぅ……………」
昨日からずっと彼…比企谷八幡君はうなされている。すごく辛そうだ。私にできることは手を握ることだけ、少しでも和らげられたらと思いながら…
彼が入院した次の日、私は学校が終わった後、都築に送ってもらい彼のところへ来ていた。事故に負わせた責任もあるのだがそれよりもほっとけない。自分と同じ年の子が苦しんでいる姿を見てほっとけるわけがなかった。
あらかたの治療は済んだが、まだかなりの傷跡がある。さらに高熱を出しているのだ。そして栄養失調。どれほどこれまでが過酷だったのだろうか…。とても私には想像もつかない。
先生曰く、ここまでやれてこれたのは異常なまでの彼の精神力があってこそであり普通の人ならすでに死んでいると。痛みと空腹を十数年間ひたすら耐えて生活送ることなんかまともな精神ではやっていけないと。
酷い…酷すぎるわ…
と、そこで
八幡「………こ…まち…」
彼がうなされながらも呟いた。こまち?お米?いやたぶん違うだろうが…。
八幡「………だれ…か…こわ…い…いた…い」
ギリッ!私は怒りを感じた。なぜ彼がこんな目にあっているんだと。自らを犠牲にしてまで何かを守る彼が優しくないわけがない!それなのに…それなのに…、彼は苦しんでいる。こんなのは間違っている!
けれども今は彼を安心させないとね…
私は彼を安心させるために彼の両手を掴んだ。
雪乃「大丈夫よ…私がここにいるから…だから安心して。」
そう言うと少しずつ落ち着いてきて数分後には寝息が聞こえてきた。私は面会時間ギリギリまで粘り、最後に彼の頭を撫でて病室を出た。
・・・・・・・・・・
病院から出て車で家まで帰る途中、私は見た。
ふらふらと歩く少女を
見ていて危なっかしく今にも倒れてしまいそうだった。肌は白く、身体も細い気がする。そして少女は力なくその場へ倒れてしまった。
雪乃「⁉︎都築車を止めて!」
都築「承知いたしました!」
都築にも伝わったようで車を彼女の近くに止めて私たちは駆け寄った。
雪乃「ねえ、あなた大丈夫!?」
私が呼びかけると少女は目の焦点をあわせずに呟いた。
?「………に…………んは…ど…こ…」
雪乃「え!?な、なに?」
?「………おにい…ちゃん…は…どこ…」
雪乃「お兄ちゃん?」
彼女は兄を探しているのだろうか?
?「………うん、…こ…まちの…かっこ…いい………おにい…………ちゃん…が…いな…いの………」
こ…ま…ち?そういえば比企谷君がそう呟いていたような…
まさか!?
私は思ったことを恐る恐る聞いてみる。
雪乃「………ひょっとしてあなたのお兄さんの名前は比企谷八幡君というのかしら…?」
すると少女は目を見開きなんとかこちらに顔を向けて答えた。
?「………そ…う…だよ?…おねえ…ちゃ……ん…しって…る…の………?」
あ…なんということだ。彼に妹がいるなんて。彼が言っていたのは妹の小町さんのことだったのか…。
?「………お…ねえちゃ……ん…?」
はっ!それよりも今は彼女の質問に答えなければ!
雪乃「………ええ、知っているわ。今は病院にいるわ。心配しないで彼は無事だから…」
?「………よ…かっ……た」
私が答えると彼女は安心したように笑顔になりそのまま意識を失ってしまった。
都築「…雪乃お嬢様ちょっと失礼。」
そう言って都築は小町さんのおでこを手で触った。
都築「………かなりの高熱です。それに…」
都築が彼女の腕をめくると… そこには…
雪乃「………傷がたくさん…」
都築「彼女も八幡様と同じように虐待をされていたようですね。一刻も早く病院に連れて行かないと危ないかもしれません。…このまま病院に連れて行こうと思いますが、雪乃お嬢様は…」
雪乃「私も行くわ!彼女を…比企谷君の妹を死なせたりするもんですか!」
都築「わかりました。お嬢様は彼女を後ろに。運転が荒くなりますがご承知を。」
雪乃「わかったから早く!」
都築「では…行きます!」
都築の運転する車で先ほどの病院に戻り事情を説明してすぐに小町さんは治療室連れて行かれた。
お願い!小町さん、どうか…
私は無事を祈って待機室で待っていた。