今回は雪乃sideです!駄文かもしれませんが見てくださってる方ありがとうございます!
ではどうぞー!
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雪乃「それは今までの人が見る目がなかっただけだわ。今までがどうであれ私がそう思ったの。だから何度でもいうわ。貴方はとても優しくていい人よ。だからそんなに自分を下に見ないで…。ね?」
そう私が言うと彼は私の胸に頭をうめて泣いた。さらには私を弱々しくも抱きしめて…。驚きはしたものの私はただ黙って彼を優しく抱きしめていた。
長らく我慢していたのだろう…、妹さんに心配をかけないように…。妹さんを守るために…。
しばらくすると泣き止んだようで私から離れた。目がまだ赤いが落ち着いたみたいだ。
八幡「…すまないな。みっともないところを見せて。」
雪乃「いいえ、そんなことはないわ。誰だって強くはないから時には吐き出すことも必要よ。」
八幡「…そうか。」
雪乃「ええ。」
すると彼は隣にいる妹さんをチラリと見てから聞いてきた。
八幡「…ところで小町、妹がここにいるんだ?…もしかして事故に!?」
雪乃「少し落ち着いて。あなたの妹さん…小町さんは私があなたのお見舞いの帰りに会ったのよ。すると急に眼の前で倒れたから何事だと思って彼女に駆け寄ったの。すごい熱だったからそのまま病院に…ということよ。」
八幡「何から何まで本当にすまないな。妹を助けてもらって…。」
雪乃「いいえ、当然のことをしたまでよ。何より私がほっとけなかったから。」
八幡「そうか…ありがとうな。」ニコッ
ドキッ!
な、何かしら今のは…。彼の笑ったのを見た瞬間何なら胸が高鳴った…。今までに感じたことがない気持ち…。
と、そんなとき彼が聞いてきた。
八幡「ところで…俺の両親とかは来たのか…?」
よく見ると少し震えているようだ。私は彼を不安がらせないように簡潔に答える。
雪乃「いえ、来ていないわ。」
八幡「そうか…。」
するとほっとしたように胸を下ろした。やはり彼らは…。
八幡「なあ、雪ノ下。」
雪乃「何かしら?」
八幡「何か俺に聞きたいことがあるんじゃないか?」
雪乃「どうしてもそう思うの?」
八幡「その…多分俺か小町の傷を見ただろ?それに俺が両親が来ないと知ってほっとしたのを見ただろ?それで…」
雪乃「そうね、確かに聞きたいことはたくさんあるわ。けれども無理に聞いても同情とかされてるみたいで嫌でしょう?それに今日目覚めたばかりだし疲れているでしょうから聞くのはやめていたの。」
八幡「確かに今までに聞いてきた奴はいたが同情しただけで、何もしてくれなかった…。」
雪乃「今日はひとまず置いといて、何かあれば相談してちょうだい。話したくなければそれでもいいわ、けれど話してくれるなら私はそれに全力で答えるわ。それでどうかしら?」
八幡「…なんか雪ノ下は今までの奴とは違うんだな。わかったそれでいい。」
今はこれでいい。無理に聞いても比企谷君が辛いだけだ。いろいろ整理してからのほうがいいだろう。
ふと、時間を見るとそろそろ面会時間も終わる頃だ。
雪乃「では、そろそろ時間みたいだし今日のところは帰るわね。また明日来るわね。」
八幡「ん、もうそんな時間か。てか、明日も来てくれるのか?無理して来なくても…」
雪乃「無理なんかしていないわ。それとも来ないほうがいいのかしら…?」
私が落ち込んだ素振りを見せると慌てた。
八幡「い、いやそんなことはないぞ!その…来てくれるなら俺もいいんだが…。」
雪乃「ふふふ、ではまた明日ね。」
八幡「ああ、またな。」
そうして病院から出る。
帰り道、私は彼、比企谷八幡のことを考えていた。話していて分かったが彼は今までに会ってきた男とは違っている。それにあの瞳。この世の悪意という悪意を見てきたような瞳。そしてその奥にある優しさ。
それに触れて私は彼を救いたい気持ちがさらに高ぶった。